最新更新日:2013/03/25 | |
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5月24日(火) 今日の給食今日のシチューも、もちろんはじめて食べる味です。「いただきます」の挨拶が終わると、「多いと思う人は減らしましましょう」と先生が言うとシチューの入った食器を持ちぞくぞくと子供たちが並びましたので、いつものおいしい攻撃をかけました。「今日の給食は1年生のことを考えながら、みんなに「おいしいよ」といってもらえるように作りました。と話すと、おかわり組みが出てきてくれました。アイリーとは、蕪(かぶ)のことですよ(^=^)〜☆。 栄養士 小田 孝子 春の大運動会挙行!(5月21日)
5月21日(土)、春の大運動会を挙行した! 空は晴れ、薄い雲もあり、運動会には絶好の日と幸運を喜んだが、そのうち気温はぐんぐん上がり、空の雲も消えてしまって、真夏のような太陽の下での運動会となった。
それでも子どもたちは元気いっぱいで、連休過ぎから練習を重ねてきた演技や競技の成果を出し切って、力いっぱい頑張り、いい汗をいっぱいかいていた。 地方自治経営学会で講演今年の全体テーマは「どう立ち向かうか 分権と財政危機」。この中で全国初の取組み事例を紹介してほしいという要請があり、五反野小学校の地域運営学校としての取組みを紹介した。 本校の事例以外では、佐賀市長から市のコンピュータシステムを職員が主体で作り、5年間で3億円の経費節約を実現した事例や、和歌山県農林水産部の雇用推進局長からの紹介で、環境保全をキーワードに森林保全で雇用創出し、都会からのIターンの移住者で1つの村の規模の人口増を実現した話など、非業に興味深い試みの取組み事例を学ぶことができた。 キーワードは組み合わせか。すでに世にあるシステムや考え方を新しい組み合わせで再構築するとき、そこにいままで不可能と思われていた解決の道が見えてくる。 どこの自治体も財政危機を踏まえながら、どう経営を展開しようかと模索している。学校経営の考え方も同様だ。学ぶ心を持つとき、どんな状況に置かれても学ぶことができるのだということをあらためて感じた。 それにしても、参加されていた地方議員の方々も地方行政の方々も、非常に熱心に学習しようとしておられる姿勢に敬服した。私自身、たいへん勉強になった会であった。 情報交換をさせていただいた皆様、ありがとうございました。 校長 三原 徹 中山文科大臣からの視察訪問のお礼状足立区立五反野小学校の皆様へ 先日の貴校訪問の折には、大変お忙しい中、急な私の訪問のために種々ご準備いただいたことに対しまして、改めて感謝申し上げます。 五反野小学校は、全国に先駆けて設置されたコミュニティ・スクールの第1号であり、かねてより是非早い時期に訪問したいと願っていたところ、この度それが叶い、嬉しく思った次第です。 五反野小学校は、大神田理事長をはじめとした地域社会にしっかりと支えられるとともに、三原校長先生の民間の感覚を活かしたリーダーシップの下、教職員一丸となって取り組まれており、子ども達がきびきびと元気に学ぶ姿に学校が活性化している様子を実感し、大変感心致しました。また、給食をとりながらの子ども達との懇談では、子ども達から竹島問題や教科書問題などについて質問があり、社会で話題となっている時事問題について子ども達が興味を持ちながら日々を過ごしていることを知り、大変嬉しい思いがいたしました。 現在、日本の教育は種々の課題に直面しております。二十一世紀を生き抜いていかなければならない子ども達です。しっかりした学力、体力、気力を植え付けて、社会に巣立たせてやりたいものです。その意味でも常に考え得る最善の教育を子ども達に与えなければなりません。教育改革は永遠のテーマであると同時に喫緊の課題であると考えております。 私は、新しい時代にふさわしい義務教育の在り方について根本から全般にわたって国民的な議論を行ってまいりたいと考えておりますので、どうか先生方におかれては今後とも折りに触れて現場の声をお聞かせいただきたいと思います。 最後になりましたが、皆様方の益々の御活躍と五反野小学校の今後益々の御発展を祈念いたしまして御礼のご挨拶といたします。 平成十七年五月十六日 文部科学大臣 中山成彬 5月20日(金) 今日の給食5月19日(木) 今日の給食中山文科大臣が五反野小学校を視察子どもたちの授業を視察いただいた後、家庭科室で4〜6年の児童代表の子どもたちと一緒に給食を食べながら、懇談いただきました。給食懇談は足立区の内藤博道教育長、学校理事会の大神田会長、鴨下、三田の両副会長もご一緒いただきました。 子どもたちからは竹島や教科書問題をどう考えればよいのか、先日のJR事故に対して大臣のご意見をお聞きしたいなど、シリアスな質問が出たそうですが、大臣はそれらに1つ1つ丁寧に答えていただきました。 私は、前々から依頼を受けていた、東京都の新任統括指導主事の研修で講義するため目黒に出張しており、お出迎えもご案内もできず、大変失礼をしてしまいました。 13時からの教職員との懇談には間に合ったのですが、懇談の時間を大幅に延長して頂き、出席した教員全員からの質問を受けていただきました。 その後の教育長、理事会正副理事長、校長との懇談時間も、予定時間を超過してお話いただきました。おかげで全国初の地域運営学校としての成果や課題についても十分にお伝えできたと感じています。 随行されていた秘書官の方の、スケジュール管理が大変だと心配するほどでした。 ご出席の塩見教育制度改革室長からも、「中山大臣も銭谷局長もたいへん喜んでおりました。私も、1年ぶりにお伺いして、コミュニティ・スクール第1号として着実に歩みを進めておられる姿を大変心強く思った次第です。おいしい給食もごちそう様でした。給食を食べながら子どもたちと話をして、元気を分けてもらったような気がしました。今後とも一層のご発展を期待しております。」と、暖かいメッセージをいただきました。 校長 三原 徹 5月18日(水) 今日の給食栄養士 小田孝子 5月17日(火) 今日の給食栄養士 小田孝子 思い出重ねて 初の卒業式児童に贈った3つの「あ」 ---------------------------------------------- 私が五反野小へやってきて、1年が過ぎた。25日は初めての卒業式。70人を中学へ送り出した。1年間だったが、6年生との思い出はたくさんある。 5月の運動会から始まり、校外の活動、多くの子が一番の思い出という日光の自然教室。興奮し、夜中の3時まで起きていたと後から聞いた。国会議事堂見学で衆院議員会議室を見ながら、全員が声をそろえた日本国憲法前文の暗唱。 いま子どもたちには中学生活への自覚や決意が感じられる。目は輝き、実に美しい表情をしている。 一人ひとりに手渡した卒業証書は1枚の文書に過ぎない。けれども、その背後には実に様々のものが宿されている。 何より子どもたち自身が6年間、雨の日も風の日も登校し、人間として必要な基礎と基本を身につけた努力。身の回りの世話をしてきた家族の愛情。安全に生活できるよう、地域やPTAで続けた交通整理や登下校時の声掛け運動。開かれた学校づくり協議会委員が月2回開いてくれた土曜のびのびスクール。学校運営に力を注いだ学校理事会理事の願い。そして毎日全力投球した教師たち。こうした積み重ねの上に手にすることができた卒業証書だ。その一枚一枚に千鈞(せんきん)の重みがある。 卒業式で贈った言葉は三つの「あ」だ。「あいさつ」「ありがとう」、そして「あした」である。 「あいさつ」。笑顔は人を元気にする。笑顔は自分も相手もよい方へ変える。私は毎朝登校してくる子どもに、「おはようございます」と、笑顔であいさつする。その子が私にとって、かけがえのないひとりの人間であると思うからだ。子どもたちも「おはようございます」とあいさつしてくれる。このふれあいから1日が始まる。あいさつするというのは、「あなたを認めているよ」という気持ちを伝えることだ。 「ありがとう」。子どもたちは家族、友だち、先生、地域のみなさんらに支えられ、生きている。その人たちに感謝の気持ちを持とう。「ありがとう」と言える人になろう。そしてそう言ってもらえる人になろう。 三つ目の「あした」。校門の内側に『夢見るたまご』というモニュメントがある。支えている石の台に、「五反野小のみんなの夢よ、殻を破って大空へ羽ばたけ」と刻まれている。 卒業前のひと時、6年生と一緒に、校長室で給食を食べながら将来の夢を聞いた。 「芸人になり日本中の人を笑わせたい」「メーキャップアーティストの資格を取り、いろんな人にメークをしてあげたい」「イタリアで修業して料理人になる」「看護師になって人を助ける」「小学校の音楽の先生になりたい」。目を輝かせながら口々に話してくれた。 中学では、さまざまな人との出会いがあり、さまざまな経験をするだろう。心の底から喜びを感じるときもあろう。つらい思いをすることもあろう。その一つ一つが成長の糧(かて)だ。好きなものや興味のわいたものから、自分の夢や夢中になれるものを見つけてほしいと思う。夢を抱き、そのために何をすべきか理解すれば意欲がわいてくる。勉強するなら楽しい方がいいに決まっている。前向きに、あしたに向かって生きてほしい。 困難や苦労に直面しても負けずにがんばってきた、私にとって初めての卒業生に、心からのエールを贈ろう。 足立区立五反野小校長 三原 徹 (2005年3月26日 朝日新聞第2東京面に掲載されました) 5月16日 (月) 今日の給食チャーハンの出来はまずまず、五目スープの味はとても良く、アーモンドフィッシュは 少し味濃い目、オレンジは甘かった(八百屋さんから買いました。)。食べるものがたくさんあったのですが、1年生も「もりもり」と残さず食べてくれました、運動会の練習でお腹がすいていたので頑張れたのかも? 栄養士 小田孝子 開かれた学校 安全面も大切合言葉は「いかのおすし」 ----------------------------------------------- 「いかのおすし」。学校給食のメニューではない。子どもたちの防犯意識を促す合言葉だ。 「いか」…ついて「いか」ない 「の」…車に「の」らない 「お」…「お」おごえを出す 「す」…「す」ぐに逃げる 「し」…周りの人に「し」らせる 子どもの安全は、学校・保護者・地域にとって最優先の課題である。安全対策を踏まえた開かれた学校づくりを進めるために、万一、ことが起こったときにも沈着冷静に動けるよう、体系的・組織的に訓練し、役割や緊急行動について教職員をはじめ関係者が高い意識を持ち続けなければならない。 今年度、綾瀬署に指導をお願いして体育館でセーフティー教室を開いた。教職員を対象に刺股さすまたを使用した不審者対応実技演習訓練もした。児童、保護者・地域住民にも参加を求め、子どもたちに指導いただいた合言葉が冒頭の「いかのおすし」だ。 3回目の2月24日、教室に不審者が侵入したとの想定で、パトカーの緊急出動を依頼するなど本格的な訓練に取り組んだ。 授業中、急に教職員だけにわかる緊急連絡の放送で、子どもの安全確保と不審者対応の指示が流れた。ことは一刻を争う。教職員は指示に従って、ある者は刺股を、ある者は武具防具となるものを手にとって、すばやく真剣に行動する。 不審者役の警察官が野球帽にマスクとサングラス、手には刃物を持ち、1階の教室に現れたときは、クラス担任、子どもたちもさすがに緊張したそうだ。 ただ、訓練対象クラス以外の子どもには、何が起こったのかよくわからない。 放送による指示は「先生の指示に従って速やかに運動場に移動しなさい」というだけだ。ある保護者から「防犯訓練になっているのか。何をしていたのかよくわからないと、子どもがいっていた」とおしかりを頂いたが、この訓練はそれでいい。 教職員が、しっかり子どもの安全を守る意識と行動を身につけることが目的なのだから、必要以上に子どもをおびえさせたり、興奮させたりする必要はない。こうした意図を理解していただけるよう保護者や住民に伝えていかないといけない。学校の情報を過不足なくきちんと出すことの難しさを感じる。 不審者が拘束され、パトカーに乗せられて去り、校庭へ全員が避難したあと、警察の防犯係長から子どもたちに話していただいたのは、今回も「いかのおすし」の話である。 子どもにはまず、徹底して自分の身の安全管理、教職員はそれに加えて危機管理。その意識を持って行動することを、くり返し指導していきたい。 五反野小学校は、保護者・地域に開かれた学校経営を掲げている(通用門がいつも開いているということではない)。地域住民を含め、学校への人の出入りは多い。 緊急時の対応だけでなく、普段の来訪者にも、事前登録や来校時の身分証明書の提示を要請し、名前と連絡先を確認の上、来校者用カードをかけていただくようお願いしている。学校公開の日などには、子どもが独りになる場面をつくらないよう、PTAの協力を得て校内パトロールにもあたっている。 過度に厳しくする必要はないが、学校の安全管理にきちんとしたルールを設け、共通理解のもとに運用していくことが、真に開かれた学校をつくっていくうえで大切であると考える。 足立区立五反野小校長 三原 徹 (2005年3月12日 朝日新聞第2東京面に掲載されました) 5月13日(金) 今日の給食「和」の献立は小学校ではあまり好まれないのですが、今日の五目炊き込みご飯は大変好評でした。今日は、文部科学大臣が来校され4,5,6年生の児童と一緒に給食を食べたのですがご飯つぶひとつ残りませんでした。(大勢の大人に見られていたので頑張って食べたのでしょうか?) 栄養士 小田孝子 できる範囲で年1回参加各家庭が学校支援 ------------------------------------------------ 学校には1年間に実にさまざまな催しがある。入学式から始まって学校公開、保護者会、運動会、学芸発表会……。こうした行事を支えているのが、地域住民の熱心なボランティア活動だ。 地域立の五反野小学校を支える柱の一つ、PTAは今年度から、「学校支援ボランティア」に乗り出した。すべての保護者が年1回、学校行事を応援するか、PTAの様々な活動に参加する取り組みだ。基本メニューを7通り、用意した。旗を持って横断歩道に立ち、登校する児童の安全に目を配る交通ボランティア(1日でも可)、運動会当日の校内パトロール、校内防災訓練の手伝い、ベルマークの集計、土曜のびのびスクールのサポート(年1回程度)など。 昨年4月初め、各家庭に「学校支援カード」を配り、参加・協力を呼びかけた。カードには支援ボランティア活動の七つのメニューと、それぞれに必要な人員の目安が記されている。その中からできるものを選び、第3希望まで記入してもらう。家庭内のだれが参加しても構わない。全家庭に提出をお願いした。何人か子どもを通わせている世帯は、下の学年のクラスで参加していただく。ある行事に希望が重なり、応募多数となった場合は、PTAの学年委員が調整にあたる。 このアイデアを出したのは、PTAの役員のみなさんだ。 「保護者も、学校を応援したい。教育活動をどう支援していくか」 知恵を出し合って練り上げた構想について03年夏、全家庭を対象にアンケートしたところ、思いのほか反応がよかった。実行に移すにあたって、PTAの運営委員会で何度も運営のノウハウを議論した。 これまで、委員ではない保護者は、学校行事やPTAの活動に参加する機会が少なかった。この仕組みができたおかげで、「協力しやすい」「予定が立てやすい」と好評だ。 PTA会長の三田利恵さんが言う。 「みんな、喜んでいるんですよ。今までは学校行事にほとんど参加する機会がなく、肩身の狭い思いをしていた保護者が多かったですから」 こうした活動に保護者全員が関与すれば、「○○さんは参加せず、不公平だ」といった声は上がらなくなる。役員や委員にかかる負担はずいぶん減った。今年度は1年目であり、試行錯誤もあるが、必要な手直しを随時加えながら、ノウハウを築いていくという。 PTAのホームページも、学校支援ボランティアの活動の一つとして、パソコンに習熟した保護者が熱心に作成している。昨年7月に開設された。優しい画面のつくりが好評だ。学校のホームページのアクセス数の増加に比例して、アクセス件数も増えてきた。 よい面は残しながら、必要ならば前例にとらわれず、柔軟に方針を転換するのが、五反野小学校PTAのスタイルだ。 「以前は学校全体の取り組みについて意見を述べる場がなかった。学校を運営する理事会にPTAが代表理事を出し、発信できるようになった。積極的に学校運営や行事に参加し、保護者自身も変わっていかなければいけないと思います」 PTA会長の三田さんの言葉である。 足立区立五反野小校長 三原 徹 (2005年2月19日 朝日新聞第2東京面に掲載されました) 教師・親・地域 一体に文科省指定発表会 --------------------------------------------- 今月29日、3年間進めてきた文部科学省指定の「新しいタイプの学校運営の在り方に関する実践研究」の発表会が五反野小学校で開かれる。 発表に先立ち、昨年末、研究主任教師にも学校理事会へ参加してもらい、3年間の取り組みを振り返る機会を持った。そこで改めて出たのは、保護者や地域住民の意見をとり入れて公立学校を経営するというのは、これほど大きなエネルギーの要る作業だったのか、という声だ。 「今のようにストレートに話せれば、効率的ですね。そこが、学校が3年間で一番変わったところでしょう」 「学校が外部の意見に左右されるなんて、とんでもないと、教師たちは思っていた。それが徐々に変化してきた」 「子どもたちの学力向上を、地域や保護者が理事会を通して、ためらいなく提案や要求ができますから」 住民や保護者の理事たちの回顧が続いた。 もともと、五反野小は区のモデル推進校として、開かれた学校改革に取り組んでいた。しかし、意見を述べ、提言しても、門外からの発言にすぎない。保護者や地域の本音を入れた学校運営は、保護者、住民が公式に参画できる場があって初めて実現することを痛感したという。 住民や保護者の代表らでつくる学校理事会は02年度に創設された。当初は理事会で討議し、決議した事項が、断片的にしか教師に伝わらないケースもあったようだ。学力向上を図る手だてをめぐっても、教師たちの取り組みが理事会の意思決定と隔たっていると見た理事が「理事会の思いとは違う」と、たびたび軌道修正するよう要求したという。 システムや体裁が整っても、運用するのは人間である。互いに意見を尊重し、信頼関係があって初めて成果が出せる。 コミュニティスクールへの取り組みを粘り強く続けた理事の方々、それを支えた地域と保護者にとって、今回の発表会は万感胸に迫るものがあるだろう。粘り強い取り組みに、深い敬意と感謝の念をささげたい。 最近、日本の子どもの学力を諸外国と比較して報じるニュースを見聞きする。学力の相対的低下の原因の一端には、しつけやマナー、社会のルールを教えるといった地域や家庭の役割と、学校の務めの境が不明確になっていることがあろう。 これまで日本の教育は、勉強もしつけも丸ごと学校に任せてきたきらいがあった。学校に傾斜していた考えを改め、学校と保護者、地域住民の役割分担を明確にしたうえで、みんなの力で子どもたちを育てていこう。こうした考え方が、地域立学校である五反野小の出発点だ。大切なのは当事者意識だ。 保護者の協力も、他校とはレベルが違うと自負している。地域立の学校となって、これまで以上に保護者の参加・協力が大きな意味を持つことを、みんな実感としてとらえている。研究発表会に組み込まれた土曜スクールの主催者として、地域住民もスクールに参加する子どもたちの指導に力が入っている。当日の交通整理、湯茶の接待まで進んで買って出てくださった。 文科省の研究発表会という今年度最大のイベントに向け、一丸となって準備に余念がない。教師も保護者も、そして地域住民も、自分たちの発表会なのだという意識をもって本気で取り組んでいる。 足立区立五反野小校長 三原 徹 (2005年1月22日 朝日新聞第2東京面に掲載されました) |
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