最新更新日:2023/05/20
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府中っ子の合い言葉「ほんきで取り組む・げんきをつくる・しょうじきに生きる」

「元気で安心できる学校をめざして」

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        「元気で安心できる学校をめざして」
                       校長  富永 雅明
 内閣府の調査によると,「自分の健康に不安を抱えている人」が,1981年37%,2000年44%,2015年49%と,年々増加しているということです。ところが,「健康状態は?」というと,1980年が「非常に健康」23%,「まあ健康」60%,2006年にも「非常に健康」24%,「まあ健康」61%というように,増加することなく8割以上の人が「健康である」答えているということです。つまり,健康状態は変わらないのに,不安だけが増大し,もっと健康になりたいという意識が強くなっているようです。このことについて,香川大学名誉教授の上杉正幸先生は,「異常がない状態」になりたいという追求が,さらに別の異常の発見につながり,いつまで経っても「異常がない状態」に行き着かないのではないか,と述べています。「異常がない健康」では,あれダメ,これダメの生活になり,誰も健康な気持ちになれないので,「異常を受け入れた健康」への変換を図り,生のエネルギーがあふれた元気を発揮することが大切だということです。もちろん子どもたちにとりましても「健康と安全」は最も大切にしたいことです。
 さて,本年度も運動会を盛大に行うことができ,本当にありがとうございました。「府中っ子魂〜元気・協力・笑顔〜」のテーマのもと,子どもたちは,協力し合い,地域に元気と笑顔をお届けすることができました。また,各学年のリズムや競争遊技,たてわり対抗競技など,一人一人が全力を尽くして取り組み,充実感や満足感を味わうことができました。閉会式の入場行進でも手を大きく振って足を高く上げ,堂々と行進する姿があり,最後まで感動溢れる運動会になったと思います。
 運動会での組体操が社会的に問題になっています。年間8000件を上回る(その内小学校は6300件)医療費支給を伴う事故が発生し,死亡事例も報告されており,平成26年度には,タワー1241件,ピラミッド1133件の事故があったということです。体育に限らず,学校においては学習指導要領に基づいて授業を実施することになっています。体育の目標には,「健康・安全に留意して運動する態度を育てる」や「健康で安全な生活を営む資質や能力を育てる」などが示されており,それがあっての表現や団結や挑戦でなければならないのです。本年度の5・6年生の組体操は,新しいジャンルに挑戦したもので,リズムと融合したみごとな演技を見せてくれたと思っております。
 今,学校現場にもさまざまな苦情や要望が飛び込んできて,それが訴訟に発展することもあります。したがって,これまで同じようにやってきたんだからと,なあなあに済ませていたことも,当然,見直しや修正に迫られますし,万一,事故やトラブルが発生し,学校の責任問題を問われる場合を想定しますと,安易にゴーサインが出せないわけです。まずは,子どもたちや教職員の健康や安全を最優先することが求められます。そして,みんなの笑顔が見たいと思っております。
 「元気で安心できる学校」は,本校のめざす学校像の一つです。
 「今日も元気だ,笑顔いっぱい!」元気なときは,自然に笑顔が溢れてくる私です。「今日も元気だ,○○○。」さて,皆さんなら「○○○。」にどんな言葉が入りますか?

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