最新更新日:2024/04/19 | |
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大同大学大同高等学校吹奏楽部 第12回定期演奏会創部14年ながら、最近のレベルの向上は関係者の間でも評判になっています。 私は生では、おそらく初めて聴きます。 開場後、開演前にアンサンブルの演奏が行われました。 打楽器四重奏の「傀儡の匣」。 演奏はよいのですが、お客さんがうるさい。 2番は、曲名の紹介がなかったのですが、金管八重奏の(たぶん)「テレプシコーレ舞曲集」。演奏はよいのですがお客さんがうるさい。 開演前だからある程度やむを得ませんが、残念です。 ところが、ここで衝撃が! やたら上手い! 上手いだけではない、この気迫は何? 木管八重奏の「巡礼歌」です。 その理由が後でわかりました。 パンフレットの表紙裏に書かれた校長先生の言葉を読んで思わず涙・・・ 「・・・金賞を受賞し、中部日本大会への切符を得ました。その直後にメンバーの一人のお母さんが若くして亡くなるという悲しい出来事がありました。3月13日の通夜の席、吹奏楽部の8人が棺の前で奏でました。もちろん最愛の母をなくした奏者も一緒に。涙が出る、鳥肌が立つ演奏でした。」 シーンを思い浮かべるだけで泣けてきました。 音楽は、情念がテクニック以上のものを引き出すといいますが、その典型的な例を見ました。 音楽に関わることでは、この数年で最も心が揺れた瞬間でした。 3月24日の本選も有力な1位候補でしょう。 さて、本番。 ホールはいわゆる市民会館中ホール。 私も何度もこの舞台に立ちました。 印象は響かない・・・ 当時はこんなものだと思っていました。 名古屋市民会館と厚生年金会館、鶴舞の公会堂、勤労会館ぐらいしか会場がなかった時代です。 その後、音響のよい会場がどんどん出てきました。 そのホールに耳が慣れたので今日は・・・ あれ?中低音が聞こえない。 サウンドが溶けない。 なぜ? 1曲目の最後で、残響が残らなかったことで理解しました。 ホールの特性なのです。 弦バスが聞こえないホールは、残念です。 演奏は見事でした。 個々に特に上手い子もいました。 音響がよいホールで聴くとよりよかったと思います。 これからも応援したくなるバンドです。 |
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