最新更新日:2020/03/31
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読書週間 「おはなし会」 (1)

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 10月25日(水)、“児童文学 波の会”(以下 波の会)より4名の方が来校されて、2、3時限に「おはなし会」が上演されました。
 「波の会」は設立されてから40年以上の歴史をもち、名古屋市内の図書館をはじめ、近郊の学校に出かけての「おはなし会」を行うなど、精力的に活動されているグループです。
 波の会による「おはなし会」では、“ストーリーテリング”と呼ばれる手法が用いられます。
 “ストーリーテリング”とはアメリカの図書館で20世紀に始まったものです。児童担当の司書やボランティアが昔話や創作童話を覚えて子どもたちに語りかけるスタイルで、一般的な絵本や紙芝居などを朗読する「読み聞かせ(読み語り)」などの手法とはやや異なり、書籍などの台本や道具をもたずに、聞き手の前に立つストーリーテラー(語り手)がお話を語るところに特徴があります。
 また上演の際は、聞き手を中央にあつめて、部屋をやや暗くして、照明も最小限にして語り手が登場するステージが完成します。(本当はろうそくの灯やスポットがよいのだとか・・・)
 語り手の頭の中にいったん入ったストーリーは、語り手というフィルターを通して子どもたちに伝えられます。語り手は子どもたちの目を見ながら語り、子どもたちも語り手の方を見ていますので、子どもと物語をより深く共有できるというメリットがあります。
 「読み聞かせ」では、絵本のさし絵が言葉のイメージを助けてくれるのに対して、「ストーリーテリング」は、登場人物の容姿や服装、色、まわりの情景などは聞き手の想像力にまかされ、自由に思い浮かべる世界ができあがります。語り手の側は、もとの文章表現にしばられることなく、すべて自由にお話を描けるのです。
 読書やスライドショー、テレビ、コンピュータの映像などはとてもわかりやすいのですが、ストーリーテリングのように目からの情報にたよらず、耳で聞くことは、想像力を高めるはたらきがあります。この想像力こそが読書の素地になっていきます。
 生身の人と人とのふれあいから始まる「おはなしを聞く」という行為がもつ暖かな人間らしさと、そこから生まれる「人の声に耳を傾けることのおもしろさ」や「物語をいっしょに作り上げ、共有する楽しさを体験すること」が、子どもたちの人生を豊かにし、生きる力を生み出すことを願って、波の会のみなさんは活動を継続されています。

 本日行われた「おはなし会」のようすを紹介させていただきます。まずは2時限目から・・

(写真 1〜3、4) 5年生対象

 「ルンペルシュティルツヘン」(グリムの昔話)

 「だんまりくらべ」(日本の昔話)

 「チワンの錦」(中国 苗族の民話) 

(写真 5、6) 1・2年 対象

 コートのおはなし

 「はなたれ小僧さま」 
    *『子どもに語る日本の昔話3』より

 「三びきのクマの話」 
    *『イギリスとアイルランドの昔話』より

 「王さまの耳は、ろばの耳」
    *『こども 世界の民話 下』より  




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