最新更新日:2010/06/11
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閉校にはなりますが、4月以降もこのサイトは存続します。「過去の記事」の2009年度をクリックすると、見られます。更新するとはありません。アクセス、ありがとうございました。

かけ算(2年)

 かけ算の学習風景です。
 書画カメラを使っているのは、珍しくはありません。単に大きく写すだけではありません。この上に、水性ペンで書いて、かけ算の仕組みを説明しているところです。図は教科書のものがそのまま写っていますから、説明はしやすそうですね。2年生でも十分に使えます。
 
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2年・3年の道徳

 「泣いた赤オニ」の授業の様子です。音読しています。姿勢がいいですね。教科書の持ち方も。
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キャリア教育・その1

 「キャリア教育」は文部科学省がかなり力を入れている教育施策の一つです。とはいっても、保護者の皆さんはあまりぴんと来ないと思います。平たく言うと、「ニートやフリーターにならないでしっかりと働く意欲を持つ」ということのようです。これは本来の学校教育の範ちゅうではないかもしれません。学校教育は基礎基本を体系的に学ぶ場のはずですから。でも、学校教育がこれでもかといわんばかりに肥大化しています。「生きる力」をつけなさい。環境教育もしっかりと。食教育も。安全教育も。防災教育も。さらに、理数もしっかりと。来年度から移行が始まる新指導要領では、さらに学習内容が増えています。授業時間数増よりも、内容の増加の方が多いと言われています。

 しかし、ここで愚痴を言っても始まりません:-)

 「キャリア教育」に戻ります。少子化や産業構造の変化の中、若者にしっかりと働く勤労観をもってもらいたいということでキャリア教育があります。それで、職場体験や仕事の話を聞くというような、直接的な「キャリア教育」も行われています。
 小学校ではもう少し入り口のところの、「働くことへの関心・意欲の向上とそれを学ぼうとする意欲を向上させること」が大切であろうと思います。これも平たく言うと、「働くって素晴らしいな」という夢も持つことです。
 このキャリア教育という観点で考えると、「ゲストティーチャー」の価値がさらに高まります。本物の土器にさわって考古学に目覚めた児童もいるようですし、大学の先生からイチローのシューズの素材を見せてもらって研究について夢が膨らんだ児童もいるかもしれません。
 そして何よりも、一つの分野に打ち込んでしっかりと成果をあげていらっしゃるゲストに触れることは、「大人になることの素晴らしさ」を実感したはずです。これは家庭での教育も大切です。親が前向きにしっかりと働いている姿を折に触れて子どもたちに見せるべきです。
 
 文科省は2006年11月発行の手引きに次のようなことを書いています。

(1)人間関係形成能力(自他の理解能力とコミュニケーション能力)
(2)情報活用能力(情報収集・探索能力と職業理解能力)
(3)将来設計能力(役割把握・認識能力と計画実行能力)
(4)意志決定能力(選択能力と課題解決能力)

 こういったことを学校教育の中で学ばせたいということです。それらのいくつかは、ゲストティーチャーとの学習の中で学んでいます。へき地の子どもたちは「コミュニケーション能力が弱い」と言われることがあります。先日の「津市へき地複式研究会」での基調提案にもそのようなことが書かれていました。しかしそうとばかりはいえないと思います。少人数だからこそ、コミュニケーション能力が育ちやすいという面があります。ゲストティーチャーとの関わりも、人数が少ないので、質問したり会話することができました。

 ことさら「キャリア教育」と銘打っての学習をしているわけではありませんが、ゲストティーチャーを招いての学習は、「キャリア教育」の観点からも大いに価値のあるものだと私は思います。
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ゲストティーチャーを考える・その1

 このところ、ゲストティーチーの来校が増えています。「おはなし会」の皆さん、なかよし集会での茅谷さんとやまんばさん、日本野鳥の会の市川先生、名張高校の中井先生・森下先生、斎宮歴史博物館の松田先生、三重大学の中西康雅先生。
 いずれの方も専門的な知識をもっていらっしゃいます。さらにこれはとても大事なポイントでが、小学生を相手にした授業ができるという力量もお持ちです。専門的な知識を持っていることと小学生相手に分かりやすい授業ができることは必ずしも相関関係にはありません。むずかしい解説では授業になりません。小学生への授業は講演とは違うのです(そこに私たち小学校教員のプロたる存在理由があります。そのための研修を重ねています)。  
 でも、先に挙げさせていただたい皆さんはどの方もその分野の知識がたくさんあることに加えて、小学生への授業を意識して物を準備するなど、分かりすすい授業の工夫をしていただきました。また、説明もたいへん分かりやすいものでした。
 6年生を対象にした松田先生の「歴史体験」は本物に触れるいうことができました。「博物館で見たときはシーンとしていてガラス張りのなかに入っていまた。今日、はじきやすえきを手にとって見ることができて、重さや手ざわりなどが分かりました。これは私が考古学者にならないかぎり二度とさわれないと知ってさわれたことがうれしかったです」とか「初めてさわったのでつるつるのがあったり、ざらざしているのもありました。千年前のをさわってちょっとびっくりました」という感想を持っています。まさに「本物体験」す。写真ではこのような重さや手ざわりは分かりません。
 しかし、このような本物に触さることが出来る機会は限られてます。多くの場合は写真などの疑似体験にならざるをえません。そんな時でも一度本物に触れてあると、想像が広がります。「前にさわったときはあんなのだったからこの写真の土師器(はじき)は……」などという感想を持つことができるかもしれません。本物を見てあるからこそ想像が広がるのです。
 
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ゲストティーチャーを考える・その2

 12月11日は三重大学の中西康雅先生がゲストティーチャーでした。授業は4年生と5年生を対象にするつもりでした。でも、急きょ6年生も入り、3学年での「てこ」の学習となりました。
 これには実は裏話があります。内緒でお教えしましょうね。私は中西先生の特別授業を「たろうっこ」の記事のために「取材」していました。すると、イチロー選手の靴の素材の実物にさわらせていただくなど、まさに「特別な」授業のにおいがしてきました。これはぜひ6年生にも受けさせたいと思って、理科室を抜け出し、6年教室に行きました。そして、社会の授業中だった担任を廊下に呼んで、中西先生の特別授業に参加してはどうでしょうかと提案しました。それで、6年生は急きょ予定を変更して、理科室の授業に合流しました。中西先生や4年・5年の皆さんには迷惑をかけました。でも、この判断はよかったと思っています。

 話はそれました。イチローの話に戻ります。授業の冒頭、中西先生が「私が研究していることを紹介します」と言って、イチロー選手の写真を見せました。走塁の「かっこいい」場面でした。「このイチロー選手のスパイクに使っている素材を持ってきました。15階の高さから卵をこの上に落としても卵は割れません」という説明とその写真を見せていただきました。
 厚さ3cmほどのゲルに、ドッジボールを力一杯たたきつけても全く弾みません。ぴたっとこのゲルの上で静止します。これには子どもも職員もびっくりしました。価格を聞いて、またびっくりしましたけど:-)
「イチロー選手のはいているくつ に使われているめちゃくちゃねばねばで柔らかいものを触らせてもらいました」(児童作文)
 中西先生のご専門はこのような素材のようで、カーボンで作った板も見せていただきました。話ではなく「物」、それも特別な物は子どもたちを強く引きつけます。前日の「土器」もそうでした。
 授業は「てこの原理と応用」です。3mほどもある大きなてこを持ってきて、それで子どもたちが指一本で先生を持ち上げていました。支点からの距離を変えることで可能になります。
「計算で支点から力点の長さがどれだけ必要かというのを習いました。科学って実におもしろい」(児童作文)
 授業では象や城などを持ち上げるにはてこの長さをどれだけにしたらいいのか、計算します。4年生も二ケタの割り算、がんばっていました。計算は単に算数の時間のものだけではないことを実感したはずです。「東京タワーを持ち上げるには?」という課題も簡単に計算できました。
「我に支点を与えよ。さらば地球を動かさんとアルキメデスが言ったように、私に支点を与えたら東京タワーを動かしま〜す。ただ、2千キロの棒がないとダメです」(児童作文)
 先生は、長さの数字が出るたびに「それはどのくらいの長さかと言うことを考えるといいね」といいながら、たとえば4mだと自動車ぐらいと説明されていました。数字を実生活の中で実感することを強調されていたのです。これは私たちにとっても学ぶ点の一つでした。 
 他にもたくさんおもしろい実験がありました。まさに「科学って実におもしろい」です。空気の重さを実感させる実験もありました。空気とヘリウムを入れた袋の重さを比べる実験もしました。子どもたちだけではなく、職員も身を乗り出して実験を見つめます(口を開けて見ている職員もいました:-)。
 


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ゲストティーチャーを考える・その3

 以上、斎宮歴史博物館の松田先生、三重大学の中西先生の授業の様子を例にしました。
 このように、私たち職員ではできない教育をゲストティーチャーには期待できます。
 12月10日の朝日新聞の社説のタイトルは「国際学力調査―魅力ある授業がかぎだ」というものでした。各国の小学4年と中学2年を対象に昨年実施された国際数学理科教育動向調査の結果が公表され、文科省は「学力低下に歯止めがかかった」との見方を示したいう記事です。社説は次のように書いています。
 「順位や得点の多少の上下に一喜一憂するよりも、もっと気がかりなことがある。日本の子どもたちの勉強への意欲の乏しさである。特に中学生で『勉強は楽しい』と答えた割合が最低レベルだったのは深刻だ。(略)何よりも授業の改善だろう。(略)昔とは違って、テレビゲームや携帯電話など教室の外には興味をそそるものがあふれている。今の子どもの環境や生活に即して、いかに好奇心や疑問の芽を引き出して育てるか。『受けたい授業』を工夫しなければいけない。」と。
 朝日新聞が言うところの「受けたい授業の工夫」、その一つがゲストティーチャーを招いての授業であるというのが、太郎生小学校の考えです。いうまでもなくゲストティーチャーはあくまでゲストです。日常の授業の充実がより大切なことはいうまでもありまん。ゲストティーチャーの授業から刺激を受けるのは子どもだけはありません。私たち職員も、授業改善のヒントを得ています。
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東京タワーを持ち上げるには? その1

 12月11日、三重大学の中西康雅先生がゲストティーチャーとして来校いただきました。

 はじめに「今の仕事です」ということで、現在の研究内容の一部を話していただきました。いや、「話」ではなく、「見せて」いただきました。「イチロー選手」の写真を提示すると、「かっこいい」という声が子どもから上がりました。
 このイチロー選手の使っているシューズの素材を持ってきていただました。ゲルのようなものです。15階から卵を落としても割れない衝撃吸収性があるということでした。

 子どもたちだけではなく、教師もくぎ付け状態です。物のすごさ、本物のすごさがありました。
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東京タワーを持ち上げるには? その2

 授業は「てこ」の原理と応用です。

 長い棒と四角い部品が準備されています。「6年生の皆さん、てこを作ってください」と一言。あとは中西先生はにこにこしながら、子どもたちの試行錯誤する様子をみていらっしゃいました。
 つぎに「5年生の皆さん、このてこをつかって先生をもちあげてください」と指示します。真ん中の写真です。支点と力点や作用点との長さをかえて、見事、先生を持ち上げました。
 下の写真をご覧ください。子どもたちを引きつけています。
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東京タワーを持ち上げるには? その3

 てんびんを作ります。さきほどのてこに時に使った材料をそのまま使って、てんびんができます。片方にフィルムケース、もう片方に空気を入れた風船をぶらさげて釣り合いを取ります。
 ほとんど水平になりましたが、子どもたちからは「右が上がっている」と微妙な注文が入ります。中西先生は「そうやなあ。ちょっとあがっているなあ」と子どもの声を受けながら、調整します。調整はビニルテープを貼ったり、ホッチキスの針を打ち付けたりします。何度か調整すると、ほぼ水平です。「もうこれで水平ということで……」という子がいると、「大人の判断ですね」と笑いながら受けておられました。

 てんびんの水平を子どもたちとともに時間をかけながら取っているところでを見ながら、私はある種の感動をおぼえました。「子どもの発想を大事にする」ということはこういうことなんだと。
 私が授業者ならこんなにていねいに、ゆっくりすることはなかったでしょう。今さら反省してももう遅いのですが。かつて担任させてもらった皆さん、この記事見ていたら、ごめんなさいね。

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東京タワーを持ち上げるには? その4

 この三枚の写真は、授業のすばらしさを物語っています。
 
 上。カメラマン・中林のお気に入りの1枚です。左の男子は首を大きく曲げて目はしっかりと先生の方を。その右の指さしている男子。何かいいたそうですね。そして、右端の子。顔が全部は入っていないけど、目がしっかりと前を見ています。陳腐な表現ですが、まさに「目がキラキラと輝いている」子どもたちです。
 
 真ん中の写真。不思議な装置に首をかしげているところです。真剣です。

 そして、下の写真。この職員が4人写っています。職員もみんな授業に魅せられています。口を開けて見ている職員。体を乗り出している職員。悠然と構えている職員。4者4様ではありますが、こどもそっちのけで黒板を注視しています。
 大人をも引きつける授業。それが子どもをも引きつけるという当たり前のことを再確認しました。

【某職員の言い訳】
 私は口をあけて見てはいません。けれど、中西先生の楽しい実験に、テレビを見ながら画面に話しかけているおばちゃんのように「へえ〜〜」「ほ〜〜」「すごいなあ。」と声に出している自分にふと気がつきました。
 やっぱり「へ〜」とか「すごい」と感動があればあるほど引きつけられる授業になると私も再確認しました。

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東京タワーを持ち上げるには? その5

 風船を子どもたちが膨らませています。口を結ぶのもなんとかこなしていました。

 手製のてんびんに風船をぶらさげて、つりありを取ります。時間をかけて、子どもたちと対話しながら。温かい空気の流れる時間でした。
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東京タワーを持ち上げるには? その6

 ゲルの上にボールを投げつけているところです。頭の上から力一杯投げつけても、ボールはぴたっと吸い付いたように動きません。不思議です。

 子どもたち、このゲルの上に座っていました。「気持ちいい」といいながら。このゲルを使ったベッドがあるそうです。高そうです。

 

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東京タワーを持ち上げるには? その7

 図を使って、計算方法を教えていただきました。
 次に応用です。最初は「東京タワー」、次は「ぞう」です。子どもの体重は35kgを想定しています。計算は35の倍数になっており、計算しやすい工夫がされています。
 
 子どもたちは計算をします。計算って、算数の時間だけのものではありません。理科だって、計算が必要なのです。そのことを実感したはずです。

 この授業の素晴らしさのひとつに中西先生の「4mって計算で求められたね。じゃあ、4mってどれくらい?」という発問がありました。子ども達は「窓の大きさくらい?」「教室の端から端?」と一生懸命考えます。
そして中西先生。「4mはちょうど車の長さくらいだよ。これからいろんな長さや重さが出てきたら『ちょっとそれってどれくらいかな?』と考えるといいよ。」と言われました。
 この「量の感覚」というのがとても大切だということは日々の授業の中で感じることです。10cmと10m、10gと10kgの違い。もちろん違うのですが、この感覚の違いしっかり持っていることは、算数や理科をはじめとしていろいろな学習活動の中でとても重要になります。
 中西先生は「4mです。」とひとことで片付けてしまわれるのではなく、一歩踏み込んで「じゃあ、それはどれくらい?」と言われました。この一言で子ども達の理解がぐっとかわってきます。そういう意味でも、とても勉強になりました。
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おはなしの会3

 今回のおはなしの会は、国語の授業のようでした。それもとびっきり楽しい、詩の授業です。
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おはなしの会2

 長〜い、長〜いへびが登場しました。とてもかわいくて、元気なへびです。
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おはなしの会

 12月9日、3回目のおはなしの会がありました。今回は5人の皆さんがきてくれました。たくさんの荷物を持って。

 おはなしの会は、いつもテーマがあります。今回は声に出して読もうということです。

 いつものように子どもたちのきりりとした視線があります。
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平均アクセスが36に

 毎日の平均アクセス数が36になりました。平均のアクセスが0.1あがるのはなかなかたいへんです。4月にこのサイトを開設して以降の平均ですから。
 このところ、アクセスが40を超えることが普通になっています。保護者以外の方も定期的なアクセスもあるようです。太郎生小学校のwebに関心を持っていただき、ありがたいです。
 これを励みに今後も、ホームページでの「太郎生小学校の今」を発信していきたいと思います。
 
 平均アクセス数は画面の右上の「本日」という数字をクリックすると、画面が変わり、そこで見られます。時間別のアクセス数があったりして、楽しいですよ。一度ご覧ください。

 下の写真は12月9日の「おはなしの会」での様子です。子どもたちの表情がいいですね。
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4年国語

 国語の時間に作文の練習をしています。
 子どもたちが書いた作文を写して読んでいるところです。それに中林がコメントを入れています。でも、子どもを見ていません。黒板ばかり見ている。これはいけないなあ。反省です。
 それに、ジャージが似合わないなあ(*^_^*)

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4年生の社会

 4年生が教科書を読んでいます。姿勢がいい。
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2年生の算数

 書画カメラを使った授業の様子です。子どもたちのノートを写しながら、計算の指導をしているところです。
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