最新更新日:2010/06/11
本日:count up1
昨日:3
総数:95877
閉校にはなりますが、4月以降もこのサイトは存続します。「過去の記事」の2009年度をクリックすると、見られます。更新するとはありません。アクセス、ありがとうございました。

「きのうの、違っとった」〜理科研究授業その後〜

画像1 画像1 画像2 画像2
 先日の研究授業で「水のあたたまりかた」の学習をしました。その中で水の動きを予想させてホワイトボードに書かせました。「温めた水は上にあがります。温めていない水は下がってきます」という動きを学習したので左のような図でも良しとしました。

 さて、その翌日の理科の時間。「(昨日の絵だったら)温めていないところでも水は上にあがることになるよ。」「試験管を使った実験のときは温めてないところは冷たいままだった。」「あれは温めたところより下だったからじゃない?」というような疑問が出ました。
 というところで再度実験。
 今度は直接加熱していないところにも絵の具を落としてみました。
 じっと見つめる子ども達。
 一人の男の子が突然「あっ、きのうのは違っとる。絵の具は回っとるように動いとるんや。ゆっくり回っとるように動いとる!」
「それって、どういうこと?書いてみて。」とホワイトボードを渡したところ彼がさらさらと書いてくれたのが右の図です。
他の子ども達も気がつきました。「(きのう書いたみたいに)水は上がったり下がったりしてない!」「ゆっくりあがって端の方まで行ってからゆっくりおちてきてる。」
それぞれの子どもにもホワイトボードに書いてもらいました。すると前日のように直線的に書く子どもは一人もいません。子ども達の書く絵は教科書に出てくる「対流」の絵になっていました。

「あっ、あたためてないほうもとけてきた!」もう、ビーカーの中は黄色い水(ぬるま湯)になって見えなくなったため、再実験。今度はお茶の葉っぱを使いました。
加熱する場所をかえてみたり、加熱する場所から離してお茶の葉を入れてみたりいろいろ実験しました。よく見て、よく考えて、さらによく見ている子ども達でした。

 実験を通して、よく見て、よく考えて、自分なりに考えを発表する子ども達。いや〜またしても「理科の先生っておもしろい!」と思った時間でした。 
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28

学校便り

暴風警報

津市立太郎生小学校
〒515-3536
三重県津市美杉町太郎生2128-1
TEL:059-273-0324
FAX:059-273-0746