最新更新日:2024/03/18
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切り返しの文末にご注意

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2/13 今日のひとこと
ある算数の授業で見たことで「切り返し」について考えさせられた。

教師は、今日のまとめをしようと子どもに問いかけた。
そして、A男に指名して発表させた。
「0.3×4の計算は、0.1が(3×4)こでを考えるとよいです。」
と答えた。
そのとき、教師は、「そのまとめもいいかもしれないね」と言った。

そして、どうなったかというと、上のA男のまとめを板書した。

どういう切り返しなのか????がついた。
「かもしれないね」であいまいに認め、その上、板書に利用した。

「かもしれないね」という軽率な発言がどれだけ子どもを傷つけるのか?
また、その後、疑問形なのに板書して、他の子どもに動揺させた。
2重の意味で困ったものだと思った。

切り返しの文末に注意したいものである。

愛知県一宮市立丹陽小学校訪問

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意味づけ復唱法への招待13

丹陽小学校を訪問して3人の先生の授業研究があった。

4年の授業で驚くことがあった。
表を整理する授業であったが、1次元の表から2次元の表を生み出す場面があった。
かなり難易度が高いものであったが、子どもたちが考える表をラフスケッチさせると下の写真のような表がうまれてきてきた。

そこで、どうしてこんな表を思いついたのかと質問すると、「九九表」だと発言した。
この「九九表」という言葉にみんな納得した。
かけ算九九表では、かける数とかけられる数が2次元で表されている。
このことを発言したのであった。

○付け法への招待138 ○付け法と机間指導

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○付け法への招待138

普通の机間指導と○付け法との違いは、どこにあるか。

それは、視覚化と定量化である。
○がついたか、つかないか、これがひと目で分かる。子どもの学習状況に対しての評価かが視覚化されている。
子どもにとっては、○なのか、そうでないのかが視覚化される。
教師にとっては、○をつけたのかどうか、つまり、全員の子どもに指導したかどうかがひと目で分かる。

次に、定量化がある。
どれだけの子どもの数に○がついたのかどうか。40人中に30人なのか、35人なのか、40人なのか、それは○の数を数えれば分かる。

つまり、普通の机間指導では、漠然と指導しているのである。
視覚化と定量化がなされるからこそ、次への手立てが生きてくる。

小五教育技術 10月号に「意味付け復唱法」の記事

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2014年10月号の「小五教育技術」に「学び合う授業を創る−志水式コミュニケーションの極意」のタイトルで、6ページにわたって記事を書きました。

ごらんいただければ幸いです。

○付け法への招待136 自力解決の力を奪う指導法

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○付け法への招待136

ある授業では、子どもが問題を自力解決できるのに、すぐにグループ学習で友達から教えさせている。

また、ある授業では、ほんの少しのヒントを与えるだけで自力解決できるのに与えない授業。

さらに、ある授業では、自力解決で○になったら話し合うことがないから、○にする必要がないという授業。

いずれも「だめ」なんだなあ。そのような方法で、本当に子どもが自力解決できるのか。

体育の運動に例えれば、上のことがいかにバカバカしいかわかる。


○付け法への招待135 WHY 子どもに元気づけるため

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○付け法への招待135
なぜ、○付け法をやるのか。

学習意欲を増進させ。元気づけるためである。
子どものでき具合を肯定的に評価して声かけするため、意欲的になる。
問題解決に困って落ち込んでいた子どもに対しても、部分肯定で付きへの指示を出すことで、そこから這い上がることができ、元気になる。

○付け法への招待134 ○付け法で「できる」ようになる

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千葉県のS先生からのメールです。

「うれしいことがありました。5/28の先生のブログでも紹介されていましたが、○付け法ってやはり良いですね。学級の児童は13人と少ないのですが、支援の必要な子がいて、学習支援員や教頭先生が算数の時間に入ってくれます。
学習支援員は、退職された先生です。子どもの自力解決や練習問題をするとき、○付け法をお願いしています。自分がやっていたら、「先生、丸を付けて いっちゃっていいの?」と聞いてくれました。「先生、どんどん○を付けて下さい。それで、つまずいている子を見つけたら指導もお願いします。」と頼みました。「他のクラスではできない子に着くのが仕事だけど、ここに来ると両方できて良い。」と言って、○付けにまわってくれます。
 そのうち、「いいじゃない!」と褒め言葉もどんどん声に出していってくれるようになりました。○付け法の研修をしたわけではないのに、「そう、そこまで 合っているよ。その調子。」「完璧!」「ばっちり!いいよ。」「できるように なったじゃない!すごい!」と、素晴らしい声かけをしています。さすが、ベテランです。計算が遅くて、涙ぐんでいる子に「大丈夫。正しくできるようになったじゃない。あとは、毎日3問でも5問でも練習をしてごらん。練習すれば計算は速くなるから。」と声をかけていました。必ず、プラスの声かけなのには、感激です。
 13人と少ない人数ですが、かなり算数が苦手な子もいて、13−5を筆算でする子がいたり、5−9=4とか、9−5=3と平気でしている子もいます。そういう子が、わり算の筆算のテストをしたら、75点、80点、95点でした。
 「久しぶりに100点取った。」人もいます。2人で○付け法で授業をした成果だと思います。その先生に子ども達のテスト結果を見せたら、一緒に喜んでくれました。「ぐるぐるずいぶん廻ったものね。」と笑っていました。」

嬉しい報告をありがとうございました。

○付け法への招待133 効果抜群

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本日、夕方、院生の2年生から声をかけられた。

「現在、教師力向上実習に行っていますが、○付け法の効果は抜群ですね。
担任の先生と2人で回っていますが、子どもたちがとても喜びます。
また、どの程度できているかも確認できます。
院生の間でも評判ですよ」という。

大学院では1年生のときに、○付け法の講義をした。また、○付け法を取り入れた模擬授業までやらせた。
その成果がでているのだと思う。

○付け法への招待132 教育技術

小学館の「教育技術 小学校5年」
 6月号に「志水式机間指導の極意」と題して
 ○付け法の記事を6ページにわたって書きました。
http://family.shogakukan.co.jp/ed-sho5_cover/


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○付け法への招待131 顔をみたら

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本日、福岡県福智町の金田小学校を訪問した。
午前中6人の授業診断、午後は代表授業と講話であった。
金田小学校の授業レベルはかなりのレベルにあがっている。
子どもに考えさせることを保証して、わかりやすい授業であった。

さて、授業診断のときのことである。新卒2年目の男性教師のひとことに感心したので紹介しよう。
「私は○付けをしているとき、どんな顔をしているかを一人一人確認しますと。○付けをすると嬉しそうな顔をします。」

これだけでもすごいことであるが、発言は続く。
「あるとき、○付けをしていても嬉しそうでない顔の子どもがいました。それで、後で、個別に呼んでたずねました。どうしたの。○だよ。」
すると、「ここがわからん」と分からないことを私に話したのです。

○がついても、なんとなく○になっただけで、嬉しくないときがある。この場面をとらえて、個別指導したのである。
一人一人をスピードをつけて回ると、子どもの顔を見るゆとりはない。でも、一人一人見ていくという。
この話に本当に驚き、感心した。顔を見ただけで、確認と見届けをするきっかけになっている。素晴らしいことである。見習いたいものである。

○付け法への招待130 安全基地

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5/18 今日のひとこと
算数数学の授業における、自力解決の場面について述べる。
不謹慎かもしれないが、自力解決の場面を仮に戦場にたとえてみたい。

自力解決に向かう子ども達は、十分な武器をもって立ち向かう子、不十分な武器をもって立ち向かう子・・・など様々である。

子ども達は、航空母艦から出撃する飛行機とする。


戦場から帰ってきた子どもたちは次のように分かれる。
ある子どもは、戦果をあげて帰還、
ある子どもは傷つきながらも戦果をあげて帰還、
ある子どもは傷つきながらも戦果なしで帰還、
ある子どもは傷ついて戦場で墜落。

教師は、その様々な子どもに対して、トップグルーブだけを相手にしていないか。
傷ついた子ども、墜落した子ども、この子ども達をどうするのか。どうしたいのか。
どれもあなたのクラスの子どもである。

自力解決は子どもたちにとって、まさにわくわくの体験ではあるが、勝つこともあれば負けることもある。

私は、はじめから負けるのがわかっていながら出撃させたりはしない。
また、出撃してふらふらになっている子ども達を救いたい。
だから、○付け法をするのである。

教師は、航空母艦でいたい。
戦うのに十分な武器をもたせたいし、また、苦しい戦いのときは支援・指導をしたい。
もしも、墜落しそうな子どもたちには、強力に指導してあげたい。
この気持ちを全国の教師に訴えたい。

○付け法への招待129 ○付け法の仮説

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5/10 今日のひとこと
○付け法は教師の人間性を変える。
善なる人はさらに善になる。

普通の人は善になる。

普通以下の人が子どものよさを誉めてあげたいと思って取り組めば必ずや善に向かって行く。
普通以下の人にとって、初めは 副作用がある。
○を見つけることができないし、誉め言葉もでてこない。
欠点ばかり見えてしまう。
だから自己嫌悪に陥る。
だけども、あきらめずに続けていけば、○が見つかるし、ほめ言葉もででくる。
すると、○付け法は効力を表す。
どの程度の期間が必要かと言えば、それはその本人による。

音声計算練習法 教材ワークシート

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最近、音声計算をしようと思うのですが、教材ワークシートはどこにありますかと質問されることが続きました。
あらためて紹介します。

志水 廣・長野県岡谷市立岡谷小学校 
「算数科 学ぶ喜びを育む学習の創造」(明治図書)

http://www.meijitosho.co.jp/detail/4-18-581019-7

次に、おひさまコースについては右の配布物にアップしました。ダウンロードして使ってください。
幼稚園・保育所の児童にまたは小学校1年生にとても良い教材です。
鈴木由里子先生の開発です。

2013年度までの「志水メソッド」の記事

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2013年度までの「志水メソッド」の記事は、下記のアドレスにあります。

2013(平成25)年度
http://www.schoolweb.ne.jp/weblog/index.php?id=...
2012(平成24)年度
http://www.schoolweb.ne.jp/weblog/index.php?id=...
2011(平成23)年度
http://www.schoolweb.ne.jp/weblog/index.php?id=...
2010(平成22)年度
http://www.schoolweb.ne.jp/weblog/index.php?id=...
2009(平成21)年度
http://www.schoolweb.ne.jp/weblog/index.php?id=...
2008(平成20)年度
http://www.schoolweb.ne.jp/weblog/index.php?id=...
2007(平成20)年度
http://www.schoolweb.ne.jp/weblog/index.php?id=...


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