最新更新日:2010/06/11 | |
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ええわて太郎生
3月14日、津市の市民音楽祭が白山町で行われます。そこへ「ええわて太郎生」という特別編成のグループが参加し、太郎生小学校の校歌などを歌います。その練習が12日、夜行われました。
小学生の子どもたちはいつものように、背筋を伸ばして、リズムに合わせて体をゆすり、しっかりとした目つきで歌っていました。小学生には歌い慣れた校歌。譜面は必要ありません。大人の皆さんは楽譜を見ながら、これまた元気よく、そして何よりも楽しみながらの歌声でした。 14日の出番は午後1時です。場所は白山総合文化センター。お聞きになりたい方はぜひどうぞ。 閉校までの仕事日記(3月12日)
「必ず行かせてもらいますでな」
保育園まで書類を届けに行く道中、「先生、忙しいですやろ。淋しなりますな。21日は、必ず行かせてもらいますでな。」と声をかけていただきました。老人会のメンバーとして、運動会やふれあい集会など学校行事には必ずおこしいただいています。一口に閉校式とか閉校記念行事とか言いますが、参加いただく皆様の一人ひとりの思いがあります。それを大切に準備を進めたいと思っています。 今日もお寄せいただいた皆様のメッセージを紹介します。当日は、メッセージを印刷して読んでいただけるようにと思っています。 学校が閉校になるのは、本当に寂しい限りです。子どもたちの声や姿からいつも地域に元気や活力が生まれるからです。地域に住む者として大きな灯が消えていくような気がしてなりません。閉校になっても、夢が生まれるような取組を今後も望んでいます。 思い出いっぱいの太郎生小学校です。私は、人生の節目に勤務させていただきましたので、懐かしさもあり、また、淋しさもあります。楽しかったことも嬉しかったことも数多くありました。独身時代から結婚を経て、新婚時代と人生の勉強をさせてもらったように思います。多くの人々との出会いに感謝します。 家にいながらでも、小学校の色々なことが分かる近所に住んでいてさびしい限りです。これからも元気にすこやかに勉強にはげんでほしいです。太郎生っ子、がんばって。 閉校までの仕事日記(3月11日)
今日は出張はなし。ありがたい。
2日前に依頼を受けた「卒業文集用の原稿」を書く。今頃?と思われるかもしれない。確かに、今頃書いている。担任からは「PTA新聞用の原稿をそのまま卒業文集に使ってもいいですか」とのことだったが、私はそうしないで、新たに書き起こした。 私が校長になってからは2回目の卒業式を迎えることになる。昨年度もそうであったが、今年の卒業生についても思い出はたくさんある。卒業生の7人がまだ太郎生小学校の1年生だったとき、私の隣の教室で2・3年生の複式学級を担当していた。太郎生小学校にとっては初めての複式だった。体育は1年から3年で行うこともあり、年間を通してリレーをしていた。3学年で百人一首をしたこともあった。 そして、今、卒業証書を渡すことになった。135年の最後の卒業生として。 お祝いの言葉として、次のようなことを書いた。 ****************************** 七人の皆さんは単に「太郎生小学校の最後の卒業生」というだけではなく、素晴らしい太郎生小学校のDNAを持って卒業するということを誇りに思ってください。しっかり話を聴ける、集中して勉強できる、心を一つにした合唱など、どれも太郎生小学校が伝統として先輩から引き継いできたことです。七人の皆さんも努力した結果、太郎生小学校のDNAを体の中隅々にしみこませて卒業していくのです。 ****************************** 「太郎生小学校のDNA」などという、おおげさな言い方を恥ずかしげもなく使ってしまった。しかし、私は太郎生小学校を預かる職責にあるものとして、自信を持って太郎生小学校のDNAという言葉を使っている。子どもたちの話を聞く態度や物事に取り組む集中力は際だって素晴らしい。それは授業風景や卒業式などの練習の様子をみれば誰もが納得できることであろう。 そのDNAは天性のものではない。太郎生小学校の職員が「当たり前のことを当然のように指導してきたこと」とそれをまっすぐな心と目で受け止めてきた子どもたちがいたからだ。さらに、小学校の指導を信頼し、子どもを励ましてくれた保護者の力も大きい。 先輩たちの態度を見てきた子どもたちは、「自然と」当たり前のことを当たり前のように学んでいった。これが私が思うところの太郎生小学校のDNAである。 その姿は、卒業式や閉校式でも見てもらえる。子どもたちの合唱を聴いてほしい。子どもたちが座って、大人の話を聞く態度を見てほしい。私が言うところの太郎生小学校のDNAを皆さんの目でみていただきたいと思う。 ※写真の下は高校生。職員室に声をかけてから遊んでいた。ふと、運動場を見ると、トンボを使って、遊んだ後を整地している。ここにも太郎生小のDNAがあった。 閉校式・閉校記念行事に向けて(3月11日)学校長から閉校式・閉校記念行事の記念誌やDVD等を入れる袋の注文を「全権委任」されました。めったにないことです。表のデザインは、内緒ですが、すてきです。ただ、大きさが問題です。角2が定番だそうですが、それでは記念品が全ては入りません。さらに大きめの角1にしました。角0があるというのも初めて知りました。 さて、地域の皆さんや中学生・保護者の方々からの申し込みを締め切りました。(と言ってもまだ申し込みをいただくのですが)250名ほどの申し込みをいただきました。総勢400名ほどが集っていただくことになりそうです。 少し、お便りを紹介させていただきます。 太郎生小学校の皆さんが唄ってくれた校歌は、素晴らしかった。あの声は、今も心の中で響いています。退職の時、皆様から祝っていただいたことも一生忘れられない思い出のひとつです。本当にありがとうございました。 太郎生小学校の閉校は、淋しい限りです。時代の流れで仕方のないことだとは思いますが、子ども達の姿が見えなくなると淋しくなるでしょう。先生方もお忙しい中閉校の準備は大変だと思います。ありがとうございました。 皆様からの心温まるお便りを読みながら一日一日を過ごしています。 ※写真は今日の全体練習から。これは閉校式の合唱練習です。卒業式と平行しての練習です。でも、子どもたちは見事に切り分けています。それは見事です。 DVD完成
DVDが届きました。DVD−Rではなく、プレスしたものです。
元校長の益川先生が撮影し、編集していただいたものです。90分間あります。 主にこの1年の記録ですが、過去の入学式や卒業式の様子も少し入っています。 太郎生小学校を最後として退職された益川先生は、その後、パソコンを使ったビデオ編集を始められました。太郎生小の記念DVD制作のために高性能PCも、デジタルビデオカメラもそろえたとのことです。 太郎生小学校を支えていただいているお一人です。 閉校式・閉校記念行事に向けて(3月10日)
3月21日(日)の閉校式・閉校記念行事に向けて準備を進めています。今は、参加いただく方の名簿作成中です。太郎生小学校にお勤めいただいた、教職員の皆様から続々とお返事をいただいています。現在、45名の先生が参加の連絡とメッセージを、残念ながらご出席いただけない先生方からもお断りの連絡とメッセージをいただいています。ご紹介をさせていただきます。
大学を卒業して22歳の社会人としてのスタートが太郎生小学校の勤務でした。子ども達や保護者の皆様に支えられて自然豊かな太郎生の地でたくさんのことを学ばせていただきました。今の私があるのは、太郎生小学校のお陰です。心から感謝いたします。本当にありがとうございました。 白い雲、青い空、木の緑、太郎生小へ勤務のころ、毎日見ていた色あざやかな風景がなつかしく思い出されます。当日都合悪くて参加できません。すみません。 自然に恵まれ生き生きした子どもたちとともに、穏やかな日々を過ごさせていただいたことを思い出します。学校が閉校になるのは、本当に寂しいですが、統合された今後の美杉小のますますの発展をお祈りします。 今も、地域の方が参加の名簿をお持ち下さいました。実は、今日は、申込の最終日です。まだまだお届けいただくように思います。 閉校記念行事・・・・・お楽しみです。ご満足いただける内容です。以上、新任教頭の閉校日記です。 運動場の周囲の土手は白くなっています。雪です。寒いです。 閉校までの仕事日記(3月10日)太郎生小学校の閉校に際して、「閉校記念事業実行委員会」が昨年の秋、組織されました。津市議会での条例改正をうけてのことです。委員長は太郎生自治会連合会の会長です。PTA会長と学校側が副会長になり、事務作業は学校が行っています。 その実行委員会として、閉校記念誌、閉校記念碑、そして閉校記念CDなどを作ることになり、その作業を進めてきました。 今回は「閉校記念CD」について触れてみます。CDには子どもたちの合唱を収めています。太郎生小学校の子どもたちの歌声のことはこれまで何度も、何度も取り上げてきたように素晴らしいです。そこにはハーモニーがあるわけではありません。コンクールに入賞したわけでもありません。合唱団に入っている児童は一人もいません。でも、心を一つにした歌声は、多くの人の感動を呼びます。 このサイトの右フレームの下の方に、歌声をデータで置いてあります。聞いていただけます。 子どもたちの歌声をCDに収録するに当たり、録音は学校でせざるをえませんでした。外部の業者に録音を依頼すると、かなり経費がかかり、予算を超えてしまいます。また、子どもたちの練習も、夏の七夕集会、秋の地区秋祭り、そして卒業式と、時期がずれています。それをまとめて一度に録音することは練習の関係で無理です。また、予算がついた時期にはすでに合唱の発表会が終わっていました。 学校ではPCMレコーダーと外付けのマイクを使って、録音しました。練習の様子も録音していましたが、録音のための時間を設定するのが難しく、最終的にCDに収録した13曲はいずれもライブ録音をした音源を使うことになりました。 今年度の七夕集会、秋の研究発表会、うたおにコンサート、そして昨年度の卒業式での歌声を入れました。当然、会場のノイズはあります。ピアノではなく、エレクトーン伴奏になっているのもあります。でも、ライブならではの子どもたちの張り切った歌声があるのです。音楽の先生も、ライブの音の収録にOKを出してくれました:-) CDケースの中のジャケットはカラー8ページにしました。レイアウトはデザインを外注する予算がなく、学校で考えたものですので、見栄えはイマイチです。ご勘弁ください。限られた時間と予算の中での作業なのです。市販CDのようにはもちろんできません。でも、CD−Rではなく、プレスをしているものですから、互換性や保存性は市販品とは何らかわりがありません。 平成21年度(20年度の卒業式も)の太郎生小学校の子どもたちの歌声がCDで残ることを嬉しく思っています。このCDは、閉校記念誌と合わせて、太郎生地区の皆さんには式典後、自治会長さんを通して全戸に配布します。また、太郎生地区以外の皆さんについては、閉校式に参加していただいた皆さんにお渡しする予定です。 マニアックな情報も少し。録音機材はH4nとAT822です。96/24ではなく、少し落としています。1時間以上の収録をするためです。ソフトはSoundEngineです。愛用のソフトとなりました。スタンドはソニーのB−301(30年以上前に購入したもの) 写真の上は収録の様子。 下の写真の奥にマイクスタンドがちいさく見えている。この時の録音はCDに入っている。 閉校までの仕事日記(3月9日)
昨日、津教委の方が3人来校。閉校式と閉校記念行事の打ち合わせ。体育館へ行き、実際の動きを確認した。受付が混乱しそうなので心配。テントを2張り使う予定。
太郎生地区全戸に配る閉校記念誌と記念CDは、当日、渡さないで、自治会長さんを通して配っていただくことになっている。太郎生以外の皆さんには21日にお持ち帰りいただくことにする。 封筒と閉校式・記念行事の式次第もPDFで確認した。 今日。9日。美杉中の卒業式。私が小学校の2年生の時に担当した子どもたちが義務教育を終えて中学校を巣立っていった。落ち着いたいい卒業式だった。 卒業式から戻ると、体育館での在校生練習が続いていた。人数は少ないが、とてもいい歌声が響いていた。表情も素晴らしい。何度見ても素晴らしい。 午後、卒業生二人が小学校に挨拶に来てくれた。後期の受験が終われば、小学校の運動畳に遊びに来る子どもたちも増えるだろう。中学生(もう卒業しているけど)が小学校に遊びに来ると、小学生は喜ぶ。中学生が優しいから。中学生と先生たちとも気楽に話すことが多い。小学生と中学生がこんなに仲がいいというのは珍しいかもしれない。 印刷所にFAXを送り、式次第の校正直しを依頼する。教委とも、式次第の内容について確認する。仕事が確実に進んでいる。 ただ、閉校記念誌は布張りで箱入りのため、製本に時間がかかるとのこと。場合によっては19日、卒業式の午後、袋詰めということになるかもしれない。19日の午後は体育館での椅子並べという仕事があるので、できれば袋詰めを早めにしたいが、それまでは卒業式の仕事も入っており、簡単ではない。 卒業式だけでも、仕事が多い。それに加えて、これまで誰も経験したことのない「閉校式」の仕事を並行して進めなければならない。子どもたちへの負担が増えすぎないことを常に考えているところ。 夜、バス停のことで心配なことがあり、該当地区の保護者が全員集まってくれた。そして話し合い。終始、いい雰囲気で話が進む。わが子の安全は親が守るという基本をしっかりと分かった上で、親や学校が何ができるのか、子どもをどのように育てていくのかということを話し合った。こんな保護者の姿を見ていると、学校としてもさらにがんばりたいと思う。 卒業式の練習
話を聞いている在校生です。
寒い体育館ですが、1年生や2年生の子どもたちもしっかりと話を聞いています。 この話をしっかりと聞くことができる子どもたち。これが太郎生小の特色ある教育の原点です。 だからこそ、合唱も素晴らしいし、2泊3日の離島体験もできました。研修が前向きなのも、こんな子どもたちと毎日向き合うことができるからです。 またまたブログにこれはいうまでもないことですが、子どもたちや保護者に対する評価なのです。保護者の皆さんや子どもたちとともに、ありがたく受け止めさせていただきたいと思います。 似顔絵・3
下は似顔絵を描いている「画家の卵」たち。
モンマルトルの丘で描いてもらいたいなあ。 似顔絵・2
似ていますよね。
似顔絵・1
卒業式には6年生の似顔絵を体育館に飾ります。太郎生小の恒例の飾り付けの一つです。
4・5年生が床にはいつくばって描いていました。 3月第一週土曜日の風景
今日は、土曜日。
サプライズ作成のため、10時過ぎに学校に行ってみると・・ 校長先生の車が止まっており、6年生の先生の車も。 児童玄関も開いています。 職員室のストーブはすでに赤く燃えていました。 校長先生は校長室でお仕事中。 聞けば6年生が、文集の仕上げや卒業式のテーマ制作のため全員登校しているとのこと。 6年教室に行ってみると、みんなでワイワイ楽しそうにそれぞれの作業に取り組んでいました。 卒業式まであと2週間たらずです。 「大変だろうなあ」と思う一方で「休日に全員出てきて作業をするのもいい思い出になるかもなあ・・」と楽しそうな6年生の様子に思ったりもしました。 というわけで、サプライズ制作にかかりました。 けれども、なかなか作業が進まず、そのたびに「すいません、校長先生○○を探して下さい。」と頼りっぱなし。 校長先生はそのたびに「はい、○○ね。」と仕事を中断して探して下さいました。 おかげでなんとか2つできました。 「こんなにいろいろ手伝う校長はおらんで。」と校長先生。 ついつい、いつもの毒舌で切り返してしまい、ここは素直に「本当にそうです。ありがとうございます。」と返せばよかったと後悔しながらの帰路につく「若手」でした。 というわけで、サプライズの制作作業はぼちぼち順調に進んでいます。 閉校までの仕事日記(3月6日)例のサプライズに手間取っている。優秀なスタッフに権限を委譲したはずなのに、20分に一度ぐらい、「校長先生、○○がほしいのですが」という声がする。その度に自分の仕事を中断して○○を探して送る。こんなことが数度繰り返される。 たった6個を作るだけなのに、かなりの手間をかけている。これも仕事のうちとあきらめる。若手を育てるには忍耐が必要:-) 印刷業者から、閉校記念行事のしおりと封筒のPDFが届く。これは教頭の仕事。任せることにしよう。月曜日に判断をしたらいい。なかなかいいデザイン。ご期待を。 さて、遅れていた中学生の練習用のCDを作る。1曲はituneからダウンロード。150円。もう1曲は、太郎生の文化祭でのライブ録音。でも、もう1曲がどうしても見つからない。「さよならは言わないで」(三浦真理)が見つからない。 とりあえず2曲のCDを作る。とはいっても、ituneからダウンロードしたものはそのままではCDにできなかったので、フリーソフトで変換する。ややマニアック。できたCDをさらにカセットテープに入れる。これで、スクールバスで朝、流してもらえる。運転手さんにお願いしよう。 ちゅうでん教育助成の報告書、完成。この資金はオリジナルTシャツや記念DVDのプレスに使わせてもらった。ありがたい。 野中伸行先生の「風に吹かれて」というブログに驚く。ここまで書いてもらっても良いものだろうか。山の手南小と同じ脈絡の中で採りあげていただいていることに、うれしさ、気恥ずかしさ、おこがましさがある。 野中先生の洞察力、文章力にはただただ敬服するのみ。いったいどれだけ勉強されたらこんなことが書けるのだろうかと、日々のブログから思う。私の目標とするところである。 夜、太郎生地区の自治会長会におじゃまする。閉校記念行事関係のお願いをさせていただいた。 野中先生のブログに私はその野中先生とは何も面識はありません。ただ、野中先生の著書を何冊か持っており、野中先生のファンです。そのブログはいつも読んで、勉強しています。影響を受けています。 その野中先生に「たろうっこ」を送ったところ、ブログで紹介していただきました。 保護者の皆さん、「本物の教育がある」と書いていただいています。太郎生小学校の教育をそのようにとらえていただいていいる方がいるのです。 38人
この写真が全校児童です。38人です。
でも、その歌声は体育館に響き渡ります。卒業式や「閉校記念行事」で聴いていただけます。閉校記念行事への参加を希望される方は、学校にお知らせください。 正面を見る
「正面を見る」という当たり前のことができる子どもたちです。
練習
3月5日、卒業式のための練習が始まりました。体育館に入ると、1人だけの声が響いています。体育館にたった1人だけの6年生の声が。それを在校生の子どもたちがじっと見ています。次に6年生の別の児童がまた1人ですこしのフレーズを歌います。音楽の先生は体育館の端におり、声の響きを聴いています。なんと、6年生は1人ずつ歌っているのです。
その後、全校児童による呼びかけ練習が始まりました。続いて歌の練習が。 一番を全員で歌った後、2番に入ると、なんと突然、個人を指名し、1人で歌わせるのです。高学年だけではありません。2年生の子も指名されます。 体育館での全校練習において、1人の児童が指名され、その児童はなんのためらいも見せぬまま歌い出すのです。もちろん心の中では不安やドキドキがあるでしょう。 太郎生小学校ではこんな練習がされているのです。 太郎生小学校の子どもたちは先天的に歌が上手ということではありません。何年もかけて、このような指導が可能な状態にしてきたのです。ここには一人ひとりが歌に対する自信と共に、お互いの強い信頼関係があるのです。 こんなにも質の高い練習をしている子どもたち。厳しく鍛えられることを、むしろ誇りに思っているのです。 職員はこれでも満足していません。全校練習が終わった後、職員室では給食に手をつけずに子どもたちの反応について議論をしています。 こんな職員にして、太郎生小学校の子どもたちがあるのです。 後ろ姿も、すくっとしています。この2年間、全校児童が集まった場で、職員が「静かにしてください」とか「姿勢を正して」「背筋を伸ばしなさい」という指示をしているところを見たことは私の記憶にある限り一度もありません。 休み時間などはわいわい遊んでいても、全員が集まったときは姿勢良く話を聞くということが「当たり前」になっているのです。 歌う
歌う姿がこんなにも感動的なのか。
写真からは音はでない。声も聞こえない。 しかし、この顔。この目。この口。そして太郎生小学校の子どもたち。 そこには歌がある。心を一つにした歌がある。 |
津市立太郎生小学校
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