最新更新日:2010/06/11
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閉校にはなりますが、4月以降もこのサイトは存続します。「過去の記事」の2009年度をクリックすると、見られます。更新するとはありません。アクセス、ありがとうございました。

3月30日の仕事日記

 3月30日も忙しかった。朝、登校してすぐに学校便りの製本作業をする。表紙を作った。上巻と下巻の2冊に分けたので、表紙も2種類必要になる。
 9時30分に学校を出る。4月からの勤務先での引き継ぎ。校庭の周りの桜が咲きかけている。太郎生よりも暖かい。全般的な説明を受けた後、校舎を回る。体育館に入ると、入学式の準備がある程度できていた。卒業式を手直しして入学式を行うのだろう。慣れ親しんだ太郎生小学校の体育館とは雰囲気がことなるが、ここで入学式があり、そこであいさつをすることになる。そう考えるとこの学校が自分の勤務校になるのだ、毎日ここに通うのだと思えてきた。

 最後に校長先生が一言。「この学校の一番大きな問題は運動場の草引きです。技能員さんが、今度の校長先生、草引きをしてくれるかなあと言っていました」と。ここも学校と保護者の信頼が厚いという。職員が努力してこのようないい学校を作ってきたのだろう。私もがんばりたいと思う。

 午後は別の会議。校長会関係。4時に終わる。学校にもどる。車の中では、来年度のことを考えていた。校長会の文書作りや、最初の職員会議で話すことなど。

 閉校式も、修了式も終わり、職員室の机は少なくなっている。机の上にには荷物はほとんどない。ロッカーの書類も整理された。みんな次のことを考えている。それでいい。私も、太郎生小の閉校を既成事実として受け止めることができてきたようだ。次の環境にうまく進まないことには、太郎生小のこの1年のがんばりが意味のないことになる。子どもたちが美杉小学校でしっかりと勉強するためにこの1年教育活動を行ってきた。
 散り散りになる職員もまた、太郎生小学校で実践したことをこやしに次の職場でも活躍するだろう。それが太郎生小学校が果たしてきた役割といえる。 

 「たろうっこ」の製本を続ける。私の保存用までは手が回らないが、保護者用だけは終えておきたい。7人の保護者が製本のために「たろうっこ」を持って来てくれた。たろうっこは保存することを前提にしているわけではない。いわば新聞のようなもの。でも、それを残しておき、製本してまで保存してもらえるのはありがたい。目次をつけた。

 三重テレビの山口アナウンサーから電話。31日の太郎生小の閉校関係の放送は5時40分からと9時55分からとのこと。何度も取材に来てくれた山口さん。どんな切り口か楽しみ。三重テレビを見られる人は是非みていただきたい。

 新聞社から電話。閉校関係のことではなかった。教科書のことで何点か聞かれた。

 夜、遅くまで片付けをした。途中、警備会社から電話があった。

 3月31日になった。全国で、異動する教職員は数え切れないほどいるだろう。閉校になる学校も少なくはないという。涙に暮れる人も多い季節だ。
 3月は出会いと別れの季節。いい出合いを求めて、前向きにがんばりたい。
 
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津市立太郎生小学校
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