最新更新日:2024/09/22 | |
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すぐに使えるがすぐに使えるものは、すぐに使えなくなる。 うすっぺらな教育技術は、すぐに取り入れることができる。 すぐに効果が上がる。 ところが、賞味期限が短い。 なぜなら、教材の価値に迫るものではないからである。 ○付け法はどうだろうか。 ○付け法はすぐに使え、効果も上がる。 なぜなら、子どもは喜びやる気がでるからである。 ところが、そのうち壁にぶつかる。 子どものノートを見て、教材の価値について書かれているところを見つけて褒めることが要求されるからである。 だから、教材研究しておかないと、子どもが本当に喜ぶ声かけはできない。 教材研究として何をほめるのか、どんな価値があるのかを考えて○付け法に取り組んでほしい。 長く続いている音声計算<ボランティアで行っている、母子家庭、父子家庭対象の塾で音声計算を2時間目の初めにしています。 3年生でかけ算が言えなかったり、1年で出てくる一けたの繰り上がりのたし算や答えが一けたの 繰り下がりのひき算ができない子が、何人もいるので始めました。 そのうち、X小学校にいる子が来ているのですが、 「ああこれ学校でもしている。」 っていうのです。10年前、私がX小学校で始めたものが、ずっと続いていたなんて、ちょっと感激 です。 そこで、言いたい事は「良いものは、ずっと受け継がれていく」というこです。塾でも、始めたばかりですが好評で、子どもたちは意欲的に取り組んでいます。ご報告までに。> ありがとうございます。 受け継がれていくこと自体が素晴らしいですね。 とにかく子どもに計算の力をつけてあげてください。 音声計算の検定このことについて、高藤先生から詳しいやり方の報告がきましたので、紹介します。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 音声計算の練習の成果を、全校の場で発揮できれば、 児童の計算力向上意欲を燃やすことができると思い、始めました。 合格だった児童は、練習の成果を感じ、 不合格の児童は、次への検定での挽回を目指すことができると考えたのです。 (志水先生のHPでの記事を参考にしただけですが…) 初めに、検定用紙を作りました。 形式は、音声計算カードと同じですが、 1枚の検定用紙には、32問の問題が載せました。これは、カードの8割の問題 量です。 検定では、答えを書いてもらわないといけないので問題数を減らしました。 検定用紙は、たし算、ひき算、かけ算、わり算で作っています。 それそれ、1段から4段という段階を設けました。 例えば、たし算なら たし算1段は、繰り上がりのないたし算(音声計算カード通りの問題配列) たし算2段は、繰り上がりのないたし算(音声計算カード通りではない問題配列) たし算3段は、繰り上がりのあるたし算(音声計算カード通りの問題配列) たし算4段は、繰り上がりのあるたし算(音声計算カード通りではない問題配列) ひき算、かけ算、わり算も、いわゆる九九の範囲です。 2年生で実験し、「32問中、29問正解だと合格」を設定しました。 開催順序は次の通りです。 1 学級担任を通して、計算力検定の開催日時を伝える。 ・ 1週間前までには、予告ポスターと共に担任に伝えます。 2 検定当日、検定希望の児童が、体育館に集まってきます。 ・ 全校児童300人強中、100人強は参加します。多ければ、半数程度は集まり ます。 3 児童は、希望する検定用紙1枚を取らせます。 ・ 計16種類、今年度は2種類増やして18種類の検定用紙から選びます。 ・ カードは二つ折りにして、問題は見えないようにしています。 ・ 学年・組・名前を書く欄は見えるようにし、検定が始まるまでに書いてお くよう指示を出します。 4 「よーい、始め」の合図で一斉に問題を解き始めさせます。 ・ 時間は1分間。 5 検定用紙を指定の場所に提出させます。 6 私が〇付けをします。合格者に対し認定証を作ります。 7 後日、担任を通して、検定用紙を返却してもらいます。 8 合格だった児童には、校長先生から認定書を手渡していただきます。 ・ 休み時間に、応接前に来ることを、担任から伝えてもらいます。 ・ 応接前で、次から次へ認定書が渡されます。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 上の検定の実施方法はとてもわかりやすい。 これを支えるのは、冒頭に述べている「子どもの意欲向上」を図りたいという思いである。これがあるから具体的なことがイメージされてくる。 記事の発見<志水 廣(しみず ひろし)(小学校) 「算数授業が変わる志水メソッド」 小学校低学年のとき、私は算数が苦手でした。早生まれで他の子どもよりも言葉の理解力が劣り、先生の言っていることがあまり理解できず「この問題わかる人?」と聞かれても、自信を持って手をあげることができませんでした。 教師が授業中に「できた子どもからノートを持っておいで」という指示は、「できない子どもはノートをもって来ることができない」ということです。教師が本当に手立てをしたい子どもは、できない子どもだと考えます。 志水メソッドの1つである「○付け法」は、机間指導方式です。どの子どもも対処できるようにと教師が働きかけるのです。 ・・・・> 続きはこちら http://hiro12.cocolog-nifty.com/blog/2014/10/po... 写真のばらは、我が家に咲いたものです。こんな時期に咲くとは驚きです。 音声計算のシートの作り方について大原則1 スタートする5問はやさしいことが大切です。 あひるコースのスタート、いるかコースのスタートの5問はやさしくしてください。 そのあとの難易度は気にしなくてかまいません。 計算の指導時期によって数値の配分が異なってきます。 原則1 計算指導の初期は、たされる数、たす数、ひかれる数、ひく数、かけられる数、かける数、わられる数、わる数は固定化するとよいのです。 例 5+1、5+3、5+2、5+4、5+5 原則2 計算の答えが正確に出せるようになると、式の数値や答えが同じものが連続しないようにつくるとよいです。 つまり、式の数値では、原則1をくずします。 5+2、3+1、4+3、2+6とたす数、たされる数を変えます。こうすると、思考はワンパターンからの脱却ができて、計算がより広い範囲でできるようになります。 また、答えが4、4、4と続かないことも必要です。 6+2、4+4、3+5 のように続くかないことです。 あひるコース、いるかコースについて原則2を適用して作成します。あひるコースでは、一度作成したシートをたてにみてチェックしてください。いるかコースでは、横に見ること、さらに右端と次の段の左端のつなぎ方にも注意してください。 次のわり算のシートは原則2で作成したものです。 http://www.schoolweb.ne.jp/weblog/files/2370003... 2.練習するときの注意事項 大前提として計算の答えが出る人です。 32問中、2割も間違う人はまずは正確に答えを出すことです。2割も間違う人は、上の原則1で「正確に答えが出るようにしましょう」。 正確に答えを出すことができたら、すらすらと言えるようにするために音声計算をします。 子どものすらすら度をよく観察して、1分間で32問(つまりシートの最後で32問)いくことができたら、合格です。 もちろん、1問を1秒で言える人もいますが、これは大合格です。 ただし、あまり速すぎては聞き手が答えの確認ができません。これでは、答えてと聞き手とのコミュニケーションが成立しません。息のあった進行にしたいものです。 徳島県算数部会夏季研修会 どの子も「わかる・できる」算数授業みなさんとても熱心に聞いてくださりました。 ありがどうございました。 前日、部会をお世話している方々と語り合いましたが、問題意識の高さに感激しました。 新たな出会いに感謝です。 講演レジュメ どの子もわかる・できる算数の授業 http://www.schoolweb.ne.jp/weblog/files/2370003... 講演レジュメ 音声計算 http://www.schoolweb.ne.jp/weblog/files/2370003... 音声計算についての作成シート http://www.schoolweb.ne.jp/weblog/files/2370003... 音声計算についてHPでの紹介 http://www.schoolweb.ne.jp/weblog/index.php?id=... ○付け法への招待149 関係性を高める高松市の中学校数学部会の講演が終わったとき、T校長先生が、 「○付け法と音声計算はいいですね。私の中学校でも取り入れています。」 と話された。 どうして取り入れたのですかとたずねると、 やはり教室の雰囲気が良くなるからですという。 教師と生徒との関係は○付け法で良くなります。 生徒どうしは音声計算で良くなりますとはなされました。 教室でひとりぼっちにさせないこと、これが学級経営で大切なことですと話されました。 ○付け法へ招待148 『中学校 「荒れ」克服 10の戦略』『中学校 「荒れ」克服 10の戦略』(学事出版)です。 京都大学の石井英真先生、山下貴志先生とともに書かれた本です。 現在、太田先生は、伊丹市教育委員会の学校教育部長の職にあられますが、前任校の伊丹市立東中学校の校長に在籍したときに学力向上に取り組んだ成果をまとめられました。 では、なぜ、○付け法と関係あるのでしょうか。 この本のp58に「○付け法」と「音読計算の活用」について1頁書かれいるのです。 そこでは、「○付け法を取り入れることで、生徒の理解の状況がわかるだけでなく、即時評価が生徒の意欲につながる」と述べられています。 志水メソッドが中学校の学校改革の1つの手立てであることは間違いありません。 ありがたいことです。 この本には、たくさんのノウハウが詰め込まれています。ぜひ、お読みください。 本の紹介はこちら http://www.gakuji.co.jp/book/978-4-7619-2131-6.... ○付け法へ招待147 予想通り、予想外予想通りに 子ども達ができていたとき 予想外に 子ども達ができていたとき 予想通りに 子ども達ができていないとき 予想外に 子ども達ができているとき この4つの想定が必要で。 ○付け法の机間指導後、対応の変化を議論していきたいのです。 要するに、子どもの実態に合わせるということです。 ○付け法への招待 146広島県のある中学校の教師が話してくれました。 「中学校だからこそ、○付け法が生きてきます。 生徒指導の面で物ある生徒でも、教科の授業では、○付けすると、接点をもつことができるのです。」 この教師は小学校で○付け法を知りました。 今は、中学校の数学を教えています。 愛知県一宮市立丹陽小学校訪問
愛知県一宮市立丹陽小学校を訪問した。
本読み計算(音声計算)の場面で感動的な場面があった。 1年生の授業であった。 子どもたちがしっかりと本読み計算に取り組んでいた。 スピードを競うのではなくて、1つ1つ計算の答えを言い、次に相手の子どもがしっかりと聞いていた。条件反射的にうなずいているのではなくて、答えの表の中にある計算の答えを1つずつ確認しているのが分かった。 感動はその後のことである。 ある一組の子どもが代表で計算をした。 その後の教師がみんなの場でほめた。そこが本当に表現豊かにほめたのであった。 次に、もう一人の子どもが答えを言い始めた。計算が得意なのか、かなりのスピードで答えを言った。すると、答えを聞き取りにくくなった。前の子どもがほめられたので、俄然張り切ったのだと思う。 そこで、教師が、待ったをかけた。「もう少しゆっくりと言いましょう。」 そこで答えを言ったこどもは気を取り直して言い始めた。それがきちんとしたスピードになっていた。 教師は、その子の計算が終わってほめた。 「今のように少しゆっくりと言うだけでも計算カード1枚と1列目までは言えますね」と確認した。本時の計算の目標を達成したことを伝えていた。 この落ち着いたほめ言葉にしびれた。 本読み計算は決して速ければよいというわけではない。 すらすらと言うことである。つまり、流暢性が大事である。 2人1組でやるのだから、きちんと相手を意識した答えの言い方が必要、また聞く方はきちんと答えを聞いて確認することが必要である。。 この2人組の「気」が合ってこそ、「知」と「心」の交流が深まるのである。 たった5分間の指導であるが、その後の教師の一言で効果はかなり違うことを実感できた。 このような素敵な場面に出会えて幸せであった。 ○付け法への招待145 ○付け法の前提こんな話をうかがった。 「○付け法を実践すると、○をつけて、○になったから多くの子どもが挙手をするようになる。 ところが、別の先生がその教室に入って、○をつけなかったらどうなるのか。 今度は手を挙げなくなる現象が見られる」という。 この教室は、常に正解だけを相手に授業してきたからだと分析する。 ○付け法の精神は、部分肯定にある。プロセスを見ていくことにある。 だとすると、多くの子どもが途中で困っていて、○がつけられない場合も授業ではある。 だから、こんなときは、困ったことについての話し合いが必要である。 正解主義だけの授業をしていると、不正解の子どもはフリーズしてししまう。 ○付け法の前提として、子どもの学びのプロセス、それは正解でも不正解でも引き受けるという風土が不可欠である。 ○付け法への招待144 まんがで見る子どもがノートを教師のほうにもってこさせる教卓タイプ。 教師が子どもの机の間に入る机間指導タイプ。 どちらが優位であるかをまんがで表しました。 教卓タイプでは、できない子どもはノートをもってこれません。まずは、この子ども 達を救うのが教師なのに・・・。 ○付け法へ招待143 できていたらどうするのか本当にできていたら、問題解決のこつをごくごく簡単に扱うとよい。 せいぜい5分間でよい。 これをだらだらと15分間説明をするから子どもは退屈してしまう。 発表して話し合わせるとしたら、発表の場面で教師から「あっ」といわせる切り込みの発問を用意しておきたい。 そうでなければ、次の問題に移行したほうが、授業がだれなくてよい。 ○付け法へ招待142 できていないときはどうするのか 3前回の○付け法へ招待141では、下線を引く短所指摘法では、正答にたどりつく子どももいけばそうでない子どももいる。 どこまでが合ってして、どこからが間違っているかを合っている部分を指摘する方法が志水式である。 その上で、具体的な助言をすることである。 これがなければ、子どもはただじっと待つだけとなる。 ○付け法へ招待141 できていないときはどうするのか 2「間違っているところに下線を引く」と10人中7人の方が答えました。 これを短所指摘法といいます。 本当に、これで直るでしょうか。皆さんに考えてほしい。 ○付け法へ招待140 できていないときはどうするのか上のような場面のとき、教師は「×」をうった。 テストのときはこのように×をよくうつことがある。 間違っているから。 ○はうてないから。 でも、待ってほしい。 テストの採点と机間指導とは異なる。 この違いが分からないと志水式の○付け法はできない。 「×」をもらった子どもは嬉しいか。 また、「×」をうっただけで、子どもは正しい答えにたどり着くのか。 正しいと思って「7」を書いた子どもは、お手上げとなる。 だから、教師はどうすればよいのか。 みなさんに考えてほしい。 あなたなら、どうするのか。 ○付け法へ招待139 机間指導の心構え机間指導ではどのような心構えで、子どもに対応したいか。 そこから考えたい。 その1 子どもの式と答えに○をしたい。○をするのと、○をしないのでは大違い。この違いは分かりますか。 その2 声かけをしたい。 上のフリップは、正答の場合は、「いいね」「合っているよ」「グッド」「○だよ」と言って声をかけて○をしたものである。 元気に力強く声をかけたい。すると、子どもは自信にみなぎる。 ところが、多くの○付け法もどきの机間指導をみるが、この声かけがまずはできていない。つぎに、声かけをしたとしても小さな小さな声である。 これでは、子どもは元気がでないし、自信ももたない。 もう少し大きな声をだしたい。 馬鹿でかい声ではいけない。 「ちょうどええ」のは、少し周りに届くような声の大きさである。 また、全員に○つけが終わったときに、子どもたちが自信をもってにこにこしてしる顔になっていることである。 ○付け法へ招待138はこちら http://www.schoolweb.ne.jp/weblog/index.php?id=... |
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