最新更新日:2024/06/25 | |
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○付け法への招待3 学校の役割子どもに×を与えて帰す役割でないのは、当然のことである。 子どもができないまま放置して帰すところではない。 学校は、できないことをできるようにすることである。 たがら、○でない状態から、○になるように指導・支援することが求められる。 再度、繰り返す。 学校の役割は、子どもに○を与えて帰すことである。 [学力アップを支援する志水廣の公式ホームページ] 写真は、数直線に3の倍数に記しをうったことに対する○付けである。 ○付け法への招待2 ○付け法の定義○付け法では、解決過程と解決結果に対して、見ていくことが大事である。 [志水廣の公式ホームページ] ○付け法への招待1☆志水式○つけ法の理論から 0.○つけ法の精神 (1)子ども全員が「わかる」「できる」授業を保障することである 1.○つけ法の勧め (1)○つけ法とは何か ・子ども一人一人に対して赤ペンで○をつけていく方法である。 ・志水流は出前方式。 *教卓方式とは異なる。 *出前方式でも教卓方式と同じになることがある。 ・目標は全員に○をつけることである&;「できる」ことの保障である。 ・○つけ法は指導と評価が一体化する技法である。 ・導入での復習や適用題の場面では30人3分間で○つけ可能。 ・自力解決では7分間で30人の○つけを目標。 ・部分肯定の精神でする。 (2)○つけ法をなぜするのか ・算数の特性から。 ・脳科学の立場から:声かけの重要さ:人称が消える。 ・認知心理学の立場から。 ・カウンセリングマインドの立場から。 ・形成的評価。 (3)○つけ法のよさ ・子どもの立場から:達成感,認知,称賛。 ・教師の立場から:つまずきに即時指導。 ・教室の空気が一気によくなる。やる気になる。 教室の場が変わる○つけ法をしよう! ・採点の○つけではなく,形成的評価のための○つけでありたい。 ・少人数指導にぴったりである。 (4)○つけ法の前に ・何に○をつけるのか。 ・前提条件:9割の子どもが解決への見通しを持っていること。 (5)○つけ法をするポイント 1)スピード 正答だと一人5秒,誤答だと一人15秒の声かけが目標である。 *一人に30秒以上の個別指導すると,授業の集団が壊れる。 2)正確さ 誤答に○はつけないこと。 3)声かけ :声かけの重要さ:声は大きく教室中に広げよう。 4)実態把握(デジカメのように記憶) 5)判断 6)次への指示 (6)○つけ法が短所になってしまう例 (7)○つけ法の練習は,適用題や復習題からやってみる ・スピードがついたら自力解決に挑戦してみる。 [志水廣の公式ホームページ] 教卓へもって来る方式持ってきた人は、丸をもらっている。 教室の中でこの風景はよくある景色である。 さて、できた人はノートを持って来なさいということは、 できない人はノートを持って来るなという意味、あるいは、できない人はノートを持って来られないという意味となる。 算数・数学で問題の解決ができない子どもは、じっと鉛筆をもったまま、前の方で友達が丸をもらっている様子をぼうっと見ている。 本当に手だてが必要なのは、ノートを持って来られない子どもではないのか? 「ぼく、この問題は分からないからノートを持っていけません」、「本当はノートを持っていきたいんだけれど・・・」という声なき声が聞こえてくる・・・。 「先生は、どうしてぼくに教えてくれないんだろう」という叫びが聞こえてくる。 教卓方式はこのような短所があるのだから、どうすればよいのか? 私は、教師が子どもの座席のところに行く机間指導方式がよいと考えている。 [学力アップを支援する志水廣の公式ホームページ] ○付け法と意味付け復唱法を正しく知ろう子どもが考えたことは,ノートやワークシートに書き込む。これを形成的に評価して○をつけていこうというのが○付け法である。意味付け復唱法は,人から聞いたことを頭の中を通して,再構成してもう一度復唱してみるのが復唱法である。その際、概念の意味付けが大切である。まず,教師が復唱するのが基本で,その次に,子どもが復唱することを目指している。 ○付け法も意味付け復唱法も子どもが「わかる・できる」ことを共感的に理解して瞬時に指導する方法である。 ○付け法は,机間指導のときに全員の子どもに解決の過程及び結果に対して赤ペンで○つけをする方法である。 特徴をいくつか上げよう。 1.教師が子どもの方へ出向き○つけをする出前方式である。 2.40名を飽きさせないスピードで回る手法である。 3.全員の答えを正確につかみ○をあげる手法である。 4.正答か誤答かを即座に判断して,誤答に対しては指導の手だてを15秒程度で打つ,つまり声かけをする。 5.目の前の子どもの実態を把握して,その直後の指導に生かす方法である。 ○付け法を教師が真剣にやると,子どもは変容する。学ぶ意欲と態度がすぐに変容する。 意味付け復唱法は,教師自身が子どもの発言をよく聴くことをめざしている。この技術がなかなか難しい。大抵の教師は,子どもの発言を付け足したり,減らしたり,無意識のうちに無視したりしている場面に出会う。この癖からの脱却を図りたい。 [学力アップを支援する志水廣の公式ホームページ] 音声計算の可能性なお、「志水廣のホームページ」にも音声計算のコーナーがある。解説とともに計算の教材や音符の音声教材を資料としてのせてある。ダウンロード可能である。 [志水廣の公式ホームページ] ○付け法の前提と向上への取り組み成功している人は、積み上げてきた人たちである。 第1段階 練習問題で実施していく。 スピード、正確さ、声かけ、実態把握の能力を磨く。 たった1割のこどもがつまずいていても、全員に○付け法声をかけていこうとすると、4つの能力をうまく発揮することはなかなか難しい。 1割の子どもの解答の予想をして、分析とともにどのような声かけをすればよいかを考えておくことである。この癖付けが必要である。 第2段階 自力解決で実施していく。 自力解決の場面であれば、前提となる事柄がある。 1.既習事項は十分に理解できているか 2.必要な計算能力は身に付いているのか。つまり、すらすらと計算できるのか。 3.見通しを正確にもっているのか。学級の人数のどの程度もっているのか。 4.学級集団として集中できているのか。 5.子どものノートにある思考に対して教師の看取り能力は十分あるのか。 6.褒め言葉は十分にあるのか。褒め言葉も意欲付けの言葉と数学的な言葉とどちらも持ち合わせているのか。 これらの前提があってこそ、自力解決が成立し、さらに○付け法も成立する。 ○付け法をやれば、上のことが改善されるわけではない。 ○付け法を少しずつ取り入れていき、改善することはできる。例えば、練習問題で○付け法に慣れておくと、素早く正確に看取ることができる。こういう能力の開発をなしにやろうとするところに、無理が生じる。 何事も技能の向上は、スモールステップと繰り返しである。 教師自身が少しずつ挑戦して身に付けていくことである。繰り返せば、脳の認知作用も体の作用も速く的確となっていく。 ○付け法で成功してきた人たちは、そういうことを続けてきた人である。 [志水廣の公式ホームページ] 机間指導の喜び机間指導すると、子どもの様子がつかめる。 一人一人の学びが見える。 なるほど、そんなふうに考えたのか。 面白いなあ。 なかでも、○付け法だと、○になる子どもを見て、嬉しくなる。 逆に○にならない子どもをみても、そこから○にしようという気持ちがわく。 いずれも喜びなんです。 まずは、机間指導をしましょう。 [志水廣の公式ホームページ] ○付け法の過去の記事2007年度 http://www.schoolweb.ne.jp/weblog/index.php?id=... 2008年度 http://www.schoolweb.ne.jp/weblog/index.php?id=... 2009年度 http://www.schoolweb.ne.jp/weblog/index.php?id=... 2010年度 http://www.schoolweb.ne.jp/weblog/index.php?id=... 別のホームページの記事 http://iijima.auemath.aichi-edu.ac.jp/shimizu/p... [志水廣の公式ホームページ] |
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