凄い風でした。台風２１号が通り過ぎましたが皆さんのご家庭は大丈夫だったでしょうか。学校では、国道から坂を上がってくる途中の桜が折れたり、野球部の防球ネットが傾いたり暴風の影響がかなり出ました。教室も雨が吹き込み、先生たちも朝早くから水をふき取るなど生徒を安全に迎える準備をしました。学校施設の異常は市の教育委員会に報告し、生徒にとって安全な学校づくりに今後も努めてまいります。
　今年は、異常気象で夏は猛暑日が多くご家庭のほうでもお子さんの健康に随分と気を使われたのではないでしょうか。また、全国では局地的な大雨や土砂崩れ・突風・河川の氾濫も発生しており大きな自然被害が報告されています。人の命の大切さや幸せな生活について改めて考えさせられます。昨日は、本当に臨時休校で生徒たちに何もなくてよかったです。
　さて、始業式で生徒たちに西日本豪雨のことについて話しました。沢山亡くなった方や行方不明者もいる。家をなくした人もいる。今、大変な思いをもって生活している人もいる。今の私たちにできることは少ないが、毎日、普通に暮らせることの中に幸せがあると思うと。そして、皆の元気な姿が見えたことが何よりうれしいことを伝えました。また、夏休みを終え、悩みや困っていることがあれば一人で考えておらず、お家の人や先生に勇気をもって話すことを伝えました。生徒たちは、様々な経験を通して大人へと成長していきます。自分の頭の中で試行錯誤しながら自我を作っていきます。その中には自分の中で上手く消化できない困難が出てきます。そんな時に、生徒たちを支援できるような学校でありたいと思います。
　始業式にあたり３つの目標を生徒たち話しました。
　１つ目は、中総体に向けて３年生、２年生が頑張る姿を見せてくれた。その中には、目標をもって努力し続ける姿を見ることができた。卓球部女子は瀬戸・旭大会５連覇を果たしたが、その裏には１年後、２年後を見続け努力し続けた成果があるのではないか。きっと新チームの卓球部女子は、もうすでに３１年の中総体に向けて努力をはじめているのではないか。皆も先をしっかり見つめた努力をしてほしい。そんなチームを作ってほしい。　２つ目は、２学期は体育祭や文化祭など全校やクラスがまとまって発表する機会がある。それに向けて３年生や生徒会の人たちが夏休みから努力してきてくれた。今後も３年生が２年生、１年生の手本であり、２年生は１年生の手本であってほしい。そして、みんなで誇れる品野中学校を作り、伝統を発展させてほしい。
　３つ目は、２学期の学習は学校の教室だけでなく、地域に出て体験したり、学校以外の人の話を聞いたりして学ぶことを計画している。ぜひ、さまざまな体験やいろんな人の話を通して自分を広げてほしい。
　人と人とのかかわりの中から夢や希望が生まれてきます。２学期も周りの人とのかかわりを通してお互いを高め合い「正しく、健やかに、たくましく成長」してくれることを願っています。