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めざしているのは、「地域立」の学校づくり。

目 的

目指す学校像 〜地域が学校に望むこと〜


学校像

これまで学校は、「教育目標」をはじめ「学校経営方針」などの目標や目当てに対して、達成度の評価を図るなどという管理が充分とはいえませんでした。今では、計画−実施−評価−改善のプロセスは民間企業だけでなく、経営理念が強く求められる公立学校にとっても大変重要になってきています。

これからの小学校は、人生90年、少子高齢化などの時代の変化にも目を配り、最も成長・発達の顕著な小学生時代をより意義あるものにするため、民間的な発想や変化にあった柔軟な教育実践に努めなければなりません。

そこで、理事会では、学校と地域が協力し、五反野小学校の教育のあるべき方向を築くため、「めざす学校像」を次のように提言します。

  1. 基礎・基本の確実な定着により、確かな学力を身につける学校
  2. 教師が生き生き、教師が「自ら学び、自ら考える」学校
  3. 家庭・地域が教育責任を分担し、心豊かな児童が育つ学校
  4. 地域の歴史や文化を大切にし、ふるさと五反野を誇れる学校
  5. 児童・保護者・地域がともにつくる特色ある学校

1.基礎・基本の確実な定着により、確かな学力を身につける学校

新学習指導要領では、各教科の教育内容を厳選して、基礎的・基本的な内容に絞り、児童が学習内容を確実に身につけるようにした。これをより確かな学力向上に結びつけるため、例えば、百マス計算や読み書きなどの徹底反復練習や個に応じた少人数指導等の教育内容・方法を取り入れる。同時に、授業協力者やゲストテ−チャ−の支援・協力を得て、指導内容を幅広く展開できるようにする。さらに、校内の定着度調査の結果に対して、充分な評価を行うとともに、次の目標に向かい指導の重点の明確化を図る。

2.教師が生き生き、教師が「自ら学び、自ら考える」学校

五反野小学校に在籍するすべての教職員が、毎日生き生きと児童に向き合い、情熱を持って教育活動を行われなければならない。このため教師の力量の差を縮める校内研修や全体の力をアップする校内研究を充実させる。また、教育環境の変化を敏感に感じつつ、新たな教育要求に的確に対応するために校内プロジェクトを設定するなどして、その充実に努める。

こうした体制のうえに、児童全体の学力の底上げに向け、教師自身がさらに「自らも学び、自らも考える」などの積極的な改善により学力の国際的なレベルを目指す。

3.家庭・地域が教育責任を分担し、心豊かな児童が育つ学校

児童を育てる主体は家庭であるが、少子化や核家族化などの背景により、家庭の力だけで健全な児童を育成することは難しくなっている。しかしながら、子どもが社会を構成する一員である以上、保護者は親としての責任に立ち、基本的な躾を家庭の役割であることを自覚しなければならない。また、地域においては児童の規範意識や学習意欲の低下など、憂慮すべき状況に対応するため支援が欠かせない。

このため、開かれた学校づくり協議会の活動を一層活性化させ、地域の自主的な教育力の支援を積極的に受け入れる。そのうえで、家庭・学校・地域の「よいことは誉め、悪い事はとがめる」「意欲や向上心を起こさせる」などの地域ぐるみの運動に発展させることにより、社会性を培い高齢者や障害者等に優しい心豊かな児童の育成を図る。

4.地域の歴史や文化を大切にし、ふるさと五反野を誇れる学校

西之宮稲荷神社や荒川河川敷、五反野コミュニティセンタ−など五反野地区には、有形・無形の文化財等が豊富にある。こうした先人が築いた財産を守り育てるとともに、「人・もの・自然」を大切にしたふるさとづくりを行う。

特に五反野小学校内にある地域資料室の活用や具体的な地域行事等を通して、児童が地域に目を向け、地域の人たちと共感し、働き、汗をかくことを大切にする心と態度を育てる。また、伝統的な日本の固有文化や歴史をも理解し、畏敬の心を育て、やがて国際社会で尊敬される人となるための「心づくり」を行う。

5.児童・保護者・地域がともにつくる特色ある学校

五反野小学校創立50周年の節目にあたり、次の50年を見据えた地域と学校による展望のある魅力的なビジョンをつくる。

「考える子ども」「思いやりのある子ども」「強い子ども」の現行の学校教育目標の改定を視野に入れながら、地域と学校の共通の目標に向けた新たな歩みのため、学校経営を刷新するとともに、五反野小学校の地域と学校における共通の教育理念を構築する。


用語:「授業協力者やゲストテ−チャ−の支援・協力」「ふるさと五反野」「地域資料室」