最新更新日:2024/04/19
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校訓「正しく 明るく 健やかに」

山は哲

 今日の集会では,3年生の姿や「しなのday」の様子,登山について話をしました。

 今日の集会のとき,体育館に早めに集まっていた1・2年生が待つ中を,3年生が入ってきました。騒ぐことなく静かに,そして,少しでも待たせる時間が少なくなるように小走りする姿も多く見られました。中には一礼をする人もいました。1・2年生にとって,とてもよいお手本になったと思います。
 土曜日に「しなのday」を行い,体育館では全体合唱と各学年による合唱を披露しました。それぞれの学年で,今持てる力を存分に発揮し,素敵な合唱を聴かせてくれましたが,やはり3年生の合唱は素晴らしかったです。これも1・2年生にとって,目指すべきよいお手本です。各学年共にまだまだ完成ではありません。伸びしろは残っています。今後もさらに素敵な合唱を目指して欲しいと思っています。当日は学校評議員の方も参観され,合唱の素晴らしさだけでなく,あいさつや授業で学び合う姿を口々にほめてくださいました。
 さて,先日私は山に登ってきました。行き先は八ヶ岳。実は,八ヶ岳という山はありません。八つの山が集まったところを八ヶ岳と呼んでいるのです。私が先日登ったのは八ヶ岳の権現岳という山でした。既に雪はほとんど残っていませんでしたが,遠くに見える北アルプスや中央アルプスにはまだまだたくさんの雪が残っており,とても美しい姿を見せてくれました。
 登山家の岩崎元郎さんが,「山は哲」と言ってみえます。深い意味があると思いますが,私は,山に登るといろいろなことを考えさせてくれる,ぐらいにとらえています。実際,山頂を目指して登っているときは,一歩ずつ足を前に出したり,ときには岩場をよじ登ったりすることぐらいしかすることがありません。ですから,自然といろいろなことを考えます。
 山は,見る位置,見るときによって,それぞれ違った姿に見えます。こちらの方向から見ると三角形に見えても,別な方向からだと台形に見えるなどします。また,同じ山でも朝夕や季節によっても違います。
 山頂までのルートはさまざまあり,体力や経験などに応じて選択することができます。先日登った権現岳も,長野県側や山梨県側,あるいは県境の道をたどるなど,いくつかあります。
 山頂を目指して道に迷ったときに,なんとかなるだろうと無理に進むと遭難するなど,大変なことになる場合があります。迷ったときには一旦立ち止まり,周りの様子を眺めたり地図を確かめたり,後戻りしたりすることによって,目指す方向が定まります。
 多くの山は頂上に近づくほど登山道の斜度は増し,苦しみも増します。そして,苦しみが大きいほど頂上に立ったときの達成感は大きいものです。さらに,苦しみを乗り越えて頂上に立った者にのみ,すばらしい展望を見せてくれます。
 この,山について考えた文章の中の,「山」「山頂」といった言葉を「夢」「目標」といった言葉に置き換えてみてください。何か感じることがあるのではないでしょうか。
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