最新更新日:2024/06/01
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笑瀾万丈32 一年生の担任として

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☆一年生の担任として
 まず心掛けたのは、字を丁寧に書くことである。ひらがなから運筆を練習した。また、言葉使いも丁寧になった。一年生の特性を少しずつつかんでいった。私の上の子どもは幼稚園に行っていた。近い歳の子どもがいるので、幼さは分かっていた。学年で91人だったので、一学級は31人であった。
 一年生は、集団への指示がわからないようだ。個別の指示なら聞く。だから、「休み時間なので、トイレに行きましょう。」と指示しても、「先生、トイレに行っていいですか。」と、どの子どもも質問してくる。あれは、自分に先生が問いかけてくれていると思っていないからである。集団への指示に慣れるまで一ヶ月ほどかかった。それに、すぐにトイレに行きたがる。また、少しの時間でトイレから帰ってくる。緊張したら行きたくなるのである。
 一年生の子ども達は小学校が初めてのことだらけである。広い運動場があっても端のほうで遊んでいる。机をもつことも初めてである。幼稚園・保育所では、イスの生活である。だから、机に触りたくて仕方がない。
 本当に可愛い子ども達である。教師の一言は絶対である。だから、お手本としての一年生には一言話すのも気をつけて話した。
 集中力・持続力がない。つまり、すぐに飽きるのである。だから、体育の授業では、すぐに砂いじりを始める。長々と説明してはだめである。休み時間に一緒に遊んであげると大喜びであった。ある意味一年生を受けもったことは、初めての経験ではあったが、あの純粋さに触れたことは教師生活では大きなことだった。

教訓:小学校教師ならば一年生は持つべし。 

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