最新更新日:2024/05/27
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新規「授業力アップわくわくクラブ」サロン会員のご案内  新規「授業力アップわくわくクラブ」サロン会員のご案内 

○付け法への招待62 授業力の力量に応じて

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○付け法を勧める指導主事に質問してみた。
どうして、○付け法を勧められるのですか?

その指導主事の方の回答はこうだ。
「○付け法のよさは、授業力の力量に応じて取り組むことができるからです。
初級レベルの教師にとっては、まず、机間指導で○をつけることから始めることができます。
次に、中級レベルの教師にとっては、自力解決の○付け法にチャレンジできます。
そして、上級レベルの教師にとっては、自力解決で子ども達の実態を把握して、その後の授業を変化させることができます。」
なるほど、その通りで、この指導主事は○付け法の本質を十分に理解していると思った。

だから、授業力のレベルに応じて、それぞれ取り組んでほしい。

ps さて、この指導主事は誰か?
宮崎県の鈴木健二先生である。串間市の講演会の送迎の際にうかがった話である。なんと、その鈴木先生は、現在、愛知教育大学教職大学院の学級づくりの専任准教授として昨年赴任された。不思議なご縁である。

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○付け法への招待61 圧力

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○付け法は机間指導にとって、結構きびしいものがある。
前進のノートを即時に見て、即時に指導する必要があるからである。
つまり、教師にとって圧力がかかる。
では、子どもにはどうか。
子どもにも圧力がかかるのである。
というのは、教師が見回ってくるから、さぼるわけにはいかない。
隣の子どもが○をもらったら、ぼくも○をもらいたいと思う。
結構な圧力である。

では、圧力はいけないかというとそうではない。
この圧力があるからこそ、教師も子どもも頑張れるのである。
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○付け法への招待60 まるい

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まるいを表す漢字には、「円い」と「丸い」がある。
このちがいは何かというと、「円」は平面であり、「丸」は立体の「球」である。

そこで、まるつけ法の「○付け法」の「○」はどちらにも属さず、赤ペンの軌跡としての形を表している。だから、「○付け法」でよい。

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○付け法への招待59 問題解決型授業

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問題解決型授業の前提は、子どもが自力解決できることである。
ところが、現実には、教科書に登場する問題は自力解決できないのである。
だから、自力解決できるように、見通しの場面を工夫したり、ヒントを与えたりして机間指導も子どもも格闘しながら授業をしている。

○付け法の立場で言えば、自力解決はできるのであれば、○付けは簡単である。単に○を漬ければよいだけだから。
ところが、自力解決できないということを前提にすれば、○付け法の際には指導と支援の手だてがなくてはならない。
この指導と支援の手だてを考えるのが机間指導における教材研究である。

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○付け法への招待58 自力解決と練習問題とのちがい

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自力解決と適用練習問題では、問題解決の意味が異なる。
自力解決では、解決の方法すなわち見通しが正しい、間違っている、不安の中である。
練習問題の解決では、解決の方法は確定している。
かなり大きな違いがある。では、こまかく見ていこう。

適用練習問題の場面では、子どもはその問題の解き方はもうすでに知っている。
だから、子どもはその解き方にしたがって正しく解いているかどうかが問われる。
すると、教師は、その解き方に対して、正しく解いているかどうかを確認することが求められる。
このとき、9割の子どもは正しく解けるはずである。もし、正しく解けていないとすると、その前の指導で解き方を理解させていなかったことになる。この場合は、再度、解き方の確認をする必要がある。
練習問題で正しく解けていれば、「いいねえ」「わかっているね」「そうそう、そういうふうに解くんですよ」という声かけとなる。練習問題の中には少し難しい問題もあるから、その場合は、条件の変化に気を付けさせるとよい。

では、自力解決の場面の解いているということはどういうことか。
まず、見通しが確定しているかどうか。つまり、子どもはこの見通しの方法でよいのかどうか不安の中で解いている。だから、その方法がよければ、「そう、それでいいのだよ」と断言してあげることがよい。
見通しそのものが正しくない場合もある。このときは、はっきりと、「その見通しは違うよ」と言ってあげればよい。ただし、全否定では子どもはやる気がおきない。まずは、「なるほどそうやって考えたんだ。」と肯定し、また「ここまでは合っているよ」と部分肯定して、「ずれの部分を明確にして」、次への指示「こう考えるといいよ」を出してあげることである。
まとめると、子どもの立場で言えばね自力解決場面では「不安」の中、適用練習も場面では解き方は確定しているからある意味「安心」の中で解決が行われているのである。
かなりの違いがあるので、それらに対応した○付け法の声かけをしてあげたい。

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昨年発刊した「志水メソッドを生かした算数・数学の授業プラン」にはこの自力解決の○付け法の教材研究と実際の練習を明確にした。
ぜひ利用してほしい。幸いにも昨年2月に発刊して12月には在庫が切れて、再版した。
使っていただければ幸いである。
自力解決と適用練習問題では、問題解決の意味が異なる。
自力解決では、解決の方法すなわち見通しが正しい、間違っている、不安の中である。
練習問題の解決では、解決の方法は確定している。
かなり大きな違いがある。では、こまかく見ていこう。

適用練習問題の場面では、子どもはその問題の解き方はもうすでに知っている。
だから、子どもはその解き方にしたがって正しく解いているかどうかが問われる。
すると、教師は、その解き方に対して、正しく解いているかどうかを確認することが求められる。
このとき、9割の子どもは正しく解けるはずである。もし、正しく解けていないとすると、その前の指導で解き方を理解させていなかったことになる。この場合は、再度、解き方の確認をする必要がある。
練習問題で正しく解けていれば、「いいねえ」「わかっているね」「そうそう、そういうふうに解くんですよ」という声かけとなる。練習問題の中には少し難しい問題もあるから、その場合は、条件の変化に気を付けさせるとよい。

では、自力解決の場面の解いているということはどういうことか。
まず、見通しが確定しているかどうか。つまり、子どもはこの見通しの方法でよいのかどうか不安の中で解いている。だから、その方法がよければ、「そう、それでいいのだよ」と断言してあげることがよい。
見通しそのものが正しくない場合もある。このときは、はっきりと、「その見通しは違うよ」と言ってあげればよい。ただし、全否定では子どもはやる気がおきない。まずは、「なるほどそうやって考えたんだ。」と肯定し、また「ここまでは合っているよ」と部分肯定して、「ずれの部分を明確にして」、次への指示「こう考えるといいよ」を出してあげることである。
まとめると、子どもの立場で言えばね自力解決場面では「不安」の中、適用練習も場面では解き方は確定しているからある意味「安心」の中で解決が行われているのである。
かなりの違いがあるので、それらに対応した○付け法の声かけをしてあげたい。

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昨年発刊した「志水メソッドを生かした算数・数学の授業プラン」にはこの自力解決の○付け法の教材研究と実際の練習を明確にした。
ぜひ利用してほしい。幸いにも昨年2月に発刊して12月には在庫が切れて、再版した。
使っていただければ幸いである。
http://www.schoolweb.ne.jp/weblog/files/2370003...
注文先
愛知教育大学生活協同組合書籍部 電話 0566−26−2704
生協の窓口 中村香奈子
メールアドレス  r2202257@coop.aichi-edu.ac.jp

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○付け法への招待57 反応あると

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反応があると楽しい、嬉しい。
反応がないと寂しい、楽しくない。

授業にしても普段の会話にしても反応があると、楽しい。
授業を見ていると、子どもが黙ったままの授業がある。
教師はひたすら教えている。
子どもは受け身である。

その原因は何かというと、反応させるような発問、指示、活動が仕組まれていないのである。これでは反応しようがない。

ある時、あれほど反応していた子どもが反応しなくなったことがあった。
前の担任が聞いた。どうして反応しないの?
すると、子どもが答えた。「だって、先生はずっとしゃべっているんだもん」

では、発問、指示、活動を単に仕組めばよいかというと、話はそう簡単ではない。
子どもがそれらに対して反応すれば、教師は彼らの反応に対しての反応が不可欠である。
これが、私の言うキャッチ&リスポンスである。
キャッチ&リスポンスの仕方を志水メソッドでは、○付け法や意味付け復唱法で行っている。
評価と指導の一体化と言ってもよい。
教師が価値付け、広げ、深めるのである。
この価値付けに子どもは喜び、やる気がわいてくる。この価値付けは、教科の本質に迫る価値付けである。

本日、教職大学院の現職教員の派遣生の体育科の授業を参観したが、子どもの活動に対する正当な評価と指導がなされていた。とても楽しそうに運動に取り組んでいた。運動は瞬間に消えるので、即時評価の世界である。毎回、きちんと評価してほめて、次への指示を出していることがうかがわれた。だから、やる気がでるのである。
この即時評価の眼を鍛えたいものである。

とにかく、発問、指示、活動の反応の反応、つまり、W反応が授業での愛の交流である。
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○付け法への招待56 「夢現大」シリーズにおける○付け法

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単行本『夢現大3』において、○付け法、意味付け復唱法、人間観の3項目でまとめている。
○付け法だけでも30ページの内容がある。
ちなみに、意味付け復唱法は53ページ、人間観は23ページである。
この本で、○付け法と意味付け復唱法の学びの補足してほしい。
ぜひ、見てほしい本である。

定価600円+税金

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問い合わせ先
購入については、下記にお問い合わせください。
愛知教育大学生活協同組合書籍部 電話 0566−26−2704
生協の窓口  中村香奈子
メールアドレス  r2202257@coop.aichi-edu.ac.jp
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○付け法への招待55 後始末より本番で看取る

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ノートを見ることはとても大切である。
子どもがどんなことを考えているかを知ることができるからである。
ノートを回収して放課後にノートを見られることは大いに賞賛したい。
でも、本来見るべき時間は、授業中ではなかろうか。
授業中に書いたものを子どもは見てほしいのである。その場で子どもはアドバイスしてほしいのである。教師にとってもその場で褒めたり、また注意したりできることはとてもありがたいことである。
後で後でと思っていると、なかなかできにくい。
授業中にノートを見てアドバイスしたけれど、それでも最後にノートを点検したいのならば、放課後に回収することはとてもよいことである。

授業中にノートを見るという技を習得すれば、鬼に金棒となる。
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○付け法への招待54 初手を読むとき

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○付け法を自力解決の場面でするとなると、思考過程の全部を読みとろうとすると、時間もかかるし、それらを全部見ることはなかなか難しい。

だから、思考過程の一部分を見ていくことが大切である。
子どもが解決するとき、見通しの実行は、問題解決の初手に現れると思っている。
だから、まず、線分図を引いたらその線分図を見ていく。
式を書いたら、はじめの部分を見ていく。
たし算で解いたのか、かけ算で解いたのか、そこさえ分かれば、思考は読みとれる。だから、アドバイスも可能となる。
できれば、その子の思考に沿ってみると、正解のときはもちろん、またつまずきのときでも心に寄り添うことができる。
これが心と心の通い合いである。
授業という真剣勝負のときに心が通い合えば学級経営がうまくいく。
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○付け法への招待53 ○付け法の進化・深化

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4月当初 担任をもったときの○付け法は、学習態度の躾という側面がある。
だから、学習課題をノートに写しただけで○つけをすることが必要である。
しかし、5月、2学期、3学期にこのような○つけをすることはとても不思議である。
3学期になっても、学習課題を写せない姿があるのだろうか。

そんなことはないだろう。もしあるとすれば、子どもが少しも成長していなことになる。
だとすると、何に○をつけるべきか、どこに○を付ければ、子どもが達成感を○つけになるのか。
ここでは敢えて私の解答は書かない。
そこの部分を考えてほしいからである。
もっと言えば、○をもらわなくてもアイコンタクトだけですむ場合もあるかもしれない。
学びの進化が現れるような○付け法でありたい。
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○付け法への招待52 ○じゃないから

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○付け法は、○になっているのを前提にすると、楽である。

しかし、本当は、そんな楽なことを求める指導法ではない。
○にならない子どもがいる。
この子ども達を何とか○にしたいという,教師の思いの現れの場である。
子どもは○になりたい。つまり、問題を解決したい。
教師は、子どもに問題を解決させたい。

この教師の教えと子どもの学びとの格闘の場である。

このことを腹に据えた上で取り組みたい。

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○付け法への招待51 やる気をなくす声かけの例

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○付け法には声かけがよい効果を生むと言っても、声かけの中身が問題である。
だめな声かけもある。

上のフリップにあるような声かけはやる気をそぐ。
このような声かけならやらない方がましである。

心配なら、一度、ICレコーダで自分の声かけを聞いてみるとよい。
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○付け法への招待50 次への指示

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○付け法をしていくと、初期の段階では、解決できた子どもは退屈して思考が止まってしまうことがある。
教師が子どものところに行くまでに時間がかかってしまい手持ちぶたさになってしまうからである。

だからこそ、○付け法のスピードが要求されるのであるが、なかなかスピードは速くあがらないことがあるので、上の状態になってしまう。

対策としては、次への指示を考えておくことである。
たとえば、早く終わったら、
1 確かめをする。
2 ほかの解き方を考える。
3 解いた過程を言葉、図などで記述する。
4 問題の発展を考える。
5 □□の問題をしよう。
など、次への指示をすることである。

それらの指示は掲示しておき、子どもの学習態度として身につけておくことが望ましい。



○付け法への招待49 なぜ遅いのか

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○付け法でスピードの遅い人を見ると、2つの特徴がある。

第1に、子どもの解答過程を見て読みとることが遅い。つまり、どのような思考をして解決しているのかを読みとるのに時間がかかってしまう。これは、子どもの解答予想をしていないためである。だから、その子どもに対するアドバイスもそのときに考えることになるから遅くなる。

第2に、完全に個別指導に陥ってしまっている。特に、題意の把握から見通しまで全てを再度説明している。これでは遅くなる。この様子をよく見ると、じっくり丁寧に説明しすぎている。○付け法はワンポイントアドバイスである。
その際、役に立つのが、5秒・15秒の法則である。正答には5秒で、誤答には15秒でアドバイスすることである。

スピードをあげるためにぜひとも教材研究してほしい。
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○付け法への招待48 スタートの指示

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自力解決にしても練習問題にしても机間指導に入るスタートの声かけはとても大切である。
子ども達全員に何をすべきかを指示して、問題解決のスタートを切らせることである。
L字型の面積の自力解決であれば、「直線を1本引いて長方形を見つけよう」とか「直線を引いて長方形の面積を求めよう」と指示したい。

たし算の筆算の練習問題のスタートであれば、「くり上がりに気を付けて計算しよう」と指示を出したい。
この指示のときにあれこれ言うのはよくない。
ワンポイントである。
この指示により、子どもは今何を行動すればよいかが分かる。
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○付け法への招待47 声かけ「あり」と「なし」

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○付け法の様子を見ていると、「声かけ」の声がない人、小さい人、少し大きい人、適切な大きさの人、大きすぎる人と分かれる。
一番多いのが声がでていな人である。
これは、○つけだけ法である。
もちろんこれだけでも子どもは嬉しいのであるが、声かけをすると効果は2倍にも3倍にもなる。
あなたの一言で子どもはやる気がでる。
一言かけてやろう。
ハッピーになるから。
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○付け法への招待46 表現の外化を促す

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○付け法の効果として、子どもに表現することのよさを認め伸ばすことがある。
昨日、現職教員の指導をしていた。研究科目は理科である。
その子どもたちは考えることが苦手、表現することが苦手であった。
それを克服するために○付け法を用いたという。

ともかく観察したことノートに書かせることから始めた。
それらを○付け法で励ましていった。
すると、だんだんとノートに表現していくようになったという。
色、形、におい、大きさなどについて変化の様子を書かせた。
科学的に物事を見ることを即時評価として○付け法を利用した。

この報告を聞きながら改めて、○付け法の効果を私も実感した。
ただし、何でもかんでも○を付けたわけではない。
理科の視点で○をつけて行った。
ここが大事なポイントである。
教科のねらいに即した○付け法でありたい。
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○付け法への招待45 ○付け法のよさ

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○付け法のよさは、認めることにある。
子どもの問題解決の過程を認めることが、○付け法の原点である。
これまで、何割かの教師は黒板の前で説明ばかりしていて、子どもの思考過程をみなかった。この行動を変えたのが○付け法なのである。一時間に一回は生徒の活動を見ただろうか?
○付け法は、一回机間指導したときに全員のこどもに声をかけて認めることができるのである。
しかも、部分肯定でみていこうという意識で見回るのである。○か×かをみるのではない。どこまでできていて、どこからができていないかを見るのである。
「ここまでは、できているね。がんばったね。さて、ここからは違っていますよ。だから、こんなふうに考えてごらん」と声を掛けることなのだ。

これまでの机間指導は、だれを発表させるかと教師の都合を優先した指導であった。その前に、できていない子どもを救うべきなのだ。

全員の子どもを認めること、しかも解決の過程がさまざまあることに対して、応じた声かけをして、○をすることだ。
全員がわかる・できることの保障のためにすることである。これはなかなかできないことだ。示範授業のときは、必死にやっている。この必死さは子どもに伝わるものである。
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○付け法への招待44 ○付け法ができる人,できない人

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 ○付け法の難しい点は、声かけができないことである。とっさに声かけができない。
 フォーネクストの大西さんによれば,添削ができる人が○付け法ができる人だという。だから,ミニテストで,「ここがいいよ。ここが悪いよ」と指摘する習慣をするとよいという。そのとき,誤答に対して「このようにやればいいよ」までコメントできるようになると,○つけの声かけができるようになる。誤答の存在とそれらに対する助言を考えたこともない人は,声かけができようもない。
 単に形式的に○つけをするだけでは,いずれ限界がくる。だから,この誤答に対する絶え間ない研究を続けることが,結局は近道である。

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○付け法への招待43 声かけで促進させる

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○付け法では、つまずきに即時対応する。

写真の12−5のような繰り下がりのあるひき算において、この子は、12のさくらんぽ計算のときに、10と2に分けるのではなくて、12と2としていた。
そこで、教師は、「10といくつかな」とその問題の上の問題をさして声かけをしていた。すると、その子は意味が分かったらしく、10と4,10と1,10と2というようにさくらんぼ計算のところを先にすらすらと書いていった。その速さにはびっくりした。
ともかく、声かけは子どものつまずき訂正に必要であり、ワンポイントアドバイスで子どもは動き出すことを目の前で見た。
あなたも効果的な声かけで子どもたちを支援していこう。
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