令和6年度の合い言葉は「『き』力を高めて挑戦しよう」です。  『き』力とは、「雰囲『気』を大切にする力」「『聴』いて考える力」「『気』づき考え行動する力」「『協』力する力」です。これらを高めて、挑戦しよう!

2015.3.31 別れと出会いの春

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3月31日付の佐賀新聞に、以下のようなコラム「有明抄」が掲載されていたので、引用し、紹介させていただきます。
 
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「3月はライオンのようにやって来て、子羊のように去ってゆく」は英国のことわざだが、日本の天候にも通じそうだ。春の嵐に始まり、今はうららかな陽気となった◆年度を新たにする春はまた、別れと出会いの季節である。卒業や退職、転勤、そして入学、就職…。人生のいくつかの節目を演出するのが、春色そのものの桜である。毎年、律義なほどの美しさで咲く桜の光景に、郷愁にも似た思い出を重ねる方もおられよう◆<えだを はなれて/ひとひら/さくらの/はなびらが/じめんに たどりついた/いま おわったのだ/そして はじまったのだ…>。詩人まど・みちおさんの「さくらのはなびら」は桜をうたい、人をうたう。思えば、人の世は別れと出会いの繰り返しともいえる(後略)

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まさに、まどみちおさんの詩のように「おわったのだ そして はじまったのだ…」という言葉がピッタリのこの時季のように思います。寂しさを感じるのですが、いつまでもその思いに浸り続けるのではなく、気持ちを切り替えて、「リスタート」しなければなりません。

30日の本HPの記事に記載したように、今年度末には、4名の教職員がご退任となり、3名の教職員が異動となりました。明日4月1日には、新しく9名の教職員の方に着任いただく予定です。
これまでの古北小のよき校風を築かれてきた7名の皆様の力を大切に継承し、明日4月1日に着任いただく方々と共に、さらによりよい学校作りに努めていきたいと思います。

ご退任並びに、おかわりになる皆様の、今後のご活躍を願うばかりです。そして、これからの古知野北小学校の様子を温かく見守っていただければ幸いです。

保護者・地域の皆様、26年度は大変お世話になりました。27年度も、地域に誇れる学校作りをめざしてまいります。引き続き、ご支援・ご協力をいただきますよう、お願い申し上げます。
また、拙い文章ではありましたが、一年間、「校長室より」の記事をお読みいただき、ありがとうございました。4月1日からも、365日更新をめざして継続してまいりたいと思います。よろしければ、引き続きご覧ください。よろしくお願いいたします。

2015.3.30 「風に立つライオン」と「少年兵」

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昨日、「映画『風に立つライオン』を見てきました」という記事を掲載しました。実は、3月23日(月)発行の「みやざき中央新聞」に、見出しのようなタイトルで社説が書かれ、「風に立つライオン」のテーマの一つである「少年兵」について触れていました。

映画は、主人公の航一郎と少年兵との関わりが、大きなテーマの一つにもなっています。
「少年兵」とは、反政府ゲリラが、家族を戦争で失った子供を誘拐し、薬物を打ち、兵士にするのです。 

そして、この少年兵の問題に取り組んでいる「テラ・ルネッサンス」というNPO法人が日本にあるそうです。その創設者の鬼丸昌也さんという方が、映画を見て、「心が奮え、自分たちが訴えてきた現実を強いインパクトで伝えていた」と言われたそうです。そして、以下のような言葉を残してみえます(引用は宮崎中央新聞より)。

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「あの映画の中で描かれている傷ついた元少年兵たちの姿は、私たちがウガンダ北部やコンゴ東部で出会った元少年兵たちそのものでした。世界には確認されているだけで25万人もの18歳未満の少年兵がいます。彼らが兵士として戦わされている現実を、この映画は多くの人に伝えています。映画を見終わった後、心に残るのは、ささやかだけど力強く〈現実と向き合う勇気〉です。多くの人にこの映画が届きますように心から願います」

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映画を見る前に、この言葉を含んだ社説を読んだのですが、なんとなくは分かっても、リアリティーがありませんでした。しかし、映画を見て、「なるほど」と思ったのです。
世界には、まだまだ私たちが知らない世界があるようです。今回の映画を通して、また新しい知識を得ることができ、よかったです。

なお、「テラ・ルネッサンス」の活動は、以下のサイトに書かれています。少年兵の問題や、活動の内容がよく分かります。こちらも勉強になりました。
テラ・ルネッサンス

(※写真は、映画.comから引用しました)

2015.3.29 風に立つライオン

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今日は、映画「風に立つライオン」を見てきました。

1987年に発売された、さだまさしさんの同名の曲を、主演を務めた俳優の大沢たかおさんが、さだまさしさんに小説化を依頼し、さらに映画化が実現した作品です。

そして、さださんが作詞作曲した同曲は、実在の医師である、柴田紘一郎氏(長崎大学医学部卒業、後に宮崎県立日南病院長))から聞いた体験談に感銘を受けて作った曲というのですから、ストーリーもフィクションでありながら、事実を想像させるに十分なものでした。

ストーリーは様々なことを考えさせられるものでした。何よりも、さだまさしさんの曲そのものが、そんな詩になっています。歌詞には以下のようなフレーズがあります。

  この偉大な自然の中で病と向かい合えば
  神様について ヒトについて 考えるものですね
  やはり僕たちの国は残念だけれど何か
  大切な処で道を間違えたようですね

  診療所に集まる人々は病気だけれど
  少なくとも心は僕より健康なのですよ
  僕はやはり来てよかったと思っています
  辛くないと言えば嘘になるけど しあわせです

今なお、世界のどこかでは、悲しい戦争があり、目を覆いたくなるようなことがあります。一刻も早く、世界から、戦争がなくなることを願うばかりです。

春休みの最後に、いい映画を見ることができよかったです。
原作も読んでみたくなりました。

2015.3.28 教育ICTセミナー2015(春)

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昨日は、午後から、名駅の「ウインクあいち」にて行われた、見出しの研修会に参加してきました。  

内容は、文部科学省の代表の方による、「教育の情報化の動向」と、静岡大学准教授による「ICTを活用した協調学習型授業 21世紀型教員スキルと掛川市での取組」の二つがメイン。

特に、「教育の情報化の動向」では、副題が「我が国の教育の情報化の現状と、授業の質を高め、学力向上につなげるためのICT活用」というもので、政府の動向や、活用した教育の意義、整備状況、方向性など、多岐にわたって、話を聴きました。

現在の日本は、世界と比べて、「生徒が課題や学級の活動にICTを用いる」ということが、OECD加盟国の中で最も低い値となっており、「児童のICT活用を指導する能力」を高めることが求められているとのことでした。
講演では、最近よく叫ばれている「アクティブ・ラーニング」というキーワードが何度も登場しました。これからの時代は「学ぶことと社会のつながりを意識する」ことが大切となり、「どのように学ぶか」が大切になってくるのです。課題を自分で発見し、解決に向けて主体的に学ぶことはもちろん、協同的に学びながら、学びの室を深めていきます。その手立ての一つに、「ICT機器の活用」が入ってくるのです。
一人一台のタブレットを駆使し、互いに話し合いながら情報を集め、課題を解決する・・・、そんな学びのスタイルです。想像できるでしょうか。

政府は、29年度末までに、ICTの積極的な活用を伴った協同型・双方向型の授業革新を推進し、できるだけ早期に全ての教員がICTを活用した指導ができることを目指うことを方針として打ち出しています。そのためのハード的な設備も「無線LAN整備率100%」「タブレット40台導入」などと宣言しています。果たして、どこまで迫れるのか。政府は地方財政措置を活用して、整備するよう説いていますが、先が見えないのが現状です。ここ数年で、学校のICT環境がどこまで変わるのか、注視する必要がありそうです。

そんな中で、本校は、次年度、タブレットPCを複数台導入し活用する計画を立てています。次年度、本HPでそんな話題が提供できれば、と考えます。

2015.3.27 種まき桜

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3月25日付の産経新聞のコラム「産経抄」に以下のようなコラムがあったので紹介させていただきます。
 
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花見を楽しんでいるのだろうか。「あはれ花びらながれ をみなごに花びらながれ をみなごしめやかに語らひあゆみ…」。詩人の三好達治が、大正15年に発表した「甃(いし)のうへ」の一節である。静かに語らいあいながら歩く少女たちの頭上に、桜の花びらが舞い落ちている。▼福島県川内村でも桜の季節になると、秋元千果さん(12)と友達による同じような光景が見られるはずだった。もっとも東京電力福島第1原発事故から4年たった今月23日、村で唯一の小学校で卒業式を迎えたのは、千果さんただ一人である。▼事故の後、郡山市内で暮らしていた千果さんと家族は3年前、学校再開とともに村への帰還を果たした。しかし、学校に戻ってきた児童は全校でも16人にすぎず、18人いた千果さんの同級生は今も避難先にとどまっている。千果さんと担任の先生は、ずっと教室で1対1の授業を続けてきた。寂しさが募って、泣きたい日もあったはずだ。それでも、卒業文集の作文には、「今は充実しています。川内村に戻ってきたことに少しも悔いはありません」と記していた。▼21日の鹿児島市を皮切りに、桜前線が北上している。23日には、東京でも開花が確認された。千果さんが、やはりたった一人で迎える、村の中学校の入学式の頃には、校庭の桜は咲いているだろうか。▼もともと日本人にとって桜は、単なる春の美しい花にとどまらない。東北地方の農民たちは昔から、コブシとヤマザクラが咲くのを目安にして、種まきを行ってきた。秋の豊かな恵みを願いつつ、ヤマザクラを「種まき桜」と呼んできたという。▼千果さんにとって中学の3年間は、人生の種をまき、心と体が目に見えて成長する時期に当たる。ガンバレ!千果さん。

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巷では、桜の開花にあわせて、テレビでは、おすすめスポットを紹介したり、花見をする人にマイクを向けたりと、日々、にぎやかさが増しています。本校でも、「入学式までもってくれれば…」と、敷地内の桜の状況を見て、一喜一憂しています。

秋元さんのニュースは、メディアや中日新聞でも取り上げられていたので、知ってはいたのですが、掲載コラムのように、その桜が、開花に伴い、寂しささえ感じさせるものでもあることに気づかされました。

しかし、ヤマザクラを「種まき桜」と呼ぶ、日本人の繊細な感性は、さすがだなと思いました。そして、今春の桜が、秋元さんだけでなく、本校を含めた全国の新しい年度を迎えた子ども達にとって、「種まき桜」になることを願うばかりです。

(※写真はヤマザクラです)

2015.3.26 子どもを伸ばす魔法の言葉

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愛知県教育振興会が発行している4月号の「子とともに ゆう&ゆう」の特集は「子どもを伸ばす魔法の言葉」でした。
子どものやる気が高まり、成長するきっかけとなる「魔法の言葉」を、どんな言葉で、どのタイミング届ければ心へ響くのか、が書かれていました。 
中でも「『魔法の言葉』になる瞬間」というコーナーには、具体的に、子ども達が「励まされてうれしかった時」について語っています。また、保護者からの一例も掲載されていました。以下にその一部を紹介します。

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・お父さんに怒られた時、お母さんから「今度は気をつけようね」と声をかけてもらった。(小5)
・勉強でやる気が出ない時に、お母さんから、「あなたならやればできるから」と言われた。(小3)
・悩みがある時に、お母さんから「悩んでいたら相談してね!」と声をかけてもらった。(小5)
・悲しい時に、母親から「これだけは忘れないで。いつもママはあなたの味方だからね」と言われてうれしかった。(小3)
・サッカーの試合で失敗したらどうしようと考えていたら、お母さんとお父さんから「失敗してもいいから全力でやれ」と言ってくれて、安心できた。(小5)
・いつもご飯を食べるのが遅いけど、早く食べられた時「やればできるじゃん」と言ってもらえた。(小3)
・漢字テストが返ってきた時、「きれいな文字で書けているね」と言ったら、点数ではなく、字がきれいなことを褒められてうれしそうにしていました。(小3保護者)
・いつもやってくれている手伝いを終えたあと、「ありがとう、いつも助けてくれて」と言ったら「うん!」と笑顔を見せてくれました。それからは気づいたこともやってくれたり、何かうれしいことがあった時に言葉にしてくれたりするようになりました。(小3保護者)

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何気ない言葉でも、その子にとって、「魔法の言葉」になっているのが分かります。
新年度の子ども達はやる気に満ちあふれています。ぜひ、そんな気持ちを後押しできるよう、私たち大人が、励ましの「魔法の言葉」をかけられるといいですね。

2015.3.25 知的なやりとり遊び

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ベネッセの調査によると、幼児期に、親子で「知的なやりとり遊び」の頻度が、「学びに向かう力」と関係があるとの報告をしています。

具体的な「遊びの内容」は、以下の通り。

・子どもとことば遊び(しりとり・だじゃれ)などをしている
・子どもと一緒に数を数えている
・子どもに本の読み聞かせをしている
・子どもと一緒に絵を描いたり、粘土や折り紙で遊んだりしている
・子どもと知育玩具(あいうえおボードなど)を使って何か学習するような遊びをしている
・子どもとブロックや積み木などをしている

というもの。これらを「よくある」「ときどきある」と回答した幼児は「好奇心」「協調性」「自己統制」「自己主張」「頑張る力」において、回答していない層と、有意な差が見られるとのこと。

さらにこれらの結果は、母親の就労の有無や、最終学歴とは差異が見られなかったということで、調査を監修した大学教授によれば「子どもが学ぼうとする意欲、粘り強く物事に取り組む力は、小学校以降の学習する力の基礎となる。幼児期には教育的な意味も含めて楽しく親子で遊ぶことが重要で、それが結果的に学びに向かう力の伸びと関連すると明らかになった」と報告しています。

この調査結果は、幼児を対象にしているとは言え、小学生の発達段階でも、まだまだ同様な遊びは大切であると考えます。特に、低学年のうちは、親子で会話をもち、たくさん一緒に遊ばれてはいかがでしょうか。「学びに対する基礎」が造られていきますよ。

詳細はこちら↓
「幼児期から小学1年生の家庭教育調査・縦断調査(4〜5歳児)」

2015.3.24 修了式式辞

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今日は、1〜5年生の修了式を執り行いました。どの学年も、大変立派な態度で、臨むことができました。式辞は以下の通りです。
 
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ただ今は、みなさんに、修了証を渡しました。
このときの「しゅうりょう」という漢字は、3年生で習う「終わり」の「しゅう」という字ではなく、5年生で習う「修める」の「しゅう」を用いた「修了」となります。
これは、「終わりました」という意味ではなく、「きちんと整えおさめました」という意味になります。
もう少し、分かりやすく言うと、「みなさんは、この一年で、様々なことを勉強し、きちんと身につけましたね」ということです。

どうですか?みなさんは、しっかり勉強してきましたか?「できたよ」と言う人、手を挙げてみましょう。

手を挙げてくれたように、みなさんは、多くのことを勉強し、身につけてきました。
例えば漢字で振り返ってみましょう。それぞれの学年で1年間、どれだけ勉強してきたか知っていますか?1年生では80、2年生で160、3年生では200、4年生では200、5年生では185も学んできたのです。卒業した、6年生は181だったので、小学校のうちに、合計で「1006」も学ぶのです。

学校の登校日数が、1年間で約200日であることから、2年生から6年生は、ほぼ、1日に一つずつ、漢字を学んできたことになります。

1日に200個覚えようと思ってもなかなかできません。しかし、1年間をかけて、「コツコツ学ぶ」から身につくのです。皆さんは、今年一年、そのようにして漢字以外にも多くのことを学んできたのです。まさに、「継続こそ力なり」です。
ぜひ、4月からも、そんな「コツコツ学ぶ」ことを大切にしてください。1日1日の授業を大切にしていけば、一年後の3月には、また多くのことを学び、身につけているはずです。

さて、4月からの1年間、皆さんは、本当に様々なことに頑張って取り組み、学力以外に、心も体も、随分と成長してきました。
「ABCを大切に」してきたことから、学校は、今まで以上に整い、さわやかな校内になり、「全力」で取り組む姿勢は、多くの場面で感動を与えてくれました。

ぜひ、これらのことは、4月からも続けていきましょう。皆さんがさらに成長し、古知野北小学校がさらによりよくなるはずです。

春休みは長くありませんが、今までと同じように、危険な箇所に行かない、交通事故に遭わないことを約束して、また、4月に元気なみなさんに会いたいと思います。

以上で、修了式の式辞とします。

2015.3.23 ありがとう

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卒業式や人事異動などで、人との別れが多い3月です。
そんなとき、あいさつを交わすと、必ず、互いが「ありがとう」や「ありがとうございました」と言います。
この言葉を聞いて、悪く思う人はいません。もちろん、言う側は、実際にお世話になった感謝の気持ちを「ありがとう」に変えて伝えているので、気持ちがこもっているというのもあるでしょう。
そんなとき、以下の詩がふと浮かびます。

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   ありがとう  荘司 武

 ありがとう ありがとう
 言えば とっても いい気持ち
 言われりゃ もっと いい気持ち
 ありがとう ありがとう

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言っても、言われても気持ちがいい言葉の「ありがとう」。不思議な力をもっています。

もともと、ありがとうの語源は、「有り難し」にあり、本来「有ること」が「難い(かたい)」、すなわち「滅多にない」や「珍しくて貴重だ」という意味で用いられていました。しかし、中世になり、「貴重で得難いものを自分は得ている」というところから、「感謝の気持ち」を言うようになり、近世以降、感謝の意味として一般にも広がったと言われています。日本人がもつ謙虚な感性には、ピッタリな言葉のような気がします。

この季節にたくさん聞かれる「ありがとう」。しかし、別れのときに限らず、日頃から「ありがとう」を言ったり、言われたりする機会をもてるようにしたいものです。

ぜひ、古北っ子の皆さん、「おはよう」「おはようございます」と同じように「ありがとう」「ありがとうございました」を自然に、そしてさわやかに言えるよう、これからも過ごしていきましょうね。 

整える

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修了式まであと1日となった今日。

教室移動で誰もいない教室を覗くとご覧の通り、机、ロッカーの整頓など、教室環境の全てが整然としています。

一年間、「ABCを大切に」し、「整える」ことを意識し続けてきた結果ですね。

次年度も、この姿勢を大切に、「学びの道場」である教室や校舎を美しく保っていきたいものです。

2015.3.22 選手宣誓

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昨日から、春の到来を感じさせるものの一つである、「選抜高等学校野球大会」が甲子園球場を舞台に始まりました。今年で「87回目」です。

野球の試合はもちろんですが、春の大会も、夏の大会も、試合以外にいつも気にしているものがあります。「選手宣誓」です。

今回の敦賀気比高校主将の篠原涼選手の宣誓も聞く者の心を引き込むものでした。
以下にその宣誓文を掲載します。

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宣誓
高校野球の全国大会が始まって100年
戦争による中断や震災など いくつもの困難を乗り越えて
今 多くの皆さんに支えられ 大好きな野球ができることに感謝します

  グランドに チームメートの 笑顔あり 夢を追いかけ 命輝く

生まれ育ったふるさとで 移り住んだところで
それぞれの思いを抱きながら 見て下さっている全国の皆さんに
生きていることを実感してもらえるよう
この甲子園で 自分らしく 精いっぱい プレーすることを誓います

平成27年3月21日
選手代表 敦賀気比高等学校硬式野球部主将 篠原 涼

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宣誓文はじめの「いくつもの困難を乗り越えて」の下りを聞いて、「日本人って、ホント野球が好きなんだなぁ(自分を含め・笑。今日もスポ少応援してたし…)」と思いました。と同時に、「できることの感謝」を伝えるところはさすがだなと思いました。
そしてさらに、今回は「短歌」が入った、実に味のあるものでした。

全チームから抽選で選ばれ、時には、大きなプレッシャーになると思いますが、いつも「熱く温かい思い」を伝えてくれる宣誓文は、これからも楽しみの一つにしたいと思います。
そして、憧れの地で、精一杯のプレーをしてほしいと思います。

(※写真は、朝日新聞から引用しました)

2015.3.21 ありがとうございました

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まだ余韻が残る、卒業式が終わった昼過ぎに、以下のような、ありがたいメールを頂戴しました。

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お招きいただきました本日の卒業式で、大きな感動をいただきました。昨年の卒業式の記憶が私の脳裏にまだ残っていますが、今年はそれ以上だったと思います。
規律正しく、粛々と進められたことが素晴らしかったです。また、担任のお二人の先生からは、送り出す児童一人ひとりへの心情が痛いほど伝わってきました。
このように素晴らしい式典の背景には、他ならぬ先生方のご苦労があったものと受け止めます。目立たない準備作業の積み重ねが、卒業児童はむろんのこと、在校生にとっても貴重な教材になったと確信します。
ご苦労様でした。そしてありがとうございました。

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本当に私たちのことをよく見ていてくださっているのがわかります。
表現するのは4〜6年生で、その児童の力は、素晴らしいものでした。そこに至るには、もちろん、指導に答えてくれる児童の素直さと吸収力の高さがあってこそですが、やはり教師の指導があります。私自身、子どもたちの力に感心すると共に、ここまで力をつけた本校職員の指導にも、敬服しているところです。本当にありがたいことです。
そして、6年生の素晴らしい姿は、間違いなく5年生以下が、先輩の素晴らしい姿勢を引き継いでくれます。
メールのおっしゃる通りで、学校の教育活動は積み上げられていきます。

過分な言葉を頂戴し、恐縮します。
引き続き、子ども達のために、頑張る所存です。今後も、本校の教育活動に、ご支援・ご協力を賜りますよう、よろしくお願いいたします。

2015.3.19 6年生修了式

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今日は、明日の卒業式が行われることから、1日早く、6年生のみ修了式を執り行いました。大変立派な態度で、臨むことができた6年生。明日の卒業式も、いい式になることと思います。
式辞は以下の通りです。

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ただ今は、6年生69名のみなさんに、修了証を授与しました。これは、6年生を修了すると共に、小学校6年間を修了するものです。
このときの「しゅうりょう」という漢字は「終わり」ではなく「修める」の「しゅう」を用いた「修了」となります。その漢字について説明をします。

「修」という字にある、左側の偏と右側の旁(つくり)の上部を合わせた「攸(ゆう)」という部分は「人の背中にさらさらと細長く水を注いで洗い流すさま」を示しています。「飾り」を意味する「彡(さんづくり)」という部位をあわせて、「攸+彡」で、「でこぼこやきれめがなく、すらりと細長く姿が整ったこと」を表します。
そして「了」は、「終わり」を表します。
二つの文字を合わせて「きれめなく整え終えること」を表しているのです。
よって「修了」とは、「一定の学業・課程を、全て修め終えること」という意味になります。

皆さんは、小学校での学びを「全て整えるようにして終えた」ということです。しかし、学ぶことに終わりはありません。4月からは、中学校での学びが待っています。中学校を卒業すれば、ここにいる多くの人が高校に進学し、その後はまた大学や専門学校に、さらには大学院へ行き学び続ける人もいるでしょう。また社会人になっても資格をとったり、新しい仕事を覚えたりするために学ぶことがあるでしょう。学びへの追求は自分の意志や意欲があれば、永遠に続いていきます。

今日は、そんな人生において、義務教育9年間のうちの6年間を終えたに過ぎず、長い人生からすれば、まだ階段を二、三段上がったくらいでしかないかもしれません。
しかし、皆さんは、この6年間で多くのことを学んできました。ぜひ、その学びを中学校につなげてほしいと思います。そして、引き続き、「整える」ようにして、学びの階段を一段ずつ確実にあがっていってください。

さて、明日は卒業式です。この「卒業式」の正式名称は、「卒業証書授与式」です。卒業証書を授け渡すことが本来の目的の式です。
ぜひ、卒業証書を受け取るときの担任から呼名に、皆さんの心をすべて込めた、さわやかな「返事」をしてください。

そして、明日の一日をもって、正式に「修了」となります。3学期の合言葉の「整える」とあわせて、「修了」の意味にあったように、「きれめなく整え終え」、参加された家族の方、来賓、4・5年生に、さすが今年の6年生、さすが古北っ子というところを見せてください。 

明日は、みなさんで、すばらしい式にしましょう。

2015.3.18 児童の手で

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5年生のある学級に、写真のような掲示物(A6サイズの写真)があります。
学級の係活動の工夫の一つで、整理整頓をうながすために、求めるスタイルを写真であらかじめ提示したものです。写真の横には「ととのえて!」「上にはのせない!!」などのひと言が添えられ、児童の手作り感がしっかり伝わってきます。

働く場所であれば、オフィスや工場などで、「道具・工具の返却箇所を示す」「机など空間全体のレイアウトを示す」等の手法でよく見かけるものです。

ちょっとした工夫で、多くの人が意識し、環境が整います。校内には、「雑巾の並べ方」など、その他の教室でも、そんな工夫を見ることができます。

これは、「整理整頓」という言葉のみのメッセージより、可視化されているため、誰にでも伝わりやすくなります。指導の「ユニバーサルデザイン」になります。

また、この掲示することの良さは、掲示物を見た児童に効果があることはもちろんですが、それ以上に、作成した児童に効果があると考えます。おそらく作成した児童は、ほぼ100%の確率で意識をします。乱れていれば、自主的に直すこともするでしょう。そういう児童が複数いると、他の児童にも波及していくため、学級全体が整っていき、ありがたい効果が生まれます。

「ABCを大切に」の一つに「整理整頓」は含まれていますが、より意識するために、3学期の合言葉は「整える」にしています。児童は、この「整える」を随分と意識してくれています。次年度もこの意識が継続され、このような整えるための手立ても、広がっていくことを期待しています。

2015.3.17 サッカーの憂鬱

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たまにこのカテゴリで紹介している「おすすめ漫画」。今日もその一つを紹介したいと思います。

昨日の授業で、資料の中に「サッカーの憂鬱 〜裏方イレブン〜」(作者:能田達規さん)という漫画を紹介する部分がありました。
これは、いわゆる「キャプテン翼」や「イナズマイレブン」のような、「サッカー漫画」とは異なり、サッカーにまつわる裏方たちの仕事や苦労、喜びなどに視点をあてたものです。 

その「裏方」となる、登場する職種は、審判、クラブ広報、用具係、アナウンサー、第3ゴールキーパー、カメラマン、通訳、ユースコーチ、チームドクター、クラブ社長、スタジアムの芝の管理人、代表料理人、代理人、ライター、クラブ営業マン、サポーター、フィジカルコーチ、なでしこ・・・と、大変幅広い構成になっています。基本的には一話完結になっているため、ストーリーも明快で、読みやすい構成になっています。

昨日の授業では、「サッカーが好きで、サッカーにかかわる仕事に就いた人がいる」という旨の「就職観」について話をしたときに、「『サッカーの憂鬱』という漫画に、そんな職種を紹介しているよ」と伝えたものです。もちろん(?)知っている児童は誰もいませんでした(笑)。

現在2巻まで発売されています。掲載されている親雑誌が、現在休刊中のため、続きがあるかどうかは未定ですが、個人的には、ぜひ他の「裏方」も見てみたい気持ちです。
「世の中には、様々な仕事があるんだ」ということを子ども達に伝えるのに役立つ一冊です。

「サッカーの憂鬱」。家族で読める漫画として、おすすめです。

ABCを大切に

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児童の中にすっかり浸透している「ABCを大切に」。

間もなく一年が終わろうとしていますが、最後まで、心がけた行動がとれています。いいぞ! 

2015.3.16 将来について考える

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今日は、6年生に校長による「授業」を1・2組、各教室で実施しました。
内容は「キャリア教育」がベースとなった、「将来の就職観」について考える学級活動です。資料は、自作資料で、以下のような家族の会話から、「就職観」について考えていきます。

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主人公ケイコは、女子サッカー選手を夢見る小学6年生。そんな娘の夢に対して「有言実行」したイチロー選手などを引き合いにする母と、誰もがかなうわけじゃないと言う父。そんなことを聞かされ、女子サッカー選手になる道のりも、実は平坦ではないことを知り、本当に実現できるのか揺れ動くケイコ。しかし、両親がかつて描いていた夢と現実について父から話を聴くと、もう一度がんばろうという気持ちになります。

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6年生では、「就きたい職業について調べる」ことをします。上記の内容は「職業に対する多様なものの見方や考え方について理解する」という目標に近いため、中学1年生で学ぶのが適切かもしれません。しかし、あえて一歩進んだ目標について学習することで、夢や目標をもって、中学校生活をがんばってほしいという願いから、実施をしました。

授業では「今日の授業に題名をつけるとしたら」というまとめの発問に対して、「夢に向かって」「夢に近づくために」など、夢に向かってがんばる姿勢の大切さが伝わったようでした。また、感想には「有言実行できるようにがんばりたい」「どんな仕事でも就ける『土台』作りをしっかりしたい」など、授業で掲げたキーワードが用いられたポジティブな感想をいくつも見ることができ、うれしく思いました。

しかし、久しぶりの授業にワクワクしすぎて、伝えたいことを凝縮しきれなかったのは反省点です。時折、笑いを交えながら和やかな雰囲気で授業を進めることができましたが、次回の授業までに、腕を磨いておかなければ、と思った今日の授業でした。
6年生の皆さん、楽しかったです。ありがとう。

廊下側窓ガラスの磨りガラス化

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全教室の出入り口後方の扉のガラスを透明化にしているのは、先日お伝えしたところですが(参照:2015.3.9 教室扉のガラスの透明化)、そこでお知らせしたように、逆に、北舎1階の一教室のみ、廊下側の全てのガラスが透明になっているため、廊下側の「窓ガラス」のみ「磨りガラス」に変更する作業がこのほど完了しました。

これで、次年度、この教室を使用する児童は、落ち着いて授業に臨むことができます。
「学びやすい環境作り」を次年度も、可能な範囲で推し進めていきたいと考えています。

2015.3.15 大正村クロスカントリー

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朝は、放射冷却のせいか、天気は晴れているものの寒い朝に。しかし、気温が徐々に上がり、軽いアップで汗をかくような暖かい日となりました。

昨年の反省を生かし、ペース配分に注意。序盤の大正村の町並みを進む平坦な道(写真最上段)は、5分/kmペースで進み、無理をしない走りに。短いながらも、徐々に坂道が現れてきますが(写真二段目)、ペースはそのままで推移。

しかし、3km付近から続く登り坂と(写真三段目)、山の中の小径の登り坂(写真最下段)は、あわせて2kmくらいあるでしょうか。さすがに、ペースが落ちていきます。
「どれ位の角度の坂か」と言うと、ちょうど写真の道路右にある民家の土台を覆う石壁を見ると、その傾きが分かると思います。2kmで約120m登っていくコースですから、約20m進むと1.2m登るのです(勾配率6%←マラソンにしては、結構厳しい!)。ちなみに、箱根駅伝の5区の山登りの最も激しい箇所(恵明学園前〜湯坂路付近)は、13%と言うのですから、半端じゃありません。そう思うと、「箱根に比べればまだまだ・・・登りの次は下りだ」とその瞬間を楽しみにしながら、ダラダラ続く長い坂をコツコツ登っていきます。

コースの最高地点からは、下りばかりかというと、そうではなく、「この絶妙なコース作りは誰が・・・」と責めたくなるような、残り3.5kmあたりから、再び1kmの登り坂が。これがもうキツイ!ここを超えると、ようやく来た道に合流し、逆に下り坂になっていきます。最後は、登り坂で「借金」となったタイムを返すべく、軽快に下っていきますが、惜しくも5分/kmは、切ることができず、6マイル(9.6km)を「49分36秒」でフィニッシュ。しかし、昨年より、3分20秒ほど縮めることができました。

大会には、雑誌「ランナーズ」で昨年表紙モデルをしていた丹羽なほ子さんが、ゲストランナーとして2マイルを走り、大会に花を添えていました。

苦しいコースだからこそ、走り終わった後の達成感は、ロードレースとはまた違ったものがあります。これが、「また来年出場しようかな」と思えるところかもしれません(笑)。そこで、来年は、10マイル(16km)に挑戦しようかと・・・。

【中継】大正村クロスカントリー

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今年は、恒例の景品抽選が、受付時にもらう封筒内にすでに「当たり」が入っているという「事前抽選方式」に。

受付時に、封筒をいただき、中を見ると・・・、当たりの用紙が入っているではないですか!(写真上)
しかも「サーティワンアイスクリーム」の「オリジナルグッズ」と・・・。
これは、エナメルのポーチとか、ちょっとしたバッグとか(以前はそういうものがあったらしい)かとイメージして、ものによっては娘たちが喜ぶかと思い、ルンルン気分で交換へ。

「お願いします!」とさわやかに用紙を渡すと、奥から持ってみえたものは・・・、スヌーピーのイヤホンジャックに指すストラップ(写真下)。「えっ」と思いながらも、「あ、ありがとうございます」とお礼を言って退散。

結局、イメージが膨らみすぎていた自分に反省。となりのお店で「牛串2本・唐揚げ5個」の当たりと交換していた人が、妙にうらやましかったのでした・・・(笑)。
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