最新更新日:2024/09/18 | |
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ふとしたふとした直感で、これまでとは異なる指示を出すことがある。 これが案外、正解のことがある。 この直感がきたことに感謝。 山形県小国町立叶水小中学校訪問各学年、児童生徒数は1名から4名の授業を各先生方はとてもよく頑張っていた。 さて、佐藤昌宏校長先生は、校長室で1枚の紙を見せてくださった。 それは志水語録であった。(右の配布物に掲載) http://www.schoolweb.ne.jp/weblog/files/2370003... 昨年度に訪問したときに話した言葉である。確かにこういう発言をした。それが、すうっとでてきた。 昨年度も、講話の際に、私の発言について職員の皆さんに紹介されていた。 きっと、佐藤先生は、毎日が勉強の世界だと思った。 びっくりするとともに、おもてなしの心を感じた。 吸収力たくさんの授業診断を行ってきた。 その中で感じることは、素直に取り入れる人と、そうではない人がいることである。 授業を見た事実でこちらが語るわけであるから、双方にコミュニケーションをとりながら改善ポイントを指摘する。 この際、吸収力と反発力では大きなちがいが出るということである。 仮に吸収力を+5とすると、反発力は−10はある。いやもっと大きいかもしれない。 そうすると、+5と−10の差は、15となる。この差が今後、どんどん開いていく。 ただし、これまでの経験からは吸収しようとする意志のある人の方が多かった。 反発力の人は10%くらいかな。 私はこの人にも何か手を差し伸べたいなと思っている。 授業を見せてくれただけでも大きな前進であるし、その前進を生かしたいと思うから、この話を書いた。 1つ山を越えた本日、単行本の原稿を全て提出した。 ほっと一息。 構想から1年。実際に執筆を開始して3ヶ月。 時間の隙間をねらって執筆。 ようやく完成。 オリジナリティを出せた。 書店に並ぶまで3ヶ月。 楽しみである。 書名は、・・・。 1つの壁を倒すと職員集団にしても、学級集団にしても、 経営にはいろいろな壁が立ちはだかる。 全ての構成人員を一度に倒そうとするからとてもかなわない。 でも、一人だけに焦点を絞ると、可能である。 一人を倒せば、次の一人は前の人より少ないエネルギーで倒せる。 なぜなら、前の一人はリーダーの味方になっているから。 予定では1年間かかるのが半年に短くなるかもしれない。 それが人間社会の面白い所で複雑系になっている。 「そうだね」「そうだよね」と相づちうつと、その後の授業はどうなると思いますか。 教師が、納得したので、説明を続けるのです。つまり、しゃべり続けるのです。 子どもを見ていないのです。 「そうだね」と相づちでよいことです。 問題は、教師の納得だけではなくて、子どもを納得させることが大切なのです。 授業空間一番後ろの人から指名していくと、一つの授業空間ができあがる。 自分でやるこのことを覚悟すれば、何も怖くない。 生きる力とは、自分でやる力のことである。 そのために、自分で考え、実行していく力を磨いていくことである。 教師の答えだけを求めさせるような教育では、自分で考えない子どもが育つ。 試行錯誤してその中から1%の成功を実現するような力を育むこと。 これがこれからの教育である。 確認分かったかどうかの「確認」をしなければ、 分かったとは言えない。 中学校6年目の教師。中学校では2年目。M先生。 とても穏やかな授業をしていた。生徒の食いつき度がちがう。 どんな願いで授業をしてるかを尋ねてみた。 「1.一人1回は〇(丸)をつけてあげたい。 2.子どもを黒板の前で説明させたい。 3.全員の子どもが分かったと言えるような授業にしたい。」 だから、生徒は頑張るんだと思った。 高千穂高千穂に来ています。 今日は、宮崎県上野小学校で「円の面積」の示範授業をします。 明日は、延岡市で宮崎県数学教育会主催の県大会の講演を務めます。 楽しみです。 鷲尾操子さんの新刊本タイトルは「出愛いの記」です。 副題に「学級崩壊時の子どもの心」です。 授業力アップわくわくセミナーでお披露目しました。 この本は、鷲尾さんが小学校教諭時代に経験した知恵がたくさん詰まっております。 特に、鷲尾さん自身が経験した学級崩壊をどうやって乗り越えたかを報告しております。 私も序文を書かせていいだきました。とにかく内容が面白くて役に立ちます。 お読みいただければ幸いです。 書名 「出愛いの記」〜学級崩壊時の子どもの心〜 著者 序 志水 廣、本文 鷲尾操子 B6版 全130頁 (学級新聞折り込み) 定価 1000円+税 編集 授業力アップわくわくクラブ 販売は、愛知教育大学生協書籍部 TEL:0566−36−5184 FAX:0566−36−5465 ps びっくらポン 公開セミナーで40部販売しましたが、全て売り切れました。鷲尾先生の軽妙な話にうなずきが多くあったからだと思います。 目次↓ http://www.schoolweb.ne.jp/weblog/files/2370003... 10年時勤めて10年したとき、ふと感じる。 誰も教えてくれないことを。 だから、自分から求めていくことが不可欠である。 中学校1年 文字式の導入で2つのしかけ授業が盛り上がる場面である。 上の写真は、机の台数が30台のときはどうなるのかという問いと、その答えを実際の図で確かめた場面であった。50分間の授業のうち、43分目くらいである。 巻物風ででてきた机の図のまわりにあるイスの数を真剣に注目して数えていた。 答えが64こあったとき拍手がおきた。 実は、この授業では、後半部分で、もう一つのしかけがあった。それが下の写真である。 机が1台、5台、8台をやった後、3台目だけ示して、その後の式を考えさせたことである。ここが生徒にとっての自力解決であったる。ここもかなりの生徒が主体的に解いていた。 3台だけを見せてその他を考えさせたところに意義があった。 小数÷小数 二つ目のしかけでアクティブラーニング5年 小数÷小数の筆算の教材で、筆算の仕方を理解して習熟したら、上のフリップの問題をやらせてみてはどうか。 小数点の位置によって、10倍、100倍、1000倍するのかどうかを判断することが求められる。 原問題の答えは3.1である。 つまり、31の変形となる。 計算の式の組み合わせをかんがえさせて、解かせるようにしたい。 参考 2つの「しかけ」でうまくいく!算数授業のアクティブラーニング (明治図書) http://www.meijitosho.co.jp/search/?author=%8Eu... 男子と女子ある会でうかがった話。 部活指導で男子と女子のちがいがあるという。 男子 実力の勝負で決まっている。自分勝手に練習をはじめる。 正しい練習方法を教えると、自分がやりたいだけ練習する。 だから、伸びていく。 女子 鍛えることは好まれる。 その際、指導者は、カリスマになるか、嫌われるかのどちらかである。 やるべきことは叱ってほしい。 男性の指導者は、めりはりをしっかりすること。スイッチのON、OFFが明確であること。 女子は「楽」な方を選ぶ。 だから、常に、即時評価で認めて育ことが大事である。 ほめて、認めて、ほんの少しだけ条件を指示、お願いする。 ひょいと訪問者昨日(金曜日)、講義の後、午後少しゆっくりしていたら突然の訪問者のH指導主事。 木曜日にもお会いしたのにもかかわらず、大学に用事で来たからと、研究室を訪れた。 おかげで、教材研究や授業づくり、また彼の市の教務主任会についての作戦も詰めることができた。 求心力運の良い人は、求心力がある。強力な電磁石である。だから、スイッチがオンになると、人、事、もの、情報を集めてくる。 磁力のうずの輪のなかで巻き込んでいく。しかも、不必要なものは集めない。集まるのは質の良い情報である。 そして、さらに、それらを結合して新しいことを成し遂げていく。 すごい人がいるものである。 2つのボックス問題提示の工夫です。アクティブラーニングで言えば、課題設定の工夫です。 一番上の写真は、6年の教科書のおさらいの練習問題です。 この練習問題は、たしてもひいても同じ答えになる分数の組についてです。 教科書では、単にきまりを与えて調べさせることをしています。 ところが、知立西小学校の先生の授業は、アイデアがあるのです。ブラックボックスとイエローボックスを用意していました。 これを私なりに工夫すると以下のようになる。 案1 ブラックボックスに2つの分数を入れるとある分数がでてきます。 また、イエローボックスに同じ2つの分数を入れるとまた同じ分数がてできます。 2つのボックスは、何かの計算をしています。 この2つのボックスはどんな計算をしているのでしょうか。 案2 ブラックボックスとイエローボックスは異なる計算をしています。 1/2と1/3をブラックボックスにいれてみる。すると、1/6がでる。 今度は、1/2と1/3をイエローボックスにいれてみる。すると、また、1/6がでる。 そこで、「あれ?」が生まれて、計算を解明していく。 「めあて」の評価はいかにゴールが決まると、その前が見えてくる。 授業では「めあて」と「まとめ」が大切だと言われる。 めあてはゴールである。 では、まとめは本時で分かったことである。 しかし、まとめをしていても、ゴールを達成したかどうかは分からない。 何が「できる」ようになったのか。 行動目標で考える必要がある。 次に、行動目標の評価が必要である。 だから、具体的な問題ができたかどうかで評価することが大切なのである。 |
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