最新更新日:2010/06/11
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閉校にはなりますが、4月以降もこのサイトは存続します。「過去の記事」の2009年度をクリックすると、見られます。更新するとはありません。アクセス、ありがとうございました。

たった1回の全体練習

 6月25日、つまり二日後は「七夕集会」です。太郎生小学校の七夕集会は、歌や音読などの発表が中心です。

 全校児童が歌うのは5曲です。オープニングで3曲、エンディングで2曲です。
 25日、その全校練習を体育館でしました。5曲も全校児童が歌うのに、全児童が一緒に歌うのは、今日の練習一度きりです。学級の音楽の時間などでは練習をしていたとはいえ、全体での練習はたったの一度。
 そのたった一度だけの練習を見ました。ちょうど美杉町の校長会が太郎生小で行われたので、美杉小学校と美杉中学校の校長先生にも、その練習を聞いていただきました。
 
 はじめてですから、まずは立つ位置を決め、入場練習をします。その練習の後、歌うときの心構えについて音楽の先生が話をします。子どもの心に響くように話します。子どもたちはこれから大切な全体練習があることをわかっていますから、真剣に聞いています。
 
 そして、全5曲を通して練習しました。
 見事でした。全児童が一緒に歌うのははじめてとはとても思えません。声が大きいだけではありません。表情も、姿勢も、音程も、素晴らしいのです。心がこもった歌です。こんな38人の歌を聞けるのは幸せでした。
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辞書を使う

 辞書を使うことはよいことです。でも、日常的に、つまり毎日、必要なときに辞書を使うのは簡単ではありません。それは面倒だからです。
 その辞書に付箋紙を使うことで、無味乾燥とした辞書が「マイ辞書」に変わるのです。方法はシンプルです。言葉を引いたら、その言葉を付箋紙に書いて、貼っておくだけです。すると、一度調べた言葉はすぐにさがせます。それに付箋紙をはったため辞書が分厚くなってきます。まさにその分厚さが、自分の辞書であることの証明なのです。
 引く回数が増える度に、辞書で探すための時間も短縮されます。早く辞書をさがせるのです。そうなると、辞書を使うことが苦にはなりません。すると……とプラスが重なります。

 でも、単に辞書に付箋紙をつけるだけではありません。使い方の説明も、必要に応じて行っています。その時は実物投影機の出番です。こんなに大きく映すと、説明もしやすいです。右手に持った水性マーカーでスクリーンに丸を付けます。左手に持ったあまりきれいではなさそうな雑巾で、そのマーカーの線を消します。この雑巾にはもう一つ大事な役割があります。それはプロジェクタのレンズにかぶせて光をさえぎることです。私は、ポケットのきれいなハンカチを使いますが(^^)/
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畑でも合唱を(鍛えるの巻)

 6月19日のことです。

 この写真は太郎生老人クラブが借りている畑です。そこで、子どもたちが歌っています。曲は、「地球はみんなのものなんだ」です。

 老人クラブの皆さんのお世話になり、コスモスの種をまきました。砂と一緒にまいた方がいいということで、砂と種をまぜ、それを子どもたちがまきます。

 そして、作業が終わってから。
先生:「みんなでお礼を言いましょう」
子どもたち:「ありがとうございました」
先生:「ありがとうございましただけではないでしょう。お礼に歌を歌います。地球はみんなのものなんだを歌います。思い出してもらうために最初の所だけを6年生に歌ってもらいます。さん、はい。」
 6年生が見本を示した後、38人の全校合唱がはじまりました。それがこの写真です。歌を歌い出すと、自然と姿勢がよくなります。子どもたちが一生懸命に歌う姿、老人クラブの皆さんの心に響いたと思います。

 これで終わりかと思っていたら……。
先生:「今日のコスモスのたねまきの感想を言ってもらいます。真ん中の6年生の男子」
6年男子:「これから成長するのが楽しみです。ときどき見に来たいと思います。
先生:「もう一人。向こうの6年女子、どうぞ」
6年女子:「花の種をまくことはこれまでしたことがなかったので、楽しかったです」

 畑での合唱も、一言感想も、いずれも事前の打ち合わせはまったくありません。おそらくその場で、その先生が思いついたのではないかと私は疑っています。よく言えば、臨機応援の対応。悪く言えば、計画性なし。
 しかし、いずれにしても、その「突然で、やや無理な要請」に見事に応える子どもたちがいるのです。
 太郎生小学校のキーワードの一つは「鍛える」です。昨年度から何度も使っています。今回のちょっとしたエピソードは、「コスモスのたねまきで鍛える」と言えると私は思ってしまいました。
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ICTを日常的に使う

 実物投影機のL-1nを使うことは、珍しくはなくなりました。ごく普通の授業風景に見えます。ICTは空気のような存在とある学校では言っていましたが、太郎生小もそんな感覚に近づければうれしいです。

 実物投影機の良さが分かるに従って、職員から「教室に常備したい」という声が上がっています。たまの研究授業に使うだけのICTは本物ではありません。本当の研究でもありません。
 どうしても台数を多く必要ということになれば、なんとかするものです。自腹を切ったり、借りたり。太郎生小には今、L-1nが3台あります。でも、これだけでは足りません。
 かつては、「学校に3台の機器があればいいだろう。3台を同時に使うことはほとんどないのではないか」と考えていました。
 この考え方は正しくないことがわかってきました。学校に○台あるということが重要ではなく、自分が授業する教室にICT機器があるかどうかということが決定的なのです。あれば使います。便利な道具だからです。でも、なくても授業は出来ます。だからわざわざ他のところから持ってきて設置して使うというのは、無理があるのです。

 上の写真は6年生教室での算数の授業です。ICT機器を使った授業ではありません。でも、よく見ると、机の上にはプロジェクタが置いてあります。

 真ん中の写真は2年生教室での算数の授業です。ここも、ICTを使ってはいませんでした。でも、写真の左側にはプロジェクタが見えています。

 下の写真は5年生の社会の授業です。教科書を拡大投影機で写しています。それを見て児童が意見を言っているところです。
 
 これらの3枚の写真は同じ時間帯に撮ったものです。ICTを使うクラスもあれば、使わない授業もあります。しかし、教室にはプロジェクタが置いてあります。いつでも、使える状況に近づいています。
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連絡遅れのお詫び

 6月10日の遠足は中止にさせていただきました。

 その連絡メールを午前7時までに送るはずでした。しかし、手違いで、7時30分を過ぎてしまいました。その理由は、全員に送るはずのメールが、設定間違いのため「職員だけ」にしか届いていませんでした。
 7時30分過ぎに問い合わせをいただき、そのミスが分かりました。あわてて、メールを送りましたが、すでに遠足の準備をして自宅を出ている児童もいました。
 玄関のところで、まさに出発する子どもたちもいました。
 持ち物の関係があるので、たいへん迷惑をおかけしました。もうしわけありません。

答志島へ行きました

 7月に行う答志島でのキャンプの下見に、職員と二人で行ってきました。2泊3日のキャンプです。太郎生小にとってははじめてのことです。しかも、全校児童が参加します。小規模校とはいえ、全児童が2泊3日のキャンプを決めるまでには、島と打ち合わせをしたり、保護者の意見を求めたり、教育委員会と相談したり、慎重に考えました。
 そして、7月8日から3日間のキャンプを行うことになりました。
 こういった初めてで、しかも大がかりな活動の下見は、一人で行うのではなく、2人以上の方が相談できるのでより適切な判断ができます。学校をたくさんの職員が空けることも出来ないので、私と担当者の2人での下見となりました。
 太郎生を午前7時に出発しました。途中で、職員を拾って高速道路を使って鳥羽へ。予定よりも少し早めに着きました。
 佐田浜から市の定期船で桃取へ向かいます。海はいいですね。とくに天候はとてもよく、気持ちのいい下見となりました。願わくば、10日も晴れてほしい(遠足を予定しています)。
 始めに浮島自然水族館と称した無人島へ渡ります。無人島の近くには「ジュゴンのエサ」となる「アマモ」がありました。アマモはきれいな海でしか育たないそうです。
 浮島自然水族館では1時間ほど滞在して、実際に魚を捕まえました。なまこ、ウニ、ヒトデなどがたくさん見つかります。貝もいろんな種類がありました。魚も、最初は分かりませんが、目が慣れてくると、たくさんの魚がいることが分かり、ますます楽しくなってきます。
 一緒に下見に行った職員は、私が話しかけても聞こえないほど真剣に魚を追っていました。帰りの船の中では「子どもたちが来たときは、魚を探していないで、子どもの安全をみてください」という話をするほどでした:-)

 午後は答志地区に移動しました。活動場所をすべて見て回りました。

 下の写真は干物工場。ここで干物作り体験をさせていただきます。どんな魚になるのかは当日の漁の結果次第だとか。やっぱり自然体験ですね。
 
 帰りは午後4時25分の定期船に乗りました。船の中で、いくつか打ち合わせを済ませました。 

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楽しい校内研修会・1

 太郎生小学校の校内研修は楽しいです。少なくとも、私は楽しいです。それは、「今、必要なことを学んでいる」という実感を持てる研修会となっているからです。
 スローガンをとうとうと述べることもありませんし、抽象的な建前を議論することもしません。常に実践的な話や模擬授業が中心です。

 6月3日の研修会は最初に、先週の「教育の情報化セミナーinみえ」の環流報告をしました。何度か話題にしている亀山西小のK先生の圧倒的な提案を、太郎生小学校の会議室で「復元」しました。この復元はとてもよかったです。帰りにすぐに紹介してもらった書籍を買ってきただけあって、K先生の提案をしっかりと理解して、自分のものにしていました。提案になかったことも付け加えての環流報告でした。
 ひらがなを1文字、写すだけですが、これで十分に授業が成立します。しりとりをしたり、言葉の説明をしたり。

 その後、その研修会に参加した3人がそれぞれ感想を述べたり、実物投影機でプレゼンをしたりしました。
 今回、初めての一歩は、「SDカード」の活用です。これはK先生がさりげなく紹介したやり方ですが、それを太郎生小の先生は今日の研修会で確実に技術を会得していました。
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楽しい校内研修会・2

 太郎生小学校の校内研修はICTばかりだと思われるかもしれません。そうではありません。そもそも、太郎生小の職員にはICTに詳しい者はいません。私が一番詳しいぐらいですからしれています。
 最近はパワーアップタイム(モジュール学習のこと)の研修が多かったです。

 でも、6月3日はICTがらみの話題が多くなりました。とはいっても、ICTを使えば授業がうまくできるなんて思っている職員は一人もいません。例えば、実物投影機を持って中学校のクラスに入って授業が出来るかといえばできません。小学校でも同じです。教材研究や授業の組み立てが必要です。
 あまりにも、実物投影機が大きなインパクトがあるので、授業がじょうずになったような錯覚を持ってしまいます。それは危険です。そんなことをも確認しながらの校内研修会です。

 上の写真はSDカードで、子どものノートを写して見せているところ。SDカードを活用すると、パワーアップタイムでのフラッシュに使えそうだということがわかり、職員の目つきが変わりました。

 真ん中の写真は辞書の使い方を説明しているところ。「ホール」「ボール」「ポール」という3つの言葉の並ぶ順番を、辞書を拡大して説明します。分かりやすいですね。

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実物投影機での基本

 太郎生小では「書画カメラ」と呼んでいます。エルモの「みえるもん」のことです。
 これは6月1日の4年生の授業の様子。教頭先生が使っています。

 先週、津で行われた「教育の情報化セミナー」がきっかけとなり、職員室では実物投影機の話題が多くなりました。今、校内には2台の機器がありますが、時には使いたい学年が重なることがあり、「もっと増やしてほしい」という声が強くなっています。さらには「いつも自分のクラスに置いておきたい」というぜいたくな声も。1万円や2万円なら、思い切って自腹を切ることも考えないわけではありませんが、その数倍はする価格なのです。となると、ここは管理職の出番です。今、あちこちと折衝中です。

 さて、話は戻って4年生の理科では「根っこの観察」をしていました。これは実物投影機を使う見本のような授業です。教科書の拡大もいいけど、根っこは実物を見るよりも拡大したものを見る方がはるかに分かりやすいのです。
 黒板の左半分には子どもたちからの意見を板書してあります。右半分はスクリーン。なんと模造紙を使っていました。マグネットスクリーンもあるのですけど、持ってくるのが面倒だったのでしょうか。
 さらに、拡大された画面を見ながら児童が説明しています。
 根っこの説明は、本物は小さいので、黒板に写った画面を指さしながら、教頭先生が説明しています。興に乗った教頭先生は、自分で根っこの広がりを実演するサービス付き。

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プール掃除

 6月2日、プール掃除が予定通りに出来ました。午後は気温が上がってきたので、気持ちのいいプール掃除でした。気持ちがいいというのは、天候だけで、プール掃除は気持ちのいいものではありません。
 太郎生小学校では全校でのそうじとなります。人気はデッキブラシを使って大きいプールの底をこする作業です。デッキブラシを使う時間帯を、学年で交代していました。そのため、3年生もデッキブラシでゴシゴシと。
 
 私も、最初から子どもたちと一緒にまじめに仕事をしました。仕事をしていると、写真を撮ることができません。よって今回のプール掃除は私の写真はありません。
 ということは、いつも写真を撮っている私はあまり仕事をしていないっていうことかm(_ _)m
 プール掃除の写真は、某職員がたくさん撮っていました。仕事も一生懸命されていました、念のため。
 
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