ア 未来を切り拓く力の育成

飛島未来探求科:地域学習

総合的な学習・生活科を「飛島未来探求科」(TOBI探)として、積極的に地域に関わる学習を進める。飛島村を中心とした地域の産業・文化・歴史を学習素材に取り入れ、地域の人々・地域のもの・地域の歴史を学ぶことにより、先人の偉業や知恵に学び、ふるさとへの愛着やふるさとを誇りに思う気持ち、未来を切り拓く力を育む。

キャリア教育の充実

9年間の教育課程にキャリア教育を位置付け、自分の将来について考える場を設ける。職場体験学習においては、地域の企業・商店・公共施設で勤労体験をすることにより、自分の将来について考えるとともに、地域の人々と交流することを通して、地域に対する思いを育む。

イ 確かな学力の定着

指導体制の充実

TT(ティームティーチング)授業や、教科担任による専門性を生かした指導を充実させる。 TT授業では、複数教員が授業を進め、きめ細かな学習指導を展開し一人ひとりの基礎学力の定着を目指す。

初等部では漢字・計算コンクール

着実な学力の定着を目指し、初等部では漢字・計算コンクールを実施する。計画的な家庭学習を習慣づけ、学校全体での基礎学力の向上を目指す。

振り返り活動の充実

授業の終末の部分で振り返り活動を行い、一時間ごとの学びを自分の言葉や文章で振り返ることで学びを積み上げ、学力の定着を図る。

ウ 豊かな心の醸成

全学年での学校行事への取り組み

学園全体で実施してきた学園祭をはじめ、全学年で取り組む活動を充実させ、心豊かな活動を目指す。

国内・海外研修

平成3年度より実施されている「海外派遣事業」への積極的な参加を促し、ホームステイや現地での学校交流などを通じて国際感覚を養い、国際的な視野を持った人材の育成を図る。また、「友好都市交流事業」や「広島派遣事業」への参加を通して、郷土愛を育んだり、平和の大切さを感じさせたりして、生徒を育てる。

エ かかわる力の育成

伝達的な異学年交流

総合的な学習の時間で学んだことを異学年に発信・伝達することで、下の学年が見通しを持って学習を進めたり、上の学年へのあこがれを持ったりする機会を設ける。

日々の活動における異学年交流

初等部の「なかよし会」、中等部の「キラとびタイム」、全学年参加の「English Time」、清掃活動や委員会活動を通して日常的に異学年が関わる機会を設けたり、上級学年のリーダーとしての資質を育てたりする。

オ 健やかな体づくり

9年間を見据えた健康指針計画をつくり、初等部では遊びを通して積極的に運動する子どもを育て、発達段階に応じて自分の健康に目を向けさせる学習を進める。また中等部・高等部で部活動への積極的な参加を進め、生徒の体力向上、豊かな人間性の伸長、および自主的・自律的な精神を養う。