最新更新日:2024/04/18
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校訓「正しく 明るく 健やかに」

「合う」あれこれ

 今日の集会では,先週の「穀雨」について触れた後,「合う」について話をしました。

 随分暖かくなり,そろそろ衣替えかなと思う季節になりました。先週の木曜日,20日は二十四節気の一つ「穀雨」でした。二十四節気とは,1年を24の節に分け,それぞれに名前を付けたものです。「立春」「夏至」「秋分」「大寒」なども二十四節気で,これらは生徒の皆さんもよく知っていますね。
 「穀雨」は種まきや田植えの頃に降る雨,という意味で,この時期の雨はあらゆる穀物に恵を与えると言われています。ですから,この時期から農作業の準備を始める農家も多いようです。雨降りの日はちょっと残念な気がしますが,恵みの雨と思えば,雨に対しても感謝の気持ちを持つことができるかも。ちなみに,「穀雨」の次の二十四節気は「立夏」。暦の上では春も終わりを告げ,夏に向かっているということですね。
 さて,話は変わり,「合う」について。
 たくさんの物をみんなで「分け合う」のと「奪い合う」のとでは,それぞれの人の手元に物が残るという意味では,結果的にほとんど変わりがありません。しかし,その人たちの心の中身は随分違います。分け合っているときは,他の人にも心を配り,自分はこんなにもたくさんもらっていいのだろうか,あの人にももっと受け取ってもらおう,なるべくみんなが同じになるように,といった他を思いやる心が働きます。奪い合っているときにも他の人に心を配ります(他の人が気になります)が,そのときの心は,人よりも少しでも自分がたくさん手に入れよう,人のことはどうでもよく,自分さえよければ,と。そこには思いやりの心はありません。みんなが物を手にした後も,分け合ったときは誰もが満足し,ゆったりとした心に包まれることでしょう。しかし,奪い合った後には,必ずと言っていいほど不満に思う人がいます。また,何となくギスギスした雰囲気にもなるでしょう。
 現代は競争の社会と言われます。同じ競争でも,「競い合う」のと「足を引っ張り合う」のとでは随分違います。競い合うとは,互いに成長し,向上することを期待します。ですから,競い合うところには相手の成長や向上を喜ばしく思う気持ちがあり,そこには前進があります。一方,足を引っ張り合うところに前進はありません。自分が前進しなくても,相手が自分よりも後ろにいればいいのです。さらに,自分が後ろに下がったとしても,相手がもっと下がればいいのです。そんなところには成長も向上もありません。もちろん本当の幸せを感じることもないでしょう。あるとするならば,それはゆがんだ自己満足です。
 本校の授業で取り入れている「学び合い」は,どのような「合う」なんでしょうか。また,どのような「合う」にすべきなんでしょうか。
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