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『どんぐり』(授業者:八代)11/21

 友達から公園にどんぐりがたくさん落ちていることを聞いたようすけ君は、寄り道をしないきまりを破って公園に行き、どんぐりを拾ってしまいます。家に帰ったとき、心配していたお母さんに「先生がいいって言ったから学校で遊んでいた」と嘘をついてしまいます。しかし、ランドセルをいすに置いたときに、中からどんぐりが床の上に転がり出てしまい、とっさに「友達にもらった」と嘘を重ねてしまいます。2Bの生徒はこの話を聞いて、『正直』について考えました。ようすけ君が嘘をついたのは、「おこられたくない」「慌てていて言っちゃった」からではないかという意見が出ました。それに対して「嘘がばれるともっとおこられるよ」というつぶやきが出ました。授業者が「もっとむねがどきどきしたとき、ようすけ君はどんなことを思ったでしょう」と主要発問を問いかけると、「ばれるまで、ずっと嘘をついておこう」「正直に言おうかなあ、迷う」「怒られたくないけど、正直に言った方がよい」「正直に言おうか、嘘を言おうか‥」「もう嘘がつけない」等の発言が続きました。そこで、授業者が母親役となって動作化を行いました。生徒はお母さん(授業者)の前で「このどんぐりはもらったんだよ。」と嘘をつき続けるのですが、授業者にどんな気持ちだったのかを聞かれると、「きつかった」「あやまっちゃた。嘘はつき続けると大きくなるから」「正直に言った方がいいと思った」等の気持ちを答えました。最後に授業者が「正直って何」と問いかけると「本当のことを言うこと」「嘘を続けてもいいことはない」という意見がでました。正直に生活することの良さについて、しっかりと考えることができました。
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『星への手紙』(授業者:東)11/17

 筋ジストロフィー症になってしまった主人公の少年は、中学に入り入院します。だんだん体が自由に動かせなくなる事実を知り、死んでしまおうと考えます。そうすれば、両親が苦労して看病に来なくてもすむからです。そう決めた日から少年は一切ものを食べなくなります。心配したお母さんがスープをつくって口元に運ぶのですが少年は食べません。しかし、母の涙に気づいた少年が一口スープを飲むと、母はもちろん、看護師達も大喜びします。そんな話を聞いて、5Aの生徒は『お母さんや看護師さんたちの涙を見たとき、あなたならどんなことを思いますか』という問いかけについて考えました。「身内じゃ無いのに涙を流してくれた」「お父さん、お母さんのために1日でも長く元気に過ごしたい」「みんなが涙を流してくれたから死ねない」等の意見が出ました。さらに授業者が「少年は生きることへの考えが大きく変わりました。なぜこうなったのでしょう」と、問いかけると「最初は周りの気持ちが分からなかったけど、うれしいと思った」「迷惑をかけたくないと思っていたけど、生きようと思った」「生きる価値を知った」「生きることより死ぬことの方が迷惑をかける」等の意見が出ました。命の価値について、みんなで考える機会になりました。
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