先生、予言は的中したよ。大きな返事と、美しい歌声で歌えたよ。

静かになった６年生の教室。
　　　　　　　　　　耳を澄ませば、あの日の会話が聞こえてきそう。

「おめでとう！」
下級生の声に、微笑んだり、またまた目頭を押さえたり…。

ありがとう、下級生のみんな。ありがとう、古知野北小学校。

　　　　　　　　　　　　「卒業生　歓送」

　　　　　　校旗を先頭に、運動場の感触を確かめながら進む。

歓送の会を待つ、下級生と保護者。オアギリの木も祝福してくれています。

大きな体と同じく、大きな心で、子どもたちを支えてくれた佐橋先生。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「ありがとう！佐橋先生！」

　「５年生からの２年間、お世話になりました！」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「ありがとう、井戸先生！」

６年１組。須賀先生の明るい笑顔に、どれだけ励まされたか…。　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「ありがとう須賀先生」。

　　　　昨日に引き続き、ギリギリまでメッセージを書き込む。　
　　 　「いつもありがとー！」やっぱりこのひとことかな。

在校生も心から拍手を送る。　
「６年生ってやっぱりすごいね」そんな声が聞こえてきそうな温かい拍手。

　　　　　　　　　　　　　「卒業生退場」　

　　先生の温かい眼差しと拍手で、胸が熱くなる。ありがとう、先生。

　　「校歌斉唱」
　　近づくフィナーレ。これで最後かと思うと、頬を光るものが伝う。　

　
　　　　

　
　すばらしい歌声と
　　　ここまで成長した姿に
　　　　　　　　　思わず流れる涙

　　　　　　　　　　ともに過ごしたことを思い出して…。

　　　　　　　　　卒業生合唱「はばたこう明日へ」　

　いつかはこの時がくると思っていた　悲しいことだけど今は泣かないで

　　　　　　　　　　　在校生合唱「Tomorrow」

　　Tomorrow　Tomorrow　明日を信じて　翼ひろげ　翔んでみよう

合唱を通して、一つになれることのすばらしさを学んできた。
　　今日は最後の日。今日も、６年生が一つになれるよう、指揮をする。

　　　　　　　　　　　合唱「最後のチャイム」
　
　今　卒業のとき　胸にこみあげるものがあるけれど
　まっすぐ顔をあげて　さよならの向こうには　何かがきっと待っている

　「いよいよ巣立ちのときです」
　「感謝を胸に　夢と希望をもって　中学校に向かって　はばたきます」

　　　　「別れの言葉」

　

　「今日の喜びを」
　「今日の感激を」
　「いつまでも　忘れることなく」
　「立派な中学生になることを
　　　　　　　　　　ちかいます」