最新更新日:2010/06/11 | |
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書画カメラによるプレゼンテーション
今回の5年生の交流キャンプでは、書画カメラの良さをあらためて認識することがよくありました。
普段、授業の中で使うときは資料を見せたり、算数の作図の指導の時に使ったりと私が使うことが多いです。しかし、今回子どもたちのプレゼンテーションの場で、書画カメラを使うことでそれがどの子にとってもよいものになったように思います。 学習をしたことをまとめて、それをみんなの前で発表する時、よく使われる方法は模造紙や画用紙にまとめる方法です。しかし四つ切り画用紙は大きさの面で模造紙より入る情報が少なくなりついつい小さな字で書いてしまい結果的に見にくいものになりがちです。模造紙はその点で大きいので使い方によってはわかりやすくまとめることが出来ます。けれども子どもによっては模造紙という大きな場所を使いあぐねる子どももいるのではないでしょうか。空間をうまく使えないという言い方でもいいかもしれません。また、模造紙を使う多くの場合、まず鉛筆で下書きをしてそのあとでマジックで清書するので時間がかかります。今回はB4の紙にまとめました。B4の大きさですのでどの子どももあまり抵抗なく作業にかかり、短時間で作業を終えました。 さて、いざ発表の段階になったとき、仮に模造紙であったならば一度にすべてが見えるため、なかなか子ども自身が注目して欲しいところや、教師が注目して欲しいところを聞いている人に「そこだけ取り出して注目してもらう」ということはできません。そうなると聞いている子どもたちの中には興味がそれる子どもが出てきます。 けれども書画カメラを使った場合は「注目して欲しいところ」「注目させたいところ」が大きくなるのでより「注目してもらいやすく」なります。また、画面が大きく変わるので注意がそれやすい子どもの注意をスクリーンに引きつけることが出来ます。書画カメラは「見せたいものをよく見せる」という利点もありますが「見せなくてもいいもの(今必要でない情報)を見せない」という利点があることに今回気づきました。 また、子どもたちの中には、話を聞きながらとったメモを上手に活用してまとめたりマジックを使って要領よくまとめている子どももいれば,メモをそのままうつすだけで「まとめ」という形にするのに苦心している子どももいました。その子どもたちは、発表の段階でついつい尻込みしてしまいがちです。けれども自信の無い子どものまとめの中で「光っているところ」をこちらが見つけて取り上げ、そこを大きくうつすことで、その子どもたちも自信を持つことができたように思います。そんな取り上げ方を繰り返していくと一人ひとりの子どもが自信を持って自分の意見をいうことができるようになるでしょう。また、一人ひとりのよさを子ども同士認めることもふえると思います。 ところで今回、水生生物を拡大して見たのですが、それを見た子どもたちから「かっこいい!」という声が上がりました。小さな小さな生き物ですが形はとても不思議。SF映画に出てくる地球外生物のようだと思ったのは私だけでしょうか・・。 5年生交流キャンプ 二日目
二日目の前に一日目のことをもう少し。
夕飯のため食堂に子どもたちが集まった時のこと。いかついおまわりさん二人が突然登場。一人のおまわりさんが「子どもたちがたくさん集まっていると聞いて来ました。」とススキを手にニコニコしておられる。 で、そのススキの葉を上手に切ったり折ったりされながらあっと言う間に器用にキリギリスを作られた。その間「お父さんにお酒を飲んではいけないって言っといて。あっ、飲んでもいいけど飲んだら車運転したらあかんのや。」とかなんとか言いながら。子どもたちは突然のおまわりさん登場に、はじめは呆気にとられた様子だったものの、すぐにおまわりさんの手から生まれる本物そっくりのキリギリスに目を奪われていました。わざわざ来て下さってありがとうございました! (二日目)夜は思ったよりも早く寝てしまった子どもたち。 朝は、とにかく早い、早い!鳥と共に、セミと共に起き出した感じ。四時半頃からなんとなく騒がしい。 五時半。「先生、もう服を着替えていいですか?」と子どもがやってきた。「いいけどまだ朝、はや〜〜いよ。」と寝ぼけ声で言うと「もうみんな起きています。」 「・・・えっ??」というわけで様子を見に行くともう布団も片付けて、荷物の整理をしている子どもたち。ついでに男子の部屋をのぞくと元気にトランプをしている。 まだ五時半なんだけど・・。 というわけで二日目はずいぶん一日が早く始まりました(>_<)(ちなみに起床予定は6時40分) ラジオ体操をして朝食。 朝食後は前日の水生生物についてまとめたことを一人ずつプレゼンテーション。順番ではありません。教師が指名をするのではありません。「やりたい人は挙手」という方式。少し勇気がいります。でも、15人の子どもたちの聞く態度は素晴らしかったです。私語もなく、発表後にその発表について意見を言ってあげる。きちんと聞いてもらえるからこそ勇気を出して発表することができるのだと思いました。 9時半すぎに今度は太郎生のそば道場にむけてバスに乗り込みました。そば打ち体験をします。今度は3人ずつの班に分かれての活動です。道場のご主人に粉のコネ方を教わりながら3人で協力して行います。子どもたちうまい、うまい。手際よく作業を続けます。 大きな包丁で切る作業もばっちりで、3人で交代しながらどの班も上手に作っています。 出来上がりも上々。奥さんに作っていただいたおいしいおにぎりと自分たちで打ったおそばのおいしい昼食になりました。 さて、いよいよお別れの時。 子どもたちはバスに向かって手を振ります。バスに乗っている子どもたちも手を振ります。愛称を呼びながら「○○〜〜バイバイ〜〜」。 来年度に控える統合。うまく馴染めるだろうかとついつい大人は心配してしまいます。けれどもこの二日間を見ていて子どもたちの「仲良くなる力」に驚きました。美杉小の5年生も太郎生小の5年生も素直で気のいい子どもたち。来年の新六年生はきっといい集団になるとこの二日間の子どもたちの笑顔を見ながら強く思いました。 5年生交流キャンプ
夏休みに入ってすぐ実施された5年生交流キャンプ。
もうすでにたくさんの写真によってその様子はわかっていただいたと思います。 で、その補足などを少し・・・ (1日目) 午後「美杉ビレッジ」に集合。中学校の木造校舎をそのまま使った施設です。子どもたちの部屋も教室。長い木の廊下、木の黒板。趣があります。 予定としては簡単なゲームのあと、水着に着替えて近くの雲出川で生き物の観察と採取の予定でしたが朝からの雨で水量も増えており中止。 研修室で講師の先生のお話をきくことになりました。詳細については他の記事と重複するので書きませんが、書画カメラ大活躍でした。 お風呂は「ホテル アネックス」のお風呂を借りました。 地下一階にある大浴場。エレベーターで下に降りたのですが、なんと帰ってすぐにおうちの人に伝えた感想が「エレベーターに電気がいっぱいついててキラッキラ!やった」という子どももいたそうです。(^_^) そして宿に戻って晩ご飯。唐揚げやら、ミートボールやら子どもたちの大好きなメニューが並ぶバイキング形式でした。子どもたち、おなかいっぱいになったようです。 さて、子どもたちは全部で15人。 そしてキャンドルサービス。今回はキャンプリーダーの方に久居から来ていただきました。この男性がとてもこどもたちの心をリラックスさせるのがお上手でした。ちょっと厳粛なセレモニーのあとのゲーム。実はそれまでなんとなくちょっと堅いムードがなきにしもあらずだったのですが、ここですっかりほぐれた感じ。子どもらしい笑顔大爆発でした。キャンドルサービスのあとに外に作った火文字を見に出ました。「友」という字。 一人ひとりがキャンドルを持ち、「友」と書かれた火文字が浮かび上がる様子を15人の子どもたちがじっと見つめていました。おしゃべりが聞こえないことにびっくりでした。それぞれの胸の内はいかばかりだったのか・・? さて、ここで一日の活動を終えて就寝のはずでしたが「肝試し」をすることになりました。古い木造校舎・・廊下を歩くだけでギシギシひびく。後ろは真っ暗な裏山・・「肝試し」をするのにこれ以上のシチュエーションはありません。 子どもたちは二人一組になって2階からスタートして1階の廊下を通って反対側の階段からあがって2階の廊下を通って帰ってきます。 はじめに薄暗い部屋で迫力満点の先生の恐ろしげなルール説明を受けたあとでスタート。 もうすでにスタート地点で涙目の子どももいたりしますが、全員無事に戻ってきました。 ちなみにこの肝試しの大事なルールは二人で手をつないで、その手を放さないこと。 しっかりとみんな手を握りあって帰ってきました。はじめはドキドキな様子だったけど終わって見ればまたまた笑顔大爆発でした。 そして、夜・・・。 そばうち・2
のばすのも、切るのも、むずかしいです。
でも、多少太くても、手打ちそばのできあがり。 そば打ち・1
太郎生の「清貧庵」というそば道場でそば打ち体験をしました。
発表・2
書いた文字を見ながらの発表は分かりやすいです。
文字があると、聞き手は内容の理解がしやすいのです。言葉だけなら聞き落とすことも、文字があると目で確認できます。 子どもたちの発表後、大人がコメントを入れました。特に、よかったところを。子どもたちが気づかいことをコメントすることで、まとめる手法が身につけばいいと思っています。 そんなとき、子どもたちが書いたまとめの中の一部をクローズアップして投影します。こうすると、さらに焦点化できます。「伝える側」も、「聞く側」も、双方にとってメリットが大きいのです。 発表・1
5年生交流の二日目は前日のまとめを発表します。一人ひとりがまとめたものを全員が発表します。
実物投影機とプロジェクタを学校から持って行きました。それを使ってのプレゼンテーションです。 5年生交流・11
上の写真は、この交流キャンプを象徴する文字「友」です。
見えますか。 5年生交流・10
キャンドルサービスです。
ストロボをあえて発光しないで撮りました。雰囲気が出ていますか。 5年生交流・9
ゲームの様子です。
5年生交流・8
ゲームは大いに盛り上がりました。汗をかくほど動きました。涙はないけど、笑いがいっぱい。
5年生交流・7
天候が悪かったため、野外でのキャンプファイアはできません。そこで、講堂でのキャンドルサービスとなりました。とてもいい雰囲気でした。リーダーの山野さんが楽しく進めてくれました。
5年生交流・6
夕食は子どもたちが喜ぶ献立のバイキング。
食事の準備をしていただけるのでありがたいです。 5年生交流・4
お風呂はアネックスの観月野天風呂を使いました。立派なお風呂です。
写真は、お風呂上がりの子どもたち。私の好きなカットです。宿泊行事では欠かすことが出来ません。 5年生交流・3
拡大してみると、肉眼では見えない部分を見ることが出来ます。
例えば、上の写真。下に突き出ているのは顔と触覚です。実際の大きさは2mmから程度です。でも、このように拡大すると、顔の動きがよく分かります。講師がそういった特徴を詳しく分かりやすく説明してくれました。 真ん中はカゲロウです。この写真では分かりませんが、エラの動きは拡大して写すととてもよく分かりました。 本物を目の当たりにしながら。それを拡大して投影することのメリットはとても大きいです。実物がありますから、その大きさなどを直接見ることが出来ます。そして細かいところの観察は、拡大投影機を使うという、使い分けができます。 5年生交流・2
最初の予定では川に行って、水生生物を探すことになっていました。タモなどの道具も持ち込んでいました。でも、雨のため水位があがっているので、川での生物探しは断念しましした。残念。
その代わりに講師の小川先生が川に行って、生物を捕ってきてくれました。図鑑で見るのとは違って、「本物」はさすがに子どもの目を引きつけます。小さい生き物をのぞきこんでいます。 後半はシャーレに入れた生物を、拡大投影機を使って見ました。これなら細かいところの観察がしやすいです。 5年生交流・1
7月21日から1泊2日で、町内の5年生が交流会を行いました。場所は「美杉ビレッkジ」です。
上の2枚は開会式です。このときだけ、太郎生小と美杉小に分かれて並んでいますが、この後はずっと2校の混成班でした。できるだけ2校の子どもたちが話をする機会を多くするようにしました。 下は、水生生物の学習をしているところ。こんな教室、なつかしいですよね。 映画鑑賞会
7月16日、終業式の前日です。
映画会をしました。文化庁の補助事業です。タイトルは「河童のクゥと夏休み」です。ちょうどタイムリーです。 お礼の手紙
答志島でお世話になった皆さんに、お礼の手紙を送ります。子どもたちが書いた手紙のほか、学級通信や学校便りも一緒に。
湯上がり(1日目)・3
食事はこの後。
このような写真を見ていただくと、きっと保護者の皆さんは安心されると思います。 |
津市立太郎生小学校
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