最新更新日:2024/04/25
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瀬戸のすべての子どもたちが「瀬戸で学んでよかった」 瀬戸のすべての親たちが「我が子を瀬戸で育ててよかった」 瀬戸のすべての市民が「瀬戸で生きてよかった」

全校集会

2月12日(火),今年に入ってから初めての全校集会を行いました。1月下旬の集会は,インフルエンザが流行していたので,中止にしました。

最初に,ポスターコンクールや吹奏楽部,男子バスケットボール部の伝達表彰をしました。そのあと,1月の善行賞の表彰をしました。今回は,まじめにそうじや当番活動に取り組んでいる生徒たちが多く表彰されました。

校長講話では,「人間万事塞翁が馬」の話をしました。

3年生の中で,私立の推薦入試で合格する生徒がいる。私立の一般入試で合格通知が届いた生徒がいる。その一方で残念ながら不合格になってしまった生徒がいる。そして,公立の入試を進めなければいかない。そんなデリケートな時期です。前任校でも,毎年,この時期に全校集会で話をしていました。

「『人間万事塞翁が馬』

昔,中国の北の方の国境に,敵の侵入を防ぐための城砦がありました。砦のことを『塞』といいます。塞の近くに,おじいさんとその息子が住んでいました。『翁』とは,おじいさんのことです。ある日,おじいさんの馬が砦の外に逃げて行ってしまいました。近所の人たちが馬がいなくなったことをおじいさんが悲しんでいるだろうと思い,なぐさめようとしました。しかし,おじいさんは,『いやいや,これがもとになって幸福になるかもしれない』と話しました。そして,数か月後,逃げた馬が他の立派な馬を連れて帰って来ました。これを見て,近所の人たちが,『よかったですね』と祝福しました。しかし,おじいさんは,『これは何か不幸のもとになるかもしれない』と話しました。おじいさんの言った通り,その連れ帰って来た馬に乗っていた息子が落馬して,足の骨を折る大けがをしてしまいました。近所の人たちは,おじいさんをなぐさめようとしました。しかし,おじいさんは,『もしかしたら,これは幸福の前触れかもしれない』と言いました。その年,砦に突然敵が攻め込み,大きな戦が起こりました。その砦の周囲の若者はいくさに借り出され,そのほとんどが戦死してしまいました。しかし,おじいさんの息子は骨折していたために戦に借り出されず,無事に生き残ったのでした。」

こういうお話です。

よいことがあってもうかれすぎてはいけない。悪いことがあっても希望を捨ててはいけない。そんなことを教えてくれるお話です。生徒たち,特に3年生の生徒たちに,よく肝に銘じてほしい故事です。
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