最新更新日:2024/04/25
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校訓「正しく 明るく 健やかに」

立春

 まだまだ寒い日が続きますが,暦の上ではすでに春。今日の集会では,二十四節気の一つ,「立春」についての話をしました。

 先週は本当に寒かった。この寒さは記録的だそうです。品野中の下を通る国道沿いに設置されている温度計が,氷点下8度を示すこともありました。春が待ち遠しいところです。
 しかし,暦の上ではもう春です。今年は2月3日が節分で,翌日の4日が立春でした。立春とは,二十四節気の一つ。二十四節気とは,約2600年前,中国で作られた暦(カレンダー)です。1年を24等分し,それぞれの日に,昼夜の長さや気温,気象などをもとに季節に応じた名前が付けられています。生徒の皆さんもよく耳にするものとしては,「立春」「冬至」「夏至」「春分」「秋分」などでしょうか。24等分の仕方ですが,以前は1年365日を24等分し,約15日ごとに二十四節気を決めていました。しかし,今は太陽が空を通る道を24等分して決めています。もう少し分かりやすく言うと,太陽が最も低い位置を通る日が「冬至」で,最も高い位置を通る日が「夏至」です。そしてその間を24等分しています。ですから,「冬至」と「夏至」のちょうど真ん中が「春分」と「秋分」です。そして,「冬至」と「春分」の真ん中が「立春」,「春分」と「夏至」の真ん中が「立夏」,「夏至」と「秋分」の真ん中が「立秋」,「秋分」と「冬至」の真ん中が「立冬」となります。
 さて,「立春」ですが,この日を起点に様々なことが言われていますので,いくつか挙げてみます。
 「八十八夜」立春から88日目のことで,この日に摘んだお茶は上等なものとされ,この日にお茶を飲むと長生きするとも言われています。「夏も近づく八十八夜〜」と『茶摘み』で歌われていますね。
 「二百十日」立春から210日目のこと。だいたい9月1日前後にあたり,台風が来やすい日とされています。防災の日は9月1日で,関東大震災の日でもありますが,「二百十日」とも一致するのは偶然でしょうか。
 「春一番」立春から春分までの間に,その年に初めて吹く南寄りの強い風のことです。
 「桜の開花時期」立春からの最高気温の合計が540度になると,桜が咲くと言われています。
 このように,立春一つとっても様々ないわれがあります。二十四節気の他の日についても,例えば「冬至にカボチャを食べると風邪を引かない。しもやけにならない」と言われています。
 人々は,二十四節気から,このようにして季節を感じ,生活に取り入れてきました。そこには,先人の,自然に対する畏敬の念(敬い,尊ぶ気持ち)と知恵を感じざるを得ません。
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