最新更新日:2018/06/21
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6月も「笑顔いっぱい 友だちいっぱい」に

「待つこと」    校 長  杉本和也

 「雨あがり しばの先には ほうせきだ」4年生
 待ち遠しかった梅雨明けの季節となりました。先日の参観懇談会には、多くの保護者の皆様が御参加くださり、ありがとうございました。今年の懇談会は、各学年・学級でテーマを決めて、参加した皆さんでの話し合いもしようと学級委員の方々が計画してくださっています。是非、次回も多くの方の御参加をお願いいたします。

 ところで、動物には「待つことができる動物」と「待つことができない動物」がいると本で読んだことがあります。ネコやネズミは、「おあずけ」ができにくいそうです。イヌの場合は、簡単な訓練で20秒は待つことができ、サルは1分、チンパンジーは5分待つことができるようです。訓練された盲導犬は、餌を前にしても命令されれば、1時間も2時間も待つことができるというのです。「待つ」ということは、高等な精神活動であり、高等な動物しかできないというわけです。
 一番高等な動物であるはずの私たち人間はどうでしょうか。自分の欲しいものを前にして、すぐに手を出さずに「待つ」ことができるでしょうか。最近の子どもを取り巻く不幸な事件を見聞きするたびに、子どもも大人も、この「待つ」という行為、つまり「我慢すること」ができなくなっているように感じます。
 子育てについても、子どもの気持ちを無視して、あれこれと口うるさく指示したり強制したりしてしまう「過干渉」、子ども自身でできるのに、親の方が先に手助けしてしまう「過保護」といったことがないでしょうか。「過干渉」も「過保護」も、我が子かわいさに、じっと「待つこと」ができずに、手や口がでてしまうことのように思います。子育てでは、子どもが自らやろうとしていることには、あまり口や手を出さないで、温かく見守る姿勢が大事だと思います。
 「子育ては待つこと」と言われます。一番高等な動物であるはずの人間は、「待つこと」が他の動物より優れているはずです。しかし、何かとスピードが要求される現代においては、上手に待つことができない状況があります。私たち大人が、もう少し「待つこと」を考えたら、子どもが自分の力で考え、失敗しながらも多くのことを学んでいくように思います。必要以上の干渉や保護は、子どもの自立の芽を奪ってしまうように思います。もちろん、無責任な放任は困りますが・・・。
 夏休みを前にして、子どもが自主的に生活できるように、事前に意欲付けをしたり、話し合ったりすることを是非行ってください。そして、「待つこと」「我慢すること」の大切さも考えていただきたいと思います。

「学びをつなぐ、心をつなぐ、そして学校と家庭・地域をつなぐ」

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 桜の季節から新緑の季節、そして紫陽花が鮮やかな季節へと自然は巧みに変化を続けています。学校も、春の運動会で盛り上がりを見せた後、更に、活動に広がりや高まりが感じられるようになってきました。
 遠くから「○○先生、おはようございます。」と笑顔一杯にあいさつをする子、かなへび・豊年エビなどの生き物を大事そうに抱えて登校する子、チャボや育てている植物の世話を喜々として続ける子、長い昼休みを使って友達と元気よく遊ぶ子、下級生にやさしく接する子等、静浜っ子のすばらしさがよく見られます。授業中も、友達の考えに反応しながら、よく発言し、つなぎ合う姿が見られるようになってきました。
 また、ありがたいことに、「静浜の宝人」とお呼びしている地域人材の教育力を仰ぐ中で、教育活動が充実してきています。六年生の田遊びを取り入れた合唱奏や五年生の米作り体験をはじめ、琴などの伝統音楽の授業、クラブ活動、図書館教育、子ども見守り隊の取組などでもサポーターの方々が大活躍くださり、成果があがっています。
 年々、増えている「静浜の宝人」の皆さんについて、昨年、何人の方が大井川東小学校の教育活動に参画していただいているのか調査しました。実に、一年間でのべにして約五百人の皆様に御協力いただいていることがわかりました。大変有難いことです。更に、見守り隊の皆様を加えれば、一年間に千人以上の方々が学校へ足を運んでくださっているわけです。本当に、よい地域に支えられて、学校の教育活動が充実してきています。深く感謝いたします。
 今後も「地域に開かれたあけっぴろげの学校を創っていくことで、子どもの学びを充実し、信頼される学校にしていこう。」「校歌にあるように明るい東小学校を創っていこう。」と知恵を絞って、取り組んでいく所存です。地域の皆様、保護者の皆様の温かな御支援、御協力を引き続き戴ければと思います。
 さて、本校の子どもたちは、素直で明るく、優しい心をもっています。意欲的に学習や運動に取り組み、表現力も付いてきています。しかし、相手を意識した行動や言葉遣いという面では、まだ不十分さがあります。学習面でも、追究を深めていく面では課題が残っています。
 こうしたことから、本年度の教育目標は「ゆたかな心 たくましい力」、重点目標は「やさしさいっぱい かがやく子」と継続することにしました。重点目標の「やさしさいっぱい かがやく子」は口に出して言える子も多く、子どもたちにとって、目指す姿がわかりやすいようです。より子どもたちに意識させながら、「他者の思いを優しく受け入れ、互いにつなぎ合って、協働できる『やさしさいっぱい』の子」「自ら考え、進んで行動し、自分自身をより輝かせていく『かがやきいっぱいの子』」の育成を図っていきたいと考えています。
 具体的には、本年度の重点として、「学びをつなぐ」「心をつなぐ」「学校と地域・家庭をつなぐ」を合い言葉に取り組んでいきます。
1「学びをつなぐ」では、魅力ある授業づくりに取り組みます。
 子どもたちや保護者の皆様から授業や学校についての評価をしていただいていますが、二十年度も肯定的な評価が九十パーセント以上となるよう努めてまいります。
子どもたちのコミュニケーション能力を高めるために、「わかりやすい話し方、あたたかい聞き方」をめざし、子どもも教師も全校で取り組んでいきます。
2「心をつなぐ」では、他者を意識したやさしさいっぱいの活動を充実していきます。
 本年度は、心をつなぐあいさつと、きれいな学校づくりを推進していきます。「先手あいさつ」の取組が少しずつ実を結び、朝は、子どもたちもよく挨拶しています。更に「こんにちは」「さようなら」「ありがとう」など、いつでも、どこでも、まず自分から先に挨拶する子になればと期待しています。家庭でも、挨拶の輪を広げてください。心をつなぐと言う面では、子どもや保護者の皆さんへの相談体制も充実していきます。スクール・カウンセラーや相談員や支援員も含め、全職員で相談に応じていきますので、気軽に相談ください。
3「学校をひらく」ということでは、今年度も「静浜の宝人」と呼んでいる地域の方々の協力をあおぐ機会を前年度より増やすと共に、活動の中身の充実を図っていきたいと思います。
 安心・安全な学校づくりという面では、様々な機関と連携し、見守り隊などのサポーターの協力をいただきながら、より安全安心な学校づくりに努力していきたいと思います。
情報の発信ということでは、HPや便りなどを引き続き充実させていきます。学校と家庭と地域が同じ方向を向いて、子供に向き合い、子供たちの力や心を育てていけたらと考えておりますので、よろしくお願いします。
 ところで、本地区からよく見える富士山は裾野が広がった、とても美しい山です。また、裾野が広がっているからこそ、安定し、日本一の高さを誇っていると言えます。この富士山のように、高く豊かな学力を子どもたちにつけていきたいと考えています。
そのためには、富士山の裾野の部分にあたる「言語活動」や「体験活動」の充実に学校は取り組んでいきます。
 実は、全国学力調査・学力状況調査において、次にあげる子どもたちの学力が高いことがわかってきました。
 「朝食を毎日食べる子」「家で学校の宿題をする子」「読書が好きな子」「学校に行く前に持ち物を確認する子」「人の気持ちがわかる人間になりたいと思う子」「学校のきまり・規則を守っている子」などです。
 これらも富士山の裾野の役割を果たしている部分だと思います。裾野が崩れていては、学力は砂上の楼閣となり、剥落していくのではないかと思います。学力を自分を支える力とし、地域を支え、社会向上をもたらすものと考えれば、家庭・地域の役割は大きいように思います。御協力のほど、よろしくお願いいたします。

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