最新更新日:2010/06/11 | |
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練習
7月30日、校内研修会があります。午前9時30分から始まります。
その研修会の15分前、職員室では3人の職員がフラッシュカードを使っての練習をしています。一人が教師役、一人が子ども役、一人がストップウォッチを持っての計測役。 校内研修会にフラッシュカードの提示方法を実演するために、学んできたことを練習して確認しているところです。27日の夜、奈良県へ出向いて学んでことを学校の研修会で紹介しようとしています。 職員室で声を出しながらの真剣な研修を繰り返しているところです。 だめ出しをすると、上の写真は視線が下を向いている。中の写真はカードの位置が顔の前に来ている。 さて本番は?
練習を重ねて臨んだ研修会。さて、できばえのほどはどうだったでしょうか。
写真上:ちゃんと視線はあがっていますね。子どもたちを見ながらカードを見せるのは練習をしないとできません。それも、一本調子ではなく、変化をつける必要があります。テンポが遅いのが難点でした。 下の2枚は英語の模擬授業風景。 on the chair by the chair under the chair の練習を先にします。次に、大きな幕でいすとタオルを隠して、「Where is my towel?」と聞きます。そして、ちらっと見せると、子ども役の先生は「on the chair 」などと答えます。この英語の方は練習をしてなかったので、イマイチではありましたが、若い先生が一生懸命に模擬授業をすると、他の先生は大きな声を出して反応します。温かい雰囲気なのです。 他にも、高校の物理の模擬授業も再現していました。研修会で学んだことを学校の校内研修で再現する(つまりアウトプットすること)と、学びがより確実になります。また、ほかの先生も、言葉だけの還流ではなく、授業を再現することでより分かりやすい研修会となります。 観念論やスローガンではない研修を目指しています。 皆既日食
7月22日に日食観察会を行いました。
外はあいにくの曇りで、今日は日食が見られるかどうか不安でした。 しかし、天もたろうっこに味方したのか、10時頃になると雲の隙間から太陽が顔を出してきました。 早速外へ飛び出し、さわやか学習会に来ていた児童も呼んで、観測会開始です。 「すげー。」「ほんとに欠けとる。」「不思議やなぁ。」 など、子どもたちからは歓声があがっていました。下の写真を見ると、寝転がって観察している子もいますね。 最大食もほんの数秒ですが観察することができました。 入力職員が卒業生の名前を打ち込んでいます。 久しぶりのプール水泳
雨のため中止が続いていたPTAの自由水泳。
29日は久しぶりの水泳ができました。 水泳の時に「たろうっこ」80号、81号を渡しました。両面に印刷してあります。 学校に来ていただくついでがあれば、その時にお渡しすることができます。 なお、夏休み中の「たろうっこ」は9月1日にまとめて再発行します。 書画カメラによるプレゼンテーション
今回の5年生の交流キャンプでは、書画カメラの良さをあらためて認識することがよくありました。
普段、授業の中で使うときは資料を見せたり、算数の作図の指導の時に使ったりと私が使うことが多いです。しかし、今回子どもたちのプレゼンテーションの場で、書画カメラを使うことでそれがどの子にとってもよいものになったように思います。 学習をしたことをまとめて、それをみんなの前で発表する時、よく使われる方法は模造紙や画用紙にまとめる方法です。しかし四つ切り画用紙は大きさの面で模造紙より入る情報が少なくなりついつい小さな字で書いてしまい結果的に見にくいものになりがちです。模造紙はその点で大きいので使い方によってはわかりやすくまとめることが出来ます。けれども子どもによっては模造紙という大きな場所を使いあぐねる子どももいるのではないでしょうか。空間をうまく使えないという言い方でもいいかもしれません。また、模造紙を使う多くの場合、まず鉛筆で下書きをしてそのあとでマジックで清書するので時間がかかります。今回はB4の紙にまとめました。B4の大きさですのでどの子どももあまり抵抗なく作業にかかり、短時間で作業を終えました。 さて、いざ発表の段階になったとき、仮に模造紙であったならば一度にすべてが見えるため、なかなか子ども自身が注目して欲しいところや、教師が注目して欲しいところを聞いている人に「そこだけ取り出して注目してもらう」ということはできません。そうなると聞いている子どもたちの中には興味がそれる子どもが出てきます。 けれども書画カメラを使った場合は「注目して欲しいところ」「注目させたいところ」が大きくなるのでより「注目してもらいやすく」なります。また、画面が大きく変わるので注意がそれやすい子どもの注意をスクリーンに引きつけることが出来ます。書画カメラは「見せたいものをよく見せる」という利点もありますが「見せなくてもいいもの(今必要でない情報)を見せない」という利点があることに今回気づきました。 また、子どもたちの中には、話を聞きながらとったメモを上手に活用してまとめたりマジックを使って要領よくまとめている子どももいれば,メモをそのままうつすだけで「まとめ」という形にするのに苦心している子どももいました。その子どもたちは、発表の段階でついつい尻込みしてしまいがちです。けれども自信の無い子どものまとめの中で「光っているところ」をこちらが見つけて取り上げ、そこを大きくうつすことで、その子どもたちも自信を持つことができたように思います。そんな取り上げ方を繰り返していくと一人ひとりの子どもが自信を持って自分の意見をいうことができるようになるでしょう。また、一人ひとりのよさを子ども同士認めることもふえると思います。 ところで今回、水生生物を拡大して見たのですが、それを見た子どもたちから「かっこいい!」という声が上がりました。小さな小さな生き物ですが形はとても不思議。SF映画に出てくる地球外生物のようだと思ったのは私だけでしょうか・・。 5年生交流キャンプ 二日目
二日目の前に一日目のことをもう少し。
夕飯のため食堂に子どもたちが集まった時のこと。いかついおまわりさん二人が突然登場。一人のおまわりさんが「子どもたちがたくさん集まっていると聞いて来ました。」とススキを手にニコニコしておられる。 で、そのススキの葉を上手に切ったり折ったりされながらあっと言う間に器用にキリギリスを作られた。その間「お父さんにお酒を飲んではいけないって言っといて。あっ、飲んでもいいけど飲んだら車運転したらあかんのや。」とかなんとか言いながら。子どもたちは突然のおまわりさん登場に、はじめは呆気にとられた様子だったものの、すぐにおまわりさんの手から生まれる本物そっくりのキリギリスに目を奪われていました。わざわざ来て下さってありがとうございました! (二日目)夜は思ったよりも早く寝てしまった子どもたち。 朝は、とにかく早い、早い!鳥と共に、セミと共に起き出した感じ。四時半頃からなんとなく騒がしい。 五時半。「先生、もう服を着替えていいですか?」と子どもがやってきた。「いいけどまだ朝、はや〜〜いよ。」と寝ぼけ声で言うと「もうみんな起きています。」 「・・・えっ??」というわけで様子を見に行くともう布団も片付けて、荷物の整理をしている子どもたち。ついでに男子の部屋をのぞくと元気にトランプをしている。 まだ五時半なんだけど・・。 というわけで二日目はずいぶん一日が早く始まりました(>_<)(ちなみに起床予定は6時40分) ラジオ体操をして朝食。 朝食後は前日の水生生物についてまとめたことを一人ずつプレゼンテーション。順番ではありません。教師が指名をするのではありません。「やりたい人は挙手」という方式。少し勇気がいります。でも、15人の子どもたちの聞く態度は素晴らしかったです。私語もなく、発表後にその発表について意見を言ってあげる。きちんと聞いてもらえるからこそ勇気を出して発表することができるのだと思いました。 9時半すぎに今度は太郎生のそば道場にむけてバスに乗り込みました。そば打ち体験をします。今度は3人ずつの班に分かれての活動です。道場のご主人に粉のコネ方を教わりながら3人で協力して行います。子どもたちうまい、うまい。手際よく作業を続けます。 大きな包丁で切る作業もばっちりで、3人で交代しながらどの班も上手に作っています。 出来上がりも上々。奥さんに作っていただいたおいしいおにぎりと自分たちで打ったおそばのおいしい昼食になりました。 さて、いよいよお別れの時。 子どもたちはバスに向かって手を振ります。バスに乗っている子どもたちも手を振ります。愛称を呼びながら「○○〜〜バイバイ〜〜」。 来年度に控える統合。うまく馴染めるだろうかとついつい大人は心配してしまいます。けれどもこの二日間を見ていて子どもたちの「仲良くなる力」に驚きました。美杉小の5年生も太郎生小の5年生も素直で気のいい子どもたち。来年の新六年生はきっといい集団になるとこの二日間の子どもたちの笑顔を見ながら強く思いました。 5年生交流キャンプ
夏休みに入ってすぐ実施された5年生交流キャンプ。
もうすでにたくさんの写真によってその様子はわかっていただいたと思います。 で、その補足などを少し・・・ (1日目) 午後「美杉ビレッジ」に集合。中学校の木造校舎をそのまま使った施設です。子どもたちの部屋も教室。長い木の廊下、木の黒板。趣があります。 予定としては簡単なゲームのあと、水着に着替えて近くの雲出川で生き物の観察と採取の予定でしたが朝からの雨で水量も増えており中止。 研修室で講師の先生のお話をきくことになりました。詳細については他の記事と重複するので書きませんが、書画カメラ大活躍でした。 お風呂は「ホテル アネックス」のお風呂を借りました。 地下一階にある大浴場。エレベーターで下に降りたのですが、なんと帰ってすぐにおうちの人に伝えた感想が「エレベーターに電気がいっぱいついててキラッキラ!やった」という子どももいたそうです。(^_^) そして宿に戻って晩ご飯。唐揚げやら、ミートボールやら子どもたちの大好きなメニューが並ぶバイキング形式でした。子どもたち、おなかいっぱいになったようです。 さて、子どもたちは全部で15人。 そしてキャンドルサービス。今回はキャンプリーダーの方に久居から来ていただきました。この男性がとてもこどもたちの心をリラックスさせるのがお上手でした。ちょっと厳粛なセレモニーのあとのゲーム。実はそれまでなんとなくちょっと堅いムードがなきにしもあらずだったのですが、ここですっかりほぐれた感じ。子どもらしい笑顔大爆発でした。キャンドルサービスのあとに外に作った火文字を見に出ました。「友」という字。 一人ひとりがキャンドルを持ち、「友」と書かれた火文字が浮かび上がる様子を15人の子どもたちがじっと見つめていました。おしゃべりが聞こえないことにびっくりでした。それぞれの胸の内はいかばかりだったのか・・? さて、ここで一日の活動を終えて就寝のはずでしたが「肝試し」をすることになりました。古い木造校舎・・廊下を歩くだけでギシギシひびく。後ろは真っ暗な裏山・・「肝試し」をするのにこれ以上のシチュエーションはありません。 子どもたちは二人一組になって2階からスタートして1階の廊下を通って反対側の階段からあがって2階の廊下を通って帰ってきます。 はじめに薄暗い部屋で迫力満点の先生の恐ろしげなルール説明を受けたあとでスタート。 もうすでにスタート地点で涙目の子どももいたりしますが、全員無事に戻ってきました。 ちなみにこの肝試しの大事なルールは二人で手をつないで、その手を放さないこと。 しっかりとみんな手を握りあって帰ってきました。はじめはドキドキな様子だったけど終わって見ればまたまた笑顔大爆発でした。 そして、夜・・・。 実物投影機に思う・1
7月になってから、2回のキャンプがありました。
一つは答志島での全校キャンプ(2泊3日)。 もう一つは美杉小との5年生の交流キャンプ。これは美杉町内の「美杉ビレッジ」で行いました。ねらいや重点はそれぞれ異なってはいますが、共通していることもあります。 それはキャンプとはいえ、体験活動を自分の言葉でまとめるという「自己表現の時間」を確保したことです。 答志島での活動は大半が感動的な体験活動でしたが、初日も、二日目も、食後、作文タイムを取りました。その日にあったことを、臨場感豊かに作文に書きました。いくら感動的な体験であっても、数日の日を置いてからまとめるとどうしても観念的になってしまい、リアルさが乏しくなります。宿で子どもたちが鉛筆を持って原稿用紙のマスを埋めました。 5年生交流は水生生物の学習を行いました。雨天のため、川での活動はできなくなりましたが、その代わり講師の先生が水生生物を近くの川で採集してきていただきました。それを見ながらの学習です。 この時に役立ったのが実物投影機(L-1n)です。この機器を美杉ビレッジに持ち込んだのは子どもたちが書いた用紙を見せながら発表させるためでした。そのことにも使いましたが、それよりも水生生物を拡大して投影したことは本当によく分かりました。毎日、学校で実物投影機を使っており、その良さは十分に分かっているつもりでしたが、1cm前後の小さな生物を大きく拡大して投影すると、生物の形や動きがまるで手に取るように分かります。写った映像を講師の先生が指さしながら、説明してくれます。 図鑑での学習よりもはるかに分かりやすい。いや、図鑑どころか、実物が小さいので、少人数とはいえ全員が同時に見ることはできません。仮に一人ずつ実物を見ても、「見る」ということだけで、「分かる」には至りません。「分かる」ためには「見ながらの説明」が必要です。それが可能なのは、実物投影機で拡大した場合だけです。 実物投影機のすごさを再確認しました。 下の写真は頭と触覚を出しているところがはっきりと分かります。これは肉眼で見ることは不可能でした。 実物投影機に思う・2
先に書いたように、子どもたちが発表するときも、実物投影機は活躍しました。
子どもたちは一人ずつB4サイズの用紙に、水生生物について学んだことをまとめます。そして15名全員が発表します。実物投影機がなければ口頭での発表になり、発表する内容があまり伝わりません。 ところが、黒板のスクリーン(木の黒板だったので持参したマグネットスクリーンは使えません。白い模造紙を使いました。十分です)にまとめの原稿が写っているので、その中からいくつかにしぼって発表すると、発表者も気が楽です。文字が聞き手に伝わっているという安心感がありますから。聞き手は顔を上げてスクリーンや発表者の方を見ています。当然、集中力も高くなります。聞き手の興味をも引きつけます。 実物投影機の利点はこれだけではありません。かなり光学の倍率が高いので一部分をクローズアップして見せることが出来るのです。子どもたちの発表の後、聞き手が挙手して感想を言います。子どもの感想の後、私も全員にコメントを付けました。その時、発表原稿の一部をアップにして写してもらいました。 たとえばこんな場面がありました。ある児童が「鮎はケイ藻を食べていると教えてもらいました。今年はケイ藻が少ないので、鮎は小さいです」とまとめに書いてありました。 私は次のようなコメントをしました。「講師の先生に教えてもらったケイ藻という言葉をさっそく使っているのがいいですね。翔太君はそれだけではありません。今年は鮎が小さいということをお父さんから聞いていたようです。その時にはケイ藻という言葉はでてこなかったようですが、昨日教えてもらったこと、つまり鮎はケイ藻を食べるということとお父さんが話していた『今年の鮎は小さい』と言うことをつなげて、書いています。それが『今年はケイ藻が少ないので鮎は小さいです』というところです。このように教えてもらったことだけをまとめるのではなくて、すでに知っていることと関係づけてまとめができたところがたいへん素晴らしい」と。私は模造紙のスクリーンに大切なところをアップで写してもらいながら、このコメントを言いました。 このようなことは、仮に事前に子どもの原稿をマス刷りして全員に配ってあったとしても、その中の一部に子どもを全員集中させることは難しいです。実物投影機を使うと、それが簡単にできるのです。大事なところをさらに大きく写すというシンプルな作業をするだけです。シンプルであるからこそ、操作する方も、聞く方も分かりやすいのです。「シンプル イズ ベスト」と言えるでしょう。 写真上:黒板に写っている「まとめ」をしっかりと見ていることが分かります。 そばうち・2
のばすのも、切るのも、むずかしいです。
でも、多少太くても、手打ちそばのできあがり。 そば打ち・1
太郎生の「清貧庵」というそば道場でそば打ち体験をしました。
発表・2
書いた文字を見ながらの発表は分かりやすいです。
文字があると、聞き手は内容の理解がしやすいのです。言葉だけなら聞き落とすことも、文字があると目で確認できます。 子どもたちの発表後、大人がコメントを入れました。特に、よかったところを。子どもたちが気づかいことをコメントすることで、まとめる手法が身につけばいいと思っています。 そんなとき、子どもたちが書いたまとめの中の一部をクローズアップして投影します。こうすると、さらに焦点化できます。「伝える側」も、「聞く側」も、双方にとってメリットが大きいのです。 発表・1
5年生交流の二日目は前日のまとめを発表します。一人ひとりがまとめたものを全員が発表します。
実物投影機とプロジェクタを学校から持って行きました。それを使ってのプレゼンテーションです。 5年生交流・11
上の写真は、この交流キャンプを象徴する文字「友」です。
見えますか。 5年生交流・10
キャンドルサービスです。
ストロボをあえて発光しないで撮りました。雰囲気が出ていますか。 5年生交流・9
ゲームの様子です。
5年生交流・8
ゲームは大いに盛り上がりました。汗をかくほど動きました。涙はないけど、笑いがいっぱい。
5年生交流・7
天候が悪かったため、野外でのキャンプファイアはできません。そこで、講堂でのキャンドルサービスとなりました。とてもいい雰囲気でした。リーダーの山野さんが楽しく進めてくれました。
5年生交流・6
夕食は子どもたちが喜ぶ献立のバイキング。
食事の準備をしていただけるのでありがたいです。 |
津市立太郎生小学校
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