最新更新日:2024/09/22 | |
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物語4 「算数教科書の定義・定理(性質)事典」 玉置崇先生の感想紹介させていただきます。 「志水先生 玉置です。お世話になります。 新刊「算数教科書の定義・定理(性質)事典」を購入し、読み終えました。 感想を少々お伝えします。 書名に「事典」とありますので、必要に応じて検索して、定義や定理を確かめるための本、 という印象を持つ方があるかと思いますが、まずは通読すべき本だと思いました。 また、中学校数学教師の必読書だと思いました。 というのは、この書籍にまとめられている定義は、中学校数学でけっこう口にすることだ、 口にして論理的に授業を進めるべきだと感じたからです。 6年間の算数授業を受けて中学校数学をするわけですので、当たり前といえば当たり前なのですが、 この書籍を読むことで、小学校では何を定義として学習してきているのかを明確につかめます。 自信をもって話すことができます。 例えば、p87の第3学年の定義では、次の記述があります。 <定義>1つの頂点から出ている2つの辺がつくる形を角という。 <定義>三角形には3つの角がある。角をつくる2つの辺の開き具合を角の大きさという。 中学校数学においては、時には、次のように教師は発するべきだと思うのです。 「角は2つの辺がつくる形を言いましたね。この角の大きさ、つまり開き具合ですが、どれほどでしょう」 といった具合です。 それを「ここ何度、ここの角」と言うように教師が話していたのでは、生徒の言語力も論理的思考も育ちません。 言語をもとに思考するわけですから、いい加減では、まさにいい加減な授業になってしまうということです。 「なるほど、角の大きさを測るのではなくて、開き具合を比べてみたのですね。 開き具合を直接比べてみれば大小関係はわかりますね」 といった説明を自信をもってできるということです。 とても良い本に出会うことができました。授業をやることができる立場でないのがとても残念です。 以上です。} 玉置先生、感想をありがとうございました。 よくぞ言ってくれたという感じです。中学校の数学教師も読むべき本です。 小学校の内容が明確に分かっていますと、中学校でも自信をもって教えることができます。 小中連携はお互いに教える内容の知識を得ることから始まります。 玉置先生のプログ 「三楽の仕事日記」 http://www.enpitu.ne.jp/usr9/98434/diary.html 小学校総合ランキング 第3位 算数・数学部門 第1位 物語4福岡に行ったとき、「こんな本がほしかったんですよ」と言われた。 以前、この本に似た冊子をまとめたことがあった。このとき、定義と定理は区別できなかった。区別することの難しさをつくづく感じた。今回は、あえて挑戦した。何度も迷った。そして、結論をだした。 また、冊子では教科書のごく一部しか調べることができなかった。今回全てのページから抽出した。 全てを洗い出すことは、授業を4000人も見たからこそできることである。 ありがたいことである。 http://www.meijitosho.co.jp/ranking/ 『算数教科書の定義・定理(性質)事典』ランキング 物語3「三角形」「四角形」という用語は教えること? 考えさせること? 「100の100倍は1万になる」 これは教えること? 考えさせること? この本は、算数教科書の全学年にわたって、全ページを調べました。 参考にされると、算数の確かな知識になりますよ。 http://www.meijitosho.co.jp/ranking/ 『算数教科書の定義・定理(性質)事典』の感想が届きました 物語2http://www.meijitosho.co.jp/ranking 9/10 読者の感想が届きました。 「自分自身の授業を振り返っても、教材を定義、定理、約束に分類したことありませんでした。 教えることと考えさせることを明確にすることは、授業を組み立てる上でほんとうに大切なことだと実感しております。 すべての単元について明確にしていただけたことに感謝し、若い先生方にも伝えていきたいと思います。」 算数数学部門 第1位 http://www.meijitosho.co.jp/ranking/ 算数・数学部門 第1位 物語1小学校全教科部門 第7位 http://www.meijitosho.co.jp/ranking/ Q なぜ、この本を作ろうと思ったのですか。 Ans 毎年、算数・数学の授業を300人から400人の授業を参観します。その際、教えることと(定義)考えさせるべきこと(定理)の区別がはかられていないことに気づいたのです。つまり、とても曖昧なのです。これを何とか打開したいと考えて、この本の作成に取り組みました。 Q どのような方針で作業を進めることにしたのですか。 Ana 教科書の全学年、全ページにわたって調べることとしました。また、授業で使われるだろう算数言葉を想定して取り組みました。例えば、「数図」は1年の教科書で登場しますが、「すうず」という言葉はどこにもありません。これでは、授業では名前がないので教師と子どもとのコミュニケーションをはかることができません。それを明記したのです。 とてつもない作業でした。2年間と半年かかりました。この本が日本で初めての本です。 9月4日 算数・数学部門 第1位 『算数教科書の定義・定理(性質)事典』(明治図書) 作成に2年間と6ヶ月かかりました。 作成に協力していただいた皆様、また出版を承諾してくださった明治図書に感謝します。 この本では、「教えること」と「考えさせる」ことの区別をはかりました。この本の内容がわかってこそ、 「教えて考えさせる」または「考えさせて教える」授業が成立する。 http://www.meijitosho.co.jp/search/?title=%83%8... お求めは、明治図書のオンラインが便利です。 http://www.meijitosho.co.jp/search/?author=%8Eu... |
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