最新更新日:2010/06/11
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閉校にはなりますが、4月以降もこのサイトは存続します。「過去の記事」の2009年度をクリックすると、見られます。更新するとはありません。アクセス、ありがとうございました。

太郎生小参観記

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「おはよーございますー!」 朝8時を過ぎて、忙しく開閉を繰り返す職員室の扉から飛び込んでくる子ども達の元気な挨拶で、私は「自分が今小学校にいる」と実感しました。
 私はもうすぐ冬季オリンピックが開催されるカナダのバンクーバーで、児童英語指導について勉強をしてきました。約一年ぶりに帰ってきた三重県で、私が太郎生小学校を訪問させていただくことになったきっかけは現在、太郎生小学校で教頭をされている、福井賛先生との繋がりでした。福井先生は、私の小学生時代(5、6年生の時)の恩師です。そのおかげで今回、日本の小学校という現場での英語指導について学ぶチャンスを与えていただきました。
 2月5日(金)に参観させていただいて感じたことは、もちろん英語指導の点からもたくさんあるのですが、一日を通して最も強く印象に残っていることがあります。それは、太郎生小学校の子ども達の前向きな姿です。朝のパワーアップタイムで一年生の教室を訪れた私を待ち受けていたのは、子ども達との四字熟語カルタの本気勝負でした。
 2限目に訪れた2年生の音楽の授業では、一人一人が凛と前を向き、小さな口を顔いっぱいに開いて発声をする子ども達の姿に感動を覚えました。
 どの学級を訪れても、子ども達の何をするにも一生懸命な姿がそこにありました。
 「さよーなら!」職員室の扉から、朝と変わらない子ども達の元気な姿を見送って、私の太郎生小学校での第一日目が終わったのでした。
 これから、とても短い間ではありますが、この太郎生小学校の子ども達がもっともっと英語を好きになってくれるように頑張ります。そして、授業以外でも、子ども達とのふれあいを大切にして、楽しみながら多くのことを学びたいです。

 ※カナダ仕込みの英語を子どもたちに教えてもらうことになっています。(中林)

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県外研修で学ぶ

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 太郎生小学校は全国の優れた実践を取り入れています。また、そのための努力を重ねています。
 たとえば昨年11月に行った自主的な公開研究会。3人の助言者は三重県どころか全国でも有数の方です。なぜ太郎生小にこんな方が集まるのかと聞かれたこともあるほどでした。最高の助言者をお願いしたのは太郎生小学校の教育を「井の中の蛙」にしてはならないと考えているからです。
 最近では「全校での百人一首大会」も太郎生小が目指している教育の一つです。学習ではパワーアップタイムは富山県の山室中部小学校から学んだものですし、1年生から使っている辞書引きは立命館小学校からの学びです。

 それらは教育書を通して学ぶこともありますが、県外での研修会や学校に行くことも多いです。
 職員の参加を見ると、今年度に限っては、昨年の11月には2名の職員が富山県の山室中部小学校の研究会に参加しました。今年の1月には日野市の研究会への参加もありました。
 和歌山大学附属小学校の研究会へも参加しています。このときは講師の横浜国立大学の野中先生が「太郎生小の研究も同じ方向ですね。学べることは吸収していってください」と声をかけてくれたとのことです。ありがたいです。元気が出ます。
 先週の2月5日は立命館小学校の研究会に参加しています。立命館小学校は私立で、設備や教員は全国トップクラスと言われています。研究会の参観者は八百名を超えたそうです。この学校も太郎生小のようなパワーアップ学習をしており、学ぶ点は多かったと参加した職員は興奮して話しています。
 2月6日は東京で、「授業作り」に関した研修会があり、太郎生小からは2名が参加しています。全国から70名ほどの参加があり、質の高い模擬授業が行われています。
 その同じ日、名古屋での「教師力アップセミナー」には2名の職員が参加しています。有田先生という、授業の名人の講演がありました。
 
 下の写真は富士山。上は新幹線の中から。下は都内から見えた様子。冬の午前中はこのように見えることがあるとのことでした。

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フラッシュ型教材が届く

 注文してあった「フラッシュ型教材」が今日、届きました。

 ちょうど校内研修会が予定されています。タイムリーです。一番若い柘植先生が、昼休みに1時間たらずの間に、市販されている「フラッシュ型教材」を試し、すぐに校内研修会でプレゼンをしてくました。
 算数のフラッシュ型教材です。これまではダウンロードしたテンプレートを使っていました。算数では主に数字だけのフラッシュでした。
 ところが、市販版では、動きがあります。また、点数が出るなど、ゲーム性の要素も入っています。一人ずつ練習すると便利なようにできていました。
 一斉指導に使う場合では、分数のものなどが特によいなあと思いました。手作りのフラッシュでは分数を図で示すのは難しいのですが、そのあたりが使いやすくなっています。これなら、分数の基礎を教えるのにいいなあと思いました。
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スクール55の記事から

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 スクール55というサイトに記事を書かせていただいています。全12回のうち、今回が9回目となりました。
 フラッシュ型教材についての記事です。保護者の皆さんにも、こういった指導の方法についても知っていただければと思い、太郎生小のHPでも紹介させていただいています。

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職員の参加記(百人一首大会)

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 太郎生小の伝統行事の百人一首大会に参加することが決まったのが2日前です。しかし、これまで1年生と一緒に百人一首の練習をしてきたので、子どもたちと引き分けになるくらいは札が取れるんじゃないかなと高をくくっていました。
 しかし、私の予想は大きく外れ、3連敗でした。対戦してわかったことは札を全部覚えているだけでは取れないということです。私の場合、上の句を心の中で唱えてから「さあ、取ろう」と思ったときには子どもたちにもう取られてしまっているのです。しかも得意札の場合は上の句の5文字ぐらいを聞いて、取ろうとしたのですが、子どもたちの中には2文字ぐらいで取ったりするのです。
 何度もくやしさは感じましたが、改めの子どもたちの力のすばらしさに圧倒された大会でした。(みんな強かったねえ。お見事です。)
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研修会の後も

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 会議室での研修会が終わりました。書類を片付けた後、職員室へ行くと、行事黒板の隙間を使って、子どものつまづきやすいところについて意見を交わしています。子どもの名前が出ています。本音の議論が続いているのです。

 研修大好き人間がいるようです。まあ喜ぶべきことですが……。
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還流報告

 1月27日の研修会。

 先週、日野市での研究発表会に参加した教頭の還流報告がありました。
 「3分ぐらいで」と言いながら始めた「ミニ講演」。実物投影機やパソコンを使ってのプレゼンテーションです。写真を使った説明が分かりやすいのですが、それが通り一遍の感想ではなく、まるで「ミニ講演」です。身振り手振りで、話す方も、聞く方も真剣です。
 ちょうど、校内研修会で話題になった算数的思考力に関したことだったので、なおさら職員はしっかりと聞きました。
 授業のことだけではなく、研究テーマや学級掲示のことなども話題になりました。
 とてもいい還流会でした。 

 講演ぶりを写真に。
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低学年だけの登校

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 21日と22日は低学年だけが小学校に登校しています。高学年が学級閉鎖中のためで
す。
 登下校は職員がついて安全を確認しましたが、それも不要なほど、低学年の子どもたちはしっかりとしていました。道路の横断も、いつものように確認していました。これは低学年の児童も素晴らしいけど、日頃、手抜きしないできちんと集団登校している高学年の子どもたちの成果でもあります。
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思い出の旧校舎

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 これは太郎生小学校の旧校舎です。昭和10年1月31日に落成したという記録があります。写真は当時の中林重太郎校長先生です。

 この校舎は昭和51年9月まで使われました。その後は元太郎生中学校の校舎を使っています。

 昭和10年から昭和51年までの40年あまり使っていた旧校舎。この校舎で学んだ地域の方は多いはずです。私も、その一人です。

 校舎の前には滑り台がありました。入学記念の写真はそこで写しています。

スクール55の記事

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 「スクール55」というサイトの記事を更新しました。
 http://www.school55.net/index/column17_20100118...

 通常はこういった仕事での上の原稿は保護者の皆さんに見ていただくことはありません。いわば「裏話」的なことでもありますし、職務上のことでもありますから。

 でも、関心を持っていただく方もいらっしゃるようですので、案内をさせていただきます。
 この「スクール55」の記事は12回ということで依頼をうけました。今回が8回目となります。隔週での原稿送付です。
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昭和39年の運動会

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 この顔、この写真に見覚えのある方はいらっしゃいませんか。

 「閉校記念誌」に使うつもりです。昭和39年の写真のようですが、間違っていないかな。

閉校記念誌を作る

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 「閉校記念誌」作りがほぼ大詰めです。
 思い出の作文を読んでいると、いよいよ閉校だなあという思いを強くします。
 
 小学校の子どもたちも、「太郎生小学校の思い出」という作文を書いています。
巡り合わせとはいえ、寂しい思いは否定できません。

 校舎の写真を撮りました。
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1月5日の連絡メールから

 地球温暖化のはずなのに、今年の冬は寒いですね。カゼなどひかないように、お互いに気をつけたいものです。
 冬休みも、残り2日となりました。子どもたち、宿題終わっているでしょうか。
 さて、昨日もお願いした「閉校記念誌」への原稿、あまり集まっていません。よろしければ「太郎生小の思い出」をお願いします。家族でも、知人でもOKです。ただし、1月8日までにお願いします。300字前後です。
 今日も、三重大学近くの印刷所へ写真を持って行き、打ち合わせもしてきました。 今日は、津市教委から数人が来校しました。備品を見るためです。いよいよ閉校が現実になってきました。でも、3学期の日々の学習をしっかりとしていくつもりです。
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年賀状

 年賀状をいただきました。静岡県の小学校からです。

 年末に遊んだカルタを作ってくれた学校です。子どもたちに年賀状を見せる前に、ホームページで一足先に公開します。
 ありがとうございました。カゼをひかないで、3学期もがんばって楽しく勉強してくださいね。

 
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満135歳の太郎生小学校

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 平成22年が始まりました。

 新しい年が始まるのは希望と夢にあふれたものでなくてはなりません。太郎生小学校の閉校も、次につながる「希望」を持って進んでいきたいと考えています。

 太郎生小学校の創立は明治8年2月10日のことです。明治5年に「学制発布」がありました。
 「わが国における近代の学校教育制度は、明治5年8月の『学制』の発布に始まる。『学制』は明治政府が定めた学校制度や教員養成に関する基本的な規定である。初等教育については、国民のすべてが就学すべきことを定め、発布から数年間に全国で2万校以上の小学校が整備され、約40%の就学率が達成された」とつくば大学付属図書館のWebには出ています。
 全国で2万校以上の学校が整備されたそうですが、太郎生小学校もその中の1校でした。

 明治初期の太郎生はまだまだ文明開化の恩恵を受けていたとは思えません。明治8年は、西南戦争の2年前であり、明治政府自体が混乱していたはずです。
 当時の太郎生は江戸自体の生活そのままであったかもしれません。それでも、学制の通りに学校を作り、子どもたちの教育に当時の太郎生地区の皆さんは努力をしたのです。
 記録によると、学校の設立には苦労を伴ったそうです。でも、それを乗り越えて、明治8年2月10日、84名の児童を迎えて太郎生小学校が創立されました。

 学制の中の有名な一節を含む文を以下、載せておきます。格調高いです。
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自今以後(じこんいご)、一般の人民 必ず邑(むら)に不学の戸(こ)なく、家に不学の人なからしめん事を期す。人の父兄たる者、宜(よろ)しくこの意を体認し、その愛育の情を厚くし、その子弟をして必ず学に従事せしめざるべからざるものなり。
**********************************

 それから135年が過ぎました。学校の名前は変わりましたし、場所も変わりました。でも、太郎生に存在する学校として四千人あまりの卒業生を送り出し、教育の場として太郎生小学校はその歴史的な使命を果たし続けました。
 太郎生小学校という学校名はまもなくなくなりますが、「邑(むら)に不学の戸(こ)なく、家に不学の人なからしめん事を期す」という学制の精神は消えることはありません。
統合する美杉小学校での学びが続きます。
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元旦の校舎

 あけましておめでごうございます。

 2010(平成22)年1月1日の校舎です。周囲には雪があり、運動場も真っ白です。

 1875(明治8年)年に創立したこの学校は満135年を終えることになります。

 3枚の写真は2010年元旦の太郎生小学校です。
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取材を受ける

 先週の「チエルマガジン」の取材に続き、今日(12月21日)は別の取材を受けました。

http://www.netcon.gr.jp/
 
 「インターネット活用実践コンクール」の2次審査に向けてのものです。東京から、カメラや三脚、マイクなどを持って来ていただきました。太郎生小に来ていただいたのは午前10時過ぎ。そして、午後5時ごろまでの1日がかりの取材でした。

 学校行事にネットを活用することについていろいろ聞かれました。

 写真の上は、太郎生小のHPを写しているところです。HPの写真を使う関係で、全保護者の皆さんの承諾書が必要と言われ、急きょお願いさせていただきました。ご協力、よろしくお願いいたします。
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スクール55の連載

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 隔週で連載していただいている「スクール55」の記事です。

http://www.school55.net/index/column17_20091221...

 太郎生小学校の研修を普遍化する試みです。
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聞く姿勢・2

 顔を上げて話を聞くと言う、当たり前のことがなかなかできなくなっています。
 
 太郎生小の子どもたちはそれが当たり前のことなっています。私はこの1年半ほどの間に、「きちんとしてください」とか「静かにしてください」という指示を聞いた記憶がありません。子どものそばに行って、聞く態度を指導している職員を見たのは、1年の担任が4月にそのようなことをしていた程度です。

 これが太郎生小の子どもたちの学力を支えていると思っています。
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聞く姿勢

 これは12月18日の2限目、「全校キックベース大会」での開会行事の様子です。児童会の係の子どもが、挨拶やルール説明をします。
 その時の子どもたち。4つの縦割り班があります。それを後ろから写しました。

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津市立太郎生小学校
〒515-3536
三重県津市美杉町太郎生2128-1
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FAX:059-273-0746