最新更新日:2010/06/11 | |
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英語
校長室にいると、会議室から英語が聞こえてきます。カメラを持って見に行きました。すると、美杉中1年生3人が黒板に英語を書いて勉強をしているようです。相手をしているのは、6年生の時の担任と英語が得意な太郎生小の職員。
英語カルタの整理も手伝っていました。 中学生が気安く母校である小学校に来てくれるのは、うれしいことです。一回り大きくなり、中学生らしくなったところを見せながらも、小学校に来て話をしてくれるのは教師冥利といえますね。 でも、残念ながらいつまでも母校があるわけではありません。楽しそうな中学生を見て、ちょっと寂しさを感じてしまいました。 真剣
4年の理科、ヒョウタンの学習の様子です。子どもたちは真剣です。
ヒョウタンの不思議教頭先生は、実物投影機を使って教えていました。事前に写してきたデジカメ写真を実物投影機で大きく映して、それを見ながら、子どもたちに考えさせています。教室を出てプールの所に行けば、実物のヒョウタンがあります。こんな場合、ICTを使った学習と実物の学習とのすみ分けをどのようにしたらいいのでしょうか。 以下は私の考察です。可能であれば一度でも、二度でも、本物のヒョウタンがぶらさがっているところを見ないといけません。そして、ヒョウタンの重さや大きさを自分の手で確かめるのです。 同時に教室で学習するメリットも大きいと思います。それは机やノートがあり、子どもたちは集中して考えます。フィールドでの学習はどちらかというと、個別の観察や個別の作業が多くなります。それに対して、教室ではみんなんが一点に集中して考えることが出来ます。つまり課題を全員が共有できるのです。 教頭先生の授業では、ヒョウタンが付いているその向きが問題になっていました。上向きか、下向きか。黒板のスクリーンに映っているヒョウタンのそばに本物のヒョウタンを持って行って、重ねて見せています。こうすることで、スクリーンのヒョウタンが限りなく本物のヒョウタンになるのです。実在感が強くなるともいえるでしょう。 フィールドでの学習は一見、よさそうですが、全員に理解させることは難しい所があります。子どもたちの興味もバラバラですし。ある子はアリを眺めていることもあるし、ある子は駐車場を見ていることもあるでしょう。 意図的に写真を撮っておき、それを大きく提示して見せて考えさせるという授業スタイルには実物投影機はたいへん役に立ちます。簡単にいうと、わかりやすい授業ということです。 練習2女子はハンディをもらって前からスタート。 いい中学生です。受験勉強、しっかりがんばりましょう。 受験勉強に疲れたら、小学校に遊びにきてください。 練習1
4日の午後6時を過ぎた頃、美杉中の3年生が4人運動畳に顔を見せました。話をすると、太郎生地区の運動会のリレーメンバーに選ばれた生徒がその練習に来たようです。4にんのうち、二人が選手。あとの二人は練習相手でしょうか。
運動場にはトラックの白線が引いてあります。やめればいいのに、物好きな私は、「じゃあ、一緒に走ろうかな」と出張から戻ったままの服装で、ポケットからは携帯やペンなどをい出して、運動靴を履いてトラックへ。 Tシャツの注文を整理していた事務の先生もストップウォッチを持って出てきました(Tシャツは合わせて84着の注文に。電話で値引きを交渉するも、無理)。 野球部に入っていた男子二人はさすがに速い。あっという間において行かれました。女子とはいい勝負。もう少し練習すると、勝てるかもしれない。 上の写真の右から3人目が私。 原宿のお店?
Tシャツを見る保護者。PTA企画委員会終了後のこと。
コメントはあえてしません(^^;) 避難訓練
9月1日、地震を想定した避難訓練を行いました。
教室では机の下にもぐっています。見事ですね。 下は運動場で話を聞いているところ。ヘルメットの後ろ姿を見るだけでも、子どもたちの姿勢がいいことが分かります。 私は持参した本を使って、プレートが下にもぐりこみ、ひずみに耐えられなくなった時に大地震が起こることを説明しました。子どもたち、分かったかな。 さらに「大きな地震は今後、数十年の間には起こる可能性が高いと言われています。皆さんが生きている間に大きな地震が起こるということです」という話をしながら、自分で判断しなければいけないことも言いました。 2学期始業式
9月1日、2学期の始業式を行いました。
38人の児童全員がそろいました。職員も全員、そろいました。みんな元気です。 私は「あたりまえのこと10か条」について話しました。行儀のいい太郎生の子どもたちといえでも、満点ではありません。課題はあります。それは大人についてもいえると思います。子どもも、大人も(職員を含む)、「あたりまえのこと10か条」を守らなければなりません。ルールやマナーを守るということが今、軽んじられています。 モラルは個人の価値観によって異なることがあります。でも、ルールやマナーは自分の価値観ではなく、社会人として守るべきことなのです。 それから、子どもたちが集まったときの姿勢の見事さ。一言も、「きちんと並びなさい」とは言っていません。集まると、背筋を伸ばして、正面を見るというマナーが守れるのです。 学校便り
8月31日、久しぶりの学校便りを書きました。9月1日に発行する第86号です。
ところがなかなか書けません。調子がでないという状態なのです。85号を発行したのは8月12日。ほぼ20日ぶりです。書くネタはあるはずなのですが、うまくいきません。文章も、レイアウトも。学校だよりに1時間以上かけることはこれまでもしていませんから今回も1時間で切り上げました。 ほぼ毎日、書いていた学校便り。それがたった20日ぐらい休むだけで、カンが戻りません。この20日間、文章はかなり書いています。研究紀要の原稿もいくつか書いています。なのにこのていたらく。 毎日、鍛えているバレリーナは3日練習しないと、他の人から分かると言われるようです。学校便りは、長期休業の後は、自分でヘンだなあと思うことがありました。 4,5年生の学級PTA
午前中は環境整備作業、そして午後は4,5年生の学級PTA。
4,5年生の保護者の方にとってはかなり大変な日程だったのですが、11人全員のおうちの方が参加して下さりケガもなく無事に終わりました。 はじめはドッジビー。親子混合で縦割り班対抗での第一試合のあとは、親子対抗戦。 お父さんの投げるかなり速いビーをしっかりとキャッチする子、お母さんにバシュッとあてちゃう子。結構迫力がありました。 そしてその後キックベース。これも親子対抗です。親チームの打順はなんと歳の順!「え〜〜私、ここ??」と言う声が聞こえたりしてなかなか楽しい。 試合の方は5回までで戦ったのですが親チームの勝ち。それで終わるはずだったのですが子どもたちから「もう1試合!!」という声があがり3回までということでもう1試合しました。最後は子どもたちのなんとサヨナラ勝ち。 子どもたちも、お父さんお母さんたちも笑顔でした。 保護者の方々、お疲れのところ本当にありがとうございました。 環境整備作業・2
今年はいろんな行事が最後になります。
この作業も、保護者の皆さんはこれまで何度も何度も出ていただいたことと思います。10回前後の方もたくさんいらっしゃるはずです。私自身は、保護者としても、職員としても、出ており、十数回になります。 この仕事が終わると、夏休みが終わりだなと実感します。 誰一人、ケガなく、作業を終えていただきました。何よりです。お疲れ様でした。ありがとうございました。 環境整備作業・1
8月29日、夏休み最後の週末にPTAの皆さんが出て学校をきれいにしていただきました。出席者は全員と聞いています。
日頃、職員や子どもたちだけでは手が回らないところの作業をしていただきました。ありがとうございました。 太郎生小オリジナルTシャツ
太郎生小学校の職員は、7月の答志島宿泊体験の際、学校の名前が入った特製Tシャツを作成しました。
そのTシャツを購入したいという声を聞きましたので注文を取らせていただきます。太郎生小学校という英語表記の下に大きな口で歌を歌う児童が二人います。そのバックには太郎生小学校の校章がデザインされています。下には学校が創立された年「SINCE1875」という文字が入っています。 色は8色です(品切れの場合があります。その時は個別に連絡します)。生地はポリエステルです。大きさはS・M・L・XLの4種類です。大きさの見本は学校にありますので、必要なら見に来てください。外国製のTシャツですから、大きめです。 このTシャツは保護者の皆さんに個人的に購入していただくわけですから、何かの行事の時に「使ってください」ということはありません。個人の判断での使用ということになります。 代金は1枚が1700円です。申し込みの時に、古封筒に代金と申込書を入れて、小学校の中林か、前田までお届けください。申込書は9月1日に配ります。 締め切りは9月4日(金)です。運動会に間に合わせるために、締め切りが早くなります。ご了承ください。 ※太郎生小の保護者以外の方でもしもご希望の方がいらっしゃいましたら、メールでご連絡ください。noritaka@ztv.ne.jp へ。 ※印刷の色は一色で、白色です。写真の上は黒のTシャツの場合です。印刷はシルクスクリーンという本格的なものですから、洗濯も大丈夫です。英語表記は訂正します。 学力テスト
全国学力テストの結果が発表されました。
産経新聞にこんな記事がありました。 ******************************* 過去のテストで小学校が41位(昨年)、45位(1昨年)と低迷、橋下知事の大号令で学力向上に取り組んできた大阪は、小6は34位、算数だけなら28位にまで浮上した。 府では昨年10月、橋下知事の意向で、陰山英男・立命館小副校長らが教育委員に就任。府教委は陰山氏の教育理論に基づいた「百マス計算」「漢字の反復学習」に加え、弱点を見極める独自の「つまずき調査」をセットにした教材を作成。始業前などに毎日10〜15分間、取り組ませた。反復学習は3月末までに小学の91%、中学の73%に広がったという。 陰山氏は「実質2カ月の取り組みで、これだけの結果が出た。1年後には、12〜13位までは十分射程内だ」と自信をみせる。 http://sankei.jp.msn.com/life/education/090827/... ****************************** 太郎生小では今年の2月からパワーアップタイムを行っています。授業開始前の10分を使っています。その内容は、陰山先生の実践に学んでいます。 大阪府は知事、府教委というトップダウンで進んでいます.それに対して、太郎生小は現場から、つまりボトムアップで取り組んでいます。さらに太郎生小は小規模校という大きなメリットがあります。 太郎生小の学力アップに必ず寄与していると考えています。自信を持って、今後も取り組んでいくつもりです。 講演(と実習)
8月27日、伊賀上野市で県教育委員会の講演会がありました。
講師は平岡令孝氏。冒頭「私の話を聞いた方は、聞いていない人よりも長生きできるようにしたい」と言われました。50代後半の参加者はうなづいています。 長い時間、講演に拘束するわけです。本来はこうでなくてはいけないと思います。長生きはともかく、「話を聞いてよかった」とみんなが腹の底から実感できるような講演会であるべきです。 平岡氏の持ち時間は2時間30分。一人の講師の話としては長いです。後半の1/3は実技でした。そのため、長いと思うことはありませんでした。たいへん有意義でした。話を聞いてよかったと思いました。話が極めて具体的で、しかも説得力があるのです。 話の合間に、いろんなエピソードを紹介します。それがトップアスリートのことばかり。平岡氏はご自身も、三重県の走り幅跳びの記録を17年間も持っていたとか。46歳の時にまだ100mを11秒台で走ったとか。 エピソードに出てくるのは、「世界陸上で先輩の室伏広治さん……」「アトランタの選手村での食事の様子」「小谷実可子さん」「カールルイスの足に針治療をしたとき」というような、新聞記事になりそうな話なのです。 途中、メールが勤務校の教頭先生から届きました。新型インフルエンザについての市教委の対応のことです。学校は勉強するところですが、インフルエンザへの対応も大切な仕事の一つとなりました。なにしろ「安心・安全」が大事ですから。 会議は短く
8月26日、職員会議を行いました。
9月の行事、運動会のこと、ふれあい集会のことなど2学期のことが主な議案でした。 私の方からは、「あたりまえのこと10か条」を提案しました。「名前を呼ばれたら返事をしましょう」などという、当たり前のことを当たり前のように守るという指導を強調したいと思っています。心構えではなく、行動レベルの指導です。2学期の始業式で話します。「たろうっこ」にも掲載予定。 午前9時から11時までの2時間でした。 その後、研修会。模擬授業の検討を行いました。 会議が長引くのは提案が悪いか、司会が下手か、どちらかです。幸い太郎生小の会議が長くなることはありません。「会議は短く、実践は楽しく」をモットーにしています。 汗
8月23日(日)は地区の出合い仕事がありました。これは近所の自治会で、上水道や下水道の施設近くの草刈りをするというものです。草刈り機を持ち寄ります。午前8時から午後3時頃までかかりました。
ひさしぶりのたっぷりの汗をかきました。こんなとき、思わず「気持ちいいなあ」と思うことが何度かありました。さて、どんなときでしょうか。冷たい水を飲んだときでしょうか。休憩という声がかかったときでしょうか。 それは、汗がおちる体を心地良い風が吹き抜けるときです。きっと皆さんも経験があると思います。風は時々しか吹いてきません。だからこそ、心地良いのです。ほんの数秒間の至福です。 夏の便り
夏休みの宿題に「先生にはがきを書く」という宿題を出しました。子どもたちの夏の便りには、旅行に行ったことやプールに通って真っ黒になったこと、泳ぎがうまくなったこと、甲子園で高校野球を見たことや、映画を見に行ったこと、ソフトの練習をがんばっているというものもあれば、中には蚊にいっぱい刺されて大変だというのもありました。そして、さすが小学生の夏休み!「宿題がのこっているので大変です。」というのもありました。終わったかなあ?
子どもたちに返事を書きながら思ったのですが最近、はがきを書く機会がありません。ほとんどの用事は携帯やPCのメールで済ませます。年賀状もみんな印刷ですし、表書きも最近は印刷。子どもたちからもらう年賀状も印刷であることが増えました。宛名も文章も手書きでしっかり書くのは大変だなあ・・とあらためて思いました。きれいな字でしっかり書いてくれた4,5年生の子どもたち、偉いです! 9月1日、元気な子どもたちの顔を見るのが楽しみです。 仕事日記(8月19日)
県の小学校校長教育研究大会が伊賀市で行われました。
午前中は忍者研究家の池田さんの講演です。「伊賀と言えば忍者」という話で始まりました。冒頭、NHKの番組が放映され、その中に池田さんが登場します。新聞にも寄稿するなど、この分野では知られた方のようです。 伝説としての忍者に、現代的な視点から切り込んだ話でした。特に、「情報収集」ということを何度も言われていました。情報を集め、それを分析して戦うということのようです。つまり忍者はたいへん合理的な戦法をとったというのです。 私が興味を持ったのは後半のところです。池田さんは子どもたちに伝えたいこととして、次の何点かをあげました。 ・動植物の観察力を付ける。 ・情報を大切さを理解する。 ・英語力や情報処理力を付ける。 ・日本語や日本文化を学ぶ・ ・コミュニケーション力を高める。 ・体力を付ける。 忍者というローカルな話題から得た視点が、このように広がっていくのです。池田さん自身が、「海外に出るようになってから、日本文化や忍者のことに興味を持つようになった」と言われていました。 午後は分科会。司会は「進行役」ではなく、茶々を入れるタイプの方がおもしろいと思いました。その方が、本音に近い議論ができるから。後半の司会者がまさにそのタイプ。提案者が「地域の方がとても厚意があり、椎茸栽培のポットを持ってきてくれることもあった」というと、すかさず司会者が「ジャマにはなりませんか」と突っ込む。提案者が上品な方だったので、司会者の挑発になることはなかったけど、あそこで丁々発止ができたら、意味のある分科会になったと思いました。 最後は「実践がうまくいっているのは校長先生の人柄」ということがまとめになりましたが、そのまとめ方はちょっと納得いきませんでした。学校のシステムについての考察がまったくなかったからです。 校長の良い意味でのリーダーシップがシステムを作るというのは難しいのでしょうか。 ※写真は水泳。 理解度のギャップ
8月17日の毎日新聞にこんな記事があります。「小学校の教員の61%が、教え子は教科書の内容を8割以上理解していると思っているのに、実際には8割理解している子は20%にも達していない」という内容です。
http://mainichi.jp/life/edu/news/20090817k0000e... 児童が理解していると思っていたはずなのにテストをするとできていないということは担任をしていると日常的に経験します。しかし、そのギャップが40%以上もあるとは! 30人以上のクラスだと、どうしても一斉指導の限界があり、説明するだけの授業ということも起こりうるはずです。しかし、聞いているだけでは子どもたちは理解できません。 この点、太郎生小学校のような小規模では教師と児童の理解度へのギャップは極めて少ないと思っています。いや、思うどころか確信しています。子どもたちのノートは1時間の中で何度も見ることができますし、発言も何回もあります。子どもの理解度が分かりやすいのです。そこで、指導者は理解に時間のかかる児童に対しても、ていねいな指導を行います。個別指導をすることもあります。 つまり毎日新聞のような調査結果は太郎生小学校にあてはまらないと私は確信しています。 授業がていねいになるため、進度が遅れがちです。太郎生小に勤務した職員は、「人数が少ないのに授業が送れる」という感想を持つことがあります。それは一人にかける指導時間が多くなるためです。 実物投影機のようなICT機器を使ったり、パワーアップタイムを充実させることは児童の理解を深め、さらには授業のスピードアップという、相反する課題を両立させる手だてとなる可能性が大きいです。 ※写真はPTA総会の後、パワーアップタイムの模擬授業をしているところ。 |
津市立太郎生小学校
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