最新更新日:2024/04/26
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志水廣主宰 授業力アップわくわくクラブ春道場 4月20日(土)

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志水廣主宰 授業力アップわくわくクラブ春道場


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笑瀾万丈37 ☆当時の附属小学校の人事の基本

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☆当時の附属小学校の人事の基本

ここで、筑波大学附属小学校の人事について述べておく。附属小学校の人事は退職される人の郷里から選出するというのがルールである。愛知教育大学のように、附属学校の教員は、愛知県・名古屋市との交流人事ではない。赴任すれば、以前の地域は退職となる。だから、まさに、行き場がない世界である。33歳で赴任して、60歳まで勤めあげるというのが基本である。だからこそ、打ち込んで学ぶことができる。自分なりの指導理論を組み立てるには、少なくとも五年くらい腰を落ち着けてやる必要がある。
ところで、筑波大学附属小学校の教官には、神戸市出身の人はいなかった。だから、普通は、この人事はありえないことである。実は、私の前任者のK先生が途中退職されたのである。Kさんは、東京教育大学出身であった。つまり、後の筑波大学である。だから、Kさんの後任は、筑波大学にお願いしようということになった。そのため、恩師の三輪先生のところに依頼がきたというわけである。三輪先生は、大阪教育大学のときの恩師である。それが、私が大学院に通う頃には、筑波大学の教授として栄転されていた。三輪先生としても、誰を推薦しようかと迷ったはずである。まさに私はついている。
大阪教育大学の頃、卒論の指導教官として三輪先生にお願いし、兵庫教育大学大学院の頃には、佐々木先生にお願いした。その当時、筑波大学附属小学校の存在もまた赴任の話も全くおこっていなかった。だから、偶然×偶然くらいの確率である。
私がついていた原因を振り返ってみよう。
何がよかったのかというと、教えてもらう指導教員は自分が選択したこと、それゆえにたくさん学ばせていただいた。それが結果的によかった。勉強は大好きであった。一生懸命やったのである。ゼミ仲間の中でもがんばった。もう一歩先を踏み込んでいた。つまり、どういう場面でも一生懸命やっていた。それが評価されたのだと思う。決して出し惜しみはしなかった。

教訓:どういう場面でも一生懸命やることである。それを誰かが見ている。
教訓:マイナスだと思っていたのが、後から、プラスの配慮だったという  ことがある。宇宙の配慮であろう。


みんななかよく?

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4/12 今日のひとこと

みんな仲良くとは言うけれど、そんなことあるのかな。

無理に仲良くしなくてもいいんだよ。

仲良いい人だけでいいの。

そんな人がいなければ、自分が自分と仲良くすればいいだけのこと。

笑瀾万丈36 その日の夜のこと

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☆その日の夜のこと
 電話がかかってきた。
「ああ、Kだけど。」
一瞬誰のことか分からなかった。だって、それほど親しく親戚づきあいはしていないのだから。奥さんのことは知っているが、旦那さんとは、一度会ったきりだったから。
やっと思い出した。
「はい、Kさんですね。」と返事をした。
 すると、突然、「東京へ行きたいのか」と質問された。
 ええっ??なんで知っているのか。校長先生だけに話したはずなのに。
と思ったが、「はい、行きたいです。」と答えた。
 すると、「分かった。」
と言って電話は切られた。
 きつねにつままれたようだった。
 ヒロシの頭に、Kさん?東京?
 こういう疑問にさいなまれながら、ぐっすり寝た。

 翌日、校長先生に挨拶に行った。「あのう、Kさんから電話があったんですが…」
「ああそうか。なんで、Kさんから…」というと。
「ああ、Kさんは神戸市教育委員会教職員課の人事の主幹だよという」
「はあ〜。そうだったんですか。」
 またもやびっくりであった。
 ヒロシの親戚に教育委員会の人事担当の親戚がいるなんて、全くもって知らなかった。おおぼけもいいところである。後日、偶然お会いしたとき尋ねてみた。「私が兵庫教育大学大学院に行ったことも知っていたのですか」
「ああ、知っていたよ」
 この一言に、ヒロシは救われた。大学院に行くときの境遇、そして、大学院修了後の動きをじっと見守ってくれている親戚がいたということに感謝した。
 この後、どういう動きがあったのかは知らない。
 筑波大学附属小学校と神戸市教育委員会、兵庫県教育委員会との間でスムーズに人事の話はまとまっていった。
 うまく行くときは行くものだとヒロシは不思議な感覚を覚えていた。
 なぜ、三輪先生からのお誘いが。なぜ、Kさんからの電話が。…などと考えていくと、人生は連鎖の固まりである。
 未知の世界へ飛び込むことになるが、この先神戸でどうなるかが見えない世界だから、ここで決断するのも良いと考えた。神戸では、またもやいじめられもかもしれないし、悶々とするかもしれない。

常時ウェルビーイング

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4/11 今日のひとこと

常時、ウェルビーイングでいたい。

常時とは、一瞬一瞬が幸せということ。

一瞬と数学的に言えば点。常時とは点の連続であること。つまり、直線である。

とはいえ、人は感情の生き物だから、+と−の出来事がやってくる。

だから、+や−の出来事に対して常に絶対値で生きると+の世界となる。

笑瀾万丈35  一通の手紙

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一通の手紙
☆筑波大学附属小学校へのお誘い
 9月4日のことだった。
 ヒロシが帰宅したら手紙が届いていた。見れば三輪辰郎とある。恩師からである。
 どうしたんだろうか。ヒロシは手紙を読んだ。
 今度、筑波大学附属小学校で教官の公募があるので、来ないかというお誘いであった。
 またまた、驚愕の場面がやってきた。
 神戸市と筑波大学附属小学校とは何の縁もない。なのに、こういうお誘いが来るなんて、びっくり仰天であった。
 早速、奥さんに相談して行きたいと話したら、不安そうな顔であった。
ともかく詳しく知りたいと思い、三輪先生の家に電話をした。すると、現在、附属小学校の算数科の教員のポストが一人空いている。それを補充したいという。前任者が東京教育大学の出身者だったので、附属小学校は大学に人事をお願いしたそうだ。
 あわてんぼうのヒロシは、即座に
「行きたい。」と返答した。
 すると、恩師からは、「そんなにすぐに決めなくてもよい。慎重に考えてほしい。」と諭された。
 へぇー、こんな道もあるのかと、半信半疑であった。
「それで、附属小学校に行ったらどうなるんですか。」と質問した。
「それは、算数の研究を一生するということだ。」
「その後、どうなるのですか。」と、たたみかけた。
すると、三輪先生はゆっくりと、
「志水君は地元でそれなりに活躍すると思う。もしも来るとしたら、附属小学校で一生終わる人が多い。そのほかは、大学に出る人、教育評論家などさまざまである。とにかく、一生勤める気持ちで来てほしい。でも、よく考えてほしい。」
 とても配慮した声かけであった。
 再度、奥さんにこのことを話して、東京に行くことについて話した。
「私は福岡(小倉)から神戸に嫁いできたのでやっと慣れてきたのに…。と言いつつも、最終的に、あなたの好きなようにしたらいいよ。」と言ってくれた。
 神戸の実家の母にも相談してお願いした。とにかくヒロシは長男なので
母親のことが気にかかるのである。
 翌日、朝、校長室に行って、附属小学校への転任の話をしに行った。
記憶が怪しいのだが、校庭の隣の敷地に多聞台幼稚園があって、園長はかつての上司だったので相談したかもしれない。
内田校長は、「分かった。教育委員会に連絡しておく」と話された。
「正式に、まだ決まったというのではありませんが」と話したのであるが、「そこまでの話ならば人事は進むと思う」と話された。



4月の教材研究 第1学年「かずとすうじ」

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授業力アップわくわくクラブサロン会員のみなさま

こんにちは。
新年度が始まり気持ちもリフレッシュされていることでしょう。
新年度から小学校の教科書が改訂されました。
志水先生の教材研究動画はわかりやすく丁寧に解説していますのでお役立てください。

4月の教材研究 第1学年「かずとすうじ」


  授業力アップわくわくクラブ 近藤雅子


笑瀾万丈34 ダウン症との出会い

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☆ダウン症との出会い

 はじめて一年生をもった子どもの中にダウン症のTさんがいた。心根は優しかった。ただし、知的には遅れていた。周りの子ども達も優しく接していた。
 一斉指導の中で個別指導することの難しさを感じた。数の観念がまだ遅れているので、ダウン症への指導という本を購入し、夏休みに特訓した。一対一対応から始め、たし算までいくことができた。
 一度だけ運動場から戻ってこない時があった。砂遊びに夢中になっていた。手をつないで教室に戻らせた。二学期からは、両親の合意も得られたので特別支援学級にも通級するようになった。

4月の教材研究 第4学年「一億をこえる数」限定配信

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授業力アップわくわくクラブサロン会員のみなさま

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  授業力アップわくわくクラブ 近藤雅子

4月の教材研究 第3学年「わり算」限定配信

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  授業力アップわくわくクラブ 近藤雅子

フレッシュ

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4/9 今日のひとこと
学年初めはいつも新鮮である。

新鮮な気持と態度で さあはりきってやるぞ。

笑瀾万丈33 神戸市の研究会

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☆神戸市の研究会
 五月になり、神戸市の算数研究部から声がかかり、市内の公開授業でやってみないかと言われた。飛び込み授業である。上田指導主事らの推薦ではないかと思っている。
 七月に一年生の授業で紙芝居で授業をした。たし算の作問の場面で、これは自分の学級でもやると、とてもうまくいき、長田区の学校まで行き、飛び込み授業をした。六学年全部の飛び込み授業で、そのうちの一年生担当でやった。算数部の幹部からは期待されていると感じた。この実践は、筑波大学附属小学校でも実践し、教材開発の本に実践を紹介している。

4月の教材研究 第2学年「算数のとびら」限定配信

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授業力アップわくわくクラブサロン会員のみなさま

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4月の教材研究 第2学年「算数のとびら」


  授業力アップわくわくクラブ 近藤雅子

第2回 4月第2週「授業で学級経営 」限定配信

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授業力アップわくわくクラブサロン会員のみなさま

こんにちは。
「ユニバーサルデザインに基づく学級経営」動画を配信します。

第2回 4月第2週「授業で学級経営 」
どうぞご覧ください。

    授業力アップわくわくクラブ 近藤雅子

どの子も「できる」10分間プリント についてのお知らせ

どの子も「できる」10分間プリント についてのお知らせ

過去において、教師用と児童用をわけて販売提供しておりまはたが、
現在は、2020年4月より、学習指導要領改訂ならびに教科書の改訂により、内容も一新して作成しました。その際、教師用と児童用にわけることをやめました。

コピーフリーとしておりますので、印刷してご使用ください。

笑瀾万丈32 一年生の担任として

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☆一年生の担任として
 まず心掛けたのは、字を丁寧に書くことである。ひらがなから運筆を練習した。また、言葉使いも丁寧になった。一年生の特性を少しずつつかんでいった。私の上の子どもは幼稚園に行っていた。近い歳の子どもがいるので、幼さは分かっていた。学年で91人だったので、一学級は31人であった。
 一年生は、集団への指示がわからないようだ。個別の指示なら聞く。だから、「休み時間なので、トイレに行きましょう。」と指示しても、「先生、トイレに行っていいですか。」と、どの子どもも質問してくる。あれは、自分に先生が問いかけてくれていると思っていないからである。集団への指示に慣れるまで一ヶ月ほどかかった。それに、すぐにトイレに行きたがる。また、少しの時間でトイレから帰ってくる。緊張したら行きたくなるのである。
 一年生の子ども達は小学校が初めてのことだらけである。広い運動場があっても端のほうで遊んでいる。机をもつことも初めてである。幼稚園・保育所では、イスの生活である。だから、机に触りたくて仕方がない。
 本当に可愛い子ども達である。教師の一言は絶対である。だから、お手本としての一年生には一言話すのも気をつけて話した。
 集中力・持続力がない。つまり、すぐに飽きるのである。だから、体育の授業では、すぐに砂いじりを始める。長々と説明してはだめである。休み時間に一緒に遊んであげると大喜びであった。ある意味一年生を受けもったことは、初めての経験ではあったが、あの純粋さに触れたことは教師生活では大きなことだった。

教訓:小学校教師ならば一年生は持つべし。 

笑瀾万丈31  あまりの落差

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☆あまりの落差
 ショックだったのは、大学院で研究をしっかりやってきたのに、小学校は研究とはほど遠い学校であった。どこで私の経験が役立つのかと思った。二年間学ばせていただいた恩返しはすべきだと思っていたのに活動する場がなかった。
 反面、すごく良かったのは教職員の雰囲気である。とてもアットホームである。学年二、三学級なので、まとまりもよかった。前任校が一学年に五学級だったのと比較して、一学年二学級では職員室全体の雰囲気がよく分かった。現場に戻ると、仲間はずれされないかと心配はあったが、全くそのようなことはなかった。もちろん、皆さんは、私が大学院を出たことは転勤以前から知っていたはずだが、そのことには誰も触れなかった。これは、私にとって、とても心地良かった。仕事も任せてくれた。人間不信からの脱却ができた。
教訓:期待されていない職場に転勤したとしても、それは意味のあることである。

愛で育てる

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4/5 今日のひとこと

最近、連続で面談した人達から「愛で育てる」のが志水メソッドの根本でしょ。と言われました。
そうなんです。
この理念に基づいて事例を述べたのが上の本です。

現在、絶版です。
しかし、アマゾンでは中古本のコーナーにありました。
よろしかったらどうぞ。

4月の教材研究 第5学年「体積」

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授業力アップわくわくクラブサロン会員のみなさま

こんにちは。
新年度が始まり気持ちもリフレッシュされていることでしょう。
新年度から小学校の教科書が改訂されました。
志水先生の教材研究動画はわかりやすく丁寧に解説していますのでお役立てください。

4月の教材研究 第5学年「体積」


  授業力アップわくわくクラブ 近藤雅子

笑瀾万丈30 音楽会当日

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☆音楽会当日
 一年生の一組、二組の子ども達全員が講堂の壇に入場した。指揮者が登場した。上月先生である。そして、ピアノの前にヒロシが座った。
会場からどよめきが起きた。きっと、ピアノの点検に来た人だと思ったのだろう。ところが、ヒロシはピアノから離れる様子はない。
 心配そうな空気が流れてきた。
 一年生の児童は、準備練習をヒロシと共にしてきたのでにこにこしている。会場の300名が、かたずを飲んで見守っていた。
 上月先生の指揮棒が振り落とされた。ヒロシの指がピアノの鍵盤の上で踊っている。弾きながらうっとりするヒロシであった。三拍子のワルツ調の曲をヒロシは三分間見事に弾いたのであった。
 終わった瞬間、安堵の空気が漂った。
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