最新更新日:2024/04/18
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校訓「正しく 明るく 健やかに」

修学旅行に行ってきました

 今日の集会では,先週の修学旅行で印象に残ったことについて話しました。

 昨日はあんなに良い天気で暑かったのに,今日は雨の朝を迎えました。まさに変わりやすい春の気候ですね。このような天候がしばらく続き,やがて梅雨に入ります。そして梅雨が明ければいよいよ夏の到来。こんな季節の移り変わりに目を向ける心のゆとりが欲しいですね。

 さて,先週は3年生が修学旅行に行きました。以前,修学旅行を控えた3年生に,普段は感じない友達の良いところを見つけよう,と話しました。3年生の皆さん,どうだったでしょうか。友達の良いところを見つけることはできましたか?

 私も修学旅行に一緒に行き,印象に残ることがたくさんありましたので,その中から紹介します。
 ディズニーランドやシーに行きました。キャラクターに会ったりアトラクションを楽しんだり,といった目的があったと思いますが,目的はそれだけではありません。ディズニーの大切にしていることやおもてなしの心を学ぶことも,大きな目的でした。ディズニー訪問を翌日に控えた1泊目のホテルで,そのことについて実行委員を中心に,みんなで考えました。例えば,小さな子どもが転んで,持っていたポップコーンを落とし,道を汚してしまったとして,キャストはどのような対応をするのかを考えました。多くの生徒が,「大丈夫だよ」と安心させ,代わりのポップコーンを持ってきてくれる,と考えました。その他には,ほうきを使って,落ちてしまったポップコーンでミッキーマウスの絵を描く,といった回答がありました。また,「ポップコーンは落としてもいいけど,幸せは落とさないでね」と答える,と発表してくれた生徒もいました。どれも素敵な回答で,なるほど,と思わせてくれました。
 翌日,私はディズニーシーに行きましたが,キャストにインタビューをしている生徒たちを見かけましたので,一緒に質問してみました。内容は,前日にみんなで対応を考えたポップコーンの話です。やはり,優しく子どもに声をかけ,代わりのポップコーンを持ってくるそうです。ポップコーンで絵を描く対応や,「幸せは落とさないでね」といった言葉を考えた生徒がいたことを話すと,素晴らしい,と言ってくれました。
 もう一つ印象に残っていることは,帰りのバスのガイドさんの言葉です。私は品野バスセンターで降りるバスに乗りました。生徒が降りた後,ガイドさんが車内を点検しましたが,そのときに,「ゴミ一つ落ちていませんでした。なんてマナーの良い生徒さんたちなんでしょう」と,感心してみえました。普段学校で一生懸命掃除に取り組んでいる品中生。やはり普段の学校生活が,こういった行事のときに現れるのだと,改めて思いました。と同時に,ガイドさんの言葉をとてもうれしく思いました。

修学旅行

 今日の集会では,いよいよ来週に迫った修学旅行について話をしました。

 制服の衣替えの期間に入り,生徒の皆さんも夏服を着ている人が随分増えてきました。
 さて,3年生は,いよいよ来週,修学旅行があります。かなり前ですが,私も小学校と中学校で修学旅行に行きました。いろいろな思い出がたくさんありますが,その中から二つ紹介したいと思います。いずれも小学校の修学旅行でのことです。
 私は祖母懐小学校の出身ですが,当時は伊勢方面に行っていました。伊勢神宮や鳥羽の水族館などに行った記憶があります。学校に集合し,そこからバスで名古屋駅に向かいます。3台来るはずのバスが2台しか来ません。何かの手違いなのか事故なのか,小学生だった自分にはその理由は分かりません。このままだと電車の発車に間に合わないため,保護者の方が何台か自家用車を出してくださり,無事に予定の電車に乗ることができました。私はバスで行きましたが,自家用車に乗った子たちが,なぜかうらやましかった覚えがあります。もう一つの思い出は,修学旅行のお小遣いのことです。今日の集会のとき,生徒の一人に聞きましたが,今の小学生はお小遣いを7000円ぐらい持って行くそうです。私たちのときは500円でした。今では信じられないですが,自宅からお小遣いを持って行くのではなく,行きの電車の中で,担任の先生から配られます。もちろん,先生のポケットマネーではありませんが・・・。しかも,お札でした。受け取るときのなんとも言えないうれしい気持ちが今でも蘇ります。
 以前の修学旅行は,小学校でも中学校でも,全員がガイドさんに連れられて訪問先を見たり説明を聞いたりする,そんなスタイルが中心でした。しかし,今は,グループに分かれ,希望の場所を自分たちで立てた計画を基に訪問することが中心となっています。ですから,以前の修学旅行が「見る・聞く」とすれば,現在は「体験」と言えると思います。修学旅行では,事前の準備を含め,訪問先やそこまでたどり着くまでの道のりなどで,様々なことを体験し,多くを感じ,学んで欲しいと思っています。
 さらに,修学旅行は,学校や家庭から離れ,3日間を仲間と共に過ごします。ですから,普段にはない仲間の姿を見たり感じたりすることができ,思わぬ発見をすることもあるでしょう。是非,そんな仲間の良いところを発見できたらと思っています。修学旅行は,訪問先での思い出はもちろんですが,それだけではなく,私が小学生時代に思い出として残っているように,ちょっとしたことが心に残るものです。仲間の良いところを見つける,そんな気持ちで修学旅行での生活を送って欲しいと思います。

出会いは偶然? 別れは必然?

 今日の集会では,出会いについて話をしました。

 大型連休の狭間。3日ぶりに学校に来てみると,ツツジの花が一気に増えていました。また,国道から上がってくるスロープの脇の木々は,ほんの少しばかり緑を濃く染め,葉が盛大に茂っていることに気づきました。まさに春本番。良い季節になってきました。
 さて,生徒の皆さんは,生まれてから亡くなるまでに,何人の人たちと出会うのか,考えたことはありますか? 現在世界の人口は70億人と言われています。そんなとてつもない人数と比べると,人が出会うことのできる数はごくわずか。人との出会いは奇跡的とさえ言えそうです。
 「因縁(いんねん)」という仏教の言葉があります。全ての事柄は,物事を起こす直接の力である因と,それを助ける間接の条件である縁とによって起こる,という考え方です。人との出会いも同じです。「出会いは偶然,別れは必然」と言いますが,出会いは偶然ではなく,何か大きな力によって出会いが生まれる,そんな気がしてきます。
 私が皆さんの前に,教員として立っているのは,一つの出会いがあったからです。中学生の頃,とても素敵な先生がいました。その先生を見て,自分も教員になろうと決意しました。そして,教員になるために大学に通い,そこで妻と出会い,結婚して娘と出会い(娘が生まれ),さらに孫とも出会い(孫が生まれ)ました。仕事上もプライベートでも,中学生の頃の先生との出会いが全ての始まりだったように思い,因縁を感じずにはいられません。
 一方,「別れは必然」は確かに言えます。出会いがあれば,必ず別れはあります。生徒の皆さんも,やがては卒業という別れがやって来ます。また,その他にも様々な別れがあります。いずれにしても,別れは必ずやってきます。だからこそ,出会いを大切にしたい。出会ってから別れるまでの時間を大切に過ごしたい。そして,出会った人たちを大切に思いたい。
 「一期一会(いちごいちえ)」という言葉が茶道の世界にあります。どの茶会でも一生に一度のものと心得て,招く方も招かれる方も,ともに誠意を尽くすべきである,ということです。人との出会いと通じる言葉ですね。
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