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紫におう 雲見が峰の 日々新しき 光をあびて 今に花咲く 若草若木 みんな元気に 元気にのびる ああ下品野 たのし学びや

3/22 修了式式辞

 ちょっと体育館の雰囲気がいつもとちがいますね。ゆったりとしているというか、広くなったような気がします。そう、6年生は20日に卒業して、今日はいないのです。立派な卒業式でした。すべて立派でしたが、特に卒業生、在校生はもとより、来賓、保護者を巻き込んで参加者全員による校歌がすばらしかったと思います。この体育館中に校歌が響きわたり、屋根が吹っ飛びそうな勢いでした。
 さて、いよいよ1年間が終わります。みなさんはこの1年間でグゥーッと成長できました。もちろん、背も伸びましたし、体重も増え、体が成長しました。しかし、校長先生は、みんなの心が成長したことをすごくうれしく感じます。
 誉めることの第一号、校長先生。1年間毎日、ラジオ体操をやり通しました。よく頑張りました。自分で自分を誉めるということは精神的にとてもいいことです。次に、1年生、保育園児、幼稚園児から立派な小学生になりました。新1年生のお手本ですね。2年生、いつも元気よくあいさつしてくれます。校長先生はみんなからパワーをもらっています。3年生、勉強がむずかしくなってきましたね。ねばり強くがんばる姿が印象的です。4年生、二分の一成人式を終えて一歩大人に近づきました。行動に思いやりの心があふれています。最後に、5年生、先ほどの卒業式、そしてその準備、6年年生をおくる会と本当によくやってくれました。6年生の先生が感謝していました。3月になって、下品野小学校をぐいぐい引っ張っていってくれていることを感じます。もはや、下品野小学校の看板といってもいいくらいに成長しました。
 みなさん、この調子で平成31年度もよろしくお願いします。今から歌う校歌にも気持ちを込めて歌ってください。
(この後、1年で最もすばらしい校歌が体育館に響きわたりました。)
   平成31年3月22日
   瀬戸市立下品野小学校長 浅井 大司

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3/19 百鶴

 今朝は、6年生から色紙をいただきました。それに加えて百鶴(ひゃっかく)も6年生からいただきました。百羽の鶴をつなげて折るのはかなりたいへんだったことでしょう。校長室の前の廊下に飾らせていただきます。
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3/19 心遣い

 6年生の修了式を終えて校長室へ戻ろうとすると、サプライズで卒業生からの色紙のプレゼントがありました。卒業生が考えた色紙をもらう言葉の中には修学旅行をモチーフにダジャレに満ちあふれていました。だれが考えたのでしょうか。いただいた色紙の中にもダジャレのことがたくさん書いてありました。自分では、そんなにダジャレを言っているつもりはないのですが、ついつい浮かんできてしまうんですね。みなさなん、中学校へ行っても時々遊びに来てください。そう言えば、フォーエバー、forever、永遠に。
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3/19 6年生修了式式辞

 みなさんの修了にあたって私の気持ちを伝えたいと思い、3月に入ってからずっと考えていたのですが、なかなか自分の気持ちをうまく言葉で表すことができません。自分の気持ちをうまく言葉にすることができないときは、言葉のプロの助けを借りるにかぎると考え、詩人である真壁仁の「峠」を見付けました。峠とは、山越えの道が通る最も標高が高い地点のことです。かつて峠は村の境であり、その先は異郷の地でした。そのため、峠は、これから先の無事を祈り、帰り着いた時の無事を感謝する場所でもありました。詩の中に「憂愁」という言葉が出てきますが、「気分が晴れず沈むこと」という意味です。多少むずかしい言葉が出てきますが、雰囲気を味わってください。

   峠

峠は決定をしいるところだ。
峠には訣別のためのあかるい憂愁がながれている。
(あかるい気分が晴れず沈むことがながれている)
峠路をのぼりつめたものは
のしかかってくる天碧に身をさらし
やがてそれを背にする
風景はそこで綴じあっているが
ひとつうしなうことなしに
別個の風景にはいってゆけない。
大きな喪失にたえてのみ
あたらしい世界がひらける。
峠にたつとき
すぎ来しみちはなつかしく
ひらけくるみちはたのしい。
みちはこたえない。
みちはかぎりなくさそうばかりだ。
峠のうえの空はあこがれのようにあまい。
たとえ行手がきまっていても
ひとはそこで
ひとつの世界にわかれねばなちなぬ。
心を込めて書きました。
峠は決定をしいるところだ。
峠には訣別のためのあかるい憂愁がながれている。

   平成31年3月19日
   瀬戸市立下品野小学校長 浅井大司

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3/13 卒業生からの贈り物

 毎年、卒業生から学校へ贈り物をいただいています。昨年は給食用のエプロンをいただきました。今でも給食の時間に昨年いただいたエプロンを着て各学級におじゃましています。以前には、扇風機のカバー、パソコンカバーなど便利で心のこもったものが選ばれています。今回いただいたテープカッターもおしゃれでなかなか便利です。校長室でいつまでも大切に使わせていただきます。ありがとうございました。
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3/11 6年生を送る会メッセージ

 先週の月曜日に6年生を送る会がありました。校長先生はとっても感動しました。みなさんはどうだったでしょうか。6年生のみなさんにメッセージを書いてもらいましたので紹介します。
1年生 歌も「ね!」も上手にできていたね。かわいかったよ。
    元気いっぱいの返事と「ね!」がとってもかわいかった。
2年生 パプリカのダンスとても輝いていたよ。
    パプリカのふりつけと大きな歌声が上手だった。
3年生 目の前のダンス、すごかったよ。
    一枚一枚に文字を書いて気持ちを伝えるのがすごかった。
    スイッチをONにしてOFFにしていない(笑)。
4年生 劇おもしろかったよ。USJダンス、すごくかがやいていたよ。
    人間おこしの再現がおもしろかった(くま)。
先 生 先生方の歌を聞いた瞬間にもう、涙が止まらなくて・・・・。
    一番最初に先生の言葉を聞いた時には泣いていました。
5年生 TT兄弟、パンケーキ食べたいがおもしろかった。
    1〜4年生の発表もよかったけど、自分の中では5年生が一番よかったと思う。上や下のパートに分かれて歌っていて、とてもきれいな歌声だと思った。
    5年生なら来年、下小の伝統を受け継いでいってくれると思った。
全 体 6年生の最高の思い出になりました。
    一生懸命な気持ちが伝わってきたので安心して下品野小学校を卒業できます。
    6年生だけが見ることのできる位置で祝ってもらったことで実感がわくようになりました。
番外編 いけれなくて残念でした。(欠席者)

 最後に、6年生を送る会ではありませんが、8年前の今日、東日本大震災が起きました。各教室で東日本大震災について勉強し、亡くなられた方々の冥福を祈ってください。
   

   平成31年3月11日
   瀬戸市立下品野小学校長
         浅 井 大 司

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3/11 成長を感じる集会

 全校児童が集まる機会はそれほど多くありません。全校が集まったときに校長として1年生から6年生までに分かるように何を訴えるかいつも悩みます。1年生にとってむずかしすぎないか、6年生にとって簡単すぎないか。校長の話がいいか悪いかは別問題として子どもたちは確実に成長してきています。全校集会はそれを実感する場面です。
 今朝の集会は、第46回人権を理解する作品コンクール書道の部での瀬戸地区委員会賞の表彰と野球部(下小ビクトリー)の優勝の表彰でした。
 その後、私の講話(後述)、最後に東日本大震災で亡くなられた方へ黙とうをささげました。
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3/11 もうすぐ卒業

 いじめ防止標語コンテスト
 時にはね にげてもいいんだ 大丈夫(6年生)

 学校に来る日は今日と卒業式の日を入れて8日になりました。今日は、6年生だけ、卒業記念バイキングです。楽しみです。
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2/25 卒業者数

 ちょっと想像してみてください。今までに下品野小学校を卒業した人は何人ぐらいいると思いますか。
 今年度の卒業者数は、73名です。今井鎌三郎初代校長先生は明治24年に赴任されていますから、今年で約130年になります。そうすると単純に73×130=9490となります。それぐらいかなと想像できす。
 詳しく調べてみました。ここに卒業者台帳というのがあります。第1号の卒業者は品野太郎(仮名)さんで昭和4年生まれです。今年89歳です。
 余談ですが、この年の卒業生は昭和4年と昭和5年生まれの人たちですが、中には昭和3年生まれの人も少しいます。その人は落第したんですね。決して怠けたわけではないでしょう。おそらく、家の手伝いをしなければならなくて学校に行けなかったのでしょう。みなさんは家の手伝いをしなければならなくて学校にいけない人はいませんね。幸せな時代になりました。
 第1号の人は、昭和16年度の品野町立下品野国民学校の卒業生です。そこから数えると今年の卒業生の最後の人は8364号となります。それより古い記録は残念ながらみつけることができませんでした。金庫のどこかに眠っていることでしょう。しかし、明治24年から昭和16年までの50年間の卒業生を加えれば1万人は優に超えることでしょう。もしかしたら皆さんのお父さんやお母さん、おじいちゃんやおばあちゃん、ひいおじいちゃんやひいおばあちゃんが下品野小学校の卒業生という人もいるのではないでしょうか。歴史ある下品野小学校です。

 平成31年2月25日
 瀬戸市立下品野小学校長
    浅 井 大 司

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2/23 卒業証書

 数週間前から少しずつ書いていた卒業証書が書きおわりました。最後の子は8364号です。へたくそな字ですが、一生懸命に書き上げました。平成最後の〇〇と言われますが、卒業証書も平成31年3月20日と印刷してあります。そして、くしくも今日2月23日は皇太子さまの誕生日、来年は天皇誕生日になります。
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2/14 当たり前がすばらしい

 当たり前のことが当たり前のようにできることがすばらしいことです、というお話は、繰り返し、繰り返ししてきました。時にはダジャレを交えて、「くつがくっつく」「かさが重なる」「スリッパが立派」などと表現しています。「あいさつをしよう」も繰り返しお話してきました。「人のいやがることは言ったりやったりしない」これもお話しし続けています。学年が1つ上がるにつれてもう一度1年間を振り返ってみてください。当たり前のことが当たり前になっている人は合格です。「急いでいて」「めんどうだから」「ついついふざけて」「これぐらいならいいだろう」という心はありませんか。
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2/5 卒業証書

 新品の卒業証書が届きました。これから卒業証書を書き始めます。今日は、名前を書く場所を決め、鉛筆で囲いました。一人に6回ほど練習して、7回目が本番です。一日に5人程度、顔を思い浮かべながら心を込めて書きます。
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2/4 当たり前がすばらしい

 「くつがくっつく」「かさが重なる」「スリッパが立派(りっぱ)」で当たり前のすばらしさを訴えてきました。最近はくつとかさは完璧にできています。1年間の成長をつくづく感じます。それに加えて集会での集まり具合にびっくりしています。学級委員を中心にクラスごとに整列し、おしゃべりがありません。すばらしいことです。おそらくみなさんは当たり前のこととして意識していないでやれているのでしょう。本当に当たり前が当たり前になって来たのではないでしょうか。生徒指導担当のほうきの話は校長先生も少し悲しくなりました。
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2/4 本物のよさ

 みさなんは、プロ野球をテレビではなく、野球場で実際に観たことはありますか。校長先生は、小学校の5年生か6年生のときに、産まれて初めて名古屋球場で中日戦を観ました。相手はヤクルトだったと思います。何しろ、テレビで見るよりも何倍も迫力があったことに感動しました。テレビを観ていると「どうしてあんなボールを空振りするんだろう、自分だったら絶対にホームランを打ってやるぞ」と思ったシーンが何回もありました。しかし、名古屋球場で実際にピッチャーが投げたボールは速すぎてとても打てそうにもありませんでした。ただただ「すごい」というのが感想です。
 日本陸上も3年ほど前に名古屋の瑞穂陸上競技場で観戦しました。土砂降りの中、男子100mでケンブリッジ選手が山縣選手を100分の1秒差でかわして優勝したことを覚えています。このときは、速いというよりも選手の表情がよく見えて、息遣いが聞こえて来るようでした。
 本物のすごさは、スポーツに限ったことではありません。校外学習で教科書やDVDで観るよりも本物を観て勉強になったことがあるでしょう。最近では、3年生の三州足助屋敷、4年生の木曽三川公園、5年生の中日新聞やNHK、6年生の明治村ですね。6年生は修学旅行で京都、奈良へ行って、本物を観てきましたね。校長先生は、狂言を鑑賞して大笑いでした。修学旅行では和紙を買ってきました。「京染千代紙」と書いてあります。折り紙とはちがって少し高かったのですが本物です。本物の和紙でこんなふうに鶴を折るのもおもしろいですね。4羽つながったのもあります。これは8羽つながっています。校長室の前に飾っておきます。ちょっとむずかしいですがいろいろな鶴に挑戦したい人は校長先生に声をかけてください。

  平成31年2月4日
  瀬戸市立下品野小学校長 浅井 大司

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1/30 東海地区人権・同和教育講座

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 愛知県教育委員会、名古屋市教育委員会後援の講座に出席してきました。90分の3講座ということでたいへんつかれましたが、とてもいい勉強になりました。
 まず、全国人権教育研究協議会 代表理事の「部落差別解消推進法を活かすための学校教育の課題のいくつか」という講義です。部落差別、人種差別の総論をわかりやすく話され、「部落差別が残っている地域だけの問題ではない、残っていない地域も部落差別を知って教育を行わなければならない」としめくくられました。
 次にメイク・ア・ウィッシュ オブ ジャパン 理事の「ともに生きる〜難病の子どもの夢と向き合って〜」というDVDと語りによるお話しでした。「メイク・ア・ウィッシュの活動は、子どものゆめをかなえて「あげる」のではなく、夢をかなえるのに必要な、さまざまな手配や配慮をしてそのお手伝いをすることです」と話されました。「メイク・ア・ウィッシュ」でHPを検索してみてください。詳しくし紹介してあります。
 最後に全国人権教育研究協議会 事務局次長の「両側から壁をこえるために〜歌でたどる平和と人権の日本近代史〜」というお話です。社会科教員であった事務局次長の体験を歌を交えて語られました。
 差別がなくなる世の中は誰もが望んでいるはずです。そのために私たちには何ができるでしょうか。

1/28 運動と食事

3学期の始業式に「健康寿命を延ばすには運動と食事が大切である」というお話をしたことを覚えているでしょうか。
 「運動」に関して言えば、校長先生も毎朝、ずっとラジオ体操を続けています。ちょっと自慢です。また、校長先生は今でも若いのですが、若いころからずっとテニスを続けているので、先週行われた大坂なおみ選手が全豪オープン女子シングルスで優勝し、世界ランキング1位になったことはとっても興味があります。日本人が世界一になるなんてすごいですね。さて、みなさんはどんな運動をしていますか。放課になるとドッチボール、ドッチビー、鬼ごっこ、ブランコやジャングルジムで遊んでいる子など様々です。体を動かすということはとても健康にいいことです。元気いっぱい運動もそのきっかけ作りですね。縄跳びも調整力がつきますし。マラソンも体を鍛えることができます。スイミングやダンス、野球、サッカー、バスケットなどある特定の種目に挑戦してもいいかもしれません。
 次に「食事」についてです。給食が始まったのは明治22年、今から130年も昔、山形県の小学校でお弁当を持ってくることができない貧乏な子どもたちのためにおにぎりと焼き魚と漬物が提供されたのが始まりだと言われています。戦後間もなくの昭和21年12月24日に子どもたちに栄養価の高い食事をとらせようと脱脂粉乳と汁物を中心とした給食が提供されました。12月24日は日本では冬休みになるので、その1カ月後1月24日から1週間を全国学校給食週間といって、給食について考える期間を設けました。今日の給食に出されるニギスフライのニギスは愛知県産の魚です。また、のっぺい汁には瀬戸市でとれた里芋を使います。給食だけではなく、朝ごはんもしっかり食べたいですし、おやつも食べすぎず適量にしたいですね。
 運動や食事については、山のようにお話ししたいことがあります。ぜひ担任の先生から詳しく聞いてください。運動にしても食事にしても毎日毎日の積み重ねです。毎日意識して運動、食事をすることによって、80歳、90歳そして100歳までも健康寿命を延ばしていってください。
   平成31年1月28日
   瀬戸市立下品野小学校長 浅井 大司

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1/24 入学説明会 絶対にやっていただきたいこと、やっていただきたくないこと

 「あいさつ、身のまわりの整頓」のような基本的生活習慣は、学校のような集団生活の場においては欠かせないことです。よい習慣を身につけることは、友だちと仲よく過ごし、学校生活を楽しくさせ、確かな学力を身につけさせるためにとても大切なことです。入学までに、よりよい習慣が身につくようご家庭でもご協力をお願いします。(要項より)
 一般的にはこのとおりなのですが、ここまでお話しするとご自分のお子さんをふり帰って、気になることはありませんか。生活面では、行動がおそい、片づけができないなど、学習面では、ひらがなが書けない、数を数えられないなど、人間関係では、わがままである、引っ込み思案であるなど。そして、気になることがあると焦ります。
 今から、入学までに絶対にやっていただきたいことと絶対にやっていただきたくないことを申し上げます。
 まず、絶対にやっていただきたくないことを申し上げます。先ほどのような気になることがあって焦る気持ちはわかります。しかし、その焦りを一気に取りもどそうとしないでください。「速くしないとみんなからおいていかれるよ」「片づけができないと、先生に叱られるよ」と言われて、お子さんが入学する希望が持てるでしょうか。「ピカピカの一年生」という言葉がありますが、心配で「ビクビクの一年生」になってしまいます。ひらがなが読めないお子さんにいきなりひらがなを書く練習をさせることもあります。10までしか数えたことのないお子さんに、いきなりお風呂で100まで数えさせることもあります。これでは、入学して勉強をしようという意欲はわいてきません。勉強はつらいものだ、苦しいものだとし思わないでしょう。「わがままはだめだよ」と言われても何がわがままなのか子どもには「わがまま」という言葉の意味がわかりません。
 このような親の焦った行動は、子どもの順調な成長を乱すものでしかありません。しかも、これは、周りのお子さんや兄や姉、自分が入学するときとの比較でしかありません。同じ年でも、いろいろな性格の子がいます。今その段階にいるのは、その子にとって必要なことなのです。その段階の経験をする必要があるからそこに留まっているのです。そのペースを無視して、一気に進ませようとするのは百害あって一利なしです。それは、その子の発達段階を無視することです。赤ちゃんでいうとお乳から離乳食を飛び越えていきなり普通食を食べさせるようなものです。消化不良を起こすことは目に見えています。言語能力の発達が早い子もいれば、遅い子もいます。しかし、幼児のときに遅いからといって、ずっと一生そうとは限りません。途中から急加速してぐんぐん伸びる子もいるのです。つまり、成長スピードは百人百様なのです。絶対にやっていただきたくないことは「親が焦る」ということです。
 次に入学までに絶対にやっていただきたいことをお話しします。例年、本校の入学式のとき、とくに練習をしていなくても、「ご入学、おめでとうございます」と言うと、新1年生は「ありがとうございます」などと、大きな声であいさつができています。これは、幼稚園や保育園でのご指導のたまものなのだと思います。子どもが大きくなるまでには、家庭の努力はもちろんですが、親戚、幼稚園や保育園の先生、近所の方など周りのいろいろな方々からの指導や支えがあったのです。こうした方々に感謝しながら、新しい品々を揃えたりして、一緒にお子さんの入学式を迎えられるのは、とても幸せなことだと思います。家族が、こういう気持ちで過ごしているのは、お子さんにも必ず伝わるのではないでしょうか。家族が楽しそうだと、お子さんも『小学校に行くのが楽しみだな』と思うはずです。それが一番大切なことかもしれません。不安や心配なことができたらすぐに助けてもらえる家庭を築いていただきたいのです。暖かい家庭で、お子さんの成長を見守り、時には助言し、時には学校に相談し、少しずつ巣立ちをさせてください。「入学を祝う家庭」をぜひ構築してください。

  平成31年1月24日
  瀬戸市立下品野小学校長 浅井 大司

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1/17 いのちをバトンタッチ

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 先日、いのちをバトンタッチする会の代表鈴木中人氏の講演に参加してきました。演題は「いのちの授業〜いのちを大切にする心を育む〜」でした。鈴木中人氏の長女景子ちゃんは3歳で小児がんを発症し、3年11カ月闘病しましたが、1年生のときについにいのちの炎がつきました。景子ちゃんの3年11カ月の言葉を記します。
(入院当初)
お母さん、ごめんね。私が病気になっちゃて。
お父さん、ありがとう。いつも病院に来てくれて。
(入院中期)
わたし、がんばったでしょう。注射、がまんしたよ。
せぼねの注射、痛くなかったよ。
髪の毛、生えてくるよね。
早く幼稚園に行きたいな。
(小学校入学)
友だちがいっぱいできたよ。
わたし、およめさんになりたい。
弟の運動会、応援に行くよ。
(末期)
いたいよ。
くるしいよ。
 鈴木中人氏はこの言葉を聞いて、生命維持のためのチューブを抜いてもらったそうです。その体験を通して、
(1)どんなにがんばってもダメなときはダメである。
(2)今、できることを一生懸命やる。
そして、いのちを大切にする心を育まなければならないと語られました。
 詳しくは「鈴木中人」で検索してみてください。

1/15 桜切る馬バカ、梅切らぬバカ

「桜切るバカ、梅切らぬバカ」とは、庭木の剪定法をいったことばで、桜は枝を切るとそこから木材腐朽菌が入ってだんだん枯れていきます。前日、桜の剪定をしていただきましたが、太い枝を切ったときは、切り口にはペースト状の保護剤が塗ってあります。梅は枝を切らないとむだな枝がついてしまいよい実がつかないので切ったほうがよいとされることからいわれることわざです。
 梅と桜はともにバラ科サクラ属の落葉広葉樹ですが、それぞれの特徴や性格があり、その特徴や性格に合わせて世話をしないとうまく育たないという戒めでもあります。
 この言葉は人間にも当てはまります。学校教育や家庭教育でも、子どもに対して桜のように自由に枝を伸ばしてあげることが必要な場合と、梅のように手をかけて育ててあげるのが必要な場合があります。

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1/11 卒業文集

 卒業文集が完成しました。1月2日に書初めとして書いた習字を縮小コピーして文集のタイトルとしようと考えました。6年生がどんな困難でも乗り越えて、無限の可能性を信じてたくましく成長してほしいという気持ちを込めて「無限の可能性」を書きました。6年生の未来を春に例え、光り輝く未来に向かって大きくはばたいてほしいという気持ちを込めて「希望に輝く春」を書きました。どちらにしようか迷いましたが、「希望」という字がうまく書けたので「希望に輝く春」にしました。内容は、卒業文集をもらってから確認してください。下品野小学校のすばらしさを書きあげたつもりでいます。
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