最新更新日:2024/06/01 | |
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笑瀾万丈41 いざ 東京へ☆新神戸駅にて 四月の初めの朝、午前10時35分、新幹線の新神戸駅にのぞみ号が入ってきた。 奥さん、長男、長女と四人でのぞみ号に乗り込んだ。二人掛けのシートを回転させて四人が向き合った。見送りに母親と弟がいた。 四人は、これから始まる未知のドラマに期待と不安を抱きながら、見送られていた。 静かにのぞみ号は発車した。 故郷を離れるということは、…。感慨深いものがあった。 五歳と七歳の子ども達は静かに本を読んでいた。景色も楽しんでいた。 ところが。ヒロシは、何と仕事をしていたのであった。 何かの算数の原稿を頼まれていて作っていたのであった。 今振り返ると、あの時から移動の中でも仕事づけになることが始まっていたのであった。 |
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