最新更新日:2024/09/18 | |
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ストーリー性本日、Oさんの授業を参観した。 二年生の長方形、正方形の作図の場面であった。 指導順序に工夫があったので紹介しよう。 教科書では長方形→正方形→直角三角形という順番に作図させている。 Oさんは、方眼紙がもとだから、正方形→長方形→直角三角形の順に作図させていた。 なるほどと思った。辺の長さの条件を1つの正方形から攻めるのもありだと思った。 彼のうまいところは、正方形を二つ並べて長方形を見いだしたところにある。また、長方形から半分を見せて直角三角形に注目させたことにある。 ストーリーのある作図であった。 都城市立明道小学校訪問 3問題解決型の授業が定着していると思いました。 1年生の先生(上の写真)はとても柔らかい雰囲気で応答されていました。 子どもののびのびした受け答えが印象に残っています。 3年生の先生(中の写真)は、前時の復習から見通しを立てる場面を参観しましたが、とてもスムーズでした。 3年生の先生(下の写真)は、子どもの発表の場面が苦しかったのですが、ひきざんのところまで子どもの考えを引き出していました。 都城市立明道小学校訪問 1さきほど終わりました。 朝、片平美子校長先生、久保田剛史教頭先生(写真上)と懇談しました。 午前中、四人の先生の授業診断、それに院生の下石先生(写真下)の授業参観。 午後は、志水の師範授業と講話でした。 どの授業も教師のがんばりぶりが見える授業でした。 ありがとうございました。 写真中は、師範授業の神井学級。とても温かい空気の流れる学級でした。 下石先生の授業はとても圧巻であった。 45分間でやりきった。 何よりも楽しそうにやっているのがほほえましい。 都城市立明道小学校訪問 2志水の示範授業の板書です。 この板書からどのような授業を想像されますか。 とても面白かったですよ。 1つだけ解説します。 学習のめあてのところです。 授業当初のめあては、 「図、式、答え、どれからでもいいのでやろう」 です。 このめあては、どの子もできることを願ってのめあてです。 自力解決の後、「式を作るのが難しかった」という声から、 「式の作り方」についてめあてを追加しました。 後のめあては、子どもの「今」の欲求にそっためあてです。 これは、発達の最近接領域に働きかけているといえます。 長野県米沢小学校 3数字のペアを示し、そこから100のかたまりを気づかせた。 この瞬間はとても面白かった。これは教科書の意図にそった展開でよい。 もともと問題提示から気づかせるまでのセリフはどうしても長くならざるをえない。それをうまく説明していた。 もう一人4年のベテランの教師の授業(下の写真)は、数字のペアについて問う発問から始めた。具体的には「工夫」について質問した。この授業はとても難しい。子どもが何を言うか分からないからである。100のかたまりについても、始めに「61と39で100ができる」、また「概数にしてたせばよい」という意見がでた。どちらのやり方でもうまくできるのだが、これを両方を認めることは実際の教師には難しい。そこを、うまく乗り切った。 二つの授業を比較してどちらがよいかという問題ではない。 どちらも存在するのである。 細かく攻めるか、おおまかに攻めるかの違いである。 同じ場面を3校時と4校時に分けて公開されたので、それぞれの特徴がでていてよかった。 長野県茅野市 http://www.city.chino.lg.jp/www/genre/000000000... 学びの足跡を残すために 米沢小学校2その場で作成したノートを紹介しよう。→上の写真 ノートを作成する意義 教師にとって 1.指導内容を整理することができる。 2.学習問題、めあて、思考過程、まとめなどを板書に残そうと意識できる。 3.学校での指導の様子を伝えることができる。 子どもにとって 1.学びの足跡を残すことができる。 2.わかりやすいノートで本時の様子を振り返ることができる。 3.宿題をするためのお手本を残しているので、宿題するときにノートを見ることができる。 「米沢」は、米沢米(よねざわまい)で有名。 http://oishii.nagano-ken.jp/e3922.html 学びの足跡を残すために 米沢小学校1これで4回目の歩を有紋となるが、少しずつ授業改善は進んでいると感じた。 授業診断の後、午後の研修会では学びの足跡を残そうということでノート指導について取り上げた。 そこで、以前福岡県の金田小学校で使ったプレゼンをもとにノート指導について解説した。 ここからがコンサルティングの初めての試みであるが、実際に望ましいノートについて教材研究してもらった。幸いにも一学年2学級あるので相談しやすかった。わずか15分もかからずにノートを作成されていた。 ノートを作成後、他の学年との交流の場をもった。 とてもよい雰囲気で研修ができたと思った。 もう一つ、初めての試みがあった。授業診断のときに私について先生方がついて回るのである。巡回方式である。これは、他の先生方の授業を参観することが少ないという反省、また、志水がどんなアドバイスをしているのかという授業の見方を学びたいという申し出から起きた。実際にやってみていろいろなことに気づいた。 |
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