最新更新日:2024/04/24
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猿投の山に 雲高く 弁天池に 水清し 永世われら うけつげる 誠実 勤労 健康は 学びのにわに ゆるぎなし

修了式

3月24日(木),平成27年度の修了式を行いました。

式の前に,剣道の大会で準優勝したI・Nさんの伝達表彰,平成28年度前期の生徒会役員の認証式を行いました。

修了式の校長式辞では,次のような話をしました。

「私は大学生の頃,よく登山に出かけました。長野県と富山県の県境にある白馬岳に出かけたことがあります。白馬岳は,山麓から山頂まで山全体を眺めることができる山です。登山口でバスを降りた時,『今からあの頂上まで登るんだ』『ずい分遠いな』と思いました。登山口から歩き始めてから何時間も黙々と足を運びましたが,山頂は一向に近づいてきません。しかし,中腹から後ろを振り返ってみた時,自分が登り始めたバス停辺りから今まで歩いてきた道のりがはっきりと見えました。『知らないうちにずい分登って来たんだ』と思いました。
人の成長も同じようなものかもしれません。自分が成長しているということを実感できる機会はまずありません。しかし,何かの機会に自分を振り返ってみた時,『そうか,自分は成長してきたんだ』ということに改めて気づくことがあります。
1日中歩いて,山頂にたどり着きました。山頂に着くと,2つのことを得ることができました。1つは山頂でしか見られないすばらしい景色です。360度開けた眺望は,山頂に立った人にしか見られません。もう1つは,『登り切った』という満足感です。
皆さんは,今,一歩一歩前に歩みを進めています。人生を山にたとえるなら,中学校時代の皆さんは,急な上り坂を登っているといえます。子どもの頃は,平たんな山麓の道を歩いてきました。山の尾根に出れば急峻な坂道に出会う機会が少なくなります。それは,大人になってからの人生をイメージさせます。山麓の道から尾根に出るまでの急な坂道は,中学校時代をイメージさせます。同じ一歩でも,中学校時代の一歩は,苦労の多い一歩です。しかし,えらくても前に進まなけれななりません。この坂道を登って尾根に出れば,なだらかな坂道になります。そして,頂上にたどり着けば,今まで見たことのない景色が見られるはずです。苦労のあとにしか得られない満足感もあります。
新しい年度が始まったら,ここに集うみんなでより高い頂上を目指して歩いていきましょう。そんな気持ちをしっかりもって,4月7日にまたこの体育館で会いましょう。」

修了式のあと,4月から使う教室に自分の机やいすを運んだり,担任の先生から通知表をもらったりしました。

保護者の皆様,地域の皆様には,平成27年度中に多くのご支援をいただきました。心より感謝申し上げます。
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