最新更新日:2010/06/11
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閉校までの仕事日記(3月11日)

 今日は出張はなし。ありがたい。
 2日前に依頼を受けた「卒業文集用の原稿」を書く。今頃?と思われるかもしれない。確かに、今頃書いている。担任からは「PTA新聞用の原稿をそのまま卒業文集に使ってもいいですか」とのことだったが、私はそうしないで、新たに書き起こした。
 私が校長になってからは2回目の卒業式を迎えることになる。昨年度もそうであったが、今年の卒業生についても思い出はたくさんある。卒業生の7人がまだ太郎生小学校の1年生だったとき、私の隣の教室で2・3年生の複式学級を担当していた。太郎生小学校にとっては初めての複式だった。体育は1年から3年で行うこともあり、年間を通してリレーをしていた。3学年で百人一首をしたこともあった。

 そして、今、卒業証書を渡すことになった。135年の最後の卒業生として。
 お祝いの言葉として、次のようなことを書いた。
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 七人の皆さんは単に「太郎生小学校の最後の卒業生」というだけではなく、素晴らしい太郎生小学校のDNAを持って卒業するということを誇りに思ってください。しっかり話を聴ける、集中して勉強できる、心を一つにした合唱など、どれも太郎生小学校が伝統として先輩から引き継いできたことです。七人の皆さんも努力した結果、太郎生小学校のDNAを体の中隅々にしみこませて卒業していくのです。
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 「太郎生小学校のDNA」などという、おおげさな言い方を恥ずかしげもなく使ってしまった。しかし、私は太郎生小学校を預かる職責にあるものとして、自信を持って太郎生小学校のDNAという言葉を使っている。子どもたちの話を聞く態度や物事に取り組む集中力は際だって素晴らしい。それは授業風景や卒業式などの練習の様子をみれば誰もが納得できることであろう。
 そのDNAは天性のものではない。太郎生小学校の職員が「当たり前のことを当然のように指導してきたこと」とそれをまっすぐな心と目で受け止めてきた子どもたちがいたからだ。さらに、小学校の指導を信頼し、子どもを励ましてくれた保護者の力も大きい。
 先輩たちの態度を見てきた子どもたちは、「自然と」当たり前のことを当たり前のように学んでいった。これが私が思うところの太郎生小学校のDNAである。
 その姿は、卒業式や閉校式でも見てもらえる。子どもたちの合唱を聴いてほしい。子どもたちが座って、大人の話を聞く態度を見てほしい。私が言うところの太郎生小学校のDNAを皆さんの目でみていただきたいと思う。

※写真の下は高校生。職員室に声をかけてから遊んでいた。ふと、運動場を見ると、トンボを使って、遊んだ後を整地している。ここにも太郎生小のDNAがあった。
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PTA他
3/15 中学生コーラス練習(午後7時。体育館で)
3/16 太郎生小PTA総会

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津市立太郎生小学校
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