６年生が卒業するにあたっての想いを俳句か短歌の形にまとめ、色紙に表現しました。額縁も竹や枝を使ったり、紙を組み合わせたり、紐を貼ったり、とそれぞれが工夫しました。小学校最後の力作です。

　この６年生の作品で原小での子どもたちの図工のページを閉じたいと思います。ホームページに本当に一番載せたかったのは、図工の時間の子どもたちのきらきら輝く表情でした。どうなるのかな？とわくわくした顔、何度もチャレンジしてやっと出来たときの満足顔、あ！いいこと思いついちゃった！と言ったときの瞳、みてみて！と友だちを呼ぶはずむ声‥どれも残念ながらホームページには載せられない、けれども最も輝かしい瞬間です。おうちに作品を持って帰ったらぜひお話を聞いてみてください。びっくりするほど豊かなお話がきけることと思います。

　

　

　共通の素材は一枚の板と紙粘土。自分で好きな形の空間をつくり、自分の好きな世界をキュッと詰め込みました。つくる世界も使う材料も表現の方法も、考えるのは一から全て自分自身。４６人全員の思いや良さが伝わってきました。

下：「リラックスハウス」
リラックスをしたい人はリラックスハウスに。自然がいっぱいあって大人気。

「自然げんしょう」
５ひきのうさぎが遊んでいるとき、１ぴきのうさぎが空を見上げたら、太陽と月と流れ星がありました。５ひきはそれに見とれでいました。

「教室」
もうすぐ伊藤学園になってしまうので、形として残したくてつくりました。

　どんなまほうがおきたらすてきかな？きらきらのシートを使って３年生が想像の世界へ羽ばたきました。

下：「どうぶつきそうてんがい」
どうぶつがたのしくあそんでいたらきらきらのみずうみがあったので、ぞうがそれをのんだら、にじいろになった。

「ちびっこたちとまほうのバット」
これは、小さなこどもたちがあこがれているものをかきました。

左：「まほうの町」
この町にある日まほうがかかっていっぱい新しいものがうみだされました。

右：「まほうの？ねこの町」
ある日のこと。外へ出ると夏一番の雨がふりました。それは何とぴかぴか光る雨なのでした。そしてまほうのかぞくがかさをもってそとにでたら、とんでしまいました。なんとかふる雨をふつうの雨にしましたが、でもなんつぶの雨しか、かえることができませんでした。

　原小の大好きな場所に行って、じっくり見ながら描きました。例え校舎が残っていても、閉校したら、子どもたちの気配の無い場所に変わってしまいます。みんながいるからこその原小を描こうね、ということで学校中に広がった４年生。校舎全体を描いたり、自分の使っていた机を描いたり、材料のあふれる図工室を描いたり。掲示板にはお知らせが貼ってあり、下駄箱にくつがあり、水槽に魚が泳いでいて、プランターには花が植わっていて‥４年生が見つけてきた学校は子どもたちの歓声にあふれています。
　
下：「くつばこ」
　前にも四年生じゃない人がつかっていて、みんながくつをとりかえていて、みんなの遊ぶ思い出があると思ったからかきました。
　

「思い出に残る教室」
　私が教室をかいた理由は、４−２の教室では、クラス全員でじゅぎょうをうけたり、お楽しみ会などをやったりして、思い出に残るからです。

「梅の木」
　毎年見る梅の木。きれいだよ。　

　紙を折って、開くと変身していく絵をつくりました。できあがったら、お友だちと見せあって楽しみました。お互いのアイディアにびっくり！
　以下は開きながらお話してくれたコメントです。

下：ロケットが気もちよーく飛んでいます　→
次の日、ん！ちょっと飛びにくいな　→
うわ！！重いよ重いよ！

おしゃれなお魚が　→
お花の入ったつぼになって　→
井上先生がでてきました。

うちゅうせんが　→
ねこになって　→
きょうだいねこに変身！二匹のねこは、お魚のこのみが同じです。

　本当にお茶が飲めるカップをつくりましょう！ということで取り組みました。Part1は粘土での成形。そのあと素焼きをし、Part2ではそれぞれが好きなイメージをしながら釉をかけました。本焼きしたあと台紙をつくりました。ただいま職員室前・玄関の二箇所のガラスケースに展示中です。６年生の個性が光るカップ、ぜひご覧下さい。
　３月の最後の図工ではいよいよPart３、実際にお茶を飲んで使い心地を試します。さて！おいしく頂けるかな？

下：「竜のコップ」　
　このコップのとくちょうは、竜の絵が入っているところです（４体）。少し形が変になったけど、けっこうよく出来ました。

左：「いい色のカエルの色のコップ」
　このコップでのむお茶はすべてカエルの味がします（うそです）。

右：「ザ・お茶セット」
　キュース　アンド　おわん　セット。

左：「マグカップ」
　ジャングルをイメージしてデザインしました。
右：「温泉コップ」
　これは四角のコップで温泉マークがあるので、温泉コップという名前をつけました。

左：「湯呑み」
　つけたつもりはなかったけれど、なんとなくチェックの模様がついて、それが特徴です。

右：「茶カップ」
　題名の理由は、お茶を飲む用のカップをつくったので茶カップです。工夫したところは中の色をまっ白にしたところです。

　もうすぐお別れする原小学校。画用紙とクレパスを持って出発！大好きな場所・もの・人を描きました。大好きなものがいっぱいあるので何回も図工室に紙をとりにもどって、また新しい場所にでかけていきました。自分の描いた作品を大きな紙にはりあわせて完成です。お友だちとお話しするのではなく、原小とお話しようね、と学校中に出かけていった授業です。名札の中に、「いろいろなことがあった教室。ぜんぶの思い出がたのしかった。」というものがありました。お世話になった原小に、ゆっくり、ありがとうさようならが言えたかな？

　下「原小のしぜん」
　　　すまいるスクールであそんだ思いでは、せかいで一番たのしかった。