最新更新日:2024/09/25 | |
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マイナスの世界からプラスの世界へ同じことを話すのにも、否定から始まって肯定のことを話す人がいる。 例えば「研究授業は大変だよね。いやだよね。でも、勉強になるから頑張ろう」という言い方。 これに対して、「勉強になるから、研究授業をしよう」という言い方。 この言い方には、否定文はない。肯定のみである。 前者は、あたかも共感しているようだが、「大変だ」「いやだ」という思いが刷り込まれる。だから、好ましくはない。 では、こんな言い方はどうか。 「研究授業は新しいことを考えることができるからわくわくするよね。だから、頑張ろう」 前向きな言い方である。この言い方をするためには、そのことのよさを見つけて強調するとできるようになる。 [志水廣の公式ホームページ] 数学の解き方と人間力算数・数学の授業では、自力解決と適用解決の2種類がある。 どちらがよいかと言うと、自力解決を子どもにさせるのが望ましい。 適用解決は解決の仕方を教わってから解決するから、自ら解決した力にはならない。 こんなことを考えていると、人にも自力解決タイプと適用解決タイプとがあることに気づいた。 自力解決タイプの人は挑戦的ではあって失敗もよくする。でも、最後は成功する。 適用解決タイプの人は、失敗をしない。前例にならうから、成功は保証されている。 人それぞれタイプがある。 危機の時に強いのは、自力解決タイプである。 平常時には、適用解決タイプである。 どちらのよさも生かしたらいいのかな。 [志水廣の公式ホームページ] 勉強好き伸びる人は、勉強好きである。 勉強好きを具体的に言うと、 本から学ぶ、人から学ぶ、自分の反省のもとに学ぶ、ということが考えられる。 本から学ぶことを具体的に言えば、 1.本代に毎月1万円はかけていること。 2.雑誌の定期購読をしていること。 3.本を読むスピードが速いこと。 である。 こういう基盤なしに伸びたいというのは、ちょっとね・・・。 どんどん本を読んで、頭へ貯金しよう。 貯金の量を増やすと、頭力が増えてくる。 [志水廣の公式ホームページ] 考えの連鎖子どもに考えを発表させると、それが契機となって、次の考えが生まれる。 教師が説明すると、子どもが黙る。すると、次の考えが出ない。 もちろん、どちらか一方だけで授業が成立するわけではない。 バランスが大事。 その上で、発表させたい。 [志水廣の公式ホームページ] 声かけの影響小方小学校で模擬授業をした。 L字型の面積である。 教材研究をしてから模擬授業した。 自力解決の場面で、○×(まるばつ)法をあえてやった。 「だめだなあ」「考えるの」「そこがちがう」「わからんのか」 と声かけた。 会場の人たちはびっくり。 生徒役の人たちもびっくり。 感想を求めると、当然、×の子どもはいやだった。悲しかったという反応である。 だから、○×法は良くない。 この話の続きがある。 懇親会の席で、オブザーバー役の人が気づいたという。 「周りの子どもの気持ちがわかったという。あの子が×と言われている。私も×なのかな。不安だな。どうしよう??○×法は、○の子どもたちにも悪影響だという。」 その通りである。 いつ自分が×になるかもしれない。 その不安、心配、・・・恐怖観念が植え付けられていく。 これでは算数の授業は苦痛になるのも当たり前である。 重ねて言うが、だから○×法は良くない。 やはり、○だけ法であり、そのためには部分肯定をすることが大切である。 [志水廣の公式ホームページ] 類題をやること小学校算数と中学校数学の授業の違い。 それは、類題の量である。 小学校は一つの問題を丁寧にやる。 とても親切に詳しく解説する。 ところが、テストになるとできない。 「おかしいなあ」と不思議がる。 これは、類題をする概念が小学校の教師にあまりない。 理解したかどうかは、やってみて初めてわかる。 類題はその評価になる。子どもにとっての自己評価でもあり、教師の反省を促す評価でもある。 中学校は類題は必ずやる。 必ず類題をしてみてほしい。 その有力な方法として適用問題定着法がある。 これはいいですよ。 [志水廣の公式ホームページ] パワースポットパワースポットが人気である。 いわゆる「気」のいい場所である。 まあ、そういう場所に行くのもいいけれど、 本当のパワースポットはもっと身近なところにある。 それは、どこかというと、人の集まるところである。 特にパワーのある人の集まるところである。 人が人に一番影響を与える。 だから、その人がいるところがパワースポットである。 ちみなみに、私の研究室はパワースポットだと思っている。 また、授業をするところ、講演をするところ、 それらはみんなパワースポットである。 なぜかというと、講演の後に、みなさん「元気になりました」という。 ありがたいことである。 私もみなさんの笑顔を見て元気になる。 みなさん、お互いにパワースポットになろう。 すると、お互いに元気になるよね。 [志水廣の公式ホームページ] あこがれの先へ教育は、教師へのあこがれから始まる。 子どもが教師への「あのようになりたい」と思う。 だから、子どもは教師から学ぼうとする。 それに応えるには、教師は勉強好きでないといけない。 あこがれの対象の教師が大きな「知」と「心」をもってこそ、子どもはああなりたいと思うからである。 次に、それが学級王国であってはならない。 それだと、子どもは教師を超えることはできない。 つまり、あこがれだけではいけないのであって、 あこがれの先へと子どもに歩んでほしい。 教師よりもより賢い子どもに育てることが本来の教育の役割である。 教師の言うことを聞けばよいという態度では、子どもは教 師を超えることができない。 説明型授業というのは、目先の指導にはよいかもしれないが、 本質的にはレベルは低い。 子どもに自ら考え学ばせるために、問題解決型の授業を創造することである。 [志水廣の公式ホームページ] 技能は練習すれば伸びる。技能は練習すれば伸びる。 例えば、計算は決まり切った手順を繰り返して答えをだす。 だから、この手順の練習をすれば確実に速くなる。 技能が伸びるのは子どもだけではない。教師も伸びる。 ○付け法も技能である。 ○付け法は、 1.スピード 2.正確さ 3.実態把握 4.声かけ の4つの手順がある。 これらは、きちんと教材研究したあとに、回る練習をすれば伸びる。 教師自身は練習を好まない。だから伸びない。 なぜ練習を好まないかというと、頭でっかちだからである。 優秀な頭を持っている。だから、頭の方が体よりも優位である。 一回机間指導するのに3分間、三回やれば9分間。これだけの練習をやれば大丈夫である。 実際に回る練習をすれば一番良いのだが、それが難しいときには、声かけだけでも練習は可能である。通勤のときにやればできる。 [志水廣の公式ホームページ] その場で記憶し対話できる力先日、デンソーの方が研究室を訪問された。 その際、日本人と外国人との違いについて述べられた。 外国人のディベート能力は高い。 これは有名である。 その根底にあるのは、「議論している場で、議論の内容を理解し記憶し、その場で議論できる力」だという。 例えば、30分間の話を聞いたら、その場でメモも取らずに記憶できることだという。 これは、言い換えると理解をともなった復唱能力である。 じっくりと後で考えるなどという悠長なことは言っていられないという。 平たく言えば、飲み込みが早いということである。 定期テストはその意味では少し悠長な世界である。 授業の最後での再現能力を問うような質問なりテストをする方がよい。 以前から私は即時強化ということを言っているが、そのことにも通じる。 適用問題定着法はまさにその方法である。 人の能力は開発できると伸びるものである。 授業中に記憶させることを意識させた授業をしてほしい。 [志水廣の公式ホームページ] 「たまたま」から「またまた」へ子どもはどんな思いで学校に来ているのだろうか。 今日一日をわくわくどきどきして学んだのならば、 明日も、また会いたいな。 あさっても、「またまた」会いたいな。 と思う。 プロの教師は、子どもにこの「またまたまたまた・・・」会いたいなの連続を仕組む教師である。「たまたま」思ったのでは話にならない。 何をすればあの子が喜ぶのか、あの子達が喜ぶのか、これを考えているのが楽しい。 教師も「また」楽しい。「またまた」楽しいの連続でありたい。 [志水廣の公式ホームページ] 福岡県新宮東小学校での授業感想 大羽レポート11月11日に、福岡県新宮東小学校で研究発表会があり、志水も示範授業をした。 その様子を大羽沢子先生がレポートをして送ってくださった。 授業改善の参考にしてほしい。 「志水廣先生 示範授業を見るポイント ○ 志水廣先生は、全国のいろいろな学校を回りながら「どの子もできる・わかる授業作り」の示範授業を行っておられます。 志水先生の授業の特徴は、まず「ほめてのばす」が基本姿勢です。その上で、 1. 課題をしっかりつかませるための対応 2. どの子にも考えさせる場作り ・・・・・ このあとは、右の配布物をご覧ください。 [志水廣の公式ホームページ] ドラマいろいろなドラマがある。 人生のドラマ。 職場のドラマ。 教室のドラマ。 家庭のドラマ。 楽しいこと、苦しいこと、嬉しいこと、悲しいこと。 どれも大切なドラマのひとこま。 すべて入って一つのドラマ。 [志水廣の公式ホームページ] できる人できる人に、仕事が集まる。 仕事が来ないのは・・・人だから。 世の中、単純なの。 一歩ずつこみなしていけばできる人になる。 [志水廣の公式ホームページ] 子どもの気持ちを読みとろう志水の授業は、はなばなしい授業ではない。 でも、どの子も「わかる」「できる」授業である。 どの子も喜ぶ授業である。 これをみなさんにわかってほしいのです。 研究公開授業となると、どうして、華々しさをつくろうとするのだろうか。 子どもの気持ちと教師の見栄とどちらが大事なんだろうか。 もしかしたら華々しさは参加者に見える。でも、子どもの喜びや悲しみの想いはなかなか見えない。 想いを読みとるようにしたい。 [志水廣の公式ホームページ] おまけの人生現在、雑誌にはバッグなどおまけがついている。おまけと言っても馬鹿にできない 。おしゃれで機能性に優れ物。 本体とおまけの価値が逆転している。 人生もある程度生きてきたら、我を捨てて、 おまけだと思って生きたらどうか。 すると、なかなかこじゃれた人生になる。 [志水廣の公式ホームページ] 縮むと広げる上のホットサンドの食パンについて5月頃紹介した。 たて、横の長さを1cm短くすると、元の形の面積より何%縮まるのか? これは20%縮まった。 たったの1cmなのに、20%も縮まる。 では、今度は、たて、横の長さを1cm広げることを考えてみよう。 何%広がるのか? これも20%である。 さて、今は面積という二次元の世界であった。三次元ではどうなるのか。 四次元では。五次元ではと考えていくと・・面白い。 [志水廣の公式ホームページ] 小手先だけでは○付け法のテクニックだけに関心があるのは、当面の授業力は伸びる。 しかし、やがて頭打ちとなる。 ○付け法の精神は何か。 どんな子どもにも「わかってほしい」「できるようになってほしい」という切なる願いである。 この願いを絶えずもって日々改善を積み重ねていく精神エネルギーこそが授業力の源となる。 言い換えると、人間性の向上なくては、授業はうまくならない。 別に、それは苦しいことではない。むしろ楽しいことである。 明日は、どんな手で子どもを喜ばせようかという気持ちである。 今晩寝るときに、子ども達の顔を思い浮かべて、喜ばせることを考えてみよう。 これをゲーム感覚でやると、楽しくなる。 楽しんで人間性を向上させてほしい。 [志水廣の公式ホームページ] 悪口は言わないこと人のことを悪口言う人は、その人に伝わらないと思って言っている。 それが大間違いで、結局伝わる。 なぜ、悪口を言ってはいけないか。 1.それは、悪いところというのは、ツキのないところである。 そこを指摘すると、ツキのないところとつきあうことになるから、本人は自分とは関係ないと思っているが、ツキは落ちる。 2.また、脳は、人への悪口を自分自身への悪口だと勘違いしてしまう。 だから、自分の脳へのダメージもある。 3.さらに、本人に悪口は伝わるから、その人からは嫌われることになる。敵が一人増えることになる。いや一人だけではない、自然と周りの人も離れていくからである。 敵の多い人は、どんなに偉くなろうと、人生の成功者ではない。 よって、悪口は言わないようにしよう。 [志水廣の公式ホームページ] ほどよい自慢ほどよい自慢は、人に元気を与える。 希望を与える。 [志水廣の公式ホームページ] |
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