最新更新日:2024/05/29 | |
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○つけ法はなぜ、適用題から始めるべきなのか理 由 1.○つけ法のスピード、正確さ、声かけを実際にやろうとするとなかなか大変だからである。 2.適用題では、本時の問題の解き方、計算の仕方は学習済みである。だから、単純に、正しいやり方で解いているかどうかを確認するだけである。必然的に9割の子どもが解決の仕方を知っている。だから、本当の意味での個別指導は、1割子どもで済むのである。 3.それでも、○つけ法のスピード、3分間で40人回るという原則、もっと具体的に言うと、正答には5秒で確認、誤答の子どもには15秒で正答になるような声かけを実施するには、すぐにはできない。十分な教材研究が必要なのである。 4.全員に○になるようにすることがいかに難しいかである。 5.適用題の○つけ法を1時間に実施するためには、1時間の最後までだとりつかないと、○つけ法の場面すらない。こんな授業では本時の成果は見えない。もし、途中で終わってしまったとしたら、その時点で何が子どもに身に付いたかの問題を急遽用意して、○つけ法を実施すべきである。 6.まず、最初に「ばっちり」、「オーケー」だけを言うのも難しい。 次に、誤答に子どもに「ここまで合っているよ」と部分肯定の声かけをするだけでもかなりの腕がいる。というのは、誤答を見て「違う」ということはたやすいが、誤答を受け入れて、「ここまで合っているよ」と言えるかどうかはかなり精神的な度量がいる。その上で、「ここをこう考えてみたらどうかなあ」と指示をだすことである。 7.適用題での○つけ法を300回はやりこなすと、体と頭が慣れてくる。即時評価・即時指導が体に染みついてくる。その上で、そろそろ、自力解決の○つけ法にいこうかという段階になる。 この自力解決の○つけ法にいくためには、子どもが9割の見通しを持たせる教材研究と技がいる。これを志水はヒント包含法と言っている。 次に、たとえ見通しをもったとしても本当に正しい見通しかどうかについては、わからないのである。問題解決型の授業では、これにも対応する必要がある。 答えの多様性(正答と誤答のいくつか)、解法の多様性 この二つをかなり予想しておき、それらに対して、十分な教材研究となおかつ声かけを訓練する必要がある。 志水塾の本部大会では、数年前から、この自力解決の○つけ法を実現するために、教材研究力をつける講習をしているのである。ピンポイントの○つけ法とか、行動の初手に○つけ法というのはこれに当たる。 志水塾の地方大会では、自力解決の○つけ法のレベルまで行く研修を組むことができない。時間的な制約があるからである。 本当に、適用題だけでも○つけ法を完全実施できれば、授業は変わる。できない子どもはいなくなる。少なくとも宿題はできる子どもが育つ。それだけ効果は大きい。 志水は、文部科学省の委嘱を受けて、愛知県豊田市教育委員会と一宮市教育委員会との共同研究を6ヶ月間やり、それらの成果を「報告書とDVD」にまとめた。 「わかる授業実現のための教員の指導力向上プログラム」→副題「算数・数学科教師の机間指導力向上のためのプログラムの研究」 どのような教材研究と授業研究を実施すればよいかについてはまとめている。また、日本数学教育学会誌にもその成果は掲載されている。こちらを見ていただければ幸いである。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ただ、上のフリップのように授業が変わった、人生が変わったという人が多くいるものも事実である。そうでなければ、志水塾が愛知教育大学で本大会を7年間、全国各地毎年10カ所で実施されるわけがない。有効だから、人が集まるのである。 もちろん、算数数学の授業を改善するために、志水メソッドだけが有効というわけではない。他にも手だてはある。だけども、今手だてがわからない人は、まずは学んでみませんか、やってみませんかと提唱している。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− とりあえず、わたしは志水塾と明治図書から○つけ法と意味付け復唱法にかんする書物を書いている。提供している。これで学んでいただくしかない。 ○つけ法と意味付け復唱法を学ぶために 1.志水塾発行 「授業力アップ志水塾ハンドブック」 2.志水塾発行 「志水塾 実践DVD1 トレーニングブック」 3.明治図書 「算数科 ○つけ法で授業が変わる・子どもが変わる」 4.明治図書 「算数科:「意味付け復唱法」のアイデアと展開 ――子どもの言葉 で算数の授業を創ろう!」 [志水廣の公式ホームページ] 年をとったら年をとったら丸くなると言うが、そうかなあ。 頑固になる割合の方が多いと思い。それは信念が固まるから。 丸くなるのは、背中ばかり。 [志水廣の公式ホームページ] 独創性とはいうが独創性、創造性が大事とは言うが、本当に独創できるのかなあ? そのまえに、きちんと真似たらどうや。先人の知恵はいっぱいある。 そこから学んで、正確に真似ることができたらたいしたもんやで。 [志水廣の公式ホームページ] 主体的な目主体的に見る姿勢で 見る目を持たない限り、 何も見えてこない。 [志水廣の公式ホームページ] 授業診断授業後に、本時の授業の要点を振り返る。 診断だから、良いところ、良くないところを写真を見せながら振り返る。 そうして、明日への希望をもってもらう。 ベテラン教員になると、授業を見てもらおうというだけで勇気がいる。 この勇気から改善は始まる。 [志水廣の公式ホームページ] 寒いギャグ寒いギャグでも、笑うとあたたかい。 寒いギャグでも、でないと笑えない。 [志水廣の公式ホームページ] 豊田市立末野原中学校訪問目の前に分類カードがあるので、図形の特徴をうまくとらえていた。 数学の言語は厳密で固い表現ではあるが、生徒の言語はとてもわかりやすいことばである。 [志水廣の公式ホームページ] 質と量質と量を比較したらだれでも質が大事という。 でも、よく考えてみると、初めから高品質の物ができるわけがない。 まずは、量なんだ。 量をこなすことから、ある一定の質が保たれる。 野球でも素晴らしいバッティングをするのに、数少ない練習量でできるわけがない。 特に技を磨くのは、まずは量である。 だから、私は音声トレーニング、適用問題定着法を提唱している。 また、○つけ法だって、100回、300回、1000回やってこそ、それぞれの回数に応じて、その意味が理解されてくる。 はじめから質のレベルをとやかく言う人は、やりたくないいいわけに使っている。 愚直に、続けて量を確保してほしい。 それから、質を議論したい。 [志水廣の公式ホームページ] 気楽に生きるには気楽に生きるには、本音と建前を一致させること。 [志水廣の公式ホームページ] 判断の基準人間はときとして、AかBか、判断を迫られるときがある。 そのとき、判断の根拠は、何かというと、 自分にとって有利なことである。 決して、真か偽ではない。 損得の心で判断している。 それが生き残るための防具だからである。 本当に大切なことは、真偽である。 また、友愛である。 そんな世の中にしたいものだ。 時代の転換期に立つ今、そう変わると思う。 [志水廣の公式ホームページ] 良い校内研修会の条件良くない学校についてもここに補足してみよう。 良い学校 1.記録係が決まっている。 2.写真及びビデオ撮影している。 3.授業後の協議会で授業記録が印刷されてでてくる。 4.協議会の黒板には、授業と同じ板書が再現されている。 5.どんな教師からも学べる。 6.話題が焦点化されている。 良いとは言えない学校 1.授業スタートに間に合わない教師が多い。 こういう人に限って、「導入が大事」という。 2.ぼやっと授業を見ている教師たち。 3.休憩時間だと思っている教師。 4.褒め殺しの教師集団。 5.何でも欠点ばかり指摘すればよいと思っている集団。愛が足りない。 6.自分はこうするというのはよいのだが、授業者の立場に立って考えることができない教師。あなたにできても授業者ができるとは限らない。真のアドバイスは授業者ができそうなことを話すことである。 [志水廣の公式ホームページ] 菜の花の町 田原市車内は菜の花の写真でいっぱい。天井からつり下げられている吊り輪も黄色でまたまたびっくりでした。 菜の花が満開です。 愛知県田原市の市役所のホールで、教務主任・校務主任の集まりがあり講演してきました。田原で講演することは初めてです。 昨年の名古屋での読売教師力セミナーのテーマが若手教師の授業力アップでした。このときの会場に来られていた平井指導主事からのオファーで今回の催しが実現しました。 教務・校務あわせると60名弱の方です。 90分間の話なので、私の若い頃の体験をもとにまた若手育成の経験をもとに話しました。実例も国語の授業でした。 1.素直 2.勉強好き 3.プラス思考の人を育てること、とともに、授業力の公式 {(教材把握力)×(子ども把握力)×(指導技術力)}×(精神エネルギー) にもとづいて話しました。 お世話役の糟谷校長先生、小川校長先生(写真)とも楽しく語らうことができました。ありがとうございました。 [志水廣の公式ホームページ] ふと気がつくともうすぐ17年になる。 私はついている。 愛知県の先生方の協力があってこそいろいろな研究ができている。 ありがたいことである。17年前に赴任したときには全く想像がつかなかった。 愛知県は外へのアピールは弱い。まあ、奥ゆかしい。 そんな中で、算数数学教育という分野ではあるが活動している。 その結果として、地元の力を引き出す役割をつとめている。 全国の力を引き出すこともしたい。 地元から発信できること、また全国に行きできること、 バランスをとりながら進みたい。 [志水廣の公式ホームページ] 授業を変える禁則授業があまり上手でない方の授業中の教師の言葉 1. よく考えて 2. 頑張って 3. 他に(ありますか) この3つの言葉を止める授業をしてみよう。 そうすると、変わり始めるそうだ。 [志水廣の公式ホームページ] 志水塾学習会 鹿児島大会in鹿屋のお知らせ急なことですが、鹿児島で志水塾を開くことになりました。 定員は30名です。 記 1.開催日時 平成21年 2月22日(日)12:00〜15:50 2.開催場所 鹿屋市立田崎小学校(鹿屋市川西町7764) 電話番号 0994−42−2390 松永啓太 まで 3.内容 志水メソッドについて−−○つけ法と意味付け復唱法 4.講師 愛知教育大学教授 志水廣 福岡県吉木小学校教諭 大羽沢子 5.参加費 1000円 テキスト代1600円(持っていない方) [志水廣の公式ホームページ] うなずき講演していると、嬉しいのは反応があること。 しかも、うなずいてくれると 調子にのれる。 [志水廣の公式ホームページ] 管理職はある人から面白い話をうかがった。 管理職は良い意味で詐欺師だという。 教職員のやる気を引き出すために、また、善なる未来のために語りかける。 伸びてほしいから、伸び伸び詐欺というところか。 詐欺だから、ばれてはいけない。 心から思って、語りかけよう。 [志水廣の公式ホームページ] 読売教師力セミナー2008の動画あの感動をふたたび見ることができます。 <教育ルネサンスフォーラム 2008年10月25日に名古屋市昭和区の中京大学名古屋キャンパスで開かれた「読売教師力セミナー2008」の模様をお伝えします。> 下記のアドレスをクリックしてください。 http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/renai/ 志水も「授業力アップへの道」と題して、ミニ講演を行っています。 関連記事 教師力アップセミナーのDVD化 http://chubu.yomiuri.co.jp/kyoiku/seminar/semin... [志水廣の公式ホームページ] なぜ、算数数学を好きでないのか国際調査では、日本の算数数学については、トップクラスである。 しかし、情意面の好き・嫌いの数値になると、低いのである。 なぜ、低いのか? 教え込みだからか。 「もっと創造的な授業をしてほしい。すると好きになるだろう。」 この仮説は正しいと思うが、これだけだろうか。 授業の中での達成感、わからなかったこと、公式の暗記できたことなどなどの要因があるのでは。 私は、「わかる喜び」「できる喜び」がみたされていないからではないかと思う。 また、嫌いな要因としては、もしかしたら、「恥ずかしい思い」をしたことではないかなあ。 こんなこともあるのでは。 だから、○つけ法が大切なんだよね。 [志水廣の公式ホームページ] 否定しない教材研究を○つけ法でできるように支援する。 もしできていない子どもが発表したとすると、 その子どもの考えを否定しないことである。 否定しない教材研究をしてほしい。 もし、つまずいたらどんな言葉で肯定するか。 それは、突然の発表の場合にもでてくる。 一見、誤答に見えることも、子どもなりの論理がとおっている場合があるからだ。 教師は、できない子どもの味方になること。 「みんな、Aくんはどのように考えたのだろうか」と問いかけてみてほしい。 すると、子どもたちなりに味方の発言がでてきます。 教師も「愛」があることをみんなの前で見せてほしい。 子どもたちに対しては、「愛」が育つように示唆してほしい。 そのためには、つまずきを否定しない教材研究が必要。 言い換えると、つまずきおも肯定する教材研究が必要である。 [志水廣の公式ホームページ] |
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