最新更新日:2024/06/01
本日:count up8
昨日:20
総数:441274
新規「授業力アップわくわくクラブ」サロン会員のご案内  新規「授業力アップわくわくクラブ」サロン会員のご案内 

○付け法への招待58 自力解決と練習問題とのちがい

画像1 画像1
自力解決と適用練習問題では、問題解決の意味が異なる。
自力解決では、解決の方法すなわち見通しが正しい、間違っている、不安の中である。
練習問題の解決では、解決の方法は確定している。
かなり大きな違いがある。では、こまかく見ていこう。

適用練習問題の場面では、子どもはその問題の解き方はもうすでに知っている。
だから、子どもはその解き方にしたがって正しく解いているかどうかが問われる。
すると、教師は、その解き方に対して、正しく解いているかどうかを確認することが求められる。
このとき、9割の子どもは正しく解けるはずである。もし、正しく解けていないとすると、その前の指導で解き方を理解させていなかったことになる。この場合は、再度、解き方の確認をする必要がある。
練習問題で正しく解けていれば、「いいねえ」「わかっているね」「そうそう、そういうふうに解くんですよ」という声かけとなる。練習問題の中には少し難しい問題もあるから、その場合は、条件の変化に気を付けさせるとよい。

では、自力解決の場面の解いているということはどういうことか。
まず、見通しが確定しているかどうか。つまり、子どもはこの見通しの方法でよいのかどうか不安の中で解いている。だから、その方法がよければ、「そう、それでいいのだよ」と断言してあげることがよい。
見通しそのものが正しくない場合もある。このときは、はっきりと、「その見通しは違うよ」と言ってあげればよい。ただし、全否定では子どもはやる気がおきない。まずは、「なるほどそうやって考えたんだ。」と肯定し、また「ここまでは合っているよ」と部分肯定して、「ずれの部分を明確にして」、次への指示「こう考えるといいよ」を出してあげることである。
まとめると、子どもの立場で言えばね自力解決場面では「不安」の中、適用練習も場面では解き方は確定しているからある意味「安心」の中で解決が行われているのである。
かなりの違いがあるので、それらに対応した○付け法の声かけをしてあげたい。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
昨年発刊した「志水メソッドを生かした算数・数学の授業プラン」にはこの自力解決の○付け法の教材研究と実際の練習を明確にした。
ぜひ利用してほしい。幸いにも昨年2月に発刊して12月には在庫が切れて、再版した。
使っていただければ幸いである。
自力解決と適用練習問題では、問題解決の意味が異なる。
自力解決では、解決の方法すなわち見通しが正しい、間違っている、不安の中である。
練習問題の解決では、解決の方法は確定している。
かなり大きな違いがある。では、こまかく見ていこう。

適用練習問題の場面では、子どもはその問題の解き方はもうすでに知っている。
だから、子どもはその解き方にしたがって正しく解いているかどうかが問われる。
すると、教師は、その解き方に対して、正しく解いているかどうかを確認することが求められる。
このとき、9割の子どもは正しく解けるはずである。もし、正しく解けていないとすると、その前の指導で解き方を理解させていなかったことになる。この場合は、再度、解き方の確認をする必要がある。
練習問題で正しく解けていれば、「いいねえ」「わかっているね」「そうそう、そういうふうに解くんですよ」という声かけとなる。練習問題の中には少し難しい問題もあるから、その場合は、条件の変化に気を付けさせるとよい。

では、自力解決の場面の解いているということはどういうことか。
まず、見通しが確定しているかどうか。つまり、子どもはこの見通しの方法でよいのかどうか不安の中で解いている。だから、その方法がよければ、「そう、それでいいのだよ」と断言してあげることがよい。
見通しそのものが正しくない場合もある。このときは、はっきりと、「その見通しは違うよ」と言ってあげればよい。ただし、全否定では子どもはやる気がおきない。まずは、「なるほどそうやって考えたんだ。」と肯定し、また「ここまでは合っているよ」と部分肯定して、「ずれの部分を明確にして」、次への指示「こう考えるといいよ」を出してあげることである。
まとめると、子どもの立場で言えばね自力解決場面では「不安」の中、適用練習も場面では解き方は確定しているからある意味「安心」の中で解決が行われているのである。
かなりの違いがあるので、それらに対応した○付け法の声かけをしてあげたい。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
昨年発刊した「志水メソッドを生かした算数・数学の授業プラン」にはこの自力解決の○付け法の教材研究と実際の練習を明確にした。
ぜひ利用してほしい。幸いにも昨年2月に発刊して12月には在庫が切れて、再版した。
使っていただければ幸いである。
http://www.schoolweb.ne.jp/weblog/files/2370003...
注文先
愛知教育大学生活協同組合書籍部 電話 0566−26−2704
生協の窓口 中村香奈子
メールアドレス  r2202257@coop.aichi-edu.ac.jp

[学力アップを支援する志水廣の公式ホームページ]

○付け法への招待57 反応あると

画像1 画像1
反応があると楽しい、嬉しい。
反応がないと寂しい、楽しくない。

授業にしても普段の会話にしても反応があると、楽しい。
授業を見ていると、子どもが黙ったままの授業がある。
教師はひたすら教えている。
子どもは受け身である。

その原因は何かというと、反応させるような発問、指示、活動が仕組まれていないのである。これでは反応しようがない。

ある時、あれほど反応していた子どもが反応しなくなったことがあった。
前の担任が聞いた。どうして反応しないの?
すると、子どもが答えた。「だって、先生はずっとしゃべっているんだもん」

では、発問、指示、活動を単に仕組めばよいかというと、話はそう簡単ではない。
子どもがそれらに対して反応すれば、教師は彼らの反応に対しての反応が不可欠である。
これが、私の言うキャッチ&リスポンスである。
キャッチ&リスポンスの仕方を志水メソッドでは、○付け法や意味付け復唱法で行っている。
評価と指導の一体化と言ってもよい。
教師が価値付け、広げ、深めるのである。
この価値付けに子どもは喜び、やる気がわいてくる。この価値付けは、教科の本質に迫る価値付けである。

本日、教職大学院の現職教員の派遣生の体育科の授業を参観したが、子どもの活動に対する正当な評価と指導がなされていた。とても楽しそうに運動に取り組んでいた。運動は瞬間に消えるので、即時評価の世界である。毎回、きちんと評価してほめて、次への指示を出していることがうかがわれた。だから、やる気がでるのである。
この即時評価の眼を鍛えたいものである。

とにかく、発問、指示、活動の反応の反応、つまり、W反応が授業での愛の交流である。
[学力アップを支援する志水廣の公式ホームページ]

○付け法への招待56 「夢現大」シリーズにおける○付け法

画像1 画像1
単行本『夢現大3』において、○付け法、意味付け復唱法、人間観の3項目でまとめている。
○付け法だけでも30ページの内容がある。
ちなみに、意味付け復唱法は53ページ、人間観は23ページである。
この本で、○付け法と意味付け復唱法の学びの補足してほしい。
ぜひ、見てほしい本である。

定価600円+税金

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
問い合わせ先
購入については、下記にお問い合わせください。
愛知教育大学生活協同組合書籍部 電話 0566−26−2704
生協の窓口  中村香奈子
メールアドレス  r2202257@coop.aichi-edu.ac.jp
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
[学力アップを支援する志水廣の公式ホームページ]


[学力アップを支援する志水廣の公式ホームページ]

○付け法への招待55 後始末より本番で看取る

画像1 画像1
ノートを見ることはとても大切である。
子どもがどんなことを考えているかを知ることができるからである。
ノートを回収して放課後にノートを見られることは大いに賞賛したい。
でも、本来見るべき時間は、授業中ではなかろうか。
授業中に書いたものを子どもは見てほしいのである。その場で子どもはアドバイスしてほしいのである。教師にとってもその場で褒めたり、また注意したりできることはとてもありがたいことである。
後で後でと思っていると、なかなかできにくい。
授業中にノートを見てアドバイスしたけれど、それでも最後にノートを点検したいのならば、放課後に回収することはとてもよいことである。

授業中にノートを見るという技を習得すれば、鬼に金棒となる。
[学力アップを支援する志水廣の公式ホームページ]

○付け法への招待54 初手を読むとき

画像1 画像1
○付け法を自力解決の場面でするとなると、思考過程の全部を読みとろうとすると、時間もかかるし、それらを全部見ることはなかなか難しい。

だから、思考過程の一部分を見ていくことが大切である。
子どもが解決するとき、見通しの実行は、問題解決の初手に現れると思っている。
だから、まず、線分図を引いたらその線分図を見ていく。
式を書いたら、はじめの部分を見ていく。
たし算で解いたのか、かけ算で解いたのか、そこさえ分かれば、思考は読みとれる。だから、アドバイスも可能となる。
できれば、その子の思考に沿ってみると、正解のときはもちろん、またつまずきのときでも心に寄り添うことができる。
これが心と心の通い合いである。
授業という真剣勝負のときに心が通い合えば学級経営がうまくいく。
[学力アップを支援する志水廣の公式ホームページ]

○付け法への招待53 ○付け法の進化・深化

画像1 画像1
4月当初 担任をもったときの○付け法は、学習態度の躾という側面がある。
だから、学習課題をノートに写しただけで○つけをすることが必要である。
しかし、5月、2学期、3学期にこのような○つけをすることはとても不思議である。
3学期になっても、学習課題を写せない姿があるのだろうか。

そんなことはないだろう。もしあるとすれば、子どもが少しも成長していなことになる。
だとすると、何に○をつけるべきか、どこに○を付ければ、子どもが達成感を○つけになるのか。
ここでは敢えて私の解答は書かない。
そこの部分を考えてほしいからである。
もっと言えば、○をもらわなくてもアイコンタクトだけですむ場合もあるかもしれない。
学びの進化が現れるような○付け法でありたい。
[学力アップを支援する志水廣の公式ホームページ]

○付け法への招待52 ○じゃないから

画像1 画像1
○付け法は、○になっているのを前提にすると、楽である。

しかし、本当は、そんな楽なことを求める指導法ではない。
○にならない子どもがいる。
この子ども達を何とか○にしたいという,教師の思いの現れの場である。
子どもは○になりたい。つまり、問題を解決したい。
教師は、子どもに問題を解決させたい。

この教師の教えと子どもの学びとの格闘の場である。

このことを腹に据えた上で取り組みたい。

[学力アップを支援する志水廣の公式ホームページ]

○付け法への招待51 やる気をなくす声かけの例

画像1 画像1
○付け法には声かけがよい効果を生むと言っても、声かけの中身が問題である。
だめな声かけもある。

上のフリップにあるような声かけはやる気をそぐ。
このような声かけならやらない方がましである。

心配なら、一度、ICレコーダで自分の声かけを聞いてみるとよい。
[学力アップを支援する志水廣の公式ホームページ]

○付け法への招待50 次への指示

画像1 画像1
○付け法をしていくと、初期の段階では、解決できた子どもは退屈して思考が止まってしまうことがある。
教師が子どものところに行くまでに時間がかかってしまい手持ちぶたさになってしまうからである。

だからこそ、○付け法のスピードが要求されるのであるが、なかなかスピードは速くあがらないことがあるので、上の状態になってしまう。

対策としては、次への指示を考えておくことである。
たとえば、早く終わったら、
1 確かめをする。
2 ほかの解き方を考える。
3 解いた過程を言葉、図などで記述する。
4 問題の発展を考える。
5 □□の問題をしよう。
など、次への指示をすることである。

それらの指示は掲示しておき、子どもの学習態度として身につけておくことが望ましい。



○付け法への招待49 なぜ遅いのか

画像1 画像1
○付け法でスピードの遅い人を見ると、2つの特徴がある。

第1に、子どもの解答過程を見て読みとることが遅い。つまり、どのような思考をして解決しているのかを読みとるのに時間がかかってしまう。これは、子どもの解答予想をしていないためである。だから、その子どもに対するアドバイスもそのときに考えることになるから遅くなる。

第2に、完全に個別指導に陥ってしまっている。特に、題意の把握から見通しまで全てを再度説明している。これでは遅くなる。この様子をよく見ると、じっくり丁寧に説明しすぎている。○付け法はワンポイントアドバイスである。
その際、役に立つのが、5秒・15秒の法則である。正答には5秒で、誤答には15秒でアドバイスすることである。

スピードをあげるためにぜひとも教材研究してほしい。
[学力アップを支援する志水廣の公式ホームページ]

○付け法への招待48 スタートの指示

画像1 画像1
自力解決にしても練習問題にしても机間指導に入るスタートの声かけはとても大切である。
子ども達全員に何をすべきかを指示して、問題解決のスタートを切らせることである。
L字型の面積の自力解決であれば、「直線を1本引いて長方形を見つけよう」とか「直線を引いて長方形の面積を求めよう」と指示したい。

たし算の筆算の練習問題のスタートであれば、「くり上がりに気を付けて計算しよう」と指示を出したい。
この指示のときにあれこれ言うのはよくない。
ワンポイントである。
この指示により、子どもは今何を行動すればよいかが分かる。
[学力アップを支援する志水廣の公式ホームページ]

○付け法への招待47 声かけ「あり」と「なし」

画像1 画像1
○付け法の様子を見ていると、「声かけ」の声がない人、小さい人、少し大きい人、適切な大きさの人、大きすぎる人と分かれる。
一番多いのが声がでていな人である。
これは、○つけだけ法である。
もちろんこれだけでも子どもは嬉しいのであるが、声かけをすると効果は2倍にも3倍にもなる。
あなたの一言で子どもはやる気がでる。
一言かけてやろう。
ハッピーになるから。
[学力アップを支援する志水廣の公式ホームページ]

○付け法への招待46 表現の外化を促す

画像1 画像1
○付け法の効果として、子どもに表現することのよさを認め伸ばすことがある。
昨日、現職教員の指導をしていた。研究科目は理科である。
その子どもたちは考えることが苦手、表現することが苦手であった。
それを克服するために○付け法を用いたという。

ともかく観察したことノートに書かせることから始めた。
それらを○付け法で励ましていった。
すると、だんだんとノートに表現していくようになったという。
色、形、におい、大きさなどについて変化の様子を書かせた。
科学的に物事を見ることを即時評価として○付け法を利用した。

この報告を聞きながら改めて、○付け法の効果を私も実感した。
ただし、何でもかんでも○を付けたわけではない。
理科の視点で○をつけて行った。
ここが大事なポイントである。
教科のねらいに即した○付け法でありたい。
[学力アップを支援する志水廣の公式ホームページ]


○付け法への招待45 ○付け法のよさ

画像1 画像1
○付け法のよさは、認めることにある。
子どもの問題解決の過程を認めることが、○付け法の原点である。
これまで、何割かの教師は黒板の前で説明ばかりしていて、子どもの思考過程をみなかった。この行動を変えたのが○付け法なのである。一時間に一回は生徒の活動を見ただろうか?
○付け法は、一回机間指導したときに全員のこどもに声をかけて認めることができるのである。
しかも、部分肯定でみていこうという意識で見回るのである。○か×かをみるのではない。どこまでできていて、どこからができていないかを見るのである。
「ここまでは、できているね。がんばったね。さて、ここからは違っていますよ。だから、こんなふうに考えてごらん」と声を掛けることなのだ。

これまでの机間指導は、だれを発表させるかと教師の都合を優先した指導であった。その前に、できていない子どもを救うべきなのだ。

全員の子どもを認めること、しかも解決の過程がさまざまあることに対して、応じた声かけをして、○をすることだ。
全員がわかる・できることの保障のためにすることである。これはなかなかできないことだ。示範授業のときは、必死にやっている。この必死さは子どもに伝わるものである。
[学力アップを支援する志水廣の公式ホームページ]

○付け法への招待44 ○付け法ができる人,できない人

画像1 画像1
 ○付け法の難しい点は、声かけができないことである。とっさに声かけができない。
 フォーネクストの大西さんによれば,添削ができる人が○付け法ができる人だという。だから,ミニテストで,「ここがいいよ。ここが悪いよ」と指摘する習慣をするとよいという。そのとき,誤答に対して「このようにやればいいよ」までコメントできるようになると,○つけの声かけができるようになる。誤答の存在とそれらに対する助言を考えたこともない人は,声かけができようもない。
 単に形式的に○つけをするだけでは,いずれ限界がくる。だから,この誤答に対する絶え間ない研究を続けることが,結局は近道である。

[学力アップを支援する志水廣の公式ホームページ]

○付け法への招待43 声かけで促進させる

画像1 画像1
○付け法では、つまずきに即時対応する。

写真の12−5のような繰り下がりのあるひき算において、この子は、12のさくらんぽ計算のときに、10と2に分けるのではなくて、12と2としていた。
そこで、教師は、「10といくつかな」とその問題の上の問題をさして声かけをしていた。すると、その子は意味が分かったらしく、10と4,10と1,10と2というようにさくらんぼ計算のところを先にすらすらと書いていった。その速さにはびっくりした。
ともかく、声かけは子どものつまずき訂正に必要であり、ワンポイントアドバイスで子どもは動き出すことを目の前で見た。
あなたも効果的な声かけで子どもたちを支援していこう。
[学力アップを支援する志水廣の公式ホームページ]

○付け法への招待42 個に応じた

画像1 画像1
○付け法は、子どもの一人一人に声かけをするから個に応じた指導法である。
さて、教師の方はどうか。
実は、教師の方も個に応じた指導法である。
それはどういう意味なのでしょうか?

○付け法をする教師のレベルに応じた指導法だということである。
レベル1〜5 練習問題の確認のために、問題の結果に対して即ち答えに対して○つけをする段階。
レベル10 練習問題で思考過程に応じたアドバイスができる段階。
レベル15 練習問題で部分肯定ができる段階
レベル20 練習問題で、素早く回ることができる段階
レベル25 練習問題で誰がどの問題でつまずいていたか、記憶に残る段階
レベル30 練習問題スピード、正確さ、実態把握、声かけができる段階

レベル50 自力解決の見通しの場面で、素早く実態把握できる段階
レベル60 自力解決で、スピード、正確さ、声かけ、実態把握できる段階
レベル70 自力解決で、実態把握に応じてその後の授業展開を変えることができる段階

レベルがあるからと言ってあきらめてはいけない。
○付け法の面白さは、レベルに応じて教師も楽しいということである。
アイスクリームは100円のも500円のもそれぞれに応じたおいしさがある。子どもも嬉しいのである。
若い教師でも中堅教師でも○付け法の魅力にはまることになる。

もちろん、それぞれの段階には壁があるから立ち止まる人もいる。
しかし、壁を乗り越えることはできる。
しっかり教材研究をして、技を磨くことである。壁を乗り越えた人をたくさん見てきた。志水は、志水塾という場を設けている。利用してほしい。
[学力アップを支援する志水廣の公式ホームページ]

○付け法への招待41 判断

画像1 画像1
○付け法では、判断することが大切である。
2つの番目の判断がある。
自力解決のスタートで机間指導に入る瞬間と、机間指導をして行って10人くらい見たときである。この2つの局面で教師は、○付け法が可能かどうかの判断を下す必要がある。

1.机間指導に入る瞬間時の判断は、全体を見回すことである。このとき、全員の子どもの鉛筆の動きが止まっているときは、自力解決できないことを意味している。正しい
見通しがもつことができていないときである。5秒ほどでよい。教卓のところで全体を見ることである。無理ならば、一斉指導に戻すとよい。
この際、どこまで考えたかを質問して正しい見通しをもつようにしたい。

2.次に、自力解決がスターしていて、子どもは問題を解いている。しかし、勘違いしてて、解決の仕方が誤った方に行っているときである。この際は、多くの子どもを自力解決で沈没させてしまうことになる。10人見て3人が間違っていれば、40人だと12人が間違うことが予想されるので、机間指導をストップすることである。
ここでも一斉指導に戻すことである。

この2つの局面での判断により、時間を効率的に使うことができる。
[学力アップを支援する志水廣の公式ホームページ]


○付け法への招待40 喜んで

画像1 画像1
机間指導では、つまずきや良い考えを発見します。
その際の教師の顔はどうなっていますか?

怖い顔ですか、笑顔ですか。
怖い顔だと子どもはつまずきをおそれます。
笑顔だと安心してノートを見せることができます。助言を受けることができます。
だから、つまずきにしても良い考えにしても、笑顔で回りたいものです。
ある教師から、○つけすると、私は楽しい。見回るのが楽しいと言いました。

子どもが喜んでもらえるような声かけをして○つけしたいものです。
[学力アップを支援する志水廣の公式ホームページ]

○付け法への招待39 形成的評価と○付け法

画像1 画像1
形成的評価とは、コトバンクによれば、
「指導の途中でそこまでの成果を把握し、その後の学習を促すために行う評価のこと。学習者が現段階でどの程度教育目標を達成できているかを見る。 形成的評価を行うことにより、学習者は自分自身の習得度を知り、学習活動を調整したり、的確な復習を行うことができる。教える側は達成度の低い学習者への個別対応が可能になるほか、カリキュラムや指導方法、教材などを改善できるという利点がある。 なお、形成的評価のために行うテストのことを形成的テストとよぶ。 」
とあります。

○付け法は、どの程度できているかを机間指導の中で行う形成的評価です。しかも、評価のみならず、指導も行います。
これを即時評価・即時指導といいます。したがって、○付け法は、形成的評価という言葉を越えて、形成的評価&指導と言うのが正しいと言えます。

・机間指導の中で子どものノートを見ないとすればどうなりますか?
・机間指導の中でノートを見ても、指導しないとどうなりますか?
これらの問題を解決するのが志水式○付け法です。
[学力アップを支援する志水廣の公式ホームページ]

1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

配布物