最新更新日:2020/03/31
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3月24日(火)1〜5年生臨時登校日(9:10下校)  4月7日(火)にじの丘学園小中学校入学式  4月8日(水)にじの丘学園小中学校始業式                                

きょうの給食(2月9日)

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[今日のメニュー]

・関東煮
・五色あえ
・わかめごはん
・牛乳

 「おでん」と「関東煮」、それぞれの違いを説明するのは難しいものです。
「コンビニで売っているのが、おでん?」
「屋台などの暖簾(のれん)に書いてある文字が関東煮・・」
などと言う人はいますが、実際のところはどうなんでしょう?

 「関東煮の起源」については諸説いろいろあるようですが、その中の一つに文字どおり、“関東地方から伝わった煮物”という説があります。
 「おでん」のルーツは、煮たり焼いたりした具に味噌を塗る「みそ田楽(でんがく)」が始まりだと言われています。はじめは味噌をつけていたものが、今のようなしょうゆで煮込むおでんになったのは、関東近郊で醤油作りが盛んになった江戸末期と言われています。
 手間のかかるみそ田楽に比べ、醤油味のおでんは煮込むだけですむので、屋台で手軽に食べられる軽食としてまず関東地方で広まり、やがて関西にも伝わりました。(江戸前寿司も屋台で立ち食いスタイルで食べられていた・・という記録もありますね)
 その時に「みそ田楽」と区別するために、醤油味のものは「関東煮」と名付けた・・と言われています。
 関東煮の起源のもう一つは、伝わった時期が江戸より後の大正時代という説です。きっかけは1923年に起きた関東大震災。震災後に関東の料理人が関西に避難する一方で、関西の料理人が復興需要を当て込んで関東に進出するなど、東西の料理人が行き来したおかげで、醤油ベースの関東煮が関西地方に広まった・・・というものです。割り下を使う関東風の「すき焼き」などもこの時期に関西に伝わったと言われています。 
 「五色あえ」は、ほうれん草、にんじん、オイルツナ、もやし、油揚げなど数種類の食材を砂糖、醤油、ねりゴマ、すりゴマで和えてあります。

 今日は金曜日ということで“ごはん給食”です。磯の香りがする「わかめごはん」が登場しました。

きょうの給食(2月8日)

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[今日のメニュー]

・カレー
・元気サラダ
・麦ごはん
・牛乳

 今日の給食は、人気メニュー「カレーライス」の登場です。
 給食のカレーはとてもおいしいです。それは・・・たっぷりの野菜を大きな釜で炒めて、カレールウだけでなく、ブイヨン、ウスターソース、ケチャップ、そして隠し味としてチャツネが入っているのでうま味が増すからなんです。
 「チャツネ」とはフルーツや野菜、スパイスなど色々な種類の食材を使ってジャムのように仕上げたもので、インド料理では欠かせない調味料です。

 「元気サラダ」は以前の「1年 国語」(教科書)に掲載されていた「サラダでげんき」というお話に出てきたサラダを再現したものです。
 物語の主人公であるりっちゃんはお母さんが病気になってしまったので、なにかいいことをしてあげたいと考えます。そこで、美味しいサラダを作ることにしました。りっちゃんのところへやってきた犬はハムを、おまわりさんを乗せた馬はにんじんがいいよとりっちゃんに教えてくれます。他にもいろいろな動物たちがやってきて、さまざまな食材を教えてもらったりっちゃんはおいしいサラダを作っていくというストーリーです。
 このサラダには、キャベツ、きゅうりなどの野菜のほかに、かつおぶし、ハム、にんじん、とうもろこし、こんぶなど、物語の中でいろいろな動物たちがアドバイスした食材が入っていました。

 物語のように、子ども達も「元気サラダ」を食べて風邪に負けず、より元気になってほしいです。

きょうの給食(2月7日)

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[今日のメニュー]

・豚汁
・ツナの甘辛煮
・ハリハリ漬け
・ごはん
・牛乳
・手巻のり

 「豚汁」は豚肉をはじめ、にんじん、大根、ごぼうといった根菜類の野菜や、豆腐、こんにゃくなどの具材をたっぷり使った汁物です。
 豚の脂が汁の表面を覆い冷めにくくしてくれますので、今日のように寒い日に食べると体が温まりますね。

 「ツナの甘辛煮」は油を切ったツナに、砂糖、しょうゆ、酒を入れて煎っていきます。煎りすぎるとボソボソになってしまうので、調理員さんは気をつけて煎ります。
 
 「ハリハリ漬け」は、きゅうりの千切と同じく細めに切った「たくあん」と和えます。

 愛知県産の「手巻きのり」が登場しましたので“手巻きごはん”を作ります。
 海苔(のり)の上にごはんを薄くひろげ、具材である「ツナの甘辛煮」、「ハリハリ漬け」をのせてくるりと巻きます。

 節分が過ぎてしまいましたが、教室では
「恵方巻き!」
といって南南東をむいて食べる子や、手巻きではなく、おにぎりを作って食べた子もいました。

きょうの給食(2月6日)

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[今日のメニュー]

・きしめんのつゆ
・野菜かきあげ
・キャベツの梅あえ
・きしめん
・牛乳

 今日の給食は・・名古屋名物「きしめん」が登場しました。
 きしめんは小麦粉に塩と水を加えてこねたものをのばし、寝かせてから細長く切って麺にします。つるりとしてコシが強いのが特徴のきしめんは、うどんよりも平たく延ばすため、途中で切れたり折れたりします。きしめんを打つのは、職人の腕の見せどころだそうです。
 きしめんの麺が平べったいのは、この地方の特徴である、味噌やしょうゆのしっかりとした味付けが楽しめるようにするためだといわれています。
 一般的な「きしめん」の具は花かつお、青菜などシンプルですが、給食では、鶏肉、白菜、にんじん、しめじ、ねぎ、かまぼこが入っていて具だくさんでした。
 今日は、たまねぎ、ごぼう、にんじん、みつばといった野菜をたくさんつかった「野菜かきあげ」をつゆに浸していただきました。

 「キャベツの梅あえ」はキャベツ、もやしを刻んだ“カリカリ梅”で和えてあります。カリカリ梅には紀州南高梅が入っていました。
 南高梅は和歌山県を代表する品種です。果実は非常に大きいわりに、種は小さめで、果肉が厚くて柔らかいのが特徴です。

きょうの給食(2月5日)

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[今日のメニュー]

・春雨スープ
・チンゲンサイと生揚げの中華炒め
・ごはん
・牛乳
・りんご

 「春雨スープは」は主役の春雨をはじめ、もやし、ねぎが入った。中華風スープです。しょうがも入っているので体があたたまるスープになりました。
 春雨は中国から伝わった食材ですが、中国では「粉絲(フェンスー)」と呼ばれています。“春雨”という名前は日本でつけられたものです。半透明の糸のような形が春にしとしと降る雨に似ていることからつけられました。

 「チンゲンサイと生揚げの中華炒め」は、豚肉、青梗菜(チンゲンサイ)、生揚げ、にんじん、タケノコ、しいたけなどが、中華スープ、オイスターソース、醤油、砂糖、ごま油などの調味料と一緒に炒めてあります。

 旬の果物「りんご」も登場しました。日本では明治時代に食用のりんごの栽培が始まりました。国内では100種前後の品種が栽培されていますが、世界的には数千から1万種ほどにもなるそうです。
 りんごの皮に多く含まれるポリフェノールには免疫活性化作用があり、ウイルス等を退治しやすくなり、かぜやインフルエンザの予防になるといわれています。

きょうの給食(2月2日)

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[今日のメニュー]

・すまし汁
・牛肉とごぼうのごはん
・いわしの梅煮
・菜の花あえ
・牛乳
・節分豆

 今日の給食は、季節感いっぱいの節分献立です。「いわしの梅煮」、「節分豆」をはじめ、立春が近いということで、“なばな”を使った「菜の花あえ」が登場しました。

「いわしの梅煮」は鰯(いわし)をしょうゆ、みりんなどの調味料と愛知県産の梅肉で煮てあります。いわしは骨も食べられるよう軟らかく処理されています。
食事中、男の子に
「骨食べれる?」と聞かれ、
「食べられるよ!」と言ったら
「やったぁ!(自分の骨が)強くなる」
と言いながら食べてくれました。

「菜の花あえ」は、菜花(なばな)とキャベツをしょうゆ、砂糖であえました。緑色の濃い野菜がなばなです。なばなは若くてやわらかい花茎や葉、つぼみを食用にします。日本では奈良時代より前から食べられている食材です。
 菜花はβ−カロテン(体の中でビタミンAに変わります)が豊富で、骨の健康に必要なカルシウムやビタミンKも豊富です。

「節分豆」を“自分の年齢と同じ数だけ食べると1年間健康に過ごせる”といわれています。
 一袋に20粒ほど入っていました。私の年齢にはほんのちょっと足りなかったです・・

きょうの給食(2月1日)

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[今日のメニュー]

・五目汁
・鶏肉とキャベツの炒めもの
・麦ごはん
・牛乳

 「五目汁」には、にんじん、大根、豆腐、しいたけ、三つ葉が入っています。かつおのダシを効かせた汁物です。

 「鶏肉とキャベツの炒めもの」は鶏肉、キャベツ、ねぎを大きな釜で炒め、しょうゆをベースに味付けをしました。
 キャベツは冬が旬の野菜ですが、日本では春に収穫される品種に始まり、夏の高原で収穫されるものなどがあり、旬は品種ごとに違ってきます。
 「寒玉キャベツ(冬キャベツ)」は愛知県や千葉県などで多く栽培され、11月頃から2月頃までが旬です。
 春に収穫される「春玉(春キャベツ)」は千葉県や神奈川、九州などで栽培されています。夏に高冷地で収穫される「高原キャベツ(夏キャベツ)」は群馬県などが有名ですが、長野県をはじめ北海道や東北でも収穫されています。

きょうの給食(1月31日)

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[今日のメニュー]

・ポークビーンズ
・イタリアンサラダ
・スライスパン
・イチゴジャム
・牛乳

 始業式からあっという間に3週間がすぎ、気がつけば、今日で1月はおしまいです。この調子だと、修了式もすぐにやってきそうです。
 今月最後の給食は「ポークビーンズ」の登場です(^_^;)
 ポークビーンズは昨年の6月以来の登場ですが、久しぶりに感じないのは、その間に「チキンビーンズ」が出ているからかもしれません。(あくまでも個人の感想です!)
 「ポークビーンズ」と「チキンビーンズ」は私たちにとってはよく似たメニューと思われがちですが、ポークとチキンのように、肉の種類が別のものであることはもちろん、使用する調味料も少し異なります。
 「チキンビーンズ」には、トマトソースとケチャップが使われているのに対して、「ポークビーンズ」は、クラッシュトマト、トマトジュース、ケチャップなどが使われています。(画像からもわかります!)
 「イタリアンサラダ」はキャベツ、にんじん、きゅうり、とうもろこしなどの野菜のほかに、ベーコン、チーズ、アーモンドが入ったおしゃれなサラダで、子どもたちにも人気があります。
 「ポーク(チキン)ビーンズ」の日には、スライスパンとジャムがセットになることが多いですね。

きょうの給食(1月30日)

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[今日のメニュー]

・中華風コーンスープ
・愛知野菜の春巻き
・ブロッコリーの中華風サラダ
・ごはん
・ふりかけ

 「全国学校給食週間」の最終日です。最終日は地元でとれた食材を使用したメニューが登場しました。

 「愛知野菜の春巻き」には、愛知県産のキャベツ、れんこん、が使用されています。
 愛知県のキャベツは、作付面積が全国一で、特に冬から春にかけて県内をはじめ全国の消費地に出荷されています。れんこんで有名な愛西市は、全国でも有数のれんこんの産地です。

 春巻きに添えられているサラダは「ブロッコリーの中華風サラダ」です。サラダに使われているブロッコリー、キャベツも愛知県産でした。

 「中華風コーンスープ」は鶏豚湯(ケイトンタン)という中華料理で使われることの多いガラスープと、クリームコーンをベースにして、豆腐やねぎなどの具材を入れ、とき卵を加え、塩コショウであじを整えたら完成です。
 私(岡野)が中華風コーンスープを初めて作ったのは、高校の調理実習でした。その時は「粟米湯(スーミータン)」という名前で習いました。“粟米(スーミー)”はとうもろこし、“湯(タン)”はスープという意味があります。

 それから、ごはんのおともに“のり・かつお味”の「ふりかけ」が登場しました。
 今回も11月10日に登場したふりかけと同様、パッケージの裏面に、食にまつわる数種類のことわざが載っていました。私が食べたふりかけには「腐っても鯛」ということわざが載っていました。
 お子様のふりかけには、どんな「ことわざ」が紹介されていたのでしょうか?

きょうの給食(1月29日)

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[今日のメニュー]

・おちょんぼり
・鮭の塩焼き
・けんちゃん
・ごはん(瀬戸市産 あいちのかおり)
・牛乳

 「全国学校給食週間」の4日目は瀬戸に伝わる郷土料理の「おちょんぼり」と「けんちゃん」が登場しました。
 「おちょんぼり」は、すいとん汁のことです。汁の中に、ぽちょん、ぽちょんと“すいとん”を入れていく様子から、この名前がついた・・と言われています。
 給食のおちょんぼりには、すいとんのほかにも、白菜や人参、しいたけなどを入れました。しょうゆ味の少しとろっとした汁物です。

 「けんちゃん」は大根や人参を炒めた「炒めなます」のことです。瀬戸市では、お正月におせち料理としても食べられています。
 「けんちゃん」という名前の由来は、「けんちん」という言葉がなまって「けんちゃん」になったと思われます。
 「けんちん」とは精進料理に由来する料理やお菓子のことを指します。肉や魚を使用していないなますが「けんちんなます」と呼ばれ、いつしか「けんちゃんなます」、「けんちゃん」になったようです。使用される食材、調理方法は違いますが、他の都道府県でも「けんちゃん」と呼ばれる料理があります。例えば、香川県では高菜の仲間であるマンバという野菜を煮こぼした後、およそ一日水にさらして十分アクを抜いたものに、豆腐・油揚げ・練り物・いりこ等を入れて煮びたしにした「まんばのけんちゃん」という名前の郷土料理があります。瀬戸市の「けんちゃん」とはとても異なりますね!
 給食の始まりは、明治22年、山形県の忠愛(ちゅうあい)小学校で家が貧しくお弁当を持ってこられない子どもがたくさんいたので、この小学校を建てたお坊さんが昼食を出したことからだといわれています。
 そのときの献立が、おにぎり、焼き魚、漬物だったので、それにちなんで「鮭の塩焼き」も登場しました。

 それから今日のごはんには、本地・山口地区で収穫されたお米「あいちのかおり」が使用されています。この品種は2月の給食にも登場する予定です。



きょうの給食(1月26日)

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[今日のメニュー]

・ひきずり
・ひじきとれんこんのあえもの
・ごはん
・牛乳
・みかん

 「全国学校給食週間」の3日目は、愛知県の郷土料理である「ひきずり」が登場しました。

 鶏肉をつかったすき焼きのことをこの地方では、「ひきずり」と呼びます。
 ひきずりの名前の由来にはいくつか通説がありますが、なかでも、鶏肉はしっかりと火を通さないといけないことから、 鶏肉のすき焼きは肉を鍋底でじっくりひきずって食べる、その様子から「ひきずり」になったという説が有力です。この料理のあまりのおいしさに、とり肉ののった皿を引きずりあったことに由来するといった説もあります。

 「ひじきとれんこんのあえもの」はひじき、れんこん、ほうれんそう、にんじん、オイルツナを砂糖、しょうゆ、ごま油で和えました。

 食後のフルーツとして「みかん」も登場しました。とても甘かったです。
 みかんの房の数あてクイズをして楽しみながら食べているクラスもありました。

きょうの給食(1月25日)

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[今日のメニュー]

・けんちん汁
・みそカツ
・ボイルキャベツ
・ごはん
・牛乳

 「全国学校給食週間」2日目は、「みそカツ」が登場しました。
 「みそカツ」は愛知県の名産品である豆味噌(まめみそ)をベースに作った味噌だれをトンカツにかけていただきます。
 昔から愛知県で作られてきた味噌は、米麹や麦麹を使わずに豆麹のみで仕込んでいます。見た目の色から“赤みそ”とも呼ばれます。
 今日のみそカツは、豚肉の「ヒレ」という部位を使用しました。ロースの内側にある棒状の部位のヒレは、豚一頭からおよそ1kgしかとれません。これは、1頭の肉量の2%ほどに当たります。
 ヒレ肉はビタミンB1を最も多く含んだ部位です。ビタミンB1は疲労回復に効果があります。

 精進料理がもとになった「けんちん汁」の具材には、豆腐、大根、ごぼう、にんじん、しいたけ、ねぎが使われています。精進料理では“殺生(せっしょう)はいけない”という教えから、肉や魚は用いません。
「けんちん汁」の名前の由来は、神奈川県にある「建長寺(けんちょうじ)」の修行僧が作っていたことから「建長寺で作った汁」がなまり、「けんちん汁」になった・・という説があります。

全国学校給食週間 スタート!

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 1月24日(水)から30日(火)までの1週間は、「全国学校給食週間」です。
 瀬戸市では,「学校給食週間」にちなんで、郷土料理や愛知県産の食材を使用した“ 期間限定の給食メニュー ”が登場します!

 ここでは「全国学校給食週間」のはじまりについて少しふれてみたいと思います・・・

 明治22年,山形県鶴岡市の小学校でお弁当を持って来ることのできない貧しい子どもたちに学校を建てたお坊さんが昼食を出したのが,日本での「学校給食のはじまり」と言われています。
 そのときのメニューが,おにぎり,焼き魚,漬け物だったそうです。その当時の子どもたちはみんな喜んで食べたそうです。(写真 1)  

 明治22年にはじめて実施されて以来、全国各地に広がってきた学校給食は、昭和の時代に入って太平洋戦争の始まりとともに中断されてしまいました。
 戦争は終結しましたがすぐに給食再開とはなりませんでした。戦後の食糧難による児童の栄養状態の悪化を背景に、やがて学校給食実施の必要性が叫ばれるようになり、昭和21年に、アメリカの支援団体『ララ(LARA)』(Licensed Agencies for Relief in Asia)から食料・医薬品・衣料・学用品などの大量の救援物資(現在では、“ララ物資”と呼ばれています)が日本に贈られました。こうした外国からの「ララ物資」によって、日本の学校給食は再開しました。
 まず試験的に、東京、神奈川、千葉で、児童約25万人に対して学校給食を実施することになりました。
 それ以来、給食物資の贈呈式が行われた日の12月24日を「学校給食記念日」と定めました。
 その後,昭和25年に、ララ(LARA)、ユニセフ等による給食用物資の寄贈に対する感謝の意を表するとともに、学校給食が戦後に再開できた意義を考え、新たに「学校給食週間」が定められました。
 でも、“記念日”の12月24日はまさにクリスマス、それから1週間を「学校給食週間」に設定しても、学校は冬休みに入ってしまうため、実施する期間を一ヶ月後にずらして、1月24日から1月30日までの1週間となりました。(給食週間を変更したのは、こうした理由があったんですね)

 ちなみに、瀬戸市で給食が再開されたのは昭和22年。その時のメニューは、「蒸したさつま芋」と「子どもたちが校庭で育てた小麦を使用して打たれたうどん」だったそうです。

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 ララ物資に感謝して、子どもたちが「アメリカの友よ サンキュー ララ」のプラカードを持って、街頭を行進する姿。

(写真 3)
 ララ物資によぅて再開した給食を楽しそうに食べる子どもの姿。

きょうの給食(1月24日)

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[今日のメニュー]

・瀬戸焼そば
・えびシューマイ
・ナムル
・小型ロールパン
・牛乳

 「全国学校給食週間」がはじまりました。この期間には愛知県や瀬戸市に伝わる郷土料理や地元の食材を使用した特別メニューが登場します。

 1日目は瀬戸市のご当地グルメである「瀬戸焼そば」が登場しました。
 「瀬戸焼そば」は校区にある宮前地下街が発祥のルーツだそうです。茶色い「蒸し麺」に豚肉の煮汁をダシにした醤油風味の味付けがされているのが特徴ですが、給食の「瀬戸焼きそば」は煮汁だけでなく、ウスターソースやケチャップも味付けに使います。また、にんじんやかまぼこが食材として使われていたりするところが、ご当地グルメの瀬戸焼きそばのレシピとはちょっと異なります。
 今日の瀬戸焼きそばには、「瀬戸豚」が使われていました。
 瀬戸豚は瀬戸市北丘町で育った豚肉です。瀬戸豚はきれいな水や空気のある山の中で、ストレスを与えないよう大切に育てられます。そのためやわらかく、脂もさっぱりしています。

 「えびシューマイ」には、小エビをはじめ、たら、大豆、たまねぎ、しょうがなどの具材が使用されていました。

「えびシューマイ」に添えられた「ナムル」は韓国総菜です。もやしや小松菜、にんじんを茹でて、甘めのドレッシングで和えました。

特集 「瀬戸焼きそば」

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 「瀬戸焼きそば」は瀬戸市民にとって、“ソウルフード”としてすっかり定着しています。
 地元の人たちは“地下街の焼きそば”と呼ぶことが多いのですが、市外の人たちやウィキペディアでは「瀬戸しょうゆ焼きそば」というカテゴリーに分類されているようです。
 瀬戸のご当地焼きそばの調理方法は、まず醤油などで味付けした豚肉の煮汁を鍋(なべ)で作ります。キャベツと茶色の蒸し麺を炒めたら、ウスターソースではなく、さきほどの鍋の中の豚の煮汁をからめて、さらに炒めます。仕上げに、煮汁に入った豚肉を鉄板で炒めて、紅ショウガといっしょにトッピングしたら「瀬戸焼きそば」の完成です。

 店内で提供される時は、地場産業の瀬戸焼の皿に盛り付けられますが、テイクアウトの場合は、発泡トレイに盛りつけて、紅ショウガとオマケのソースが添えられ、ビニール袋に入れられて持ち帰ります。
 名古屋などの「ソース焼きそば」のように、目玉焼き、イカ、天かす、青のり、マヨネーズなどはトッピングせず、具材はキャベツと豚肉のみでいたってシンプルなのが「瀬戸焼きそば」の特徴です。
 B級グルメブームにのって「瀬戸焼きそば」の知名度はアップし、これを楽しみに瀬戸へやってくる観光客も増えてきました。
 現在は、深川神社前の“通称 地下街”をはじめ、「道の駅 瀬戸しなの」や喫茶店など、市内のあちらこちらで食べることができます。また味付け用の煮汁や麺のセットを販売する店舗もあるので、中心市街地の家庭ではふつうに“焼きそば”といえば、この瀬戸焼きそばが出ることも少なくないようです。
 2011年(平成23年)12月21日、「瀬戸焼きそば」のブランド確立と全国への情報発信の事業化を目指し、地元産業界有志により「瀬戸焼きそばアカデミー」が設立され、2015年には「瀬戸焼そばアカデミー」が、10月3日〜4日に青森県十和田市で開催されたイベント「第10回ご当地グルメでまちおこしの祭典! B-1グランプリ in 十和田」に“瀬戸焼きそば”を初出展しました。同グランプリ会場では、瀬戸市民や瀬戸窯業高校等の協力のもと絵付けした瀬戸焼の皿1,000枚に瀬戸焼そばを盛り付けて提供しました。

ご当地版 「お米のタルト」 特集

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 子どもたちに大人気の「お米のタルト」(写真 1)には、“ご当地版”があることをご存じでしたか?
 農業のさかんな地域には、地元で収穫されたお米を使用したものが製造されて、給食に提供されています。

(写真 2)
 瀬戸市のおとなりの尾張旭市の学校給食ではゆるキャラの「あさぴー」がプリントされたパッケージに入って登場します。

(写真 3)
 こちらは小牧市のお米のタルト。“どすこい!”と声が聞こえそうなマスコットキャラクターの「こまき山」と、かわいい「こまっきー」がプリントされています。

(写真 4)
 東郷町のお米のタルト。こちらもイメージキャラクターですね。頭に市章がついています。

(写真 5)
 県外にもお米のタルトは提供されています。こちらは千葉県の給食で提供されるもの。
 「房っ子タルト」というネーミングで、袖ヶ浦産のお米が使用されています。

きょうの給食(1月23日)

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[今日のメニュー]

・シャキリコみそ汁
・ピリ辛大豆
・麦ごはん
・牛乳
・お米のタルト

 「シャキリコみそ汁」は今月の応募献立です。古瀬戸小学校のY.N.様のレシピをもとに調理しました。切干大根ともやしのシャキシャキとした食感から、このネーミングになっています。
 切干大根は秋の終わりから冬にかけて収穫した大根を細切りにして広げて天日干しします。寒さが厳しいほど良質な製品になります。切干大根には食物繊維やカルシウムが多く含まれています。

 「ピリ辛大豆」の作り方は、大豆、枝豆、豚ひき肉、にんじん、玉ねぎを、しょうゆ、一味唐辛子、ごま油などで炒めていきます。枝豆の緑色とにんじんの橙色で彩りが良くなります。ごはんに合う一品でした。麦ごはんにかけて食べていた子もいました。

 デザートには・・・みんな大好き!「お米のタルト」が登場しました。タルト生地とミルクソースに米粉が使われていて、優しい甘さが口の中に広がります。
 地産地消の取組で地元で収穫されたお米を使用したタルトが提供されている市長村があります。瀬戸市の学校給食でもいつか瀬戸市産のお米を使ったタルトが登場したらいいなぁ…と思います。

きょうの給食(1月22日)

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[今日のメニュー]

・肉じゃが
・小松菜の煮浸し
・ごはん
・牛乳
・ココア牛乳のもと

 学校給食の「肉じゃが」には牛肉、じゃがいも、にんじん、玉ねぎ、こんにゃく、グリンピースが入っています。
 調理員さんは、じゃがいもを、1年生の子の口にも入る大きさに切ったり、煮崩れしてなくならないよう気をつけながら煮込んでくださったりしました。

 「小松菜の煮浸し」には小松菜、白菜、にんじん、オイルツナ、油揚げが入っています。
 小松菜はチンゲンサイなどと同じアブラナ科アブラナ属の植物で、収穫せずにそのままにしておくと、アブラナと同じ黄色い花を咲かせます。
 小松菜は、βカロテン、ビタミンK、B群、C、カルシウム、カリウムなど多くの栄養を含んでいる野菜です。その中でもカルシウムが豊富で、その量はほうれん草の3倍以上もあります。

 「ココア牛乳のもと」も登場したので牛乳をココアにしていただきました。

きょうの給食(1月19日)

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[今日のメニュー]

・ふだまじる
・厚焼きたまご
・甘酢和え
・とりめし
・牛乳

 今日は“自校ごはんの日”ということで、調理室の釜で炊いた「とりめし」が登場しました。
 2時間目ぐらいから具材を煮出し始めると、給食室の外にもおいしい香りが広がります。香りのおかげで、いつもより早い時間からおなかがすいてしまいます・・・

「ふだま汁」はお麩(ふ)、かまぼこ、豆腐、わかめ、ねぎが入ったすまし汁です。
 麩(ふ)は小麦粉の加工食品の一つです。小麦粉を水で練り団子の状態にした後、水中で何回も洗っていくと小麦粉に含まれているデンプンが溶け出し、ゴム状のグルテンだけになります。これを焼いたら“焼き麩”になります。焼き麩には年輪のように層になった「車麩」、ドーナッツ形の「ちくわ麩」、小さくかわいい「花麩」や「てまり麩」など、形も大きさもさまざまです。

「厚焼きたまご」にそえられた「甘酢あえ」は、切干大根、きゅうり、にんじんが甘酢でさっぱりと和えたものです。

きょうの給食(1月18日)

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[今日のメニュー]

・チンゲンサイのスープ
・ビビンバ
・麦ごはん
・牛乳

人気メニュー「ビビンバ」の登場です。
給食のビビンバでは、具材に豚肉やにんじん、ほうれん草、もやし、炒り卵のほかに、切り干し大根が入っています。調理員さんは、お肉のうまみと調味料の味が大根にしみて食べやすくなるように、豚肉と切り干し大根を一緒に炒めます。
教室では、お肉と野菜に調理員さん手作りのみそだれをからめ、麦ごはんの上にのせていただきます。

「チンゲンサイのスープ」はチンゲンサイ、豆腐、とうもろこし、たけのこが入ったスープです。
 メイン食材であるシャキシャキとした食感が特徴のチンゲンサイは中国が原産地です。暑い地域でも寒い地域でも栽培可能で、国内では北は北海道から、南は沖縄まで全国各地で育てられています。

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瀬戸市立深川小学校
〒489-0074
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