最新更新日:2010/06/11 | |
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あるサイトに自分の学校がこのようにとりあげられるのは、うれしさと共に、不思議な気持ちです。 http://magazine.chieru.net/blog/2009/11/1117.html 17日の研究発表会は予定通り急な変更などがあれば、分かり次第、このサイトでお知らせします。 遠くから参加していただく方もいらっしゃいます。八十数人の参加希望をいただきました。十分に気をつけておいでください。職員一同、お待ちしております。 駐車場は運動場を使いますので、そちらに入れてください。 パネリストhttp://www.enpitu.ne.jp/usr9/bin/day?id=98434&p... http://horitan.cocolog-nifty.com/ 山間の小規模校である太郎生小学校。それなのに、応援していただける方がいることに感謝するとともに、「基礎学力の向上のために学校ができること」「ICTを使うことにはどんな意味があるのか」といったことについて、太郎生小学校から発信したいという願いもあります。 それが可能な、3人のパネリストの皆さんなのです。 発表会の要項完成
17日の研究発表会の要項が完成しました。60ページです。
ICTなどを使って基礎学力の向上を考えている学校や職員にはきっと役に立つと思っています。 すでに原稿ができていた部分は、養護の先生を中心に印刷や丁合をしてくれてありました。そのため、13日の午後の作業も順調に進み、5時ごろには袋詰めも終わりました。後は16日に届く資料を入れたら、配布物は完成です。 写真下は、校内研修で、模擬授業の内容を黒板に書いているところ。 「発表要項」の前書きに寄せて
11月17日(火)に太郎生小学校では「公開研究会」を行います。テーマは「基礎学力の向上を目指して(パワーアップタイムとICT活用を通して)」というものです。
基本はあくまでも「子どもたちの基礎学力の向上」です。そのための手段としてICTを使います。 太郎生小学校が、基礎学力向上のためのICT活用を意識するようになったのはほんの1年前のことです。長い実績があるわけではありません。 しかし、あえて「発表会」を行います。そのあたりのいきさつは、「発表要項」の中に「長い前書き」として書きました。10ページにもなります。読んでいただけるか不安ですが、私なりに渾身の力を入れて書きました。途中、何度か、書き足していき、5版にまでなりました。 途中、書き足す必要がでてきたのは、実践がどんどん進化していくのです。「前書き」を最初に書いたのは8月です。その時は、「ICT活用にはパソコンはなくてもかまいません」と書いていました。ところが、このところ、パソコンを使った実践が増えてきています。そこで、そのことも書き加えました。 11月17日の研究会に参加していただく方は、当日、配布する「ちょっと長い前書き」をどうか読んでいただきますようにお願いいたします。その内容が、参加者の皆さんが求めていたことと違う場合は、ただただ申し訳ないと頭を下げるしかありません。 「子どもたちの学力をつけたい。しかも学校ぐるみで行いたい。それを効率的に行う方法はないものか」ということをお考えの方にはきっと一つか二つは参考にしていただけることがあるはずです。 太郎生小学校は「普通の学校」です。指定を受けているわけでもないし、ICTが得意な教員が複数いるわけでもありません。太郎生小学校が1年間でやってきたことは、条件さえ整えば3カ月か、6カ月あれば達成できることです。 学校を改革するために1年もかけることはできません。それでは子どもたちが卒業してしまいます。 発表会を1週間後に控えた11日、全体会を行う「太郎生出張所のホール」では機器のセッティングの確認や提案内容の詰めを行いました。一人ずつ模擬授業のように提案します。それに見て、みんなが「ダメ出し」をします。厳しい風景ですが、太郎生小の研修会では当たり前の光景となっています。授業をする人も、コメントをする人も、力量を試されており、それを繰り返すことで、確実に力がついていきます。「上達が目に見える研修会」となっています。 写真の上は、教頭。漢字指導をします。指導の先頭に立っています。 写真の下。プロジェクタが2台並んでいます。右は5000ルーメンの明るさ。左の小さいのは、3500ルーメン。 1日目を終えて
無事に1日目が終わろうとしています。
この度の修学旅行は、とにかく全員が出発できるかということが心配でした。新型インフルエンザが蔓延している状態です。あちこちの学校で学級閉鎖などが行われています。 美杉の修学旅行は2校で合同で行きます。2校ともに、学級閉鎖でないと出発できません。かりに、学級閉鎖にならなくても、感染者が出ていると、その児童は修学旅行に一緒に行けないという事態になります。 当日の、つまり今朝まで心配はつきませんでした。朝、7時過ぎに学校に入りました。もう教頭先生は出勤し、バスのための車止めを外してくれてありました。 7時過ぎになっても、何の連絡もありません。これは無事に出発できそうだと思い、安堵しました。修学旅行の出発自体がこんなに危惧されたことは私はこれまではありませんでした。 予定した時刻にバスが着きました。美杉小の子どもたちの顔が見えます。 6年生の保護者も見送りに来ていただきました。また、小学校の職員も、大きな「行ってらっしゃい」という幕を準備して送り出してくれました。 法隆寺には予定降り30分ほど早く着きました。通常よりもややすいている状態でした。ほこりもあまり出ていません。 「大講堂の中に入ってみると、迫力があった」(かずき) 「法隆寺は初めて行ったけど、想像以上に広く、きれいなところがたくさんあったので、右を向いたり、左を向いたりたいへんだった。きれいな観音さんばかりでした。」(かい) 「何回も来ているけど、カマのささっている意味が分かった良かった」(しょうた) 「宝蔵殿では聖徳太子の2歳のころの像をみることができてよかった。鏡池が本当の鏡のようだった」(りょうや) 奈良公園にも30分ほど早く入ったのですが、駐車場までの道路が混んでいて、結局、予定通りでした。昼食は、お土産屋さんの中で食べます。すでに準備ができていたので時間のロスなく、食事をすませることができました。子どもたちはお腹がすいていたので、しっかりと食べたようです。 その後、ボランティアガイドの皆さんと合流しての班別行動です。楽しみのところです。 私は一つの班につくのではなく、写真を撮りながらあちこちの班を渡っていました。ボランティアガイドさんの説明は総じて、ていねいです。歴史的なことを詳しく説明する場合もあり、これは難しいですね。小学生に合わせて、今日的なアプローチで説明してくれる方もいました。 大仏殿では、ほとんどの児童が鼻の穴をくぐることができました。鼻の穴を通ることは思い出に残るのでなんとかして通りたいと思っていました。10分あまり並ぶことになりましたが、無事に成功。並んでいる子どもたちに指南しておきました。両腕は伸ばすこと、ひじものばす。そして、中に入ったら、少し体を斜めにすると、通りやすいことも。そして、顔が穴からでたら、顔をあげて、写真を撮るためのポーズをとります。 引率の教員もたいへんです。子どもに指示をしたり、写真を撮ったり。時間との戦いもあります。まるで戦場でした。 周囲では、欧米人が写真を撮っています。きっと東洋の珍しい習慣をカメラにおさめようということなのでしょう。 シカと遊んでいる子どもたちもいました。美杉ではシカはめずらしくはないけど、野生のシカには近くでさわるわけにはいきません。 「東大寺で大仏の鼻の穴を通れてよかったです」(りょうや) 「何回か奈良公園に来たことはあるけど、二月堂や三月堂に行くのはたぶん初めてです。ガイドの方はとても親切で、ていねいに教えてくれました。ガイドさんのおかげで、楽しく意味も分かりながら見ることができました」(かい) 「奈良公園はシカがたくさんいて、すごく楽しかったです。東大寺と法隆寺では似ているところもあったけど、似ていないことがあったのですごく楽しかったです。あぎょうとうぎょうが向かい合っていたりしていたので、本当にちょっとちがうんだなあと思いました。」(しゅんや) バスは京都へ向かいます。金閣寺です。駐車場から細い道を歩いて行くと、金閣寺の屋根が見えてきます。「すごーい」「きれい」などという声が口々にあがります。こういった子どもたちの感動の声を聞くことができるのが、引率者の楽しみです。 夕佳亭はガラガラで、近くまで行ってゆっくりと説明を聞くことができました。逆光に金閣の屋根が輝いていました。 その後、新京極です。お店はかつては子どもの土産物屋が多かったので、今は大人向けの店が増えています。子どもたちのおこづかいではちょっときつい。それでも、楽しそうに買い物をしていました。 旅館の食事は、おいしかったです。おなかも空いていたので、みんなほぼ全部食べていました。夕食は楽しかったです。かい君としゅんや君は三杯もおかわり。そっと出していなかった。 「用意されている食事はこれは食べ切れないくらいたくさんの量だなと思いました。でも、全部食べ切れてよかったです。とってもおいしかった。」(かずき) 「食事の量が多かった。ごはんを二杯も食べてしまった。でも、おいしかった。美杉小の人とおふろに入れて楽しかった」(琴音と美沙季) おふろにも全員、入りました。何のトラブルもありません。 ※写真は夕食風景。楽しそうでしょう。 パワーアップタイムの音(2年)、公開中
朝10分のパワーアップタイムの音を公開中です。2年生です。
スクール55の2回目
http://www.school55.net/index/column17_20091019...
スクール55というサイトに、2回目の記事が掲載されました。自分が書いた原稿をこのような形で目にするというのは、少し奇異な感じがします。 日頃、太郎生小学校のサイトには書いていますが、別のサイトにおいて自分の記事を見るのは少し、はずかしいですね。 でも、太郎生小学校のことを採り上げていただいているのはありがたいし、うれしいです。太郎生小学校を推薦していただいた方に、「よかった」と思っていただけるようにしっかりと記事を書きたいと思います。あと、10回です。 3回目の原稿は今週中に書かないといけません。だいたいのストーリーは出来ています。 太郎生小学校の素晴らしい子どもたちのことも書きますので、しばらく待っていてくださいね。 ※ミニ定規を使って線を引く1年生 切磋琢磨太郎生小で毎朝、行っている「パワーアップタイム」(モジュール学習と一般には言われている)を互いに見合い、その反省会を行っている時に思いました。 互いの「パワーアップタイム」を見合うのは、これが2回目です。前回は一つの授業を全員が見るのではなく、一人があちこちのクラスを見て回るというスタイルでした。 今回は「研究授業」として、全員で見て、全員で反省会を行っています。通常の研究授業はこれまでもしていましたが、このパワーアップタイムはたった10分です。しかも、「スピード感があるか」「子どもが鍛えられているか」「教師の言葉は削っているか」という明確な物差しを持って評価しあっています。45分の通常の研究授業の場合はいろんな要素が多すぎて、他の指導者から学ぶということも、簡単ではありません。 ところが、パワーアップタイムだと、時には同じ教材を使うこともあるのです。例えば百人一首や月の異名、マス計算。同じ教材を使って授業をしても、言葉の多さやテンポが指導者によりまるで異なります。だからこそ、学びやすいのです。「次はあの先生よりもいい形のパワーアップをしよう。もう一回、他の先生に見てもらおうかな」と。いい意味での競争心もあります。 職員の人間関係が成熟していることも、このような研修が可能な一因です。 保護者の皆さん、こういったことが、子どもたちの学力アップにつながっているのだと思います。「たろうっこ」110号の成果は、一人ひとりの職員の力量と、それを支え、みんなが力を発揮できる学校体制があるからだと、私は思っています。 そして、いうまでもなく、気持ちよく私たちが仕事が出来るように、学校を応援していただいている保護者もいます。 修学旅行もリアルタイム更新しますさて、2日間の修学旅行。今年もホームページで写真などを更新します。私は最近、携帯電話を変えました。新しい携帯からの更新をテストしたところ、うまくいきました。写真は大きいまま見てもらえそうです。 携帯電話から太郎生小のホームページも見られます。お楽しみに。ただし、携帯電話からホームページをごらんいただく際は、料金にご注意を。 ※写真は、6年生が寺の絵を描いているところ。 名句かるた
岡野弘彦先生というと、日本を代表する歌人です。芸術院会員でもいらっしゃいます。
その岡野先生が、10月5日に太郎生小学校に来られました。すでにこのサイトでもとりあげています。 校長室で話をさせていただいていたとき、和歌の話になりました。「小学校でも伝統文化を重視するようになっています」と言いながら、「五色名句百選かるた」を取り出して見ていただきました。表には「おちにけり」とあります。「赤い椿 白い椿と 落ちにけり」の「赤い椿」というと、この「おちにけり」を取るわけです、という意味のことを説明すると、岡野先生、表情が和らぎ、少し笑みを浮かべられました。「このようにすると、子どもたちは一気に俳句を覚えます。楽しみながら覚えるのです」と申し上げました。 このようなゲーム感覚での俳句について岡野弘彦先生は肯定されました。「このようにして覚えるといいですね」という意味のことを言われたように記憶しています。 私がさらに「暗記することは大事です」と言いました。市教委の先生も、「暗記は大事です」と。岡野先生は、「そうです。日本では進駐軍が暗記のようなことを禁止しました。きっと軍国主義的な色彩を感じたのでしょう」という意味のことを言われました。 日本で暗記文化が廃れたのは進駐軍の影響だったと言われました。 進駐軍はともかく、カルタでの俳句の学習を岡野先生に評価していただいたのは、大きな自信になりました。これまでの太郎生小の指導には間違いがなかったことが、岡野先生の言葉からも証明されました。 授業の王道とは
授業は子どもたちの学力を付けるためのものです。そのための時間が保証されており、学習内容は系統的に作られています。日本では当たり前のように、教科書を使って教えています。
教科書を分かりやすく教えることこそが、子どもたちの学力向上の「王道」です。教科書を使わないで、プリントを使うとか、自主教材を使うということはたまにはあってもいいのでしょうが、基本は教科書を使って分かりやすい授業をすることに尽きます。 太郎生小学校はその当たり前の王道を歩んでいますが、ことは簡単ではありません。子どもの中には教科書を忘れてくることもあるし、指示されたページを開かないこともあります。課題をきいていないこともあります。大人でも同じですよね。 そういった子どもたちのわがまま(個性とは言わない)を束ねて授業に集中させるには教師の並々ならぬ力量が必要です。それを協力にサポートする道具が、実物投影機だと考えています。 例えば、 上の写真。「にだい」の説明をしています。黒板には「にだい」と書き、「に」には丸を付け、そばに「にもつをのせるだい」とあります。だから「にだい」ですね。さらに、スクリーンの「にだい」を子どもが指さしています。こういった授業は、3人という少人数であっても、一斉指導の方が分かりやすいといえます。 中の写真。「少数」と「整数」というところにマーカーで線を引いてあります。強調しているのですね。そして宇宙人のセリフを説明しているところのようです。 下の写真。教科書を写してありますが、一部を付箋紙で隠してあります。このようにするだけで、教科書での授業が高いレベルで成立するのです。 あるブログに
初めて太郎生小学校のことを、全国に紹介していただいたのは、この「三楽の仕事日記」というブログです。太郎生小の目指す方向は間違っていないということに自信を持つきっかけとなりました。
このサイトで太郎生小のことをとりあげていただくのは3回目になります。今回は、いつにもましてほめすぎています。 http://www.enpitu.ne.jp/usr9/bin/day?id=98434&p... 太郎生小学校のホームページや学校便りを評価していただいていますが、それは太郎生小学校の教育そのものです。ホームページや学校便りはいわば新聞のようなものです。中身があってこその新聞です。その中身とは日々の太郎生小学校における営みです。 今日の研修会で私は言いました。「太郎生小学校が取り組んでいるパワーアップタイムやICT活用は太郎生小の公開研究会にむけたものではありません。本来、学校には必要だと思ってやっています。ここで学んだことは私たちの力量を高めることになり、それはどこでも通用するはずです。太郎生小はへき地小規模校ではありますが、小規模校でしか使えない指導方法だとは思っていません」と。 岡野弘彦先生、来校
美杉小学校の校歌の作曲は岡野弘彦先生にお願いしています。岡野先生は美杉の川上ご出身で、國學院大學名誉教授として現在も公的なお仕事をされています。また、皇室の和歌の先生として長く関わられたことでも知られています。
美杉小の校歌を作曲するに当たり、太郎生小学校と美杉小学校を10月5日に訪問していただきました。 太郎生小では秋祭りにそなえて合唱練習をしているところですので、その様子をみていただきました。 岡野先生は、「子どもたちはとても上手ですね。私が作る校歌も、皆さんに上手に歌ってもらえることが楽しみです」と児童の前で話していただきました。 堀田先生との研修会の感想・4
初夏のある日。職員室。「堀田先生が、東京から太郎生小学校に来てくれることになった」とある日、校長先生がうれしそうに言われた。でもちょっと半信半疑という感じ。
9月30日の夜。我が家。「明日東京からこの先生が来てくれるねん。」と堀田先生が編集された「情報化時代の学校変革力」という本の表紙の写真を指差して息子に言うと、「どこに?」「太郎生小学校に」(私)「え〜〜〜〜?東京から太郎生まで??」と彼は驚いて言った。 そして、10月1日。堀田先生の来校。 音楽室への階段を上りながら「やっと、着きました。」と苦笑された先生に私は「移動時間より滞在時間のほうがぐっと短いですねえ。」と答えるだけで精一杯だった。 4時間目の授業を見ていただいて午後から研修会。時間は午後1時40分〜午後3時10分。太郎生小学校での堀田先生の滞在時間、わずかに5時間。 しかし、その5時間の間に、堀田先生の残されたものは太郎生小学校の今後の半年のあり方に・・と言えばおおげさか? 少なくとも私自身が教室でどのように授業に対して心構えを持ち、子どもと対していくかという課題を残されました。 たった5時間のこと。でも、すごく濃い5時間。そして、研修会のあと堀田先生が帰られたあとの職員同士の「濃い」話し合いとそれがこれから更に深められようとする様子がある。ずっと残っている「5時間」。 刺激的な5時間、ありがとうございました。 スクール55というサイトに
スクール55というサイトに原稿を掲載していただきました。
http://www.school55.net/index.html このトップページから、太郎生小学校を探してください。すぐに見つかります。 タイトルは【中林校長ルポ!「太郎生小学校ICT活用最前線」】というものです。なんというタイトルなんだと職員は眉をひそめているかもしれません。 太郎生小学校の教育内容を評価していただいたからこそ、原稿依頼があったのだと思います。そして、太郎生小学校の実践が、他の学校の参考になるかもしれないという判断もサイトの編集者にはあったはずです。だから原稿を引き受けました。 スクール55は歴史のあるしっかりとしたサイトです。先日、太郎生小に来ていただいた堀田先生は2003年にこのサイトに登場されています。 保護者の皆さん、太郎生小学校の教育を評価していただくということは、いうまでもなく太郎生小学校で学ぶ子どもたちがしっかりと育っているということです。 「なんや、スクール55に書いてあることはウソじゃないか」と言われることのないように、スクール55のサイトを保護者の皆さんにも見ていただきたいと思います。 そして、今後とも、小学校の応援をよろしくお願いいたします。これから12回の原稿を書くのです。現在進行形の学校のルポなのです。ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。 堀田先生との研修会の感想・3
本日の授業公開は、自分にとって、本当にためになりました。有名な先生に授業を見ていただくだけでなく、企業の方10人以上に自分の授業を見ていただく機会というのは、初めての経験だったので、昨日から緊張しっぱなしでした。
1年前は、ICTという言葉すら知らない状態でしたが、太郎生での教師生活を通じて、徐々に慣れてきました。 昨年も同じ単元を拡大投影機を使わない状態で授業をしましたが、その時は、教師が手順を示しても、なかなか子どもに伝わらずに、苦労しました。しかし、今日の授業では、そのようなことは全くなく、ただ手元を大きく映すだけで、こんなにも指示が通りやすくなるのだと、改めて、拡大投影機の有用性を再確認できました。 何よりも、どのような手順で書けばいいのかが一目瞭然。子どもたちも、最初に作図したときは、時間もかかり、思うように二等辺三角形ができませんでしたが、2、3回と繰り返す内に、 「次はこの二等辺三角形書けるか?(T)」 「そんなん簡単やん(C)」 という反応が返ってくるようになりました。もちろん作図にかかる時間も、数十秒に短縮されていました。 次時の正三角形の作図でもきっと今日の様な反応になると思います。 また、子どもが拡大投影機の前で、みんなに作図の手順を示す場面では、各々が画面に釘付けになり、自分の手順と比べていました。普段なら、前に出るのを少し恥ずかしがる子も、スッと前に出て、作図の作業をしていました。きっと自分の手元を映したくてしょうがなかったんだろうと思います。 おそらく、拡大投影機がなかったら、教師の示範や子どもの説明の場面で時間がかかり、今日のように多くの問題演習をこなすまではできなかったと思います。拡大投影機によって授業の効率化ができたと感じた瞬間でした。 午後の研修会では堀田先生に直接ご指導をいただきました。自分では気づかない細かな点までご指導いただき、反省点を与えてくださったことに感謝しています。その中で堀田先生がおっしゃった「きっといい先生になれると思いますよ。」という言葉を励みによりいっそう努力していかなければと思いました。 また、「ICTはあくまで道具」「習熟のための学習も確かに大事だが、それ以前に学習習慣の確立が大切」といった指摘は、当たり前ですが子どもたちの力をつける上では欠かすことができないことだと感じました。 自分の授業では拡大投影機を利用することで頭がいっぱいで(もちろん授業をわかりやすいものにするためですが)学習習慣までは考えが及ばなかったなぁと反省しました。もちろん、太郎生の子どもたちは、普段の学習習慣はきちんとできています。しかし、ノートの指導や発表の仕方などには、自分ではあまり重きをおいていなかったと反省しました。よりよい学習習慣を確立するために、これからも根気強く指導していかなければと感じました。 このような貴重な経験をさせていただきありがとうございました。太郎生小で教師をやっていて幸せだなぁと感じた一日でした。 堀田先生との研修会の感想・2
この夏、東京に行ったときは、時間がなくお会いすることができませんでしたが、あの時は正直情報教育の第一人者だとお聞きしていても興味がありませんでした。私のようなアナログ人間には、理解できないような方だと思っていました。(私は、どうも機械に近い方を冷たく堅い方だという偏見をもっているようです。反省)
でも、今日実際にお話を聞かせていただいて、温かさを感じました。教育に対する熱意も。子どもを抜きにしないお話が共感を持てました。穏やかな話し方の中にも、きりりと引き締まるところもあり、ユーモアもあり7時まででも8時まででも聞いていたいと思いました。本当に・・・。 たった45分の授業で、あそこまで見抜かれるとさすがだなあと思いました。それぞれのクラスの写真を撮っていただき、コメントをして下さる。ちゃんと誉めるところも探して下さり、子どもたちのつぶやきや、ノートの様子、学習環境、掲示物にまで目を向けて下さるところに愛というか誠意というか、プロを感じました。 「統一されていない」「徹底力に欠ける」「スピードが遅い」どれも自分でも感じているところでした。何となくわかっていながら、変えられなかったところがはっきりわかりました。 明日からまた頑張らなければいけないところがはっきりさせてもらえた感じです。 「習熟」のためのパワーアップ。基礎学力と心(歌、絵、生活習慣、学習規律)の両方をちゃんとやっている、というようないいところもちゃんと教えていただきました。そういうことなのか・・・と今更ながらに思いました。 「何を伝えたいのか?」・・・また、明日からの研修でみんなで考えていきたいと思います。 「ICTを研修するのではなく、ICTは、子どもに力をつけるための道具だ」 「研究発表会のためではなく、子どもたちに力をつけるために、あと半年何ができるか考えなさい」 と言われたときに、ちゃんと子どもたちを中心に考えられるいい人だなあ、本当の教育者だなあと思いました。 11月のシンポジウムでまたお話が聞けることを楽しみにしています。スゴイ研修会に参加できたことを幸せに思います。このような機会を作って下さってありがとうございましたm(_ _)m 堀田先生との研修会の感想・1
今日は授業参観、研修会でのご指導ありがとうございました。授業後昼食までの間に授業の感想や指導方法などわかりやすく提示、示唆いただきました。まさに視覚的に分かりやすくICT機器が当たり前のように使われていました。そのスピードと的確さに感動しました。そして、自然体で使うことを学ばせていただきました。
研修会終了後、居合わせた職員で、学習規律・生活規律の徹底について、本校のような少人数学級であっても多人数学級で通用させる指導方法の大切さなど自然に話題になりました。児童の人数に左右されずに指導する事の大切さ、少人数だと子どもが教師を頼るように教師にも出てしまう甘さがあったことなど、今後の方向についても気づくことができました。 本日の授業では、十分な指導ができなく実物投影機ももっと効果的に使いたかったと反省しています。ただ、昨年より、自分自身も子どもたちも自然に授業の一部として実物投影機が使われるようになっているのは実感します。朝の10分間の「パワーアップタイム」ではできるだけ簡単に自作できるフラッシュ型の教材を工夫して活用してきたことは今後も続けていきたいと思いました。 本日のような参加者構成での研修は初めての経験で、堀田先生を始め、各関係の方々との出合いに感謝します。ありがとうございました。 保護者の皆さんへ太郎生小学校のホームページはもともとは保護者の皆さんに見ていただくために作成しています。「学校を開放する」といっても、実際には保護者の皆さんが学校に足を運んでいただく回数は限られています。それをカバーするために、子どもたちの学校での活動の様子をお知らせしています。同時に、学校が考えていることやお願いしたいことも書いています。 「たろうっこ」も読めるようになっています。保護者にはすでに印刷して配布してあります。それをなぜわざわざホームページで公開しているのでしょうか。 それは太郎生小の教育は他の誰に見ていただいても決してはずかしいものではない、隠す必要はないはないと考えているからです。十分ではないかもしれませんが、私たちなりに自信を持って日々教育活動をしているのです。ほぼ毎日学校便りを出す学校はあるでしょうが、それをすべてホームページで公開している学校は私は他には知りません。そんなにたくさんはないと思います。 太郎生小学校はそれができるのです。 なぜか。いうまでもなく、保護者が学校を信頼してくれているから、職員は思いきった指導ができます。子どもたちはルールを守ることができます。学校をオープンにできると言うことは、このような裏付けがあってこそだといえます。 とはいっても、学校の活動がすべての保護者に100%満足してもらっているわけではありません。先日も運動会のことで、手紙をいただきました。「たろうっこ」に書いたとおりです。今後とも保護者のご意見に耳を傾けながら、学校だけではなく、保護者とともに、子どもたちのことを考えていきたいと思っています。 こういった太郎生小学校の日々の営みに関心を持っていただいている堀田先生を始め、このサイトをごらんいただいている皆さんにお礼を申し上げます。太郎生小学校は素晴らしい学校だなあと思っていただけるように、今度とも努力を続けるつもりです。 ※写真は運動会から。 |
津市立太郎生小学校
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