最新更新日:2013/03/25 | |
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音楽会・周年行事を終えて
音楽会、周年行事が終わりました。保護者・地域の皆様、ご来校くださいました多くの皆様から、たくさんの励ましのお言葉をいただきました。ありがとうございました。
1年生の教室の前の廊下に、創立60周年記念音楽会、記念式のまとめの新聞が飾ってありました。子どもたちの声とともに、栄養士の先生や給食調理員さんのアイディアで実現した、60周年をお祝いするケーキの写真ものっていました。きっと忘れられない思い出になることでしょう。 朝会の話〜iPS細胞〜
これは、何と読みますか、三年生のみなさん、分かりますか。
そうです。iPS細胞です。iPS細胞と言えば、ノーベル医学生理学賞を受賞した京都大学の山中伸弥さんのことは、テレビや新聞などで、知っている人も多いと思います。 iPS細胞は、日本語で言うと「人工多能生幹細胞」と言います。 人の体はたくさんの細胞からできていますが、iPS細胞とは、人工の細胞、つまり、作られた細胞で、体のいろいろな細胞から作ることができるそうです。ほんの数ミリ程度の皮膚ひとかけらからも作り出すことができるそうです。とった皮膚の細胞は、どんどん増えるそうですが、そこに、4つの遺伝子を入れると、その細胞は姿や形をかえて、心臓の筋肉を作る細胞になったり、腸を作る細胞になったり、体のいろいろな部分を作る細胞になったりするそうです。 これは、大変なことです。たとえば、心臓病で苦しんでいる人から、少しの皮膚をとってiPS細胞を作り、それを心臓に移植してあげれば、元気な細胞が増えて元気な筋肉をつくり、前のように心臓の動きが良くなり、心臓病が回復すると考えられます。 また、病気になった人の皮膚からiPS細胞を作って、時間の経過を見守ると、人の体の中で起こる病気について、何が原因で病気になるのか、その病気がどのように進むのか、病気の仕組みがわかるかもしれません。病気の原因や仕組みが分かれば、そうならないように、始めから気を付けることができます。病気によく効く薬もつくることができるでしょう。 このように、iPS細胞には、たくさんの可能性があります。難病で困っているたくさんの人たちにとっては、夢のような細胞ともいえるでしょう。 みなさんの中には、将来、医者になる人がきっといます。新しい薬を作って人を助けようという人がきっといます。みなさんが大人になったとき、iPS細胞の研究がどこまで進んでいるのでしょうか。病気で苦しんでいる患者のみなさんのためにと山中伸弥さんが、取り組んで来られたiPS細胞について、みなさんも興味や関心をもってほしいと思います。 1年生や2年生のみなさんにはiPS細胞という言葉は難しい言葉かもしれませんね。でも、そういう言葉があるということは覚えましょう。3年生と4年生のみなさんは、iPS細胞という言葉と、その研究でノーベル医学生理学賞を受賞した、山中伸弥さんという人の名前を覚えましょう。5年生や6年生のみなさんは、iPS細胞がどのような細胞なのか、山中伸弥さんがどんな人なのか、新聞やテレビなどで調べてみましょう。 後期始業式挨拶〜はじめよう〜
始業式、始まりの式です。
さて、今日から後期が始まります。 前期の終わりに担任の先生から、あゆみをいただきましたね。お父さんやお母さん、家族と一緒にあゆみを読みましたか? では、聞きます。 家族の人から、誉められた人? もっとがんばりましょうと言われた人? (どちらにも手を挙げない子がいたので、さらに聞いてみました。) 何も言われなかった人?(四分の一位の子が手を挙げました。) 何も言われなかったのは、それだけ、子どもを信頼しているということだと思います。 前期と後期の間は3日間しかありませんでしたが、気持ちを切り替えて、後期の目標をきめて、がんばりましょう。私も目標を決めました。私は家族にもっと運動をした方がいいと言われます。私自身も体力をつけたいと思っています。そのために、今日から毎日走ることにしました。毎日校庭一周でもよいから時間をみつけて走ろうと思います。 実は、私は長く走ることが苦手です。その上、嫌いです。ですから、くじけてしまうかもしれません。でも、やってみようと思います。とにかく、やってみること、始めること、それが大事だと思うからです。時々校庭を走っていることがあるかもしれません。そうしたら、応援してくださいね。まずは、10月いっぱい続けること、それが目標です。みんなにとっては簡単なことと思うかもしれませんが、長く走ることが嫌いで苦手な私にとっては難しいことです。でも、がんばります。 みなさんは、何を始めますか。後期の目標をしっかりもって、それを目指して今日から始めましょう。 前期終業式挨拶
4月にジャガイモの話をしたことを覚えていますか。カレーライスを作るのにジャガイモの皮をむいていたら、皆さんのことを思い出したという話です。どうしてかというと、ジャガイモには一つとして同じ形のものがないからです。これは、皆さん一人一人が顔も体つきも考え方も違っていることと同じであるということです。一人一人のもっているこの違いを個性ということを話しました。
もう一つは、ジャガイモにはたくさんの芽が出てくるということ。いつ出てくるかはわからないけれど、たくさんの芽がいろいろなところから出てくるのです。この芽を皆さんに例えると、才能ということを話しました。 さて、学校生活が半分終わりました。この半年を振り返ってみましょう。友達と仲良くすることができましたか。友達のよいところを、いくつ見つけられましたか。友達のよさを見付けられる人は素晴らしい人です。自分とは違う考え方をもつ友達を理解することができる人は頭のよい人です。心の広い人です。友達をいじめるなんてことはしない人です。 どうして私がこんなことをいうかというと、先日、東京都品川区の中学校で悲しい出来事があったからです。いじめの問題です。ですから、前期の終わりにもう一度、皆さんに振り返ってほしいと思いました。自分も含めて、自分の周りに悲しい思いをしている子はいないかどうかということです。心配なことがあったら、担任の先生や、家族の人に相談してください。 私は皆さんにいじめをする人になってほしくありません。いじめられて悲しむ人にもなってほしくありません。自分と友達との違いを知り、お互いを認めあえる心をもってほしいと思います。 さあ、この式が終わると皆さんは、前期のまとめ「あゆみ」を担任の先生からいただくわけですけれども、先生方はみんな、皆さんのよいところをたくさん見付けてくださいました。私は全員のあゆみを読みました。どの子にもよいところやがんばったところが書いてありました。 また、もっともっと頑張ってほしいところがある人については、なんて書けばやる気をだしてくれるかなと、先生方は頭をひねって考えていらっしゃいました。 先生方、子どもたちの前にお立ちください。頑張った子どもたちに拍手を贈りましょう。 さて、みなさん、今度は皆さんから先生方にお礼を言う番です。皆さんのために一生懸命勉強を教えてくださったり、おいしい給食を作ってくださったり、けがの手当てをしてくださったり、ほかにもたくさんのお世話をしてくださった先生方、ありがとうございました。では、言いましょう。(ありがとうございました。) 家に帰ったら、おうちの人にあゆみを見せましょう。その時も、毎日皆さんのお世話をしてくださる家族の方に、「いつもありがとうございます。」とお礼が言えるといいですね。 前期のまとめをしっかりとすることが後期の自分を磨くことにつながります。今日の自分より一歩進んだ明日の自分へ、後期の皆さんの成長を楽しみにしています。 |
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