最新更新日:2024/04/16
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校訓「正しく 明るく 健やかに」

修了式

 今日は平成23年度の修了式を行いました。そこで述べた式辞の内容を載せたいと思います。

 たった今,1・2年生それぞれ全員に,代表の人を通して修了証を渡しました。修了証とは,それぞれの学年で,やるべきことを全てし終えたことを証明するものです。ですから,品野中の1・2年生全員が,それぞれの学年を無事に終え,4月からは2・3年生に進級できる,ということの証明でもあります。このことをきちんと受け止めて欲しいと思います。
 さて,3学期の始業式に,「有終の美を飾ろう」という話をしました。ここで,改めて「有終の美を飾る」ことの意味についてふれてみたいと思います。
 「有終の美を飾る」とは,やるべきことをきちんとやり通し,最後を立派に仕上げ,結果を残す,という意味です。また,やるべきこととは,一つは勉強,もう一つは,普段のきちんとした生活です。そして,4月からの新たな場で通用する自分を作り上げることです。
 皆さんは,有終の美を飾ることができたでしょうか。
 3学期は,2年生の職場体験,1年生の校外学習,あるいは各種学習コンクールなど,様々な活動がありました。また,卒業生を送る会や卒業式もありました。皆さんは,それぞれの場で,とてもいい姿を見せてくれました。感動することも何度かありました。大きな成果をあげることもできました。ですから,全体としては,非常によく頑張ったと思っています。しかし,個々で考えてみると,決して全てがよかったとは言えないようにも思います。
 先ほど,全員に修了証を渡し,それぞれの学年でやるべきことが全て修了したと言いました。しかし,これは,全員が,きちんと身につけたということではありません。どれぐらいの成果があったのか,結果を残すことができたのか,それは,個人差がありますから,やはり人それぞれだと思います。だからこそ,有終の美を飾ることができたのかどうかを,是非とも,皆さん一人一人が振り返ってみて欲しいのです。そのときに,大いに参考にすべきものが,この後渡される通知表です。これをじっくりと見てしっかりと受け止め,反省すべき点は反省し,次に生かして欲しいと思います。
 さあ,明日から春休み。新しい学年を迎える準備の期間でもあります。力強く一歩を踏み出すために,具体的な目標を定め,気持ちを高めてください。
 次に皆さんがこの場に集まるのは,4月5日の始業式です。全員が元気にその日を迎えることを心から願っています。

春分

 今日の集会では,卒業生を送る会と卒業式について触れ,その後,春分についての話をしました。

 先週は,卒業生を送る会と卒業式が行われました。3年生が品野中で見せる最後の姿でした。生徒の皆さんは,その姿をしっかりと目に,心に刻むことはできたでしょうか。
 送る会は,当日の校長あいさつで述べたように,3年生に対する感謝やおめでとう,といった思いの込められた,素晴らしい会でした。そして卒業式。厳粛な中にも,感動的な素晴らしい式でした。3年生の態度はもちろんですが,1・2年生の態度もよかった。送辞や合唱,また,ピシッとした姿勢や動き。当日を迎えるまでの掃除や椅子並べ,飾り付け,後かたづけ。こういったもの全てが,卒業式を支えてくれたと思っています。ご来賓や保護者の方々,皆さんが,「いい卒業式でしたね」と言ってくださいました。1・2年生の皆さん,本当にありがとうございました。
 さて,先週は暖かい日が続き,過ごしやすかったですが,週が明けて,今日は真冬のような寒さです。先週暖かかっただけに,その寒さが身に染みます。しかし,来週の20日は春分の日です。そして,その前後3日間,合わせて7日間がお彼岸です。「暑さ寒さも彼岸まで」と言われるように,春はもうすぐそこまで来ています。
 ところで,春分の日,とはどのような日でしょうか。生徒の皆さんはよく知っているように,二十四節気の一つで,正確には微妙に違うそうですが,昼の長さと夜の長さが同じで,太陽が真東から昇り,真西に沈む日です。
 この日を中心としたお彼岸には,お墓参りをしたり,仏壇にお供えをしたりして先祖をしのび,供養します。仏教では,「中道」といって,何事もほどほどがよい,という考え方があります。お彼岸の頃は,暑くもなく寒くもなく,ちょうどよい時期であり,昼と夜の長さが同じです。ですから,この時期は,「中道」の考えによく合います。また,仏教では,極楽浄土が西の彼方にあるとされており,太陽が真西に沈むこの時期が,仏様を拝むのにふさわしいと考えられます。このような理由で,次第に人々は,春分の日の近くで先祖をしのぶようになっていったようです。

 お彼岸には,ぼた餅やおはぎを供えたり食べたりします。ぼた餅とおはぎの違い,お彼岸にこれらをお供えする理由などついては,本日の集会で生徒に話しました。一度,お子様にお聞きになり,会話のきっかけにしていただければ,と思います。

卒業式 式辞

 本日,卒業式を行いました。式辞の一部を載せたいと思います。

 卒業生の皆さん,私は,皆さんとは,1年間,品野中学校で過ごしてきました。この1年を振り返ったとき,数多くの思い出が胸をよぎります。その中から,特に印象に残っていることについて,二つお話しします。
 一つめは,修学旅行での集合の様子です。修学旅行では,何度も集合と解散を繰り返します。その都度,集合時刻が決められていますが,皆さんは,どの場面でも,全員が集合時刻を守ることができました。これは素晴らしいことです。これまでに何度か,修学旅行の引率をしましたが,このような経験をしたことはありません。
 時間を守ることは,人が気持ちよく社会生活を営む上で,どうしても必要なルールです。ですから,時間を守るのは当たり前のことかも知れませんが,80名以上の人が,常に時間を守る,これは並大抵のことではできません。しかし,卒業生の皆さんは,見事にやってくれました。
 二つめは,体育祭での応援合戦と,文化祭での合唱です。
 応援合戦での,力強く,統率のとれた,一糸乱れぬ動きとかけ声。そこには,勝利を信じて精一杯演技をする,皆さんの,熱い思いがあふれていました。
 また,合唱での,ときにはゆったりと,そしてときには弾むように軽快な,メリハリのよくきいたリズム。頼もしい低音に支えられた,美しいハーモニー。そこには,自分たちで創り上げた合唱への,自信がみなぎっていました。
 応援合戦も合唱も,本番では,ほんの数分間の発表です。しかし,その短い時間からは,本番に至るまでの,準備や練習にかけた,長い時間を感じることができました。
 以前,集会の講話で,「時間そのものを見ることはできないが,時間を感じることはできる」と話しました。応援合戦や合唱では,まさに,本番までに努力した,長い時間を感じることができました。と同時に,その長い時間での,頑張る姿を想像することができました。だからこそ,応援合戦や合唱が,多くの人の胸をふるわせ,感動を与えることができたのだと思っています。
 さて,皆さんは,中学校生活3年間を通して,多くのことを経験し,学んできました。人生の中で,最も多感な,しかも柔軟な発想ができるこの時期の経験や学びは,皆さん一人一人が,確かな人間として形作られていくために,なくてはならないものです。特に,様々な困難や問題を解決した経験は,貴重な財産となっていることでしょう。
 皆さんは,今後も多くの困難や問題に出合います。そんなときは,卒業を間近に控えた皆さんと,私が行った,最初で最後の授業を思い出してください。

 答えは常に一つとは限らない。いくつもある場合がある。また,答えが存在しないこともある。問題を解決するためには,じっくりと考え,ある程度の見通しを持つことも大切だが,とりあえず行動してみる。その結果,道が開けることもある。仲間と相談したり,話し合ったりすることによって,一人では思いつかなかったアイディアが見つかることがある。また,なんといっても,仲間との連帯感を実感できる。

 困難や問題との出合いは,人生そのものかも知れません。しかし,それらを克服し,解決したとき,人として,社会人として,さらに大きく成長した自分を感じることができると思います。そして,充実感とともに,幸せを感じることができるのではないでしょうか。
 卒業生の皆さん,強い心と勇気を持って,困難や問題に立ち向かってください。そして,充実感のあふれる,幸せな人生を歩んでください。
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学校行事
4/5 入学式・着任式・1学期始業式
4/6 学級写真
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