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2016.5.31 「コウノドリ」のモデルとなった産科医しかし、漫画「コウノドリ」もそうですが、昨晩のプロフェッショナルを見ていると、「赤ちゃんが誕生する」ということは、まさに「奇跡」であることを感じさせます。 その奇跡がつながって、こうして自分の命があるということを考えると、「命を大切にしなければ…」「命を大切にすることを伝えていかねば…」と、改めて思わされます。 特に、産科医は、判断や処置を誤ると、「二つの命」を失いかねません。そんなプレッシャーの中で、産科医だけでなく、状況に応じて備える脳外科医やその他の科の医師たち。荻田さんをはじめとする医師のチームワークがまた印象的でした。 番組最後の、「プロフェッショナルとは…」の問いに対して、「いつでもどこでも誰とでも、どういう状況でも自分の納得できるパフォーマンスができるように、シミュレーションをしたり、勉強したり、そういう努力を惜しまない人がプロフェッショナルだと思います」と語る荻田さん。まさに、納得の言葉です。教師にも当てはめることのできる言葉だと思います。 背筋がシャキッと伸びそうな、昨晩のプロフェッショナルでした。 ※関係HPはこちら↓ ■プロフェッショナル仕事の流儀 (※写真はイメージです) ABCを大切に引っかけたり、取り出しにくかったりすることがありませんね。 こうしたちょっとした気遣いがうれしい「ABC」。 これからもよろしくね! ABCを大切に&昨年より今年さらにこの後、音楽が流れ、チャイムが鳴りますが、音楽が流れる頃には、その多くの古北っ子が脱履場を通過しようというタイミングです。 先を見越して行動する姿勢。この「進化版ABC」も、すっかり定着したようです。 2016.5.30 朝礼校長講話今日の朝礼の前半は、「小学生の最近5年間の交通事故数」という、昨年もこの時期に見た資料をもう一度見直してみましょう。 4月から3月までの、全国の小学生が交通事故に遭った数を学年別に表示しています。 最初は6年生です。大きな変化はないですが、事故がありますね。 次に5年生です。6年生より少し多いようです。 次に4年生です。もっと多くなりました。6年生の2倍ほどあります。 次に3年生です。もっと増えました。そして、なんだかグラフのでこぼこが大きくなってきました。どこが一番多いですか?(「5月〜!」と口々に言う)そうですね。ちょうどこの時期ですね。 ということは、2年生、1年生はどうでしょう。予想できますか。こんな感じです(多くの「えー!」という声でどよめく)。 このグラフから分かることを二つ確認します。 1つ目は、学年が下がるにつれて、事故の件数はどんどん増えているということです。低学年の皆さん、ぜひ気をつけてください。もちろん、高学年も0ではありませんから、気をつけるひつようはありますよ。 2つ目は、5・6月が最も事故が多いということです。ちょうど今です。新しい友だちが増え、遊びに行く範囲が広くなったり、慣れない道で事故に遭ったりすることがあるようです。 では後半は、全日本交通安全協会というところが主催する「交通安全年間スローガン」というコンテストで、入賞した小学生の作品を見て、安全について振り返ってみましょう。 (※以下について、児童が復唱し、簡単に解説を加えました) ・しんごうが あおでもよくみる みぎひだり ・気を付けよう 知らない道より 慣れた道 ・わたろうか いそぐ気持ちに ブレーキを ・とおまわり それでもわたるよ おうだんほどう 気をつけてほしいことは、 ・飛び出しをしない ・横断歩道をわたる ・ヘルメットをかぶる ということです。特に、最近ヘルメットをかぶらずに自転車に乗っている古北っ子を見ました。大変危険です。きちんとヘルメットをかぶりましょう。 合い言葉は「事故0古北」です。 今年度の一年間も、「事故0」で終えられるように生活しましょう。 2016.5.29 火星を見ようこれは、2年2ヶ月ごとに起きる「天文ショー」で、距離は「小接近」「中接近」「大接近」の3段階に分けられますが、今回の「7,528万km」は、「中接近」に当たります。 ちなみに、今回の接近では、火星の少し左下には、「さそり座」の1等星である「アンタレス」が見え、火星の少し左(アンタレスの左上)には、土星も見えるという、明るい星が三つ並びます。天気が晴れるといいですね。 なお、この2年2ヶ月後の2018年7月31日には、5,795万kmの距離に近づく「大接近」となるのだとか。今回と比べて、どんな明るさになるのか、楽しみです。 この、火星が地球に最接近することに関する情報は、ホームページ「AstroArts【特集】火星を見よう(2016年5月31日 地球最接近)」で見ることができます。「当日の見え方」「火星の模様について」「2年2ヶ月ごとに接近する理由」などの情報が掲載されています。興味のある人は、サイトを覗いてみるといいでしょう。 さらに、今晩19時30分過ぎから、「国際宇宙ステーション」(日本の実験棟名は「きぼう」)を見ることができます。天気予報が「曇」のため、ちょっと期待が薄いのですが、19:34〜19:40の6分間、「南西13度→東南東77度→北東11度」(角度は、地平線からの角度)という動きを見せます。明るい光が、飛行機より速く動いていくのですぐ分かります。天気が良ければ、こちらも見てみてはいかがでしょうか。 ※関係HPはこちらをクリック↓ ■AstroArts【特集】火星を見よう(2016年5月31日 地球最接近) ■「きぼう」を見よう(名古屋) (※画像は、5月29日付中日新聞より引用しました) 2016.5.28 熊本は今…その後も度重なる予震が続き、不安な夜を毎日過ごしていると言います。 すると、少し前になりますが、熊本日日新聞の5月23日付コラム「新生面」には、地震発生から1ヶ月以上が経った現在の熊本の様子について、以下のように記されていたので引用します。 詩人の谷川俊太郎さんに、「子どもは眠る」という作品がある。冒頭を引いてみる。<父親が眠るその同じ夜を/小さな息子も眠っている/象形文字のように腕をひろげ/寝息もたてず深く眠っている>▼何の不安もなく、健やかに眠る子どもの様子が浮かんでくる。眠りは子どもの成長に欠かせぬものだ。子どもだけでなく大人も、睡眠不足になったり、眠りの質が悪かったりすると、体や心に変調を来す▼熊本地震の発生から40日ほどが過ぎたが、余震はいまだにやまない。それも、まるで狙ったかのように深夜や未明に来る、と感じている方は多いのではないか。ぐっすり眠っているのに余震で目覚め、身構えたことも数知れない。中には全然気づかなかったという“剛の者”もいるようだが▼先月14日以降、震度1以上の地震は1500回を突破。昨年1年間に全国で観測された有感地震の8割を、1カ月余りで超えてしまった。2度の震度7もそうだが、熊本地震は異例ずくめだ▼余震はさまざまな悪影響を与えているだろう。睡眠不足からか、何となくささくれた雰囲気が漂っているような。荒っぽい運転のドライバーも増えた気がする。何より、今も避難所や車中で暮らす被災者の不安を増幅しているのは間違いあるまい▼谷川さんには「朝のリレー」という広く知られた詩もある。<この地球では/いつもどこかで朝がはじまっている/ぼくらは朝をリレーするのだ>。こんな希望に満ちた朝を迎えることができる日を、待ち望むばかりだ。 「震度1以上の地震は1500回を突破。昨年1年間に全国で観測された有感地震の8割を、1カ月余りで超えてしまった」というところに想像を絶し、驚くばかりです。 何も気にせずに、朝を迎えることができている、私たち。熊本で今なお地震におびえる様子は、想像ができないことでしょう。コラムの結びのように、地震の心配をしなくても済む、希望に満ちた朝を迎えられる日が、一日も早くくることを願うばかりです。 同時に、私たちは、夜中に大地震が襲ったときに対応できるかどうか、備えを見直す必要が大切でしょう。避難グッズは用意がしてあるか。また、それらはすぐに持ち出したり、使用したりできるような場所に備えてあるか…。 家屋の完全倒壊は少ないとみられる江南市ですが、ライフラインの寸暖によって避難を余儀なくされる恐れがあるかもしれません。「備えあれば憂いなし」ですね。 (※写真は阿蘇山) 2016.5.27 新聞記事ワークシート学力学習状況調査の「B問題」のように、「非テキスト(グラフ・表・写真など)」と関連づけて資料を読みとったり、自分の言葉で表現したりすることは、今後、ますます大切になってくると考えられます。 そこで、今年度は、高学年において、継続して実施をするこを確認し、計画的に実施しています。 今日は、ちょうど「オバマ大統領広島訪問へ」という記事を使って、6年生が学習をしていました。実にタイムリーです。 これは読売新聞社が作成しているもので、記事と、その記事に関する簡単な設問及び回答記入欄を1枚のワークシートにまとめた教材です。 教科ごとにジャンル分けされ、「○○の理由を3つあげましょう」「〔 〕に当てはまる語句は何ですか」「10字で抜き取りなさい」「感じたことを書きましょう」など、記事を通して様々な形で問題が設けてあります。 このワークシートに取り組むことで、こんな効果が期待できると考えます。 1 ワークシートを通じて自然に新聞記事に親しめる。 2 教科書では学べない時事的な話題を知る機会となる。 3 多くの語彙に触れることができる。 4 考える力につながる。 5 書く力につながる。 6 非テキスト(グラフ・表・写真など)を含めた資料を読みとる、読解力につながる。 新聞離れが叫ばれている昨今。新聞記事に触れる意義は大きいと思います。また、自由記述の内容などは、お互いに見たり聞いたりすることで多様な考えに触れることができるでしょう。ぜひ、この機会を通して、様々な力をつけてほしいと思います。 ご家庭でも、新聞を購読されていましたら、一緒に読んでみるのもいいかもしれませんね。もちろん、番組欄以外で(笑)。 ABCを大切にでも、3秒もあれば、「トン、ツー、ピタッ」っと かかとの位置を下駄箱にそろえることができます。 いい意味の「慣れ」でいきたいですね。ABCを大切にしましょう。 2015.5.26 自由な隊形で話し合いをしてごらん「グループで話し合いをします。話し合いの隊形は自分たちがしやすい形でいいです」と指示をすると、多くが机を並べた「話し合い隊形」にするのですが、一つの班だけ、机を取っ払い、椅子だけにし、ひざをつきあわせるようにして「話し合い隊形」を作ったのです。ワークシートには、きちんと下敷きを挟んでメモが取れる準備をしています。「話し合いをする気満々」です。 この隊形で話し合えば、相手との距離が近くなり、声が聴き取りやすく、コミュニケーションがとりやすくなります。特に、机がないことで「垣根」がなくなる効果もあります。さらに、集中力を要する児童にとって、隣のグループとの距離もとれるなど、様々なメリットがあります。最近では、ビジネスシーンでも、用いられる手法です。 2年生と言えば、つい2か月前まで1年生です。机を「田の字」や「ミニコの字」に配置しても、問題はありません。経験から言えば、その形をつくるのが自然だと思います。しかし、机を取っ払った班は、直感的に「その方が、話がしやすい」と思ったのでしょう。その感覚に感心をしました。 これからも、「自分たちが勉強するためにどうするといいか」が考えられる古北っ子が増えることを期待したいと思います。 2016.5.24 学校でのユニバーサルデザイン学校での「ユニバーサルデザイン」は、配慮が必要な児童にとって「なくては不便」なものであり、それ以外の児童にとっても「あると便利」なものです。 分かりやすいところで一例を挙げると、「整理整頓」があります。「きちんと片付けなさいよ」と言っても、何をどこに片付ければいいか、配慮が必要な子にとっては、わかりにくいところがあります。そんなとき「見える形で提示」することで、誰もが、分かりやすくなります。 給食のコンテナの整頓、雑巾の掛け方など、様々なところで「整理整頓された状態」の写真が掲示され、この通りにそろえていきます。これこそ「ABC」をバッチリにするための基盤にもなっています。 さらに細かいところでは、かがやきさんの学級では、机や椅子の位置を床に印付けするように、雑巾がけには、棒に目印が付けてあります。これで、縦横をそろえて掛けることができます。そして、「洗濯ばさみ」と「ぞうきん」には、同じ「使用場所」が書かれているため、紛失したり、バラバラになったりすることなく、そろって留めることができます。 5S(整理・整頓・清潔・清掃・しつけ)がしっかりできている企業では、よく見られる光景ですが、こうした細かな「ユニバーサルデザイン」が、落ち着いた学校環境や学校生活を生み出していきます。 担任をはじめとした先生方の創意工夫に頭が下がるばかりです。 2016.5.24 アレルギー対応研修会------------------------------------ ・アレルギーの仕組み、症状と診断 ・アレルギー症状への対応 ・エピペンの仕組みと使い方(エピペントレーナーで実習) ・食物アレルギーと社会 ・アレルギー緊急時対応マニュアルの活用 ・エピペン(本物)で実習 ・質疑応答 ------------------------------------ 本校は、アレルギーをもつ児童の割合が他校より高い傾向にあるため、本年度より、「食物アレルギー対応委員会」を設置しました。本校の養護教諭が「その対応の一つに」と、精力的に対策を進めてくれ、昨日のように、講師を招聘し、「食物アレルギー」に対する知識や「その対応」をより深めるための研修会を行うことができました。 おかげで、あいち小児保健医療総合センターの先生の講話は、非常に分かりやすく、有意義な研修とすることができました。ケーススタディなども実施され、「どのようなときに、どのような判断をするとよいか」ということを具体的に学ぶことができ、これまで以上に対応時の動きがクリアになりました。 一歩間違えると、命に関わることにもつながりかねない、現在のアレルギー症状。原因は、はっきりしないものの、年々、アレルギー症状をもつ人口が先進国を中心に「増えている」というのですから驚きです。今後、ますます、その知識をしっかり整理しておく必要がありそうです。 幸い、該当児童以外にも、アレルギーに対する子ども達の意識は高く、周囲が気をつけたり、気遣ったりする姿を見ることができます。それぞれの個性をきちんと受け入れ、接することができる級友らの姿勢をとてもうれしく思います。「温かい子が多いなぁ」と、ここでも古北っ子の良さを見ることができます。 今後も、職員のみならず、児童と共に、安心して過ごせる学校づくりに努めていきます。 2016.5.23 自治的な力というのも、写真上のように、ある生活委員は、ただ「◎、○、△」の記号をつけるだけでなく、「なぜ“○”なのか」という理由を書いています。「ぞうきんの下がそろっていなかった」とあれば、次からは、端を揃えるようになります。おかげで、そのクラスは、次の日も、その次の日も、「すごくきれいだった」というひとことが添えられて「◎」がつけられていました。 教師が指示をしたわけではありません。生活委員として、「よりよくするためには」ということを考えた末での実践だったのでしょう。うれしく思いました。 また、写真下は、学級内の係が行っている壁新聞の一部です。この日は「そうじのニュース」として、「そうじのちゃんとやるほうほう」が書かれています。中でも「(ぞうきんのやりかた)」には「ほすときははしとはしをそろえる」と書かれています。2年生(!)が、自分たちで考えてここまで書くのですから、たいしたものです。こちらもうれしく思いました。 どちらも、「自治的な力」が育っている様子が伝わってきます。教師から言われたことをするだけでなく、このように自ら考えて実践できる力を育んでいければ、と思います。 これからも、様々な場面でそんな姿が見られることを期待したいと思います。 2016.5.22 県高校総体選手権大会各地区で上位入賞を果たした選手が出場する県大会。この大会で上位入賞を果たすと、東海大会出場が決まります。「インターハイ(全国高校総体)」まで、あと一歩のところまで迫れるのです。 トラック競技の多くの種目で、選手がスタート地点に立ち名前がコールされると、オーロラビジョンに、名前とともに選手の顔が大きく映し出されます。国際大会や全日本選手権のようです。笑顔で手を振って応える選手、やや緊張した面もちで手を挙げて礼をする選手など、その表情まで伝わってきます。 名前のコールがあると、スタンドに陣取っている選手が所属する学校から、大きな選手名のコールがあります。選手はもちろんのこと、応援する側も全力です。 観戦している人から、「あー、こっちが緊張してきたぁ」とつぶやく声が聞こえてきます。よくわかる心境です(笑)。 特に、トラック競技では「On your mark」で会場全体が静まると、スタート合図とともに歓声がわき起こります。そして、好記録が出ると競技場全体がどよめき、接戦には大歓声で競技場が包まれます。陸上競技ならではのとてもいい雰囲気です。 中でも、大会最終競技となる1600mリレー決勝は、大会のメインイベントです。スタンドには、地区毎に高校生が集まります。その地区から出場している高校を地区全体で応援するのですから、温かい光景です。特に、写真最下段のように、「西三河」とオール西三河の学校で人文字を作る団結力には感動しました(尾張は整然と固まって陣取り、大きな声援を送っていましたよ)。しかも、男子のレースは、ゴール直前まで大接戦という展開になり、会場のボルテージは、この最高潮となりました。 今日の暑い日と同様、選手も観客もとても熱い一日となりました。 何年後か、元古北っ子が、ここで走り、跳び、投げる人が登場することでしょう。そんな日が、楽しみです。 昨年より今年おかげで、どの学級もこれまで以上にきれいにそろっていて感心しました。 これをきかっけに、ABCもさらに「パワーアップ☺」しましたね。 「チェック週間」がなくても、このレベルが維持できるといいですね☝ 2016.5.21 愛知県弁護士会子どもの日記念行事この会では、ドキュメンタリー映画「みんなの学校」の上映と、舞台となった大阪市住吉区にある大阪市立大空小学校初代校長の木村泰子先生の講演が行われました。 映画「みんなの学校」は、2014年に製作された映画ですが、実存する学校の実践を追ったドキュメンタリー映画です。特別支援教育の対象となる発達障がいがある子らが、みんなと同じ教室で学び、児童、教職員、保護者、地域が一つになって学校を作り上げていく様子を追ったものです。 随分前に、かがやきさんのお母さんからも勧められていたため、観たい観たいと思っていた映画でした。ようやく観ることができました。 評判通り、見応えのあるもので、チーム学校、コミュニティスクール、インクルーシブ教育…などなど、学校のあるべき姿が見えてくる映画でした。学校経営に大いに刺激を受けるものでした。 また、講演会では、「みんながつくる みんなの学校」を合い言葉に実践を積み重ねられた木村元校長先生の話に、ただただうなずくばかりでした。 講演で印象に残ったフレーズをいくつか紹介させていただきます。(文責・校長) ●(映画撮影時の)レンズの周りに多くのものが動いている。それらがあって、大空小学校が成り立っている。 ●10年後、多様な社会に出るために、小学校の6年間で生きていける力を身につけなければならない。そんな思いで学校をスタートした。 ●特に学校は「失敗させんとこ」とする。失敗するからやりなおしができる。やり直しができるから自分の力が増える。成功体験が増えていく。 ●様々な子が、周りの子といかにコミュニケーションをとれるかが大切。 ●日々のトラブル=学びの教材。ピンチが起きたら、チャンスが来る。 ●全ての子に必要なのは、全ての子がありのままの姿を出しながら、自分をどう高めていくか。安心して学べるか。 ●暴力を振るう子は、振るわれてきた子。口が悪い子は、そんな環境で育ってきた子。 ●子どもたちはいろいろなリュックを背負っている。そのリュックを背負って、どう生きていくか。 ●「自分がされていやなことは人にしない、言わない」これだけは、大切にしてきた。これを破ったときは、大人の出番。 ●子どもは好きな大人の言うことしかきかない。それがいやらしいところであり、特権でもある。では、好きな大人とは。「ほめてほしいところでほめてくれる大人」である。 ●若い教師が「どうして、さっきは本当のことを言わなかったのに、校長先生には言えたの」と訪ねると、「校長先生は最後まで面倒を見てくれる」と言った。この子どもの一言で教師の考え方が変わった。 ●「弱者」という言葉を固定化していないか。人は誰もがいつでも弱者であり、強者である。 ●殴ったときに謝る、ということは優先順位的には次。最も大切なことは、自分の行為にどれだけしっかり反省できるか。 ●子どもを信じない。格好がとんでもない子でも優しさがある。優しい子ほどためているものがある。 個人的にも、そして、本校の学校経営としても意識していきたいことをたくさん拝聴することができました。 定年後、大阪の制度である「再任用校長」として3年継続した後、「再々任用校長」としてさらに2年継続して勤められた木村元校長先生。しかし、とてもエネルギッシュで明るくて、素敵な方でした。 8月に、この丹葉地区(3市2町)の校長・教頭研修会でも、講演をしていただくことが決まっています。今から楽しみです。 ※関係HPはこちら↓ ■映画『みんなの学校』公式サイト ■大空小学校HP 2016.5.20 水谷修氏講演会講師は、「夜回り先生」として有名な、水谷修先生。演題は「地域の大人の意識改革」です。 5月8日に60歳の還暦を迎えた水谷先生。体は、癌の転移を何度も繰り返しながら、先週の金曜日に6度目のガンの手術をし、月曜日まで入院していたとのこと(驚)。しかし、そんな年齢や体調を感じさせず、時には笑いを交えながらも、鬼気迫る熱い講演となりました。 水谷先生と言えば、生徒指導困難校と呼ばれる定時制高校で勤務をし、週末を中心に、夜の繁華街をパトロールしながら、少年少女に声かけをして回ることから「夜回り先生」と呼ばれています。 現在、関東以外でも、大阪で年間40回、名古屋で年間20回の夜回りを行っているとのことで、名古屋には、随分と足を運んでいられるようです。 数々の胸が痛くなるようなエピソードを語っていただきましたが、中でも、13年前に亡くなった「亜衣さん」のお話は、衝撃的でした。講演終了後に、その話を綴った「約束」という本を購入しました。 講演会では、いくつかの印象に残るフレーズがありました。以下に紹介させていただきます(文責・校長) ●(東日本大震災後にかけた言葉)人のために何かをしてごらん。人は誰かを幸せにするために生きているんだ。 ●(会場の大人に、「普段ほめ言葉とそうでない言葉、どちらが多いですか」とたずねた後に)家庭は憩いの場でなければならない。 ●母親は、子どもを産んだから母親ではない。「産んでくれてありがとう」と言われて、はじめて母親になる。教師は、「尊敬している」と言われて、はじめて教師になる。 ●子どもに勉強させたかったら、大人が勉強をする。子どもに公共心を身につけさせたかったら、大人がゴミを拾う。道徳は、大人が生きていく中で見せて、育むもの。 ●(夜型の人が多いことを問題視し)体を動かし、疲れさせることで、夜眠ることができる。健全な肉体にしか健全な精神は宿らない。 ●いい文学との出会い、美しい自然との出会い、そういうものが消えている。すると、心が病んでいく。きれいな花を見て、きれいな自然にふれることが大切。 ●どの子も温かい家庭、温かい学校で生きていきたいはず。 ●登下校時に、多くの地域の大人で声かけをする「83運動」(8時の登校時・3時の下校時)をするとよい。声かけができる地域づくりをしていく必要がある。 ●(戦時中、幼い子を守って亡くなっていった大人の話をし)生きているということは、人類の糸を紡いでいる。一つ一つの糸を守るために、亡くなっていった大人がいる。数え切れない大人から託されたものが命。命の尊さを忘れないでほしい。 演題の通り、「地域の大人の意識改革」の必要性が痛いほど伝わってきました。 病気と闘いながら、今なお、最前線で、一人でも多くの少年少女を救おうと動き続けている水谷先生。その姿に感服しますが、ぜひ、お体に気をつけられ、活動を継続してほしいと思います。 ※下段写真は、講演会の案内リーフレットから引用しました 2016.5.19 幼稚園・保育園・小学校との懇談会この会は、幼稚園・保育園・小学校・中学校の連携活動の一つで、毎年、この時期に行います。 1年生が、小学校に入学して、約1ヶ月が経ちました。学校生活にも慣れ、1年生の学級・学年経営も軌道に乗りつつあるところです。 そこで、そんなタイミングで、幼稚園・保育園の先生方に、小学校での生活の様子の一旦(5時間目授業〜帰りの会)をご覧いただき、情報交換をする中で、さらに1年生の健やかな成長に役立てるためのものです。 「全体的に落ち着いていますね」「教室が整然としていて、授業に集中できる環境になっていますね」「発表後の『みなさんどうですか』のやりとりがいいですね」などの感想をいただきました。 しかし、これらは、3月までの幼稚園・保育園での指導のおかげと感謝しています。ありがとうございます。 健やかな古北っ子の成長を願い、このような会を開催しています。 今日の情報交換を受け、これからも、幼稚園・保育園の先生方が、安心していただけるよう、職員一同、尽力いたします。 幼稚園・保育園の先生方には、お忙しいところご来校いただき、ありがとうございました。 2016.5.18 都道府県名の漢字加わる予定の漢字は、全て都道府県名に使われる漢字です。 これまで「常用漢字」になっていなかった以下の漢字(11字) 茨、媛、岡、熊、埼、鹿、栃、奈、梨、阪、阜 と、常用漢字であるものの、小学校では習わなかった以下の漢字(9字) 潟、岐、香、佐、崎、滋、縄、井、沖 です。こんなにも都道府県名に使われていた漢字を学習していなかったことに、驚かれる方もみえることでしょう。 現在、4年生の社会で、「47都道府県の名称と位置関係」を学習することになっています。学習していない漢字はひらがなで覚えても構わないのですが、多くの地図には、読み仮名付きの漢字が使われているものが多く、明確ではないものの、なんとなく、漢字もイメージしながら覚えているのも事実です。 そんな中、こうした指針が出されて、良かったかな、と思います。 現在、上記の20字は、未履修の漢字であるものの、高学年の中には、頑張って漢字を使って書こうとする子もいます。いい姿勢です。しかし、一部に文字の間違いがあったり、書き順が違っていたり、今話題の「トメ、ハネ、ハライ」などが異なっていたりすることがあります。そこに気づいて、その後修正ができれば問題ありませんが、間違ったまま覚えてしまってはいけません。よって、覚える場合は、慎重に覚える必要があります。 現在、世の中で一般的に使われる漢字は、「約3000字」と言われています。その中でも、義務教育(小中9年間)で習う漢字は、「2136字」です。2136字以外の文字に触れるには、やはり、新聞を読んだり、本を読んだりし、多くの文字を実際に目することが必要だと思います。 学年にかかわらず、日頃からそんなことを実践するといいかもしれませんね。 ※写真は、本日(17日)付の中日新聞より引用しました。 2016.5.17 自己肯定感や道徳心は…この調査は、青少年の体験活動等の現状を把握するため、自然体験や生活体験等の実施状況や日々の生活習慣の実態、自立に関する意識等について調査するものです。 今回の調査結果からは、以下のポイントがまとめられています。 ●ポイント1 自然体験や生活体験、お手伝いといった体験が豊富な子供や、生活習慣が身についている子供ほど、自己肯定感や道徳観・正義感が高くなる傾向がある。 ●ポイント2 保護者がしつけに力を入れている家庭ほど、子供の自己肯定感や道徳観・正義感等が高くなる傾向がある。 ●ポイント3 お手伝いをよくしている子供や、生活習慣が身についている子供は、携帯電話やスマートフォンが気になったり、操作することが少なくなる傾向がある。 ●ポイント4 子供にかける教育費が高い家庭ほど、子供が自然体験を多くしている傾向がみられるが、生活体験やお手伝いと教育費にはほとんど関係がみられない。 これらのことから、子供の自己肯定感や道徳心など豊かな心をはぐくむためには、子供への関わりやしつけを通じて、生活体験やお手伝いといった日々の体験を充実させたり、規則正しい生活習慣を身につけさせることが大切だと考えられます。 「夜更かしをしないで早く寝る」「毎朝、きちんと朝食を食べる」「あいさつや身の回りのことを自分でできる」といったことが、自己肯定感や道徳観が高くなり、スマホに依存しなくなる傾向にあるというのです。 当たり前と言えば、当たり前の傾向のようにも思いますが、その「当たり前」をどれだけ、家庭でこだわるかが、大切なようです。 ※関係文書はこちら(PDFファイル)↓ ■青少年の体験活動等に関する実態調査(平成26年度調査) 今日の学びを即実践に「縦拭きの後の横拭き」 を早速、実践。 二人並んで、時にはシンクロするかのように、きれいに拭き上げる姿に感心をしました。いいね! |
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