最新更新日:2013/03/25
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ありがとう五反野小学校!さようなら五反野小学校!

5・6年生筑波山遠足20

 帰りもTXは快適でした。体力的にはずいぶんとハードだったけれど、最後まで五反野小らしく頑張れた、思い出に残る遠足になりました。
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5・6年生筑波山遠足21

 最後におまけで「ガマの油売り」の口上を…

 「さぁ、ご用とお急ぎでないかたはゆっくりと見ておいで。遠目山越し笠のうち、ものの文色(あいろ)と理方(りかた)がわからぬ、山寺の鐘は轟轟(こうこう)として鳴るといえども童児一人(いちにん)来たり、鐘に撞木を当てざれば、鐘が鳴るやら、とんとその音色がわからぬが道理。

 だがしかしお立合い、手前持ちいだしたる棗(なつめ)の中には一寸八分唐子(からこ)ぜんまいの人形。日本には人形の細工人あまたあるといえど京都ゥにては守随(しずい)、大阪表においては竹田縫之助(ぬいのすけ)、近江の大じょう藤原の朝臣(あそん)。

 手前持ちいだしたるは近江がつもり細工。咽喉(のんど)ゥには八枚の歯車を仕掛け、背中には十二枚のこはぜを仕掛け、大道へ棗を据え置くときは天の光と地の湿りを受け、陰陽合体いたしたるとき、棗のふたをぱっと取る、つかつか進むが虎の小走り虎走り、雀の小間取り(こまどり)小間返し孔雀霊鳥の舞、人形の芸当は十二とおりある。

 だが、しかしお立合い、ほうり銭や投げ銭はおよしなさい。手前大道に未熟な渡世をいたすといえど、ほうり銭や投げ銭は貰わぬ。では何を稼業にいたすというに、手前持ちいだしたるは、これにある蟇蝉噪(ひきせんそう)四六のがまの油だ、そういうがまは、おれの家の縁の下や流しの下にもいると云うがそれは俗にいうおたま蛙、蟇蛙(ひきがえる)といって、薬力と効能のたしにはならん。

 手前持ちいだしたるは四六のがま。四六、五六はどこでわかる。前足の指が四本にあと足の指が六本、これを名づけて四六のがま。このがまが棲めるところは、これよりはるゥ..か北にあたる、筑波山のふもとにて、車前(おんばこ)、という露草(つゆくさ)を食らう、このがまの捕れるのは、五月に八月に十月、これを名づけて五八十(ごはっそう)は四六のがまだ、お立合い。

 このがまの油をとるには、四方に鏡を立て下に金網を敷きその中にがまを追い込む。がまはおのれの姿が鏡に写るのを見ておのれと驚き、たらァ..り、たらりと油汗を流す。

 これを下の金網にて漉(す)き取り、柳の小枝をもって三七二十一日の間、とろォ〜りとろりと煮詰めたるがこのがまの油。赤いは辰砂椰子(しんしゃやしう)の油、てれめんてえかにまんてえか、金創には切り傷、効能は出痔いぼ痔はしり痔、横根雁瘡(よこねがんがさ)そのほか腫れ物いっさいに効く。

 いつもは一貝で百文だが、今日はひろめのため、小貝を添え、二貝で百文だ。

 …まッいや、ちょっとお待ち。がまの油の効用はそればかりかというと、まだある。
切れ物の切れ味を止めるという、手前持ちいだしたるは鈍刀たりといえど、先が斬れて元が斬れぬなかばが斬れぬというのではない。ごらんのとおり、抜けば玉散る氷の刃(やいば)、お目の前にて白紙一枚を切ってお目にかける。さ、一枚の紙が二枚に切れる、二枚が四枚、四枚が八枚、八枚が十六枚、十六枚が三十二枚。春は三月落花の形、比良(ひら)の暮雪(ぼせつ)は、ふゥ..雪降りの形だ、お立合い。

 かほどに切れる業物でも、差裏差表(さしうらさしおもて)へがまの油を塗るときは白紙一枚容易に切れぬ。さ、このとおり、たたいて切れぬ。たたいて切れない引いて切れない。

 拭き取るときはどうかというと、鉄の一寸板も真ッ二つ。さわったばかりでこのくらい切れる。だが、お立合い、こんな傷はなんの造作もない、がまの油をひとつけ付けるときは痛みが去って血がぴたりと止まる。なんとお立合い…

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