最新更新日:2024/09/25 | |
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○つけ法への招待105 ストップウォッチどのくらいの時間ならば、回ることかできるか。 また、子どもの集中力はどのくらいの時間までならばもつのか。 一周を3分間で回りたい。 上の写真は木曽川西小学校の授業から取材している。 担任は、ストップウォッチを常に押して回っていた。 一周2分間を目標としていた。35人くらいいたが、どれも2分過ぎには終わっていた。 普段からスピードを意識したらストップウォッチを使っているかどうかである。 慣れれば、使う必要はないが、慣れるまでは、ストップウォッチやキッチンタイマーを使いたい。 [志水廣の公式ホームページ] ○付け法への招待104 声かけは集団を動かす○付け法の場面である。 酢とサラダ油の比30:50のとき、酢はサラダ油の何倍ですか? という問題であった。 子どもは、30÷50をしていた。 子どもの反応は、3/5または0.6がノートに書かれていた。 教師は○付け法をしていて、二つの答えがあることを知り、一つしか書いていない子どもたちに「答えが2つあるね」と少し大きめの声で呼びかけた。 すると、10数人がその場で動き始めた。 もう一方の答えも出そうとしていた。 実態把握から、集団への指示がでた瞬間であった。 普通、○付け法は個別指導である。ところが、教師の一言で、解決できた子どもは、もう一つの答えを見つけだす行動に変容した。つまり、一斉に子どもを動かす声かけにもなっていた。 ○付け法では、これを意識的に使うと、他の子どもたちへの影響が大きい。 教師の声を聞き取り、すぐに考えようとする子どもたちにびっくりした。 とてもよい子どもたちである。 [学力アップを支援する志水廣の公式ホームページ] ○付け法への招待103 間違えたくてむしろ褒められたいのである。 だから、×のまま放置しているのは、間違いの放置である。 そして、「あなたは間違っています」 と言われても、立つ瀬がない。 それならば、机間指導のときにしっかり教えてほしいと子どもは思っている。 机間指導のときに指導と支援をしっかり行って、ほめるようにしたい。 [学力アップを支援する志水廣の公式ホームページ] ○付け法への招待102 自力解決時の○付け法本時のめあてを確かにつかみ、解決の見通しが立って、自力解決に突入したとする。 ここからが○付け法は2通りに分かれる。 第1は、スイスイタイプ。 第2は、ギクシャクタイプ。 スイスイタイプは、文字通り、子ども達が自力解決がどんどんできていく。ほんの2人くらいの子どもが困っている状態のタイプである。この2人にヒントの声かけをすればよい。この後の、発表は、簡単なおさえでよい。再度説明は必要ない。 一方、ギクシャクタイプは、子どもが自力解決で悩んでいる状態である。 50%以上、いや70%以上の子どもがなかなか解決できていない。 このとき、教師の○付け法のスピードは落ちる。だから、早めに、○付け法をやめて、再度、方法の見通しを再確認することである。 ギクシャクタイプの授業をすると、教師も子どもも反省する。だけど、待ってほしい。もし、入念な計画をして○付け法を実施したと思っても、予想外のことは起きる。だから、そのときは、気持ちを切り替えて再挑戦すればよい。 [学力アップを支援する志水廣の公式ホームページ] 意味付け復唱法への招待1 素直にありのままを聴く第一回目は、意味付け復唱法の基本は、素直にありのままに聴くということである。 そのためには、「我」を捨てないとできない。 「おれ我、わたし我・・・」という気持ちあると、素直に聴くことはできない。 「我」を捨て、子どもの声に耳を傾ける。 ここから出発したい。 ただし、授業は、教師が主導権を握っている。 このとき、教師の「我」という主体性がないと授業を展開できない。 ここに最大の矛盾がある。 教師の「我」で授業はスタートし、子どもの反応には、教師の「我」を捨て「素」になる。子どもの声が教師に素直に耳に入るとき、子どもは自己の可能性へと飛び立とうとする。 「我」をもち、「我」を捨てる。この両面性をもつことで、子どもの声が授業を動かしていく。 [学力アップを支援する志水廣の公式ホームページ] |
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