最新更新日:2020/03/31
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玉虫(タマムシ)ゲットだぜ!

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 9月4日(月)の5時限目の授業が終わろうかとする時、おおぞら組の教室にタマムシが飛んで入ってきました。
 タマムシと聞いて、私たちの世代が思い出すのは・・・たくさんのタマムシの羽根を飾り付けて完成したと伝えられてる国宝「玉虫厨子」(たまむしのずし)です。
 私が小学生の頃の教科書には、この厨子について記述されたページがあり、当時の子どもたちは、いつかは実物が見たいと思っていました。

 国宝「玉虫厨子」は、飛鳥時代(7世紀)の仏教工芸品です。厨子のあちこちには仏教絵が描かれ、その中でも右側面の「捨身飼虎図」(しゃしんしこず)が有名で、厨子が単なる工芸品ではなく、仏教の教えに従った調度品であることを物語っています。
 しかし、この厨子が有名になったのは、何と言ってもその名前の由来になった玉虫細工です。框(かまち)などの細長い部分に使われた金銅製の部材には、唐草模様の透かし彫りの細工がほどこされていて、その下に虹色の縞模様を見せる玉虫の羽が入れられています。
 しかし長い歳月を経過するうちに、部材は変色し、現在ではタマムシの羽根のほとんどが失われてしまっています。私が小学校の修学旅行で初めて実物を見た時は、あまりにもイメージした姿とかけ離れていて、がっかりしたことを覚えています。

 これまでに、この玉虫厨子の姿を再現しようと多くの人がチャレンジしています。昭和30年代に「日本鱗翅学会」が懸案となっていたタマムシの羽根を集めて制作したり、平成に入ってからも、岐阜県高山市の造園業の方が1億円超の私費を提供して計画、大工や蒔絵師(まきえし)ら延べ4000人以上がこのプロジェクトにかかわり、2万匹以上の玉虫の羽根を使用して復刻版(レプリカ)を完成させたりして、当時の輝きをよみがえらせています・・・

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